日記のようなもの

2018.8.12
ほとんどの日常雑貨が手作りだった江戸時代は、それなりのお値段がするので、物を大事に使っていたそうです。特に江戸の町なんかではいろんな行商人が巡回していたんですって。何故？それは・・・お椀が割れるとそれをつなぎ合わせてくれる業者さん、鍋に穴が空くと穴をふさいでくれる業者さん、傘が壊れると直してくれる業者さん、切れなくなった包丁を研いでくれる業者さん、こんな感じでその場で直してくれたんですってよ。おいそれと買い直さなかった訳です。 衣類なんかも大変貴重で、最後は雑巾にしたり下駄の鼻緒にしたり、それでもダメならかまどの薪代わりに・・・しかも残ったかまどの灰は肥料として農家に高く売れたそうです。ここまで来れば布も間違いなく成仏できます（笑）。 ちなみに、櫛でといた抜け毛はそれを買い取ってくれる業者さんがいたんですって。かつら業者です。抜け毛一本も無駄にしない。事ほど左様に、江戸時代はリサイクルも徹底してたそうです。徹底というか、そうするしか無かった。翻って今はどうですかね。大量生産大量消費の時代です。日常生活品なんかは１００円ですよ、１００円。１００円ショップでほとんどまかなえます。凄い時代です。 碗物ももはやオール１００円ですから、前出の江戸時代のように茶碗が割れたからって、その茶碗を接ぎ屋さんに出す事なんてしないですよね。割れたらさっさと捨てて１００円ショップでまた買う。この方が断然安い。でもですね、東京ではおなじみの東急ハンズ店（・・種子島島民からして見れば、聞いたことも無いローカル店）なんかに行けば、いろんな修理グッズが売っていますから覗いてみてください。 壊れた茶碗を接着する接着剤、折れた傘の骨を補強してくれるブリッジ材、穴が空いたお鍋を塞いでくれるリベット材、穴が空いたズボンにパッチを当てるシール材、破れた皮バッグ補修する補修剤・・・・。 何が言いたいかといいますと、まぁ、財布を堅くすると景気の足を引っ張るかもしれないですが、日常雑貨などなどまだまだ使える物は私はできるだけ修理してだましだまし使っています。以下、過去のページでも既に紹介済みかもしれないのですがご容赦ください。 皆さんは履き慣れた靴を最終的に捨てようと思うタイミングってどの辺りですか？履き続けるうちに自分の足のフォルムにうまくなじんだ靴は捨てるのはつらいですよね。しかし最後は別れも来ます。普段私は紐靴を愛用していますが、靴の表側が穴が開いたりしてぼろぼろになった時に泣く泣く靴を買い換えます。 が、おやおや！という方もいると思います。なぜなら、靴の表より靴底の方が先に減って使えなくなるからです。もち、地面に接していますからどんどんすり減ってゆく訳ですけど、人間、歩くときには癖があるので平均してすり減らないんですよね。私の場合は靴の先のしかも左右靴底の外側から先にすり減ってゆきます。仕舞いには穴が空くので、まぁ普通は捨てることになりますが、一方、残りの大部分はすり減らずに綺麗に残ります。 そこで、大いに活躍するアイテムが「靴底用接着剤」です。東急ハンズ店にはいろんなメーカーの品が置いてありますが、おしなべてどの製品も乾くとそのままゴムになるという優れものです。これを使うと、プラモデルの”パテ”のように、すり減った部分に盛ることで、あら不思議！接着剤が靴底と一体化してすっかりゴム化します。 そんなこんなで、靴の補修を行いました。イコール、靴の寿命が伸びる訳ですよねぇ。ポイと捨てるのは簡単ですが・・・このアイテム、一度試してみてください。   私の場合、靴の先端からすり減ってゆくんですよ。   どの製品も定価はおよそ１０００円前後。   乾くと接着剤がそのままゴム化してなじみます。
2018.7.29
今週末土日は台風関東直撃で荒天！というので、金曜日の夜に２日分の食料を調達して、万事防戦体制をとっていた訳です。したらですよ、日が明けての土曜日、ベランダから空を見ると青空もちらほら、風もそれほど無し。台風前の静けさとはまさにこの事なのかな？的なおだやかな天気だったんですよ。 それでも、テレビの天気予報では台風は依然関東に接近中とにぎわっており、今のうちにと１週間分の洗濯をして部屋干しした後、録り溜めていたテレビ番組を観ながら暴風雨迎える予定だったんですよね。さぁ夜を迎えても雨は降るものの、暴風は無し。明けて日曜日になると既に空はピーカン。台風よ、いずこに？そんな拍子抜けのとり超し苦労に終わった週末でした。 話は変わって、今の住まいの近くには公園に近い緑地帯があって、台風前にはすっかりなりを潜めていた蝉の声が、今日はうっぷん晴らしよろしくガンガン鳴いていて、蒸し暑く猛暑が戻ってきました。本格的な夏の再突入ですよ。 耳慣れしていてもこうもうるさい蝉の声ですけど、緑地帯の小径を歩いてみると蝉のむくろがあっちこっちに転がっています。およそ７年もの間土の中で暮らして、地上に出るとおよそ１週間、子作りにはげんで一生を終える。そんな蝉がですよ、土の中から這い出てさぁこれから空を飛ぶぞ！と羽化しようとするときに捕獲して・・・油で素揚げするんです。   椅子や机以外、足が有る物はすべて食べるという中国の食の世界での話です。蝉は至極普通に食べられているようです。元キャンキャン専属モデルで中国出身の梨衣名さん。梨衣名さんが小さいころ蝉の素揚げをよく食べていたというのはよく知られています。 羽化する前に捕獲するってゆうのはなかなか難しいですが、蝉の抜け殻は前出の緑地帯の木々をよく観るといっぱいくっついています。雑菌がいっぱい居ますんで、まぁ、油で揚げるのが安全でしょう。低温の油でゆっくり揚げてから、塩を振りかけて食べてみてください。 まるで川えび煎餅のようで、お酒のおつまみによいと思います。 と、いい感じの流れで本題に入れます。東京の台東区松が谷に「ＴＡＫＥＯ」というお店が有ります。調理の食材として注目されている昆虫を取り扱っているお店で、またネット通販もやっています。 昆虫はおしなべて、高タンパク低脂肪らしくまるで高級プロテインのよう。未来を見据えると、効率良く栄養吸収ができて大量生産が可能で安価が期待できる優良食料なんですって。そんな未来を先取りしているお店です。 今般、夏を象徴する昆虫といえば蝉・・・蝉がミンミン鳴いちゃって・・・なん〜て、残念ながら蝉じゃ無いんですけど、夏を象徴するもうひとつの昆虫、ちびっ子に人気の昆虫・・・そう「カブトムシ」、カブトムシがラインナップに加わったということで、まぁ、「カブトムシ」を含め、昆虫食材を取り寄せてみました。 まず、ご紹介するお手軽パックがこの「昆虫スナック スペシャルセット」。   スペシャルセットですからね。中身のメンツは？・・・そなんです、”アジアンフォレストコーピオン”つまりはサソリ＋タガメ＋カブトムシのパッケージセット。サソリは昆虫なのか？ん〜、ま、昆虫としておきましょう。ドンマイドンマイ！早速「原材料名」を見てください！塩！そうなんです、味付けは塩オンリー！いやはや、いさぎよいですね。 そして、次のパックです。こっちとりあえずの”押え”的立ち位置でしょうか。「昆虫スナック 幼虫ミックス」。   幼虫ミックスはスタンダードでしょう。こっちのメンツは？ミルワーム＋スーパーワーム＋サゴワーム＋カイコ。ん〜、何の幼虫なのかサッパリですが、何かの幼虫のミックスです。味付けはこっちも塩オンリー！ という訳で、この段階ではあくまで「食材」なので味付けが塩オンリー。このまま食べられるように加工されているようですが、いろんなバリエーションの料理に使えるようになっています。私は今回、単純にカレーのトッピングに使ってみました。違う意味で一堂に会すことは無かった昆虫達をそのままトッピングしただけという超豪華なカレーライスです。    さぁ、食事タイムです。まずはコレ！これはたぶん、たぶんですよ、サゴワーム（調べてみると、」どうもヤシオオオサゾウムシってゆう幼虫らしい）だと思います。食感は？というと・・・ん〜、グミっぽい。旨いのかといわれると微妙。クセはあんまり無い方かな？カレーと一緒だから気にはならないよ。 おなじみ、カブトムシ。カブトムシは食えるってゆう事実に衝撃！堅い甲殻の上に、身がほとんど無い体。だからといってスナックという感じゃ無く、ゴツゴツ”骨っている”甲殻を噛みきる感じ。結果論ですけど油で軽く素揚げ処理した方がよかったかも。 昆虫と言えば必ずといってよいほど登場するタガメ。タガメもカブトムシと同じ感覚。甲殻を噛みきる感じ。塩味でシメているとはいえクセはある。ってゆうか臭味がある。この点、好き嫌いが分かれそう。 サソリ。スナック感覚だけど、味はといわれると特徴が無いです。カレーと一緒だとサソリを食っている感覚は忘れる。 カイコ。カイコもサゴワームと同じでグミみたい。でも、こっちは強いて言えばミルキー。だけど後味が臭い。カレーより勝っちゃってる後味。カラッと油で揚げた方が臭みが消えてよかったかも。 ミルワーム。いわゆる竹虫。竹虫はもうね、こっちはエビスナックと同じでポリポリ食べられるよ。どっちかというといちばんカレーに合う！ってゆうか、竹虫は何の料理にも合うよ。
