日記のようなもの






 2017.12.16
下の写真をご覧ください。埼玉県にある春日部駅前に建つイトーヨーカドーの勇姿です。なんで、日が落ちてるんだというのは後々わかりますよ。




このイトーヨーカドー春日部店、目を凝らして屋上の巨大看板をよく見ると、むむ?不思議なマークっすねぇ?




どうですか、「春日部」と「クレヨンしんちゃん」と言えば、ピンときます?そうなんですよ、ここは”かつて”は「イトーヨーカドー春日部店」。知る人ぞ知る「クレヨンしんちゃん」に登場するデパート「サトウココノカドー」仕様になってるんです。な〜んちゃって、自慢気に書いていますが、正直な話、私は家族もなければ子供もいないので、クレヨンしんちゃんのマンガもアニメも、ザ・ムービーも観るきっかけが無いのですよ。

「クレヨンしんちゃん」というキャラは知っていますが、それ以上はよく知らないのです。なんか、「クレヨンしんちゃん」が住んでいるところが春日部なんですってね。そんなこんなで、期間限定らしいですけど、春日部のイトーヨーカドーが『サトーココノカドー春日部店』に変身したみたい。看板はおろか、店内も、クレヨンしんちゃん仕様になっていて「イトーヨーカドー 春日部店」はにぎわっていました。

極めつけはこれです。買い物した後のレシート。観てくださいよ、このレシート!おっシャレ〜。粋なこと、しますよね〜。でも、確定申告の時、領収書として認めてくれるのかなぁ〜(笑)。

 


で、なんで、こんな真っ暗な時間帯の写真なのか・・・ですよ。遠い遠い春日部まで出向いた本当のミッションがあったんです。そうなんです、「サトウココノカドー」が目的じゃないんです。 ここ春日部くんだりまで出張った理由、それはですね、割烹「種子島」というお店があるのですよ。はずかしながら、最近になってこのお店の存在を知ったのです。

このページに訪れた方は「割烹 種子島」と聞いて、ピンときませんか?そうです、東京都北区は十条にある、「割烹種子島」です。鎌倉さんご夫婦で切り盛りされているお店で、すでに、潜入、ご紹介済みです。全く同じ名前の割烹料理屋が埼玉県の春日部にもあったんですね〜。

春日部にある「割烹 種子島」時間は夕方5時半ごろです。
 


お店の名前に「種子島」と付けるというのは、十中八九、種子島にゆかりの方が経営しているってことですよ。想像に堅くないです。ネットで調べたら、5時開店という事だったのでその時間を狙って、東京の郊外も郊外、春日部くんだりまで行ってきたのです。

ですから、お店に入る頃は5時半、すっかり真っ暗。中は、カウンタと座敷と分かれていて、座敷には4人テーブルが2つだけ、カウンタが5人座ればいっぱいという、思ったよりすんごくこじんまりとした、栗田ご夫婦が切り盛りされているお店でした。自分から積極的に「種子島出身」をアピールするのは恥ずかしいので、そのことは伏せて、潜入しました。




生ビールと山崎ハイボールをプラットホームにして、つまみを注文。「割烹料理屋」と言うだけあって、料理はおしなべてちょっとお高めの設定で、2、3品頼んだだけで5000円ぐらいになっちゃいます。でもですね、味は間違いなかったです。うま〜〜い!!ただのエシャロットも、なんだか、違う!!

メニューを隅々よ〜くみましたが、種子島ゆかりの郷土料理はレパートリーにはありませんでした。ひょっとしたら、頼めば、裏メニューで出してくれたのかも。入店した時には、奥さんが電話をされていて、友達とおぼしき電話先と、種平師匠のライブのお話をされておりました。

失礼しました。種平師匠とは、種子島が生んだ、種子島で知らない人は潜りだといわれる超有名芸能人、林家種平師匠のことです。


◆お通し

お通し代はこちら持ちとはいえ、この上品さ。観てくださいよ。豪華なお通しだこと。鯖寿司と卵焼きに、はじかみショウガ。


◆エシャレット

ただのエシャレットとおもいきや、なぜだか、おいしい!


◆しめ鯖

文句の余地なし!


◆手羽元の塩焼き

以下同文!


◆自家製さつまあげ

最後に頼んで正解!ボリュームもさることながら、超おいしいさつまあげでした!


大満足でした。こんどは、堂々と出身地を名乗って再来店したいとおもいます。ただ・・・ちょっと遠いかなぁ〜。



 2017.12.9
横浜はみなとみらい地区。もともとは海。上京した頃は、横浜ベイブリッジが完成したことで話題沸騰でしたが、目を転じて、みなとみらい地区はだだっ広い埋め立て地でした。今はどうでしょう。

贅沢な土地を使って立派な建物が優雅にいっぱい建っています。まさにランドマークの役割をしっかりつとめている「ランドマークタワー」は、まぁ目立つ目立つ。桜木町駅での下車が一番良いでしょうね。

その未来を感じさせるエリアの駅を挟んで反対側に、うってかわっての、年期を感じさせる野毛町の飲食街が広がっていて、その飲食街を見下ろす野毛山という山がある、そんな地理です。

何が言いたいのかといいますと、その山に動物園があります。「野毛山動物園」。贅沢な野毛山の起伏を利用した、な、なんと、入園無料の動物園(アンビリーバボー!)です。な〜んちゃって、自慢げに書いていますが、関東でも有名な動物園ですから、皆さんも来園したことあると思います。

でも、今日は12月。シンシンと足下が冷え、手のひらもかじかんでしまう今日にあって、さらに高いところに登った先の野毛山でしょ。風は無かったですが、キーンと冷えた空気が鼻先耳先をかすると・・・真っ赤になります。

 


人間がそうならば、そりゃ動物達も、寒いわな!

檻という檻は閑散としていて、近くから「ママ、ここも何もいないよ!」の無邪気な声。園内地図を片手に順に回っても不思議と足が止まらない(笑)。だって、奥に引っ込んでるんだもん。

こりゃ室内の動物を観るべと、ハ虫類館に入ったら、このザマっす(笑)。

のきなみ、冬眠!
 


お〜い!こら〜#!

って、怒っても・・・入園無料だしね。仕方無し!園内地図をよーく見ると、むむ!ホッキョクグマのエリアがあるぞ! なるほどそうか、ホッキョクグマならこの寒さもへっちゃらだろうと期待して行ってみると、こんな感じ。

こ〜んな近くで・・・・って、これ・・・人形!
 