2018.7.16
本広克行監督の映画「ＵＤＯＮ」が公開される前ぐらいでしょうか、東京に讃岐うどんブームがやってきましたね。種子島のオーソドックスな、いわゆる”ソフトうどん”しか知らない私は、そのゴムのようなコシのあるうどんにびっくらこいたのですよ。 カウンタでうどんを選んで揚げ物トッピングを選んで先精算するスタイル、ネギや天かすはかけ放題ってゆうのも私にとっては新鮮でしたし、なんといっても安さが魅力でした。当時でワンコインでおつりがきましたからね。 でもですね、そんな中、東京のそれもびっくりするぐらい美味いのに、本場四国の讃岐うどんはこんなもんじゃ無いと本場で食べたことがある方々がこぞってそう言うのですよ。 近年になってある先輩が四国高知は室戸岬の「御厨人窟（みくろど）」に行きたいというので、じゃ、私は本場の”本物”の讃岐うどんを食べたいという交換条件出したんですよ。そんなこんなで、晴れて四国に飛んだ訳ですよ。 御厨人窟（みくろど）の話はさておいて、高知から特急に乗って香川の高松駅で降りて、観光案内所の窓口のおねえちゃんに聞いたわけです。「一番おいしい讃岐うどんのお店を教えてください」と・・・。 これって観光客の普通の行動じゃないですか。すると、窓口のおねえちゃんの顔が「あなた、香川くんだりまで来て、なにを血迷った質問をするの？」という、へなちょこ男をさげすむ顔に一瞬なったかと思うと、ニコッとしながら「どこのお店に入っても讃岐のうどんはおいしいですよ」というんです。 結果、どうだったか。駅周辺のお店２店ほど廻りましたが、ある意味、びっくらこいた。驚くほどフツー。安いは安いのですけど、全く普通のありきたりのうどん。同行した先輩も首をかしげる始末。２店とも以下同文でした。 ちなみに、帰りの高松空港で、テナントのうどん屋で再チャレンジしましたが、やっぱ、普通の、何の変哲もないうどんでした。結局、私は「東京の丸亀うどんの方がまだマシ。やっぱり、東京が一番じゃん！」と思いながら東京に帰ることになります。 観光客が訪れる高松駅前のうどん店がことごとくあのレベルじゃ、結局、なんやって讃岐うどんだったなぁと思いながら四国を後にする客って結構いるんじゃないかと思いました。 ま、ちょっと長めの前置きでしたが、ここから本丸です。瀬戸内うどんカンパニーさんが商品化した「さぬきうどん英才教育キット」という子供達と一緒に讃岐うどんを勉強するキットをご存じでしょうか。粉のこねから、出汁の取り方から、一から勉強するキットをネット販売しています。 悪気を込めて言えば、讃岐うどんをもっと全国区にして版図を広げたいという大人の皮算用があって、子供をだしに使っちゃった商品アイテムと言ってしまえばそれまでなんですけど（笑）、讃岐うどんとはなんぞや、他のうどんとどこが違うのか、初心者の私がまずは打ってみよう、そう思ってこのアイテムを取り寄せたんですよ。 したらですね、ビギナーズラックだったのかもしれないですが、東京丸亀うどんも顔負けの、超おいしい讃岐うどんが出来たんですよ！ん？このキットが優れものなのかな？素人である私が打ったうどんでしたが、私の中のイメージする「讃岐うどん」が出来たんですよ。 その様子を順を追ってご紹介しましょう。   ハンドブックや行程シートなど、こども目線のアイテムがよく出来ています。子供達と遊び感覚で勉強できるように工夫されています。 ハンドブックがいわゆるレシピ本になる訳ですけど、讃岐うどんの歴史ページから始まりますよ。   まず、「ほんきコース」と「おてがるコース」が用意されていて、前者が１日以上かけて本物の讃岐うどんに迫るコース。後者が早く食べられるよう半日でできるコース。もち、「ほんきコース」を選択。   箱を開けると、うどん粉（１０食分）＋出汁（こぶ、煮干し、カツオぶし）＋専用醤油＋麺棒という構成。      レシピ（分量）に従って水、塩、うどん粉をボールに入れてこねて団子状にします。    専用のビニル袋に入れて、足踏み開始。もんでもんで、こねてこねて、こねればこねるほど、あのゴムのような讃岐うどん独特のコシが出るんだそう。    打ち粉をふって、付属の棒で平たく伸ばします。   畳んだ生地をあとは、包丁で・・・・。   適当にゆでてザルにあげます（笑）。   専用醤油をぶっかっければ、”ぶっかけ”のできあがり。超おいし〜〜い！   ハンドブックに従って、出汁をつくります。いい出汁が出来るんだなぁ、これが！   かけうどんもうまし！
2018.7.1
ペヤング、ハンパねえって！ ワールドカップサッカー予選、大迫、ハンパねえって。そして、川島も・・・名誉挽回、ハンパねえって！そして、そして、ペヤングも・・・ん？ペヤングも？ その心は？こっそりお話ししましょう。 ”ビッグ”という言葉は世にあれど、何をもってビッグというか。例えば、私の大好物でもある駄菓子「BIG KATU とんかつソース味」。ビッグを銘打っていてもサイズ的にはこんな感じ。私が愛用している「らくらくホン」のサイズと比べてみてください。子供の駄菓子っすからまぁ、こんな感じですよ。   それでも上には上があるもの。「BIG KATU」の”ビッグカツ”。前出の「BIG KATU とんかつソース味」とサイズを比べてみてください。”おいしさビッグ！サイズもビッグ！”   一方、独身男性の必須アイテム、日頃お世話になる「ペヤング焼きそば」に眼を移してみましょう。いつも見慣れたペヤング焼きそばです。ちゃんと吹き出しに”BIG”って書いてあります。スタンダードサイズでもすでに”BIG”なんですよ。   ほんで、いわずもがなですけど、「ペヤング焼きそば」はそれでも、２個分の量がある仲間がいます。「ペヤング 超大もり焼きそば」です。若者には有難いサイズでしょうけど、アラフィフの私は、完食は無理。無理して食べると、飽きて吐きそうになり、しまいには胸焼けします（笑）。 でもですよ、上には上があるもの・・・、さらにその倍、麺が４個分の量にあたる「超超超大盛 ギガマックス焼きそば」なるものが、店頭に並んでします。この情報は、当店・喫茶種子島の常連さんからいただいたもので、教えられるまで全くノーマークでした。最近はマツコ・デラックスさんのＣＭも流れていますが、毎日ように通っているコンビニに普通に売っていたという事実に驚き、臭覚が鈍っていたことに悔しさを禁じえません。   この「ギガマックス焼きそば」の注意書きにこう書いてあります。「一日一食までにして下さい。カロリー摂取基準を上回る可能性があります。」ですよ。カップの大きさも通常のものより断然大きい。でも、このでかさをしみじみ実感するのはもっと後になります。 みてみて！この大きさの違い・・・・ペヤング、ハンパねぇって！ みてみて！エネルギー2142カロリー・・・・ペヤング、ハンパねぇって！ みてみて！お湯の量1.3リットル・・・・ペヤング、ハンパねぇって！ 麺の量が４倍でも作り方はいつもと同じ（時間は変わらず３分）なので、なんてことはない・・・って思っていたら、麺の量が半端ないので、湯切りするときにその重みで湯切り口が破れちゃうぞ！シンクに流れちゃう！これはまるか食品さん、どうしたものかぁ？もっと頑丈にした方が良いと思います。皆さんは安全をみて、シンクにザルを用意しておきましょう。 出来上がりはこんな感じ。写真ではなかなか伝わらないですよね。これね、圧巻の麺の量ですよ。お湯を吸った麺の量は・・・半端ねぇって！しかも、ずしっと重い。圧巻のボリュームにタジタジ。こりゃ一見するだけで・・・・完食は無理だわ！   ひととおり、満腹になるまで食べてはみたものの、まだこれだけある。やっぱ残っちゃった！なんかね、食べても食べても減らない。むしろ、ふやけて増えてゆくような錯覚になります。 若い人ならペロリなのかなぁ。いや〜無理かなぁ。ってゆうか、大半の方は食べ残すに違いないです。そんな量です。じゃ、残ったら捨てちゃうのか・・・それも良心の呵責に悩む。 かといってですね、このペヤング焼きそば、ってゆうか、カップ焼きそば全般にいえますが、麺が冷えちゃうと最悪なんですよね。残しちゃダメ。麺が癒着して一かたまりになっちゃう。食えたもんじゃない。といっても、このギガマックス焼きそば、食い切れなくて普通は残しちゃうハズ。もったいないから捨てないでね！ 私は・・・・ええ、わかってるわ！捨てない！絶対に捨てない！ええ！捨てないとも！ 昨日食べ残した麺は、再利用！まず、捨てずにまな板に取り出して、包丁でみじん切りにします。 水を入れた鍋に火をかけ、みじん切りにした焼きそばを入れて煮込みます。   ハウスバーモンドカレー甘口（私のカレーの原点がここにある）のルーを投入。    火を止めて、ご飯にかければ、ペヤング　ゲロカレー、完成！炭水化物 オンザ 炭水化物。ペヤングソース焼きそば＋カレーの組み合わせに、絶対失敗は無いです。見た目は”ゲロって”いますが、だまされたと思って食してみてください。超〜〜おいしい！だけど、もやは、ペヤング焼きそばでなく、すっかり・・・ハウスバーモンドカレーだぁ！ この一品をこしらえても、麺がまだ余ります。そこで次なる一品です。ボールに刻んだ麺を入れ、一応ソース味になっていますが”男の料理”的な男の感で、塩コショウを入れ、味を調えます。   パン粉を入れ、牛乳を注ぎ、麺とパン粉をこねます。   牛乳の投入量を調整しながら、団子を作り（焼き崩れしないよう空気はできるだけ出してね！）、プライパンで焼きます。ラストに水ちょこと流して蒸し焼きにしましょう。    できたぁ！ ペヤング焼きそバーグ、完成！うわ！、もろ麺の姿が残るので、まるでワーム団子の様相。もはや、ペヤング焼きそばの片鱗無し。どこに行ったのだ？ ほぼほぼ１００パーセント原材料がソース焼きそばのハンバーグ。パン粉：炭水化物、ソース麺：炭水化物。炭水化物イン炭水化物。いやはや、普通においしい！失敗は絶対に無しの安心メニューだじょ！