これも人形!



これだって人形!



お〜い!こら〜#!

それでも、いうても「入園無料」なので十分楽しめると言っておきましょう。ほんでみなさん、ここが野毛山動物園本園とすると、獣専門の別園があるのをご存じでしょうか。前出の野毛山を下った先にある夜の飲み屋街、そこの一角を借りて開園している”食べる動物園”、それが「珍獣屋」なのです。

初めて入園するので下調べをしたところ、今日は5時から開園ということでしたので、それに合わせて、野毛山動物園散策を1時間半とみていたんです。でも、結局30分ぐらいで回っちゃったのですよ。

仕方がないので、飲み屋街を中心に開園までぐるぐる回って時間をつぶしましたよ。で、時計を覗くとやっと5時。


場所は、野毛町飲み屋街。5時なのにこの暗さ!



案内板できちんと確認!よーそろー!
 

雑居建屋の2階です。
 

いや〜待った甲斐があってのかな?5時に入園したらほぼ貸し切り状態でした。

4人席のテーブルが2つと、袖擦りながら5人ぐらいが座れるカウンタという小さなこの動物園、若いイケメン男性2人と、これまた若い美人女性1人で切り盛りしている模様。基本がジビエ。オーソドックスなお肉から”珍獣肉”まで、お肉系はレパートリーが充実しています。でも、特筆すべきは昆虫ですね。昆虫も多く実食できるのですよ。

カウンタの隅っこを拝借。ウイスキーハイボールをお願いして、とりあえず、この”食べる動物園”に敬意を表し、肉系「ヘビのぶった切り網焼き」を注文。この頃には、予約客とおぼしきお客で一気に埋まりました。



ちなみに、このタイミングで今日の特別メニューをご紹介します。

 

 

 

 


さぁ、出てきましたよ!ヘビ!女の子の店員さんにそっと聞くと、ニコッと笑顔で「ニシキヘビになりま〜す」だと。見た目は鳥の網焼きだなっす。



食べてみると・・・う、う、うまい!えっ〜〜〜?こんなにうまいの?ってゆうか、こりゃ、鳥感覚ですよ、まるで塩焼き鳥肉。言われないとだまされるぞぇ。でも、肉の間に軟骨みたいものもあって、こりこりしていて、あっ、イケナイ、イケナイ、ヘビだったと、我に戻ります。 お酒に合うぅぅぅ〜。

ジビエ動物園に敬意を払って仁義を切ったので、早速、昆虫食に切り替えました。昆虫単品で注文するのは面倒だったので、「昆虫5種盛り」(一品は任意、”蛾の幼虫”を指定しました)をお願いしました。でも、後で後悔したのですよ。ぶっちゃけ、一部、高田馬場のジビエ料理屋「米とサーカス」の虫食でも実食した虫にバッティングするメニューなんですよね。他のメニューを頼めば良かったかなぁ。

いや〜、広いお皿を贅沢に使った美しい盛り付け。フランス料理と見まごうばかり。フランス料理、食べたこと無いけどね。


左から時計回りにご紹介します。

タガメの素揚げ

(感想)
噛むと、ほんのり塩味に漬け込んだ内臓が、ぶにゅっ飛び出てきますが、ほとんどが甲殻です。噛みきるのが大変なので、おじいちゃんには無理。


コガネムシの素揚げ

(感想)
まんま、コガネムシ。コガネムシを手に取ったときの臭いそのものが口に広がるので、いい意味では、素材の味そのもの。おいしいのか聞かれれば、申し訳ないですけど・・・おいしくないと答えます。


蛾の幼虫の素揚げ

(感想)
外の皮膚は揚げているのでカラカラ、中身はミルキーな内臓。ソーセージのプチッという感覚。このコントラストが、好き嫌いが分かれるところ。私は大丈夫。滋養強壮と思うと・・・何匹でもイケる!


ゲンゴロウの素揚げ

(感想)
ほとんど甲殻。肉部分がほとんど感じられませんでした。


トノサマバッタの素揚げ

(感想)
スナック感覚。後ろ脚が歯の間に挟まる以外は、えびせん感覚。おいしい。まぁ、いうても、イナゴと一緒ですもんね。


さてさて、この”食べる動物園”にですよ、わざわざ、東京から横浜くんだりまで出張ってきた理由は次にあります。 ・・・はい、東京でもこんな機会は無いと思います。ジーザス!「ゴキブリの唐揚げ」。

これ!これを食してみたかったのですよ。かつて、テレビ番組「土井まさるのテレビジョッキー」でですよ、ゴキブリを食って白いギターを獲得した出場者、いませんでしたっけ?



いや〜、ゴキブリって食えるんだぁ〜って、その時、子供ながら思いましたもん。種子島には、夏にでもなったら食べきれないほど、ゴキちゃん(種子島弁では”クロジョー”)が湧いて出てきますからね。


親切に、羽を取ってくれてるのかな?
 

レモンをかけるのかな?


(感想)
唐揚げなので煎餅みたい。って思っていたら途中からぬっと生ぬるい、内臓がどろっと舌を滑ります。レモンをかけても、後味は・・・昔懐かしの味。というのも、米びつ(精米したお米を入れる箱)にゴキブリが一匹でも入ると、米びつ全体が、ゴキブリフレーバーになるんです。あのテイストを思い出しました。まぁ、後味さえ無ければ食べられなくも無いですが・・・。


この異世界のワンダーランドから目を覚ます時間がやってきました。なんか普通と違う感覚の”お腹いっぱい”になったので(笑)、最後の締めにデザートを頼みました。このお店でしか体験できない、衝撃アイテムなんだそう。

題して「異物混入プリン」。虫や脚が、いっぱい差さっちょるぅ!
 
(感想)
生クリームの上にプリン、プリンに得体の知れない虫がいっぱい刺さっています。でも、食べてみると、まったく違和感を感じないデザート。プリンの主張が強いし、完全に揚げていると思われるので虫はほぼスナック。硬軟の食感が見事なハーモニーになっていて、おいしい。



食べる動物園「珍獣屋」は、食のワンダーランド、アミューズメントゾーンです。今回は昆虫中心でしたが、次の来園時は、王道の”珍獣”の方を楽しみたいと思います。

p.s.
壁メニューの一つ。嗚呼、気になるわ〜。
 

チャージ代450円もプラスで、客単価はすごく高いけど、実にいい体験でした。
 



 2017.11.18
昭和40年代や50年代の商品、とくに電化製品や文具、家庭用品などを、骨董品屋さんを見つけたらついつい入店して物色しちゃいます。一種の性癖ですね。どんどん増えてゆくわけです。じゃ、どうするかということ、有る程度たまったら段ボールに詰めて、種子島の実家にせっせと送ってるんです。そうなんですよ、手元には・・・無いんですよ。

じゃ、なんで集めてるのかというと、いつか、自分の家を持つことができたらディスプレイしようと思ってるんですよ。今住んでいるところは、生活が出来る最低のスペースしかないので無理なんです。

種子島の実家は、ま、子育ても終わった老夫婦2人であの大きな家でしょ。月極無料の貸倉庫のようなもの(笑)。ところが、実家の両親にとってみたら所詮役立たずの廃品なんですね。ガラクタの何者でもないですから、野良猫やアオダイショウの巣になっている薄汚い納屋に放り投げて、扱いもゾンザイです。

帰省する度に、ちゃんと母屋に保管してくれ、あんな小汚い納屋に置くんだ!と愚痴を言うのですが、預けてもらっている身なのでそれ以上のことは言えません。ネズミがかじった無惨な段ボールを開けて中の状態をたまにチェックするんですけど・・・(悩みどころは何せ、南国種子島。常に高温多湿、夏なんか台風銀座。)錆びたり、汚れたり、カビたりで、もうね、どんどん劣化するばかり。

では、なぜ、そんな使えもしない古い「昭和アイテム」を集めるのか・・・・それはですね、デザインなんです。デザインがイカしているんですよねぇ。車のデザインもそうです。流線型のデザインが、もうね、うっとりするぐらい美しい。


ダットサン・フェアレディ なんだこのかっこいいフォルムは!


それだけに限らず、とにかく、今みたいな角張ったかっこよさじゃなくて、丸まったかっこよさ。ポップでモダン。超親切な精密なつくりじゃなくて、無骨なシンプルなつくり、醸し出す雰囲気というのがいいんですよね。ま、昭和40年代生まれで、農家のせがれでもそんな時代の品に囲まれていたからなんでしょうかね。

そんな前置きは、どうでも良いのです。

「昭和レトロ自販機マニアックス」という本を立ち読みしていると、「中古タイヤ市場」相模原店のオーナーが昭和の自販機を趣味で集めていて、趣味が高じて使えるように整備して、お客に解放しているというページが有ったんですよ。




おいおい、幸い神奈川じゃないっすか、行けなくもないぞ。

で、いつかの雑誌で取り上げられたのがきっかけで、以前から気になっていた自販機があるんですよ。それは「うどん・そば自動販売機」。あっつ熱の出来たてのうどん、そばが、そのまま出てくる自販機なんですよ。なんちゅー画期的な自販機でしょうか。本当に「起動」しているってゆうじゃないですか。

早速偵察に行きましたよ。

ちなみに、旧型の自販機設置には結構なお役所的な手続きが必要で、特に、ナマモノを扱う場合は食品衛生法やらなんちゃら法やら、いろんな手続きをクリアしないとダメみたいで、オーナーも相当苦労したんですって。

まずですね、「中古タイヤ市場」相模原店が地図も見ると陸の孤島みたいなところにあるんですよ。私、車を持ってないので、バスで行けばいいものの、地図で見ると片道およそ5キロぐらいだったのでこれなら歩けるなと思ったけど、やっぱ、つらかった(笑)!

雨もぱらぱら降ってきて、傘指すハメになっちゃった。でも、到着してずらり並んだ自販機を見て、そんな労力はすっ飛びました。まず、遠くからみるとこんな感じ。中古タイヤ販売店の敷地の片隅にずらっと設置されています。他のお客さんもいっぱいいました。中古タイヤ販売よりも、これ目的のお客の方が遙かに多かったように思います。

 


もちろん全台一応、写真に収めましたが、このページで全部は載せきれないので、軽食提供系自販機をピックアップして以下、ご紹介します。 まずはこれ!「かつ丼」「天丼」「焼豚チャーハン」「焼きおにぎり」「カレーライス」の自販機。オール350円です。温まるまで少々待ちます。いや〜ワンダフォー!!

 


次に、焼きたてトーストの自販機。「チーズハム」「コンビーフ」のどっちかを選べます。そして、できあがるまで40秒待ちます。

 


次はポップコーンの自販機。ま、そんな珍しいもんじゃないかもね。でも、これはうれしい。あったかいうちがおいしいもん。

 


ラーメンの自販機。うどん・そば自販機の姉妹機といったところ。こっちも興味津々だわい。「ラーメン」「チャーシューメン」が選べるぞ。

 


そして、これがうわさの自販機ですよ。値段は300円。「天ぷらうどん」「天ぷらそば」が選べます。私は天ぷらうどんのボタンを押しました。こんな自販機を初めて見たという感動と、暖かいうどんが本当に出てきたという感動が・・・ハンパねぇ。

 


そんな感動に浸って取り出したら、箸が見あたらない。箸も一緒に出てくるのかな?と思い込んでいたからなのか、焦って焦って、うどんを片手にうろちょろしていたら、「あなた、そんな事も知らないで、この自販機にコイン入れたの?」的な目線で、他のお客さんが「おにいちゃん、あそこ!あそこ!」と指を差してくれました。顔が赤くなりましたが、助かりました。

自販機の取り出し口の隣に、箸が入ってる窓がありました。全く気がつきませんでした。




もうね、ここ何年かで食べたうどんの中で、一番おいしかった。これ、マジっす。




ラーメン自販機も相当気になりましたが、それよりもなにも、熱いハンバーガーが出てくる自販機にかわいい女の子がはしゃいでいたのが目に入ったんです。箱に入った熱々のハンバーガーが出てくるみたい。300円でした。私も・・・思って財布を覗いたら、100円玉が無くて500円1枚があったんですよ。

 


何も考えずに、普通に500円玉を投入口に入れようとしたら・・・・入らない。穴が小さい・・・。そうなんですよ、当時は500円玉なんて無い。周囲のお客がじっと見守って失笑している!ヘタこいただぁ!ここでも赤面する羽目にぃ。

この歳になって、この2度のドジっぷりは相当イタイ。



 2017.11.05
子育てに追われることもなく、家庭サービスも無縁の秋の三連休。しかも、素晴らしい秋晴れ。晴れると困っちゃうんですよね。雨ならば、「雨だもんね〜」と自分に言い訳して、家にこもってられるんですえけど、晴れだほんと困っちゃいますね。