2018.6.17
いつも「くつろぎ喫茶種子島」へ、お足をお運びいただきありがとうございます。当店は、東京でこっそりオープンしている半ば会員制のようなお店です。そんな裏路地のお店に来店してくださるお客さん、いわゆる常連さんからは時折耳より情報を頂戴することがあります。日清の焼きそばの話です。 くだんの話は、このページのみならずいろんなページで書いていますので、焼きそば食い飽きた・・・食傷気味のお話ですけど、また書きますね。私が小さい頃、まぁ、今思うと、母からして見れば夕食支度の手抜きとしてのグッドアイテムだったんでしょうけど、「日清カップ焼きそばＵ.Ｆ.Ｏ」が食卓に上がることがありました。 実家は農家ですから、母の手料理は有り難くも、農作物をただただそのまま煮る、そのまま焼く、そのまま蒸すの単調なもの。焼きそばなんて母のレパートリーに無いのです。 ですから、たかがインスタント、されどインスタント。都会の文明開化の香りがする「日清カップ焼きそばＵ.Ｆ.Ｏ」がテーブルに乗ると、それだけで大ごちそう。子供ながらに一喜一憂したものです。だから、子供の頃の刷り込みで、カップ焼きそばといえば日清焼きそばＵＦＯが一番おいしい・・・と感じる脳になっちゃった。 惜しむらくは、最近のＵＦＯはストレート麺になっちゃって、味付けが今風にグレードアップしてしまいました。それはそれで良いのですが、やっぱり昔ながらの縮れ麺の、昔ながらのソース焼きそばだった「ＵＦＯ」が口欲しくなりますね。   プラスティック蓋スタイルの時代の日清ＵＦＯ 当時のカップ焼きそばは、プラスチック蓋自体が湯切り構造になっていて、蓋を開けると、麺が直接むき出しになります。当然のごとく、私は、麺を一旦取り出してから加薬を入れ、加薬を下敷きにしてから、麺を所定の位置に戻してお湯を入れていました。 それは、加薬がお湯で浮かばないように、麺で押さえてしっかりふやかすためという、子供ながらの根拠の無い知恵だったんでしょうね。ところで、旧来のプラスチック蓋の場合は、湯を捨てるときに熱さのあまりちょとい油断すると、途中で水圧で蓋が開き、台所のシンクにだ〜っとゆで麺が雪崩れ込んでしまって痛い目にあいませんでしたか？この経験はアラフィフの皆さんなら、経験済みだと思います。 ただ、最近のＵＦＯは、旧来のプラスチックの蓋仕様は影を落とし、コーティングしているビニルを剥ぐと既に紙蓋ががっちりと糊付けされているタイプになっていますよね。湯切りがスムースに出来ます。台所のシンクで大変なことになる・・・なんてもう無いでしょう。      湯切りも安心！麺がはみ出す心配は・・・ゼロ！ ただ、問題はあるんですよ。”紙ぶたにキャベツがくっついてしまう”問題。湯切りが済んで、紙蓋を剥がしてみると、紙蓋にびっしり付きませんか。なんでこんな事になっちゃうのか。それは、加薬袋を破る手間をなくすために、麺と加薬が一緒にカップに入っているからです。 すわ、一大事！これは大変！ 前説が長くなりました。ここからが本丸です。この”紙ぶたにキャベツがくっついてしまう”問題を解決するアイテムがあるよ！という情報を、常連さんからいただいたのです。えっ、この大問題を解決するアイテムがある？ 早速ネットで調べましたら、常連さんが言うように画期的アイテムの専用のサイトがありました。さらに深くその解説を見ると、”かゆいところに手が届く”的なその画期的な仕組みであることが分かりました。驚嘆ですよ。もち、注文ました。 ダ○イソン掃除器並の新構造　それでも、８１パーセントの除去、１９パーセントは残るのかぁ。いかに全除去が厳しいのかがよく分かる！ ただ、ちょっと気になったのは、このアイテム、今はやりのクラウドファンディングだったんですよね。目標を達成すれば商品化。目標は１０００注文。 まぁ、カップ焼きそばのユーザーにとっては”紙蓋にキャベツがくっついてしまう”問題は重大で、みんなが共通して問題意識を持っているに違いないという思いと、画期的なシステマチックな構造の素晴らしさを見るに、１０００注文なんてあっという間だろうと楽観視してたんです。 ところがですね。残念至極ですけど、開発会社からメール連絡がありまして、受注数は合計８３９個で目標に達成せず、商品化は断念したとのこと。 ○○様 平素は＊＊＊＊をご利用いただき、誠にありがとうございます。 先日、クラウドファンディング方式で予約申し込みをいただいた「キャベバンバン CBB-001」の申込受付期間が、5月31日(木) 午前10:00をもちまして終了となりました。合計839個のご注文をいただきましたが、発売条件の1,000個に達しなかったため、発売は中止となりましたことをご連絡いたします。 この度は大変多くの方々にお申込みいただいたにもかかわらず、発売に至ることができず、担当チーム一同大変残念に受け止めております。○○様におかれましても、お申込み作業にお手数をお掛けし、また商品をお届けすることができない結果となり、誠に申し訳ございません。 この度いただいたご予約は、弊社にてキャンセルの手配をさせていただきます。キャンセルの手続きが完了次第、確認メールが自動配信されます。あわせてご確認くださいますようお願いします。 この度の学びを活かし、今後はお求めいただけるお客さまには商品をお届けできるよう、プロジェクトチーム一同努力を続けてまいります。 今後とも＊＊＊＊をご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。 えぇぇ〜そうなの？いくら画期的なアイテムを開発しても、ニーズが無けりゃ商売にならない・・・素晴らしい技術はこうして闇に葬られてしまうのかぁ。悲しい・・・・。
2018.5.27
東京は日本の表玄関というだけあって、近代的なビルが林立する大都会です。そんな東京の近郊のかろうじて東京２３区内に私は住んでいますが、東京といっても西に目を投じれば、山、山、山、川、川、川の”奥多摩”があり、南に目を投じれば、海、海、海、絶島、絶島、絶島の小笠原諸島があります。 山、山、山、川、川、川の奥多摩　青梅線御嶽　山の集落。撮影はヨシボー。 山、山、山、川、川、川の奥多摩　青梅線御嶽の民家。撮影はヨシボー。 地学的には実は東京は日本の縮図のようなところなんですよね。自然の様子ががらりと変わるバリエーションあるところ、それが東京です。ある意味、屋久島に似ていますね。屋久島も、目的地によってがらりと自然の様子が変わるんだそう。 屋久島は阿蘇山より高い、九州一高い山「宮之浦（みやのうら）」が天を支えています。屋久島は植物群がミルフィーユみたいになっていて、空港を降りるとそこは深緑の熱帯。赤道の国に来たみたい。さぁ、宮之浦に登るべぇと、ちょっと登ると亜熱帯、どんどん登ると、温帯、さらに登ると肌寒い高山植物と岩だらけの亜寒帯、そして頂上は・・・・。 屋久島全景　赤い印が「宮之浦岳」。小さな島に九州最高峰の山。自力登山でふもとから登頂するには山小屋で休みながら３日掛かるという。 標高1936M。奥のうっすらと、そしてペラっペラの島が種子島。存在感も、薄っ！（グーグルマップから） 「秘境」 辞書によれば、「まだ人によく知られていない奥地。また、外部からの人のおとずれのまれな場所。」 私はいわずもがな、宇宙センターを抱く種子島出身者です。種子島アンバサダーとして、♪なんごく〜 たねがしま いちどはぁおいで ちょいなちょいな〜と、周りにアピールしても「よしぼーさん！早速、種子島調査、行ってまいりました！」と言う方、悲しいかな皆無です。気持ちは分かります。そりゃ、屋久島、奄美大島、沖縄、台湾、韓国、インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア、今ホットなシンガポール・・・同じ南方面でも、そっちに目がいきますもんね。 