何するべなぁ〜と考えあぐねて・・・ということで、老体むち打って最近気になっていたラーメンとカレーを食べるために都心に出かけました。えっ?貴重な三連休でただ、そんなことに?と笑われるかもしれませんが、私にとってはこの三連休の中で一番のイベントですよ。

まず、ラーメンのパートです。

種子島にも、もちろん町まで出かけると専門のラーメン屋はありますが、いろんなところで書いていますが、農家は”お金”を出して飲食店で飯を食べるという習慣というか概念というか、そんな思いは基本的に無いのです(笑)。米も野菜もお漬け物もお味噌も自家製が余りあるほどありますから。

最近の若い家族は、「南海の孤島」であっても生活スタイルが進んでいますからそんなことは無いと思いますが、上京する18まで、少なくとも私のファミリーは、外食するなんてついぞ一度もありませんでした。

とはいえ、庶民の外食の定番はラーメンです。種子島でも人気のラーメン屋はあります。中種子町の「味の哲ちゃん」なんかは人気です。おしなべて種子島のラーメンは、よく言えば地元に愛されているラーメン。定番で安心ですよね。悪く言えば、チャレンジしなくても一定のお客はいる変わり映えはしない、バリエーションが体験できないというところでしょうか。

そういう意味では、東京は桁違いのお店の数とバリエーションのすごさと、はやり廃りの回転の早さは比じゃ無いです。去年買った「ラーメン本」が今年は使えないといっても過言じゃないくらい、生まれては消え、消えては生まれるの繰り返しですね。

嗚呼、種子島でこんなラーメン出したら「文明開化」だよなぁ。絶対に行列だよなぁという、レベルのすごい高いラーメン屋もバンバン消えて入れ替わりますもんね。

・・・なんちゃって、ちょっと前説が長くなりましたが、「東京」と「ラーメン」でネット検索してみてください。すごい数でしょ。その中でも有名なラーメン屋はいくつもあります。”博多ラーメン”で東京に進出してきて久しい「ラーメン一風堂」もその一つ。

東京でも結構な有名店ですよね。この「一風堂」さんが、な、な、なんと、32周年創業祭(ん〜、すんごいハンパな数字)と銘打って、とんかつソースをベースに豚骨スープとコラボしたラーメン、「ソースとんこつラーメン」なるものを期間限定で販売したんだそうです。

 


この情報、はずかしながら最近まで知りませんでした。えっ?あの、とんかつソースがベースのラーメン?主張しすぎない?そうイメージするとちょっと驚きのスープですが、今、栃木のB級グルメ「スープ入り焼きそば」(醤油スープにソース焼きそばを入れたヤツ)が人気と言うことなので、その意識もあったのかな?

「期間限定で販売したんだそうです」と書きました。というのも、10月いっぱいまでの期間限定ラーメンということだったのですよ。ところが、お店の言を借りれば「賛否両論、問題になったので、11月いっぱいまで延期した」とのこと。

マジかぁ!早速、ネットでお店を調べて都心某所に行ってきました。初めて入る店舗です。まず、お店の前に立って驚いたのが、このディスプレイです。ソースがすごいことになっちょります(笑)。期間限定ラーメンのはずなのにこのプッシュはすごいですね。11月が過ぎると看板、撤去するのかなぁ。

 


早速、「ソースとんこつラーメン」を注文。後からカウンタの隣に座った別のお客も・・・「ソースとんこつラーメン」を注文していました。このラーメンを注文すると、何故か「ソースとんこつラーメン」のロゴ入り専用の紙エプロンがついてきます。このラーメンだけ?いかに、このラーメンを期待しているかの証ですよね。




紙エプロン、ちゃっかり記念に持って帰りましたが、さて、ラーメンです。おお〜、来ましたよ!スープが”ソース”色、そして、ほぉんわりととんかつソースの香りがぁ・・・・。

 


早速、スープ、いただいちゃいました。おお、確かに今までありそうでなかった感覚。やっぱりソースが主張していますが、とんこつがベースにあるのでおいしい。うわぁ、このバランスはすごく難しいと思います。ちょっとズレちゃうと、ただのとんこつスープになっちゃいますね。そんな感じのラーメンでした。


次に、カレーのパートです。

種子島の農家は基本的に外食するという概念は無いというのは既述しました。カレーもしかりです。子供達にとって実家のお袋の作るカレーが「カレーの世界の全て」です。私のお袋のカレーは必ず「ハウス バーモンドカレー 甘口」でした。当然ながら、カレーと言えば「ハウス バーモンドカレー 甘口」だというのが当たり前で、結果的にそう洗脳された訳です。




しかも、今思えば、6人家族なのにお袋はルーを2切れぐらいしか使わなかったんですよ(笑)。あとは片栗粉でごまかす。6人家族を養うとは大変なことですね(笑)。まさに、限りなく水に近いカルピスのごとく、限りなくカレー風味に近い「真っ黄色」なカレー”汁”的なカレーだったんですよ。

ちなみに、小学校の剣道の親善試合だかなんだかで初めて鹿児島本土に遠征に行ったときに、鴨池の食堂で皆がオムレツとかハンバーグとか注文する中、私は(何故そうしたのか分かりませんが・・・)、カレーを注文したんですよ。今思えばレストランのちゃんとしたカレー。

今まで見たことがない、注文間違えたのかと思うくらいのどす黒さ(カレーだから当たり前です)と、甘口とはほど遠い、味わったことがない辛さ(カレーだから当たり前です)に、ワンスプーンも食べられなかったことを思い出します。

さて、そんなことはどうでもよくて、本題に戻します。このホームページのトップページでも紹介していました、東京は飯田橋のアパホテル1階にオープン予定の「アパ社長カレー」専門店。11月中にオープンするということでした。11月1日にオープンしたとのことなので、早速行ってきました。東京進出一号店だそう。

 


店内はほんと狭小で、カウンタ席がメイン。外の食券機で食券を買って中で注文するというスタイルでしたが、オープン仕立てだからなのか、案内人さんがいて、いたせりつくせり、安心して席に座れました。



参考としてそのときのもらったチラシを載せますね



ちょっと豪華に、「ロースかつ社長カレー」を注文しました。スプーンは”金”の先割れスプーンです。先割れスプーンてなかなか見かけなくなりました。このスプーン、ほしい!!

 


アパ社長カレーは石川県の金沢カレーをベースにして開発したらしいです。ご飯にかけると、さらっとご飯に染みこんでいくインド系カレーは私は苦手で、どどどどっとご飯の上に乗っかるカレー、いわゆる欧風カレーの方が私が大好きなんです。

この、アパ社長カレー、及第点といえば上から目線ですが、普通においしいカレーです。お店に行けない方は、レトルトパックでも市販されいますから是非どうぞ。




 2017.8.23
2017年8月19日、みちびき3号衛星を載せたロケットが種子島宇宙センターから発射されました。時間も土曜日の午後でしたから、クーラーガンガンの部屋で、ネットの生ライブ中継などをご覧になった方も多くいらっしゃるとおもいます。

南国のリゾート地として全国区な沖縄や奄美大島をバシッと蹴って、夏休み休暇に肌を焼きに種子島にでも行ってみようと思う人ほどの器量よしはこの世にいないと思いますが(笑)、唯一の動機付けとしては、なんといっても「一度でいいからロケット発射を見てみたい!」というところじゃないでしょうか。

お隣の”世界自然遺産”で人気の屋久島と違って、交通費がべらぼうの、なんちゃって観光地だらけの、観光パンフレットの”目玉”は「釣りポイント」という、何〜んにも無い種子島にとって、ロケット発射のカウントダウンに立ち会える瞬間はすごい魅力だと思います。

ですから、いざ、種子島にお越しの際は、ロケット発射情報を調べて、発射日を見計らって”種子島上陸計画”を立てることになるのかなと思います。でもですね、ここでやっかいな不文律があります。それは・・・当初の予定どおりにはなかなか飛ばない!とうことです。ほぼほぼ延期になります。今回の打ち上げもそうです。

国民の税金を使った巨額のハイテクの塊なので、失敗でもしようものなら手のひら返しで国民から袋だたきに合います。慎重に入念にチェックしますでしょうし、特に射場の上空の天気や風がめちゃ不安定なので、完璧なベストタイミングじゃない限り簡単に延期しちゃいます。

これはオフレコの話ですけど、打ち上げシーズンだけで、本土からは島民の何十倍、ん、言い過ぎ?何千人ものロケット関係スタッフが島に滞在することになりますから、島民は心の中では「飛ぶな!飛ぶな!延期じゃ!延期じゃ!」と願っています(笑)。

だって、その分、どんどん島にお金、落ちますから(笑)!ホテル、飲食等々、経済効果バツグンです。もちろん、一生に一度でいいから、ロケット発射を見たい!というあなた!少なくとも1週間〜2週間ぐらいの長期計画で来島して頂くことを希望します。島民も大喜びです。

ここでやっと本題です。だいぶ前のお話、2015年の夏の帰省の時のお話です。その年の夏は、国際宇宙ステーション用の「コウノトリ」の打ち上げが行われました。

私の会社の夏休みの関係から、とっくに打ち上げが終わった後の帰省だったハズなんですけど、打ち上げ日があれよあれよ何度も延期になって、な、なんと、私の帰省日にどんぴしゃ、ぶつかったんですよ。

いや〜、ラッキーでした。上京してからはじめて打ち上げをライブで観ることができましたのらぁ〜。ここで、種子島の地理のおさらいです。種子島は、鹿児島大隅半島のちょっと南に下ったところ、屋久島のちょい隣です。

種子島は、北に「鹿児島県西之表市」、真ん中に「鹿児島県熊毛郡中種子町」、南に「鹿児島県熊毛郡南種子町」を抱していて、宇宙センターは南の方、南種子町に位置します。




南種子町の中心部の繁華街「上中」、と、私の母校「平山小学校」と宇宙センターの位置関係は図のとおりです。実家から車で10分ほども走ると、宇宙センター敷地にに突入する距離なんですよ。




海岸線に建つロケット射場を上から見おろすビューポイントがいくつもあるんですけど、その中でも、実家から歩いて20分程度で行ける「恵美之江」というところが、今はしっかり公園化されていて、超イカしたナイスなビューポイントです。このポイントを私はオススメします。


↓恵美之江展望公園から射場を望む



2015年のコウノトリの打ち上げは夜でした。発射日にぶち当たったのは幸運でした。上京する前は、毎年のように観ていた打ち上げ光景も、上京して以来のそれでしたから、新鮮でしたね。折角なので、プライベート記録用として私の携帯”らくらくホン”で当時撮ったMPEG動画を、今回初掲載しま〜す。

撮影場所は前出の公園です。目の前の射場だけがライトアップされていて、映画のワンシーンのようでテンション上がりまくりだったんですけど、携帯で撮らなきゃという思いが先行して、結局、発射の様子はずっと携帯のファインダー越し。

生映像をこの目で見損なったしまいました。携帯の性能は推して知るべしなのでご容赦を・・・。ほとんど真っ黒で画質が悪すぎ。でもまぁ、なんとなく、回りとの一体感は伝わるんじゃないでしょうか。それとものすごい音。数秒後に来る衝撃波、地鳴り音が伝わるでしょうか。



↓MPEG動画はここ!撮影はヨシボー!



 2017.5.5
神奈川県の横須賀。

米軍の軍港があるので北朝鮮のミサイルがしっかり狙っているらしいですが、横須賀と聞いてどうですか、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドや百恵ちゃんをイメージするのはアラ50世代かな?小泉進次郎!と叫ぶあなたは20代か?

私はというと横須賀と聞けば、百恵ちゃん、それもありますが、まずは「三笠」と「猿島」ですね。今期のGWは、カレンダーを紐解くと1日2日を休めば最大9連休。特段、田舎にも帰らず、家族サービスをする必要もなし。ましてや、出かける先はどこも人だらけのGW、火中の栗ならぬ、飛んで火に入るなんとやら。

ということで、いつものとおりノープランなので、GW中でもオープンしている喫茶店のはしごをしながら時間つぶしを・・・と思っていたのです。でも、いつぞの事だったか、「猿島」が整備されて”公園”になったというニュースを聞いていたので、2017年のGWのけじめとして、重い腰を上げみようと思った訳です。


(晴天のうだる暑さの中、横須賀カレーのマスコット「スカレーちゃん」と、開国のマスコット「ペリリン」が、必死に営業中。おこちゃまの人気者でした。)


なんで”サル”もいないのに猿島って呼ぶのかはよくわかりませんが、日本海海戦を勝利に導いた旗艦三笠がそのまま残る三笠公園から、船で10分の小島です。


(横溝正史の「悪霊島」・・・っぽい!!)