そういう意味で、最新鋭のロケット発射場が有ろうが、飛行機ドアツードアで２時間の地であろうが、戦国最大のハイテク兵器・火縄銃うんぬんが歴史教科書に登場しようが、種子島もやっぱ”秘境地”。 「秘境駅」 ”秘境駅”はですよ、「まだ人によく知られていない駅。また、外部からの人のおとずれのまれな駅。」って置き換えられますね。全国には”なんじゃここは”という秘境駅があって、マニアには垂涎の的です。本屋さんの専用棚には、写真集や書籍がずらっと並んでいますね。マニア投票第一位！日本一の秘境駅は、北海道にある「小幌(こぼろ)駅」だそうです。 前述で登場した「奥多摩」は、電車で行くにはＪＲ青梅線になります。手元に地図があればそれを見てください。始発駅立川駅から終着駅奥多摩駅の間には２３の駅があります。終点に行くにつれ、大自然の山々の人里の胸深くに突っ込む感じになりますら、必然的に無人駅も結構あって、東京の「秘境駅」といっていいと思います。 奥多摩　青梅線白丸駅。すごい高いところにあるべぇ。撮影はヨシボー。 奥多摩に住んでいる方、気を悪くしたらすいません。毎度毎度ですけど、ここは本当に東京なんだろうかと視界のギャップに後ずさりしそうになります。 でも、驚く事なかれ、今日は首都圏中の首都圏、川崎の京浜工業地帯に、全国の秘境フェチも納得の秘境駅があるというお話をします。オーソドックスな秘境駅とは一風違った、でも、なるほどそりゃ秘境駅だわという駅があるというのです。 どういうことか、つまりはネットで「秘境駅」に関するページがあったんですよ。秘境駅とか、廃墟とか、城跡とか、遺跡とか、つわものどもが夢の跡的アンダーグラウンドの世界って結構私、アドレナリンが出ます。そこのページで紹介されていたんですよ。それはＪＲ鶴見線の「海芝浦」という駅。鶴見線といえば、あの有名な「国道駅」がある路線ではないですか。 その鶴見線にある、下り最終駅の海芝浦駅。ホームの下は海という立地からなのか、いや、そうじゃない。有る特別な理由で一般客は駅から出られない唯一の駅。しかも、車でも徒歩でも、この駅に行くことは出来ないのです。 唯一電車でしか行けない駅なのに、駅から外に出られない！おお、イッツア・クール！ どういう意味？頭のアンテナがビンビン反応しています。さらに、そんな不憫な乗客の為に、専用の公園が設置されているんだそう。うわっ、いてもたってもいられないじゃないですか！ 直ちに行ってきましたよ、海芝浦駅！ついでにせっかく鶴見線に乗りますんで、２３年ぶりぐらいになるでしょうか、アンダーグラウンド駅「国道駅」も押さえてきました。ちなみに、鶴見駅周辺の広大な敷地を有する曹洞宗大本山總持寺。ちゃんとお参りしてきましたがそれはまた、別の話。 曹洞宗の大本山、總持寺の山門 鶴見駅から海芝浦駅行きの電車は、休日の日中は１時間に１本です。繰り返します。１時間に１本なので要注意です。そこで「海芝浦駅」探索の前に、国道駅に立ち寄りました。 国道駅は、２３年ぐらい前に一度、写真を撮りに来たことがあるのでそれ以来です。「万引き家族」で今年第７１回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞パルムドールを獲った是枝裕和監督。氏の作品であり、当時女優デビューしたての江角マキコさんがバレーで鍛えた体で惜しげも無くフルヌードして捧げた、宮本輝原作の映画「幻の光」で使われたロケ地だったからです。 映画のカラーにすごくマッチしていた風景だったので、実際どんなところなのか・・・ということで、この「国道駅」に来てみたらですよ、映画からそのまま飛び出したような、人一人ぐらいの死体が転がっているのではないか、どことなくしょん便アンモニア臭が漂うような錯覚を起こす、当時はまるで廃墟化していた駅でした。映画のセットかと見まごうばかり。 今回訪れてみるとどうか・・・・うそでしょ！これがあの国道駅？とびっくりするほど整理整頓されていて、すんごく綺麗になっていました。無人駅ですけど、改札にはハイテク装置であるスイカカードリーダが設置されていました。驚きの進化です。   駅舎の感じは、昔も今も変わっていないかな？ってゆうか、気持ち・・・綺麗になってないかい？こんな雰囲気だったけ？   くたびれまくっている国道駅当時の面影はあるけど・・・ええ？？？あのごちゃごちゃ感もないし、全体的にスッキリしちゃってる。ベニヤ板で塞いでいるからなのかな？   いや〜、びっくりですよ。ここは本当に国道駅なのか？いやはや、こんなに綺麗になってるとは・・・。でも、正確に言うと、「国道駅舎のガード下」ってゆうのが正しいのかな。   やきとり「国道下」。いわゆる駅舎のテナントっす。残念、定休日なのか時間帯が合わなかったせいか、営業してなかったっす。入ってってみたかったなぁ。 ◆やきとり「 国道下」 こっちの飲み屋もやってなかった。残念。   駅は無人駅。でも、スイカカードリーダが設置されていました。まさに近代化。これはすごい事件です。国道駅も進化しています。   駅のホーム。おぉ、線路は草ボウボウ。屋根は蔦が絡んじょる。おお、これですよ、これこそが国道駅。国道駅の魅力ですよ。 さて、「海芝浦」行きの電車が来ましたので、早速乗ります。海芝浦駅まで乗車１５分、やっと着きました。初めてのホーム下車っす。おおお、ここが、かの秘境駅のホーム。まるで海の上にあるかのようです。    足下のスリットの先は・・・海！ でもですね、一般客は駅からは出られません。終点に突き当たってそのまま戻るだけというイメージです。そこで、この駅に隣接するところに小さな公園「海芝公園」が設置されています。細長くてほんのちょっとの公園です。同じ電車に乗っていたお客さんも、みんな公園に向かいましたね。そりゃそうだ、駅から出られないんだもん。    9:00から20:30まで解放。ちなみにこの駅も無人駅です。ってゆうか、鶴見線自体が無人駅。ホームから公園を利用するとき、スイカカードの場合は「出場」の、逆に公園からホームに入るときは「入場」のカードリーダにタッチ。これを忘れると大変なことに（笑）。    目前に、鶴見つばさ橋、右奥に横浜ベイブリッジが見えます。その他、対岸の工場群が一望できます。 この公園は２０：３０まで解放しているので、夜は夜景が素晴らしいらしいです。確かに、想像するに優しいです。ムーディなモチベーションがムンムンする公園ですね。そして１時間に１本という”僻地”でしょ、もっぱら夜はカップルがお忍びで来るらしいです。うらやましい限りです。 総評！海芝浦駅はマジ、秘境。自由が効かないから秘境な訳でして、夜は１００パーセント、燃えるデートスポットですね。まぁ、そんなの関係ねぇ〜〜そんなの関係ねぇ〜〜、ん、オパピぃ〜という方は、夜の国道駅のやきとり「国道下」に直行ですね。
2018.4.28
大磯。 連想ゲームです。「大磯」と聞いて「大磯ロングビーチ」が脳裏に浮かんだあなた！アラフィフですね。芸能人水泳大会、後の”女だらけの水泳大会”が華やかりし時代・・・芸能人による水泳競技で２時間枠があったＴＶの時代、懐かしいですね。 恒例の水中騎馬戦では、ＡＶ女優さんによるなんちゃってハプニング、いわゆるおっぱいポロリが、水戸黄門の印籠のごとくお約束事になっていました。ザ・昭和。 今は平成、そして来年は新元号になる今日のＴＶじゃアウトですかね。 ２０１８年の大型ＧＷに突入しました。なか２日休暇を取れば、全９日にもなるという大連休です。そんな私は、田舎にも帰る予定も無し。ＧＷ価格の旅行にチケットを取るエネルギーも無し。どうせ都内、都外の有名観光地は芋洗い状態であることは必定でしょう、そう思って・・・ノープランです。 独り身人間としては連休をインドアで潰すのは慣れっこなので苦にはなりません。なりませんが、この雲一つ無いピーカンは罪作りですよ。ぐずついた空模様だったら大義名分であきらめはつきますが、こうも大快晴の行楽日和でスタートした大型連休初日。 とまぁ、バカの一つ覚え、毎度毎度ＧＷを目前にして同じ枕詞で並べ立てて申し訳有ません。どうするべなぁと考えました挙げ句、”普段”たまに耳にしても、”普段”だったら絶対に行かないところに行ってみようと思った次第なんです。 そしてその、栄えある第一日目に選んだ地が「神奈川県大磯」。種子島在住の方には失礼ながら全くなじみは無いかもしれませんが、東京にお住まいのあなた、どうですか？自分で言うのも何ですが、チョイスが渋くないですか？ ”そこそこ耳にはするけど、だからって行ってみようとは思わない”絶妙な行楽地だと自画自賛します。・・・そう書いちゃうと、大磯で生活している方々をディスっているようにみえますが、そういう他意は全くないことを宣言します。 「大磯」・・・元総理大臣の吉田茂の別荘があるということぐらいの知識はありましたが、やっぱ「大磯ロングビーチ」しか出てこない（笑）。これといった観光は期待できないけど、暇つぶしにはもってこいかなぐらいの思いしかなかったんです。 まぁ、大磯駅周辺を一通り見て歩いたら、帰りに大船で降りて大船観音様を拝みにいくかな・・・的な甘い考えで大磯駅に降り立ったんですよ。だって、ネットで見所をある程度調べてみたものの、半日あれば十分だなぐらいのボリュームだと思ったんですよね。 したら・・・したら・・・ですよ、なめてました。恐るべし大磯。観光客はまばらでしたが、見所は存外満載！たった１日じゃ足りな〜い！時間が全然足りなかったです。ま、そのことは別の話。ここでは止めておきます。   ＪＲ大磯駅 地名をよく見てみましょう。”大磯”とあります。ネットで「照ヶ崎」っていう磯があることは調べていました。駅を出て２０分ほど歩いた先は海です。眼前には端っこが見えないくらいの大きな浜辺がどーんと広がりまあす。”こゆるぎの浜”っていうんですって。マジ、先が見えないくらいの大きな浜です。 その端っこの一カ所だけ、妙に人だかりがあるんですよ。近づいてみたら猫のひたいほどのちょこっとした磯が顔を出しています。ここが「照ヶ崎」だという。むむ？私は「大磯」に来たのではなかったのか（笑）？   照ヶ崎。残念ながら写真に写っている範囲しか磯はなかった。 そこには地元ファミリーと思われる子供ずれの人達が磯遊びを楽しんでおられました。勇気を出して無邪気に水遊びをしている子供達を押しのけ、磯を覗いてみると・・・・予想的中。毎度毎度いろんなページでご紹介している「ヒザラガイ」、種子島弁でいう「くるま」が、あっちにもうじゃうじゃ、こっちにもうじゃうじゃ・・・。   ああ、ドライバーを持ってきて正解でした。 誰も見向きもしないし、まさかこれを食うなど思いもよらない地元ファミリーにとっては、明らかによそから来たような小汚い男は、一所懸命何をしてるんだろうと訝しげに思っていたでしょうね。 家族サービスの磯遊びでですよ、それなりの貝を探しても、子供心を満足させるだけのおままごと程度の収獲しか望めませんよね。だからこその「ヒザラガイ」ですよ。遊びながられっきとした食料調達。もうね、余りあるほどのウジャウジャぶりですよ。言葉どおり”ウジャウジャ”。５分ぐらいしか滞在しませんでしたが、あっという間にこれくらい採れちゃいます。 見た目はキツイですが、全身が筋肉ですから味は高級アワビですよ・・・それは言い過ぎぎかな？ご飯に乗せてそのまま食うも良し、天ぷらにしても良し、素揚げも一興、細かく刻んで酢味噌にあえるも良し・・・。冷凍すれば１０年以上持ちます。さすが４０億年来の古代生物。では、毎度毎度の事ながら、以下、調理方法を書留めます。 �@きれいに水洗い 基本です。まずはきれいに水洗いしましょう。   �Aお湯でさっと煮る 沸騰した湯にざっと入れ、１〜２分したらザルにあげます。 �B甲羅の除去 生爪をはがすように甲羅をはがします。   甲羅をはがすと、わた（内蔵）が見えます。 �Cわたの除去 わた（内臓）を取り出し、周りについているザラザラした砂状のものをそぎ落とします。   （左）内蔵を取った形　（右）周りの砂状のものを取った形 �D煮る 後は水で３時間以上（圧力鍋だと１時間ほど）根気よく煮ます。こつは、ひたすら柔らかくなるまで煮る・・・・下処理は終わりです。 ここまで処理すれば、後はどんな調理にでもオールマイティのスーパー食材に早変わりなのだぁ。 ライス・オン・ザ・ヒザラガイ・ウィズ・桃屋の「ごはんですよ」
2018.4.22
少々の病気でも、いつも”気合い”で治しますので病院のやっかいなんてクソ食らえなんです。どうしてもと言うときはすいません、病院のお世話になりますが、それでも５年に一度ぐらいのスパンでしょうか。 自然治癒力にすがる、これで乗り切っています。それにしても、独り身では「病気」が一番怖いのですよ。熱でも出ちゃうと一大事。寝床から起きることもできなくなりますからね。じゃ、そんな非常事態に日頃どう対処するのか・・・それはまた、別のはなし。 お腹に激痛が走って味わったことがない鈍痛に変わって、こりゃ、お腹で大変な事件が起こっていると思った時の話。病院での問診で先生の前に座るじゃないですか。 するとですね、椅子に腰掛けて先生を目の前にすると・・・・今までのお腹の痛みがすっと消えてしまっていて、どのあたりが痛かったのか分からなくなるんです。そんな事ありませんか？病院に入ると、ここからは想像ですよ、まぁ、医療体制がばっちり整っている陣地に居る訳ですから、おそらく気分的に安心するんでしょうね。 これで死に倒れすることは無いぞという安心感。ですから、それまでの痛みがすっと消えてるんだとおもいます。もちろん、病院からでると鈍痛がぶり返します。 往々にして、そういう事ありませんか。それまでは庭に珍しい野良猫が出て来て悪さをしているので、わざわざお父さんお母さんを呼びに行ったら、今までいたハズの野良猫がいない・・・とか、会社のＰＣでネットに繋がらないからって、ＰＣに詳しい人をわざわざ呼んで来て状況を説明しようとすると、普通にネットに繋がって「どこが問題なんですか？」とさげすまれたり。 この「くつろぎ喫茶種子島」は、自宅ＰＣを使ってアップしていますが、ＨＰ作成ソフトを使わず、今時時代遅れですけど古風にTR、TDタグを使って組んでいます。もち、記事をテキスト化したテキストデータは必要なんですよね。 そこで活躍するのが、文具メーカーのキングジムさんが出している電子メモ機「ポメラ」です。私が目下使っているのは、三代目の息子です。カテゴリーは「文具」の域ですから、テキスト打ち専用メモ機なんです。ひたすらメモをするだけに特化している機器なので、蓋を開けるとさっと起動してメモスタンバイというレスポンスの良さに加え、廉価だし電池の持ちがハンパなく良いんです。 これは一代目。キーボードが二つ折りになっていて、手のひらに収まるサイズ。この機が最高に良かった。その後、「ポメラ」はヴァージョンアップするごとに劣化してゆく。 これは二代目。値段も上がり、キーボードが二つ折りになっていて、手のひらに収まるサイズが変わらないが、画面が何故か左寄りになる。・・・意味が分からない。   三代目の息子。キーボードが折れずそのサイズのままになったため、手のひらに収まらない。・・・意味が分からない。 通勤電車の中で立ったままでもテキストを打てるので「ポメラ」を愛用している訳ですけど、今使っている三代目の息子がですね、調子悪くなったんですよ。どういう症状かというと、テキストを打ってると、事前通告無しに突然画面が暗くなって、最初の画面に戻るようになっちゃったんですよ。 保存すれば良いのです。保存しておけばテキストは保存した時の状態を再現できますからこまめに保存しなければなりません。そう分かっていても、頻繁に画面が元に戻っちゃうとさすがに仕事になりません。こりゃ、先が見えてきたかな。 まぁ、だいぶ長い付き合いだったし、とにもかくにも気まぐれ症状がひどくなってきたので、思い切って買い換えすることにしました。痛い出費を覚悟に、勇んで電気店に行くと、最新型の「ポメラ」が１台。 パンフレットを見ると、私にとってはどういでもよいようないろんな新機能が付いていて、さらにノートＰＣに近づいてしまった感じです。大きさはほぼ同じ。スクリーンは気持ち広くなったものの、本体はちょっと分厚くなり、重さも倍。市販電池は使えず、完全蓄電池内蔵タイプに変更。良いところは無し（泣）。 で・・・問題の価格です。なんと、定価49,000円。おいおい、49,000円だったら、安いタイプならノートＰＣタイプが買えるっぺ。 迷いに迷いましたが、数ある喫茶店があるにも関わらず、このお店にわざわざ足を運んでくださるお客さんの為にも、そのための維持費の覚悟で、泣く泣くこの最新型ポメラを買いましたよ。四代目の息子の誕生です。   四代目の息子です。 ただ、三代目「ポメラ」の方には、途中まで書いた記事が残っていました。この記事です。四代目にしっかり代替わりさせる為にも、残りの記事を書き上げようと思いまして、こうして三代目ポメラを使って記事を打っていますが、おいおい、どうしたことか・・・・至極、快調なんですよ。昨日まではだだをこねて散々だったのに、画面が黒くならない・・・・さくさく打てるやないかい！ こ、これは、三代目の息子よ！最新型を買ってからのこの仕打ち。どういう風の吹き回しなのか？世代交代、きっぱり三代目とは決別・・・と思いきや、三代目が盛り返してしまいました。お金・・・・どうしてくれるんでしょうかね！   並んだ左側が四代目。
2018.4.1