上京して何年かですから、平成5年ぐらいの事でしょうか、横浜の親戚に連れられて「猿島」に渡ったんですよ。島全体が元々旧日本軍の要塞があったところで、渡船(恐らく釣りの為の渡船)が出ていて、島に上陸出来たんですよ。こんもりとした森に草ぼうぼう。ケモノ道みたいな道を歩いていると、確かに弾薬庫跡や砲台跡など、煉瓦造りの何だか分からない代物が、あっちこっちで壊れて朽ちていて、森に飲み込まれている島でした。

当時は、釣りを楽しむ人以外、世間の関心すら無かった無人島だったと思うんです。 田舎育ちのDNAが入っている我々は、この無人島は初めてでしたが、そんな遺構などそっちのけで、ある植物に気がつきそれを採るのに夢中になったんですよ。思いも寄らない事でした。それは「ツワブキ」。東京でいう「フキ」は「フキ」だと思いますが、種子島で「フキ」というと「ツワブキ」。この「ツワブキ」と「フキ」は全然違います。

「ふきのとう」が大きくなったのが「フキ」、「ツワブキ」は表面がつるつると光っている葉っぱが特徴で、東京の公園とかご家庭の庭に観賞用として植えているアレです。アレは食べられるますよ〜。ってゆうか、普通に煮物や佃煮にして食卓に並ぶ、”フェイマス ・ポピュラー・フード in TANEGASHIMA”なんですよ。

 
(左は「フキ」、右が「ツワブキ」・・・ね、違うでしょ!)


いや〜、当時は立派なツワブキが猿島に繁殖していて、親戚一同、驚き。「あばや〜!なっしぇかかえ〜!」(あらまぁ〜!なんてことでしょう〜!)・・・いやはや引っこ抜き放題。持って帰るのはイエローカードだったのかな?当時の話です。もう時効として許していただきたい。もちろん、今の猿島にも生えてますが、横須賀市の公園になっちゃったので完全にレッドカードだと思います。

皆で、おのおののリックに詰めるだけ詰め込んで持って帰った、そんな思い出がある「猿島」におよそ四半世紀ぶりに足を踏み入れた訳です。(ちなみに、ツワブキはアクが強いのでアク抜きをしないとすぐには食べられませんのだぁ〜。)

いわずもがな、三笠公園から出向する船は、GWの特別編成。普通は1時間に1本ぐらいのサイクルなのに、乗船待ちの長蛇の列をはかす為に、満員ぎりぎりに乗せたら即出発という、ピストン輸送でした。


(満席の渡船。バックは戦艦三笠。絵になるなぁ。海側から三笠を観られるのも船に乗ればこそ!)


島に到着する桟橋の先はサッカーグラウンドにも満たないぐらいしかない砂場。”なんちゃって湘南”を満喫する人・人・人。GW恒例の風景ですよ。でも、子供らにとったら、人混みも何も関係ないっすね。キャーキャーですよ。

食事処や売店、資料館なんかもあって近代化。また、島の道もきれいになってハイキングコース化してました。むしろ立ち入り制限があって(火薬庫、武器庫には入れない)、昔みたいに道を逸れていろんなところを勝手に歩けなくなっていました。その点は残念。

煉瓦や遺構もきちんと組み直して島全体がオシャレになっていました。「ラピュタの島」なんてキャッチフレーズで観光アナウンスしてますが、昔の草ぼうぼうの島の時が、ラピュタに近かったぞ!・・・ってゆうか、入園料取るのにはびっくり。ちゃんと維持管理をよろチクビ!

 


ほんで、釣り場としても整備されていて島の2カ所から、磯海岸に降りられるようになっていました。この事実を知っていたらあらかじめ道具をもっていったんですけど、時既に遅し。何の事か?それは・・・岩をよーく覗くと、あの生物がぁ・・・・。

 


まるまる太った”くるま”(ヒザラ貝のこと)がうじゃうじゃといるではないですか。あっちのもこっちに、高級食材(笑)!そうです、誰も採らないからでかい!吸盤がハンパ無いので手でもぎ取れない。道具が無いから眺めるしかないなぁ。大ごちそうなのにね。ちなみに磯で採った物って持って帰ってもOKなのかな?管理公園だからキャッチアンドリリース?

 
(道具がなくて家の鍵を使用。苦労して1匹ゲット!手のひらでまんまるになりました!)


帰りには、異国情緒ある「どぶ板商店街」に立ち寄って、横須賀ビールで気分づくり。ちなみに、有名な横須賀カレーやネイビーバーガーの店は、腹が立つほど長蛇の列なもで、あきらめました。GWはやっぱ、避けた方が無難でしたね。

 





 2017.4.9
くつろぎ喫茶種子島が気持ちで協賛している年一回4月の第一日曜日のお祭り「KANAMARA フェスティバル」。今年は4月2日開催でした。皆さん、行かれましたでしょうか。

一度でも行かれた方はよく痛感されていると思いますが、驚愕の人の数。人、人、人、以前は神社に入るのも自由だったのに今は入場制限しますから、川崎大師駅前から金山神社周辺は人であふれ、警察総動員の戦争のようになります。

個人的な感覚ですが、驚くのは外人さんの数。外人さんの割合は50パーセントぐらいじゃないですか(笑)?で、水商売の方30パーセント、そしてその他20パーセント。・・・ん?適当すぎか?

実は、今年も意気込みは行く気満々だったのですが、前日土曜日の午後から二日酔いみたいな症状で頭がクラクラして、寝込んでしまっったんです。ほんで、当日もそれを引きずってしまって布団から起き上がれなかったのですよ。ん〜、返す返すも口惜しい。寂しくユーチューブで追体験していますよ。



出店や商店街も、商魂たくましく祭り仕様なので、いろんなジャンル、レパートリーのチ〇コ、マ〇コグッズがズラリ。飲み屋ではカナマラ祭り特別メニューでお出迎え。

今年の新作グッズは何かな?というワクワク感と、なんといっても定番チ〇コ飴、マ〇コ飴を公道で、老若男女、なんの憚りもなく、堂々とナメナメできるのですよ。すごくないですか?