４月１日。春、桜、エイプリルフール、必ずやってきます。そして、かなまら祭。ちゃっと、やってきましたよ。京急川崎大師駅前。天気は快晴、気温は？気温は正確には何度かわからないですが、体感温度でいうと・・・とにかく暑かったです。ここは、奇祭、かなまら祭の現場です。 かなまら祭とはなんぞや・・・それは他のサイトにお任せます。そして、すでに動画がユーチューブなんかにアップされていますので、雰囲気を共有できると思います。そんなこんなで、私もユーチューブ動画を覗いていたら、驚きの事実がぁ。それは、後のお楽しみにします。 かなまら祭は金山神社の神事です。金山神社はですね、若宮八幡と隣り合った境内にあってほんと小さい神社なのです。一方、ちょっと歩くとそこは「真言宗智山派大本山金剛山金乗院平間寺」、いわゆる親しみを込めてそう呼ばれる”川崎大師”です。川崎大師は全国的にも有名なお寺ですし、境内の規模も金山神社と比べても桁ちがいです。 駅を降りると、大概の乗客は川崎大師の参道に向かうと思います。駅名だって「川崎大師駅」ですからね。でも、今日のこの日、かなまら祭開催の日、つまりは毎年４月の第一日曜日は、川崎大師はステージの端っこに追いやられて、金山神社が主役に踊り出ます。 京急大師線の始発駅、京急川崎駅からすでに外人さんばっか。京急川崎駅から３つ目の駅が京急川崎大師駅です。車内もすし詰め、駅を降りてもすごい人だかり。みんなぞろぞろと金山神社に向かって、押し合いへし合いになります。   駅前も境内に負けないぐらいの熱気！ この日ばかりは車道も車道に見えて、車道にあらず。神奈川警察も出動して、交通規制、歩行規制が行われます。それだけ、祭りに訪れる見物客が多いということですね。ほんで、毎年毎年の事ですけど、海外の観光客の数に圧倒されます。私の感覚的には見物客の５割、いや６割は外人さんじゃないですかね、どうでしょうか。ちょと言い過ぎですかね。 それくらい、海外でも有名なお祭りだそうで、おしとやか日本にあって、こんなファンキーな”トラディショナル・フェスティバル”があるのにビックリ・クリクリなんですって。イッツ・ア・アメイジング！ 神社では午前中に、かけまくもかしこき神事が行われます。そして３つの御神輿が神社を出る時間がおよそ１２：００、御神輿が戻るのが１４：００ぐらいでしょうかね。 町中を練り廻り、神社の境内に向かい入れる時は大変なクライマックスの時間帯ですから、境内の中の人も熱気も最高潮。まるでさわり放題、痴漢し放題のぎゅうぎゅう詰めの満員電車のごとき、すさまじい人口密度の様相になります。 境内は・・・すし詰め。この暑さにこの密度。間違いなく死ぬね。 それもそのハズ、くどいですが境内が超狭いし、近年は入場規制もしていますから、入場するために朝早くから行列ができています。境内に入るだけで相当のエネルギーを一使いますね。朝から並んでも境内に入るまで２〜３時間は並ぶ覚悟が必要です。 しかも、入ったら、入ったもん勝ち。喫茶店入り口ドアに人が並んで待っていようが気遣いなしの、女子トークで居座る喫茶テーブルのごとく（ん？偏見か？）境内の中に一端入場したらですよ、出場する訳が無いのです。人の流れが糞づまりになります。こんな状態ですから、境内はギュウギュウ詰めです。 御神輿が境内に戻ってくるのを今か今かと待っている人たち。本当はあっち側に居たかったなぁ！ そんなお決まりの実況中継は要らん！とお叱りを受けそうです。まぁ、毎度毎度月並みの前説をこうして書いてしまいました。ここから本題に入りたいと思います。 本来は、境内の中に入って、金山神社シンボル・黒チ○コ様を触ってきちんとお参りをするのが筋ですし、境内の出店には、この世には無い、そこでしか売っていないよりどりみどりのチ○コグッズが所狭しと、チン、もとい、珍、もとい、陳列されていますし、かなまら祭専用のイベントステージがあって、神事と平行して、バンド演奏やショーが行われるので、もう一大フェスティバルです。 神社のシンボル、漆黒の黒チ○コ様。御利益〜御利益〜、有り難やぁ〜と皆が触るので、いつも、いつまでもピッカピカの黒光り。 せっかく現地まで出張ったのならですよ・・・雰囲気を楽しむのならですよ・・・神社境内に入った方がいいと思うのですが、その代わりに相当エネルギーを使います。そのことは先刻承知なので、御神輿行列が神社を出る１２：００までの間、川崎大師の周辺探索をしてきました。   広大な境内に壮麗、荘厳な川崎大師大本堂と桜をなめての八角五重塔。 まぁ、ここまできてですよ、弘法大師様を素通りという訳にはいきません。しっかりお参りをしました。普段の川崎大師は、土日休日でも、まぁ、多いか少ないかどっちだといえば・・・多いんですけど、観光客も落ち着いています。建物がいっぱいある壮観な伽藍なので、外人さんウケするお寺なのは納得です。 しかも参道は、なんちゃって観光写真のガイドブックが多い中、ガイドブックそのままの光景が目の前に広がりますので、外人さんにもうれしい「和」づくしのオーソドックスな情緒があります。 弘法大師こと空海上人像。 ところが、今日はかなまら祭の日です。かなまら祭の驚異的な観光客の数にあやかってなのか、今日のこの日は、こっちもハメをハズして、カタギ（ん？カタギ？）の川崎大師のお土産やさんですら、かなまらカラーに染まっています。ちょっと雰囲気か違います。 この日特別の風景として、チ○コ飴、チ○コ饅頭、チ○コクッキー、チ○コジュエリーなどなどの自己主張全開のチ○コグッズが、ずらりと店先に並びます。 「はい、そこのお客さん！じき売れきれ御免になるチ○コ飴だよ！チ○コ飴はいかがぁぁぁ？」と、売り子の声が飛び交います。 グッズはおしなべて”かなまら価格”ですから、ちょっとぼったくり感はいなめないですが、そんな事はどこ吹く風、飛ぶように売れますでしょうから、かなまら様様、チ○コ様様。弘法大師様も目をつぶってくださっていることでしょう。商売人にとってはうれしい悲鳴、稼ぎ時ですよ。 川崎大師参道も今日ばかりはチ○コ色で一色。 それもそのはずですよね。夏の花火大会に普段は着ない、普段だったらはずかしいくて着られない浴衣姿も平気でしょ。それと同じで、男女関係なくチ○コ無礼講なんですよ。 チ○コこけしをほおずりながら記念写真をとったり（ＳＮＳに間違いなく載せるわなぁ）、だれに配るのかチ○コストラップを大量買いしたり。道歩く女の子達が堂々とチ○コ飴をしゃぶりつきながら普通に買い物をしている姿は・・・平和だ！なんと平和なんだ！実に、ほほえましい。 ほんで私、気になったのですよ。道歩いていると、なにやら、かなまら祭にお似合いのサンバイザーをかぶった人と多く出くわしたんですよね。こんなグッズ、見たこと無〜い！この日のために開発した新グッズでしょうか（笑）。たまらず、「どこに売ってるんですか？」と聞いてみると、大師公園で売っているっていうじゃないですか。 かなまら祭サンバイザーもさることながら、首と頭をチ○コにみお見立てた、このＴシャツも興味津々。 即・・・・ダッシュしましたよ（笑）。そんなに多くは無いですが大師公園にも出店が出てるんですよね。 大師公園。こちらは境内の賑わいとは月とスッポンですけど、それは仕方無し。 そこで探しましたよ。ありました。１枚５００円ですって。おお〜、結構なぼったくり（笑）。原価は１０円ぐらいかな？売り子のお兄さんのかけ声につられて、ついでにかなまらお酒と「エリザベス チ○コ飴」を買いました。 喫茶ヴェローチェで、一応確認。かなまら祭サンバイザー。５００円。   かなまら祭酒。７００円。   エリザベス チ○コ飴。５００円。 ところで、周辺の飲食店の中には、かなまら祭にあやかった限定メニューを出すお店もありますので、皆さん！祭の後は、かなまら祭堂々参上記念として、食べ歩き、飲み歩きもオツですね。思い出のスナップになると思います。 当日限定”珍宝”・・・チ○ポ・・・「中身は見てのお楽しみ Ｒ−１８です」 さてさて、ぐるっと巡って時間つぶしの時間は終わり、御神輿が通るルートに戻ってカメラスタンバイ。お祭り”を感じる時間です。   なかまら行列、いざ参上！行列に後に続いて３つの御神輿が練り歩きます。   先頭神輿は「かなまら舟神輿」。船の上に鎮座しちょります。次は、ピンクの巨根、エリザベス神輿。   とりの神輿は「かなまら大神輿」。 ちなみに、「かなまら舟神輿」は日立造船の寄贈なんですってよ。それと、なんといっても「エリザベス神輿」ですよ。浅草の某女装クラブが寄贈した神輿らしいですが、かなまら祭といえば、このエリザベス神輿。 ヴィジュアル的にも目立ちますねぇ。白いベールを脱ぐと、ピンクの巨根ですからね。女装した男達が「でっかいマーラー、でっかいマーラー」と叫びながら練り歩くというしきたりなんだそう。 「かなまら大神輿」がかなまら神輿の大御所。由緒がある御神輿なんだそう。 さて、この日の紹介もラストに近づいてきました。かなまら祭は「神事」だということを忘れて、ハメをはずした仮装をしたり、お酒を借りてスッポンポンになったりする人が出たり、金山神社は「性神」ということもあって、見物客には風俗関係の女の子も多いためなのか、ほんの一部の人たちなんでしょうけど、極度にエロい格好で闊歩する女の子がいたりして、最近は、運営事務局と警察がにらみを効かせているそうです。 ですから、かつて恒例の女性のふんどし姿や、チ○コケースをつけたマッチョマンなどの姿は皆無でした（笑）。そんな中、ほほえましい光景を見かけました。次は、交通規制が行われる中、県警と一緒に車をさばいているコスプレーヤーの写真です。一般人は勝手に路上で交通整理は出来ないとおもうので、おそらく県警職員の方でしょうかね。謎です。 赤い誘導棒をたくみに操りながら、車の交通整理するオッチャン。 そして、一番多くの人だかりを見つけて奥に分け入って撮った１枚です。いわずもがなちゅうか、まぁ、外人さんのコスプレにはかなわないっすわねぇ。 それでも、日本人も負けてはいませんでしたよ。対抗するように向こうに人だかりができていましたので、奥に分け入って撮った１枚です。毎度登場の常連さんですね。 最後に・・・かなまら祭の雰囲気を共有するなら、訪れた皆さんがアップしたユーチューブ動画を見るのが一番ですけど、私も自宅のＰＣでぼーっと見ていたんですよ。そしたら、なんだか見たような風景の動画がアップされていたんですよ。 そうなんです。写っていたんですよ、一所懸命、御輿の写真を撮っている私の姿がぁ。私の後ろにいた方が撮影したんでしょうね。私の姿はわかる人はわかると思いますが、幸い後ろ姿の自分なので良かったです。なぜ？・・・祭りが祭りだけにね。 ユーチューブには一般の方が気軽に撮った動画がどんどんアップされるのもなので、さもありなん・・・ですけど、よくよく考えてみれば、ん〜、なんだか怖〜い！ 後ろ姿だけですけど、分かる人にはすぐバレちゃう（笑）。
2018.3.25
ＮＨＫ大河ドラマ「西郷どん」。西郷さんを生んだ地元鹿児島も大河特需で沸き立っていると思います。「大河ドラマ館」、「西郷どん村」そして「西郷どん館」など、西郷どんにあやかったアミューズメント・パークが続々オープンしている模様です。 「翔ぶが如く」以来の２回目の”西郷”大河ですから、地元としては今が第二ウェーブ、稼ぎどころ。サービスも充実。鹿児島観光するなら今ですよ、皆さん。 我が古里・種子島も、一応、行政上は鹿児島県ですし、かつての我が種子島を治めていた赤尾木城主・種子島家は、鎌倉から続く名門島津家の家来でしたから、大海で隔たれた小島といえど、種子島と島津薩摩とは縁があります。 高速船が就航したおかげで１時間半で鹿児島港に着いちゃうご時世、最近の若い島民は、気楽に気軽に鹿児島まで出かけてショッピングを楽しんでいるようです（妹談）。 そんな交通の便利な時代を経験していない私は、本土鹿児島には思い入れも無く、種子島に帰省はしますが鹿児島はいつもトランジットなのですよ。素通りです。改めてガッツリ鹿児島観光をしたことが無いのです。 ですから、前出の「鹿児島観光するなら今ですよ。」って妙でして、だったらおまえが先んじて行けよ！というお話しですよね（笑）。   2013年yoshiboo撮影の桜島。市内は・・・よーく観ると、灰だらけ。ん〜、これが、かごんまでごわす。 何がいいたいのかといいますと、ＮＨＫ大河で鹿児島が注目される今が旬なので、自分いとっても観光にはよい機会かなと思います。皆さんも、鹿児島ついでに進んで屋久島・・・ま、気が向いたら種子島にも立ち寄ってほしいものです。 そんな気はさらさら無くても東京にお住まいの方なら朗報ですよ。てっとり早く鹿児島を・・・ほんのちょっとですけど追体験できます。東京には地方都市のアンテナショップ（物産館）が集まっているので、その土地土地の特産品がものの見事に揃っています。 現地に行かずして「行ってきましたよ！」的お土産のアリバイづくりも、東京だとおちゃのこさいさいです。 種子島島民にとっては、東京がどうのこうのはどうでもよいお話ですけどね（笑）。話、進めます。東京にお住まいの皆さん、薩摩・鹿児島のアンテナショップ、銀座の「かごしま遊楽館」はご存じでしょうか。 １Ｆが本場の焼酎や海産物、お菓子や加工品、生鮮品のショップ。２Ｆはちょっと高級な食事どころになっていて、本場公認の黒豚が堪能できるみたい（私は入店したことはありません）。３Ｆは鹿児島県産ブランドショップになっています。   昔ながらの鹿児島のおみやげ品もあれば、新顔のおみやげ品も取りそろえてあります。すぐに浮かぶ”鹿児島特産品”は何でしょうかね、どうでしょう、鹿児島でいう「つけあげ」は有名じゃないですかね。東京でいう薩摩揚げです。 鹿児島本場の薩摩揚げを食したことはありますでしょうか。東京の飲み屋で薩摩揚げを出すお店もありますが、あれは、薩摩揚げではございません・・・。東京人の口に合わせた”ちょっとひねった練り料理”です。 鹿児島の薩摩揚げはお砂糖が入っているのです。お砂糖が入っているから超甘いのです。砂糖が入った薩摩のつけあげだから”薩摩揚げ”なのですよ。 それで思い出した！鹿児島銘菓「かるかん」ってご存じ？猫まっしぐらの「カルカン」じゃないですよ。ひらがなの方の「かるかん」です。米粉のふかし菓子。 こっちは、猫まっしぐらの方・・・。 こっちがいわゆる「かるかん」 何でも器用にできちゃう実家のオヤジが、小さいときに（そう多くはないですが）時々蒸し器をひっっぱり出して作ってくれました。いつも蒸かしたサツマイモが子供のおやつだったので、素人がつくったとしても「かるかん」はお砂糖が入った贅沢品。 出来上がった「かるかん」を前に、いつも壊れかけのレコードみたいに、オヤジ曰く『息子、娘よ、ひとつ言っておく。あんこなるものを入れた不届きものがあるが、あれは「かるかん」とはいわない。あれは「かるかん饅頭」である。お前たちの目の前にあるのが真の「かるかん」であるから心せよ。よもや、かるかん饅頭を「かるかん」と称して人前に馳走などせぬよう、ここでキツく申しつくる。』・・・と。   あらら、アンが入っちょる。   こっちが本当の「かるかん」。 鹿児島の銘菓「かるかん」の他に、個人的には「ボンタンアメ」「兵六餅（ひょうろくもち）」も大好きです。どうですか、皆さん！「ボンタンアメ」「兵六餅」ってご存じですか？ 「兵六餅」は字のごとくモチですが、「ボンタンアメ」はアメじゃなくてこっちもモチです。なんで「アメ」なのかはわかりません。     くどいですが、私、好きなんですよ、「ボンタンアメ」と「兵六餅」。子供時代、母方のおじいちゃんおばあちゃんの家に行ったときに、お菓子箱にありました。お歳暮品なのかお中元品なのか、どこで入手するのか、とにかくこれらは贅沢品。 こっそり盗み食いしていました（笑）。ま、本当はばれていたんでしょう（笑）。自分でお金が自由になってる今、前出の「ボンタンアメ」「兵六餅」は、「かごしま遊楽館」で大人買いしますよ。 「ボンタンアメ」「兵六餅」をブレンドして、手のひらいっぱいに乗せてほおばるのですよ。これほどの至福はないのです。 今日は、そんな話じゃなく、いい感じに話の流れが出来ました。私、某大型店のお酒コーナーでこんなもん見つけました。 上京して３０年近くなりますが、「ボンタンアメ」は見慣れてはいても、「ボンタンアメ酒」・・・ってかぁ。こんなの初めて見ました。 ボンタンをですよ、”アメ”（本当はモチだけど）にしたならまだしも、その”ボンタンアメ”を、今度はお酒にしたなんて・・・なんかイカしてませんか。
2018.1.21
私は、生活の場を東京に置いています。同じ運でも、運命なのか、幸運なのか・・・。種子島では到底巡り逢わないスパイシーでトレンディーな（うっ、死語！）文化的に贅沢な環境にいます。そんな絶好な地理を生かしているかと自問すれば、間違いなく、ＮＯ〜〜。 種子島の地元人には、一度も外に出たことが無く、種子島で骨を埋める方もいると思います。比べてはナンセンスなのかもしれませんが、種子島を飛び出してこうして東京に住んでいるんだから、もっとアクティブに東京をエンジョイしたほうがいいのかも。 ルー大柴バリに横文字が過ぎましたね。 さて、１８までどっぷり種子島にいた私も、当時は「東京」は日本の首都だって知っていましたし、「渋谷」は”元気が出るテレビショップ”がある原宿を抱えた若者の街、「新宿」はヤクザが仕切る歌舞伎町のある街、「六本木」は覚醒剤の売買が盛んな危険な街・・・ぐらいの知識はありました。 どんなところだっぺなぁと、憧憬の的でした。そして「銀座」ですよ。地価が一番高くて、高級ビルヂングが建ち並び、高級ブチックがひしめき合って、一般庶民は立ち入れないような高級寿司店がずらり軒を並べている・・・そんな、イメージでした。 よく言えば雲の上、悪く言えば妄想の世界でしたね。でも、どうですか、東京の道を歩くのは人を選ばないしタダです。現実に今、東京に住めるようになって行こうと思えば銀座の街に出かけられる環境にあります。種子島時代のことを考えてみると、すごいことですよね。 今日のお昼は、吉野家の牛丼を並にするか大盛りにするかで、ああだこうだと迷うような私にとっては、銀座はやっぱ敷居が高く、気軽に食事をするような場所ではありません。いつか、銀座の寿司屋で、溶けちゃう、嗚呼、溶けちゃう、舌の上で溶けちゃう！