ちなみに、「KANAMARAフェスティバル」というものの、ちゃんとした「神事」でごわす。神聖なお祭りだと思うんですけど、この話を周りにすると、気持ち悪いのか・・・引かれるんですよねぇ(笑)。



 2017.2.18
このページをご覧になっているあなた!これも何かの縁ですから是非種子島へと言いたいところですが、交通費もバカになりませんし宿泊は必須ですね。ホテルやコテージもあるにはありますが、まぁ、いうても民宿がスタンダードです。種子島のホテルもコテージも民宿も、お客様へのきめ細かい心遣い以外に余念はないですが、どうしても避けて通れないのは虫対策でしょう。


出来たてホヤホヤのビジネスホテル、「ホテル・レクストン種子島」


田畑、野山、海川の隙間に住まわせて貰っている以上、いろんな場面場面でみたこともない虫に接近遭遇することでしょう。細心の注意を怠っていないホテルや民宿ですら、それを避けることができません。ですから、蠅、蚊、女郎蜘蛛くらいでキャーキャーいってもせんなきことでおわす。”風の谷のナウシカ”の世界を地でいっている「いにしえの御代より虫と共存している種子島」を楽しむ気概がないと厳しいです。


種子島でもなかなか出会わない「ヤマトタマムシ」だったら、あなた!幸せになるぞぉ。


そんな島民の小学校にあって、夏休みの課題研究といえば、やっぱり人気は「昆虫採集」でした。黙ってても虫だらけなのに「昆虫採集」とは、こはいかに?と問われれば・・・何も考えずに手っ取り早いからかな(笑)。夏の7月から8月は東京は夏休みでしょうが、種子島は稲の刈り入れのピークです。農家のころんがしは、宿題どころでは無くなります。「手軽」はすごく魅力的。

そんなことはどうでもよくて、この「昆虫採集」に絶対に必要なアイテムが「昆虫採集セット」だったんです。その前に、今の小学校では昆虫採集、つまり、昆虫の標本づくりは禁止の学校が多いそうですね。ジャポニカ学習帳の表紙の虫写真が気持ち悪いから花に変えろとクレームをいうモンスタークレーマーみたいな”虫を知らない親”と”虫を知らない子供たち”への配慮なんだろうと思っていたら、そうでもない無いみたい。


これが気持ち悪いんだったら、種子島では・・・。


虫にも命があるので、意味のない殺生は子供の教育によくないからなんだそうです。なるほどその考えは大事っす。そんな学校の先生も、家に帰って台所にゴキブリを見ると、ゴキちゃんの言い分も聞かず、即攻”ゴキジェット”でシューーー!!でしょうにね。

話を戻すと、この「昆虫採集セット」って、どのくらいの方が知っていますかね。アラ50の方は見近だと思うんですけどどうですか?当時、普通に店頭に並んでいませんでした?今は全く見かけません。ん〜仮に在ってもお店に置けないんだと思いますね。なぜ?

前述のとおり、昆虫殺すのはまかりならん!という世の中の流れで、グッズが売れないという事に加え、モノホンの注射器が付いていたからじゃないかなぁと思うんです。本当に本物の針でしたから。ん〜、小学生のポケットにナイフもダメな昨今ですから、ましてや、注射器はねぇ(笑)。赤液と青液とあって、赤液が殺虫剤、青液が防腐剤。これを注射器で昆虫に刺す。ほどなく死んだところで饅頭箱でつくった標本箱に標本にするんです。

イヤ〜、赤液と青液を注射針で注射するメカニズムが、大人になった感じがして楽しかったけどなぁ(笑)。ほんで、何でも集まる東京のスーパーや文具店には100パーありません。唯一期待するのは骨董品屋。密かに出てこないかなぁといろんな骨董品屋をチェックしていたんです。待ちました。およそ上京して30年。なかなか神様はマッチングさせてくれませんでした。

ところがですね、今日、上野の骨董屋にひっそりと出ていました。しかも、ほぼ完品で。赤液入れ、青液入れにちゃんと液も入っています。見つけた瞬間は心の中でガッツポーズでした。この感動を分かち合いましょう!



 
いや〜、状態も素晴らしく、ほぼ完品に感激!!



「毒ツボ」って・・・超リアル!




  
嗚呼〜、なつかしや!これよこれ!赤液青液。人体はおろか、家畜に使うな、とあるぞ!すごい致死量だぁ(笑)!




 
注射器までちゃんと残ってるとは・・・感動せざるを得ない!「危険な遊びに使うな」・・・そりゃそうだ!





 2017.2.10
来る2月14日はチョコレート業界その他、大人の策略にまんまと乗せられてしまった国民的イベント、「バレンタインデー」です。私には関係ない日なのでちょっと皮肉めいた言い方をしてしまいましたが、彼女または家族からの本命チョコは、いうてもうれしいものです。さて、この時期東京では、チョコのみならずバレンタインデーに便乗した変わり種商品が店頭に並びますし、企画イベントなど盛りだくさんです。商魂たくましいですね。

そんな中、東京の超有名ラーメン店「武蔵」では、バレンタインデーにちなんだ期間限定メニュー(14日まで)として、毎年ガーナチョコを使った特製ラーメンがメニューに追加されます。つまりはラーメンとチョコレートのコラボですね。このイベント、今年で9年目突入なんだそうです。はは〜ん、このラーメン企画も宣伝を兼ねた便乗ですね!と思ったら・・・さにあらず。本気モードのラーメンです。

今年、2017年のバレンタインデー期間限定ラーメンは「つけガーナ」。いわゆる、チョコレートスープ製のつけ麺です。武蔵新宿本店、浜松町店、芝浦店の3店舗のみで提供、1日限定20食とのことです。これは不肖ヨシボー、押さえておくべきでしょう。雪がひらひらと舞い降りる、ここ東京は芝浦店に行ってきました。


ラーメン武蔵 芝浦店


「芝浦店」は11時45分のランチ時間からオープンなんです。種子島島民の方は「ラーメン武蔵」といってもピンとこないと思います。一時期のブームは一段落したものの行列のできる東京でも指折りの超有名ラーメン店なんです。いつ行っても常に満席で並ぶは必至。ましてやランチ時はお客も戦争なんです。

今日は東京も雪。超寒い。こんな日に「武蔵」に行くのは、雪を浴び、寒風にわざわざ当たりにいくようなもの。1日限定20食ですからね、売り切れていたらどうしようという心配も頭をよぎりましたが、結局のところ、ランチ時間を避けた午後1時半にお店に到着。

案の定、先客が並んでいました。そそくさと食券機を確認すると「チョコつけ麺」のボタン発見。売り切れランプも付いていませんでした。一応、安堵。即、食券ゲット!




ところで皆さん、よ〜く考えるとですよ、くどいですが、ラーメン武蔵ってランキングの上位に必ず入ってくる超人気店なんですよね。とにかく長蛇に並んでも食べたい、そんなラーメン店でなんですよ。不肖ヨシボー、寒風吹きずさむ日にわざわざ並んでですよ、よりによってど真ん中じゃなくて「チョコつけ麺」って。

現に定員さんに食券を渡したときに、心なしか「あなた!本当にこのラーメンでいいの?」的ニュアンスを感じました。恐らく、本日第一号客だったみたい(笑)。そりゃそうですよね、「武蔵」で並んでまでして「チョコつけ麺」とはね〜。店員さんが「チョコつけ麺」を出してきたときに、満面の笑みの店員さんから優しく声をかけられました。「スープ割用の特別スープを用意しますね。といってもミントティーですけど・・・。」。

  


おお〜!今年もお決まりのガーナチョコが麺に添えてあるぅぅぅ。そして、チョコレートボールケーキがついちょる!!ボールケーキも超甘っ!

 


新作つけ麺、早速食べてみました。オオぉぉ〜、感動!チョコだぁ!このラーメンは「本気」です。本気で取りにいってますぞぉ(笑)。う・ま・い〜!今月2月14日までの限定ラーメンですので、このイベントが終わる前に、すぐに「武蔵」へGO!



 2017.1.29
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。今年酉年、年男、本年もどうぞよろしくお願いします・・・からのぉ・・・新年初日記になります。ここで唐突ですが、新春ウルトラクイズです。「世界三大珍味」といえば、トリュフ、キャビア、フォアグラですが・・・では、「中国三大珍味」といえば?

ではお答えしましょうか!一つ目は「フカヒレ」ですよね。二つ目は「ツバメの巣」。そして、そして、もうひとつは、ええと、もう一つは・・・ええと、ええと、なんでしたっけ?「熊の手」でよかったでしたっけ?アワビ?まさかの北京ダック?いや、もとい、「熊の手」でいいんですよね。

これら「珍味」といっています。漢字を信用しますと、”珍しい味”という事であって、イコール、おいしいという事じゃないよ!ともとれますけど・・・。典型的庶民の私は「フカヒレ」も「ツバメの巣」も「熊の手」も「珍味」というよりは、なかなかおいそれと手の出ない、高級食材というイメージがあります。

中国の食文化っていやはやすごいですよね。なんでも食べるって聞きますもんね。四つ足動物ならば、机以外は全て食べるという(笑)。中国4000年のなせる技です。ほんで、中国三大珍味ですけど、まず「フカヒレ」です。うわさによると日本の気仙沼産が最高級らしいですが、これは本当ですか?




ということは、気仙沼はサメ漁も盛んで、日本人も昔からフカ、フカヒレは至極普通に食べていたということですよね。いや〜、「フカヒレ」って聞くと、「宮城」でなくやっぱ「中国」ってゆうイメージなんですけど、私だけですかね。

ちなみに、フカは種子島で食べたことはありますが、驚くぐらい淡泊で、しかも、アンモニア臭がするので酢味噌でごまかして食べた記憶があります。「熊の手」はどうでしょう。うわさによると蜂蜜を掻き取る右手の方が重宝されるって聞きますが、これは本当ですか?




熊の手がお皿に姿のまま出されればギョッとはなりますが、いうても沖縄には豚足料理がありますからね。まぁ、なじみの食材かといえば微妙ですけど。熊肉はジビエ料理では定番で数が少ないので高級。「熊の手」も熊肉には変わらないっすからおいしいのでしょう。

問題は「ツバメの巣」ですよ。どうですか?まず、ツバメはツバメでもアナツバメってゆうツバメだそうです。下の写真を見てください。




日本人がコレを見たらですよ、間違いなくツバメの方を食べますよね。なんですか「巣」って・・・。中国人のすごいところは、「巣」に目が行くところ。ツバメはそっちのけで「巣」が食べられるんじゃないかって発想する方がアンビリーバボー!

うわさによれば、巣は、巣作りのためにせっせと運んだ海藻をツバメのだ液で固めたものらしいですけど、これは本当ですか?うわっ、想像しちゃった!!新年早々、なんでこんな話をするかといいますと、わたくし、おぎゃーと生まれてこの方、よわい半世紀近くになろうとしているのに、「中国三大珍味」のいづれも食したことがないのですよ。かつて、一度もです!

「フカヒレスープ」ならありますよ。限りなく春雨疑惑のある「フカヒレスープ」なら。しかもレトルトのね!ところがですね、ザ・新年2017年。本物の「フカヒレ」を食べる機会を得たのです。

あらましはこうです。

昨年12月、会社の忘年会のビンゴ大会でのこと。かつて、ビンゴの恩恵になかなか預かることがなかった私に、運が廻ってきたのです。景品が当たったのですよ。「選べる宿泊券ギフト 〜極上のおもてなし〜」。

一体何かといいますと、カタログを見ながら旅の宿泊地を選べる、およそ1泊2日食事付き。3万円相当のペア宿泊ギフトでした。旅といえばビジネスホテル利用が定番の私にとっては、ページをめくると目を疑うほどの立派なお宿のオンパレード。全国津々浦々の高級ホテル。

 


そこで、はたと困った!

ペア宿泊っておい、誰と行くんじゃいという突っ込みはもちろん、食事付きでもこれは宿泊オンリー。つまり、交通費は自腹。いや〜、どうしよう・・・3万円相当のホテルって興味津々だけんじょ、どうしようようと思っていたら、最後のページ・・・安心してください!有りましたよ。宿泊以外のギフト候補が・・・「マツバガニ」「シャンパーニュワイン」「高級フルーツ」「松坂牛」「フカヒレ」の5つ。

そこで迷わず「フカヒレ」を指定。今日届いたのですよ。フカヒレのパックが2つ、アワビが1つ、そして白湯スープ。

  


血湧き肉躍る興奮は抑えて、はたと困った!どうやって食べるべかぁ。単純計算で考えると、このフカヒレ、1枚1万円だべぇ。緊張してきたぁ!ま、フカヒレは2パックあるので、1つは贅沢に使わせてもらうべぇ。今日のランチはこんな感じ。

 


いつもお世話になっているイオンのカップラーメンに乗っけてみました〜。フカヒレ・オン・ザ・ショウユ・ラーメン!しめて、1万と58円の超高級カップラーメンに舌つづみ。



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