そんな寿司を食べてみたい。 廻っている寿司が常套の私にとって、「ザーギンでシースー」なんて、夢のまた夢、私の生活圏には無かった風景なのですよ。ところがですね、上京して苦節３０年（笑）、な、なんと、銀座で寿司を食うというシチュエーションが用意されたのですよ。今日はその話。事の次第は次のとおり。 昨年の１２月、会社の忘年会のビンゴ大会で、見事ビンゴ！数あるビンゴ商品の中で「銀座でお食事ペアー券」が当たったんですよ。そのお店は「銀座 九兵衛」。後になって、目がくらっとする高級店だというのを知ったのですが・・・そんな事などつゆしらず、その会場ではなぜか女の子から大モテ。「私も候補に入れてくださいね」と方々から声をかけられる始末。 翌日に至ってもその余韻は引きずっていて、普段、女の子から声をかけられることはほとんど無いのに、相変わらずモテモテした（笑）。男性陣からは、「ペアー券でしょ、で、誰と行くんだよ！」とそればっかり。「私の親愛なる相手と行きます！」と繕いながら、新年を迎えた訳です。 いやらしい事ですけど、お幾らのものなのか調べてみるとこのペアー券、な、なんと、５万円相当。しかも、ふらっとお店に入って・・・なんて許されず、チケットの裏を見ると、あらかじめ店に予約を入れて予約してくださいと書いてある。しかも、有効期限付き。浅はかでしたが超に超がつく有名店だから予約も大変らしい。ふらっと入って座るような市井のお店とは違っていました。 チケット１枚のためとはいえ、品のある重厚な装丁が緊張をあおるわぁ。   蓋を開けると・・・お行儀の良いチケットがぁ。（チケットの裏表）   銀座で寿司を食うというもの初めてですけど、チケットを手に取り、まじまじと眺めながら寿司デビューがいきなり「銀座 九兵衛」かぁと思った瞬間、内心、ちょっと怖くなっちゃった。だって、えせ東京人の私は、正直、銀座で寿司をたしなむマナーがよく分からない。だって、廻る寿司は手を伸ばすだけっすからねぇ。 結局、会社の同じ独身の先輩と行くハメになっちゃった（笑）。予約は無事とれました。現地で待ち合わせし合流。どうせ店内は写真は無理だろうと思って、お店の店構えの写真をバシャバシャとっちゃった。こういうとこ、田舎者でしょ（笑）！おいおい、何枚撮ったところで、皆同じだろうよと叱られましたが・・・（笑）。   時間になってお店に入ろうとすると、中から表に出てきた、テレビで拝見したことがある方とふいにすれ違いました。銀座九兵衛ニ代目今田さんでした。「おお、テレビで見たことがある！」って思わず声が出たら、「声が高いよ！ミーハーか！」とこれまた叱られました。受付をすますと、本店ではなく新館に通うされました。店内はカウンタのみ。しかも、１０人も座れば、いっぱいいっぱいという囲みカウンタ。 寿司を中心にしたコース料理でしたが、もうね、ここでは、活字に出来きません。食事コースはもちろん二人ともタダ。でも、日本酒は先輩持ちでした。日本酒も相当のものだったんでしょうね、明細をちらっと見ると・・・えぇぇぇ〜〜お酒代だけで・・・ああ驚いた！
2018.1.14
１月５日から８日まで、田舎種子島に帰省しました。以前はお金に余裕があれば・・・お尻にムチ打って帰ることにしていましたので、３年に１回ぐらいのペースだったんですが、もっぱら最近は、親が亡くなるまで何回会えるかな？と考えてしまい、心を改めて、できるだけ、最低でも年一のサイクルで帰るようにしています。 なにせ、往復飛行機代だけでも７万円以上は簡単にかかってしまいますので痛い出費です。東京〜沖縄はＬＣＣで３万ぐらいですから、沖縄に２回も行ける金額ですし、また、その分のお金を、目下年金暮らし中の両親に仕送った方が親孝行じゃないかなぁと感じるくらいです。 月並みですが、観光じゃなく実家の親の顔をみるのが目的だったし、仮に観光といっても、なんちゃって観光地のオンパレードの種子島です。このページであえてご紹介する「インスタ映えする」ような観光スポットは期待できないのです。 ですから、このページでは「今年も、種子島に帰りましたよ！」という報告だと思っていただければ幸いです。 �@羽田空港（東京国際空港）    ここは羽田空港。自宅から電車に乗り羽田空港に着いて自動チェックイン機でチェックインをしようとすると、係員を呼べ！メッセージが出てチェックインできず・・・。 焦る事無くＪＡＬ係員を呼んで、チケットの確認をしてもらうと、やはり、鹿児島−種子島間のいわゆる乗り継ぎ便が、天候不良で欠航になる可能性がある「条件付き運航」に切り替わってました。 「欠航になるかもしれないという条件付きですが、どうされますか？」とニコっと笑うＪＡＬ係員。あのですね、そう言われてですよ、このシチュエーションでですよ、「わかりました、じゃ、今回の帰省は止めます！」ってなりますか（笑）？ 種子島が旧空港（市街地にありました）から新空港（標高が高い山ん中）に変わったとたんに、この「天候不良で・・・うんぬん条件」ってゆう条件付運行パターンが多いんですよ。すぐに霧が出る場所に空港つくったもんだから、霧が出ると視界不良になるんですって。一か八かなんでよ。 そんな土地柄だってはじめから分かっていてなぜ種子島の山ん中（１６番ってゆうところ）に空港造ったのかも不思議ですし、こんなハイテク全盛時代にですよ。視界不良だと飛ばないって、一体何時代なの？（笑） �A飛行機の中 腕に打つ注射と同じで、飛行機は何度乗っても全然慣れません。遊園地の観覧車ってどうですか皆さん？安全だって分かっているのに、ネジが外れたらどうしようとか、あの軸が折れたらどうしようとか、怖くなりませんか。絶対安全の観覧車がこうですよ。飛行機の翼がもげたら、地上激突・・・（実際は気絶するかも）は免れない・・・・と想像すると、飛行機でゆっくり寝るなんて出来ません。 �B鹿児島空港でボンバル機（プロペラ機）に乗り換え。 種子島〜鹿児島間は小型プロペラ機に乗り換えます。以前は名機と呼ばれていた純国産のＹＳ機でしたが、製造中止。今はカナダのボンバル社機です。種子島鹿児島間は１日４往復しています。離陸体制に入って上空まで上がってベルトを外したてよしと思うと、すぐに着陸体制になり、ベルトを着けろという・・・・忙しない。 �C５時半、種子島到着。   もう、真っ暗。滑走路から種子島空港ターミナル・・・山の中の空港なので周りは何も無し。森々とした森ばかり（笑）。ん〜なんか寂しい。 �D変わり映えはしないですが、観光地巡り。   妹にお願いして車を出してもらい、暇つぶし。天気は曇り。（左）は恵比之江公園からのロケット射場。ロケットが飛ばないと、ただのだだっ広い広場です。（右）は「風の街」にある子供広場の巨像。子供広場なのに、子供は怖くて寄らない（笑）。   種子島で知る人ぞ知る、女の子向けの雑貨店ハウオリ。悲しいかな、我が妹は、このお店の存在は・・・知らなかった。種子島に何年いるんじゃ！   元鹿児島銀行の建物が「天空のパラダイス」という、生活雑貨ショップに変わってた。ちなみに、珍しいかな、金庫室の巨大金庫の中にも商品棚が並んであったぞい！   「うな重」は大変な高級食というイメージと、実際東京では今は3000円から4000円ぐらいするのでアウトオブ眼中・・・だったのですが、ランチで妹にいいところを見せようと見栄を張ってしまいました。種子島はさすがに安いだろうと思って、うなぎを出す割烹店入ったら、普通に３５００円でした。十うん年ぶりにうなぎ、食べました。ちなみに、この「宴彩　黒潮」は、我が出身地、南種子町でも一、二の有名割烹屋です。 �Eその他　いろいろな食グッズ 鹿児島空港で見つけました、「ちんこ団子」。 種子島のお土産屋で並んでいました。「門外不出の鶏達が覚悟を決めた幻のインギーカレー」。長っ！ちなみに、インギーとは「イギリス」の意。インギー鶏は、いわゆるニワトリですけど、種子島でも高級ブランド品。味音痴の私は、ブラジル産との味の違いがよく分からないです（笑）。南種子町でスタンダード店といえば食堂「美の吉」ですが、「インギー」と付くと値段の格が変わる高級食材だべ。 熊本のお土産屋に入ったことありますか？どれもこれも、パッケージを見ると「くまモン」が笑っています。種子島も「宇宙なんちゃら」「ロケットなんちゃら」ってネーミング多いんですよ。で、このラーメンですけど、例に漏れず「宇宙ラーメン」。母の生誕の地・茎永（くきなが）にあるラーメン屋「おかざき商店」で、１日限定３食のラーメンなんですって。はずかしながら、私、知らなんだ！それを商品化したものらしい。ん？宇宙にゆかりの何かが入ってるのかな？ これも、長っ！「種子島産島バナナとホロホロに煮込んだ手羽先の本格インドカレー」。初めて手にしました。島バナナって、ちっこいバナナですけど、バシャンキ（標準語で「芭蕉の木」の事）とは違うんですかね。種子島のバナナってゆうと、私的には「バシャンキ」なんですけど・・・ね。