日記のようなもの






 2016.12.12
「駄」という漢字を辞書で調べると、「荷駄」というように、馬や牛の背中に乗せる荷物という意味と、「駄菓子」というように、値打ちがないものという意味があるそうです。

幼少の頃、実家のとなり部落に、駄菓子を置いてある商店があったんですよ。今は廃業していますけどね。バリバリの農家のせがれだった私の幼少の頃はもち小遣い制じゃないので、おいそれとかっぱえびせんやポテトチップス、コカコーラなどの高価でメジャーなお菓子は自由に買えなかったんです。

ですから、親のへそくり用の財布からバレないように小銭(10円ぐらいかな)を盗んで、10円玉を握って隣部落まで走っては、もっぱらその商店で駄菓子を買って文明の味を噛みしめていた訳です。私はもっぱらアズキの甘豆が専門。時折、持ち金10円をはたいて「ジュースの粉」を買うんです。




袋の角を切ってストロー突っ込むんです。ストローでヤクを吸うように、ストローで粉を直接吸う・・・・。 原液の粉なので、純度100パーセント。脳を突くすごい刺激があったんですよ。・・・って、コラーっ!

ちなみに、この「ジュースの粉」で作ったジュースに10円玉を入れると、あ〜ら不思議、金ぴかになるんですよね。

駄菓子は「駄」が付きますが、ふかしたサツマイモに比べれば贅沢なおやつで、子供ながらにこそこそと親の金をくすねて、チビチビと駄菓子を食べるなんて、良心の呵責も手伝って、将来、大人になったら、腹いっぺい、食べたい・・・そう思っておりました。



さて、都内には趣向を凝らした変わり種居酒屋がありますということで、給食で酒を飲む給食居酒屋「給食当番」をご紹介しましたところですが、都内には駄菓子居酒屋と称される、駄菓子をアテにして酒を飲む居酒屋がいくつかあるんです。

・・・30分1500円で、駄菓子食べ放題。お酒、ジュース飲み放題。こんなお店が新宿歌舞伎町にあります。そのお店は「駄菓子居酒屋 縁日」。

  


種子島在住の方にはどうでもよい、全くつまらない今日のお話ですが、新宿は歌舞伎町にこれまた有名な「ロボットレストラン」というレストランがあります。この「ロボットレストラン」のトイ面にこのお店がありました。

よわいアラ50になって、やっと、駄菓子が腹いっぺい、食べられる機会を得ましたよ(笑)。お店は地階にありますので階段を降りて恐る恐る中にはいると、店員さんから席を案内されシステムの説明。食べ放題の駄菓子コーナーと、追加料金がかかる駄菓子コーナーと、飲み放題のサーバーの使い方の説明があった後、スタート時間が確定されてあとはフリー。

 
席はなぜか垂れ幕で仕切られています。



ここは食べ放題駄菓子のコーナー。よりどりみどり。



ここは追加料金駄菓子のコーナー。単品でお代がかかりますが、380円を一括追加すると食べ放題になります。サキイカとかチーカマ、ハムカツなど、本気のアテになる駄菓子が有料。うまくできちょる。


 
ビール、ワイン、ジュースが飲み放題。セルフだけどね。



一方、サーバーで炭酸水を注いで、セルフでサワーをつくるコーナもあるぞ。友人の家の台所感覚。



長居をさせるための”悪魔”のアイテム。この罠にハマってはいけない!


 
駄菓子食べ放題といっても、案外食べられない。・・・不思議。特に「うまい棒」はマジうまいが、すぐにおなかいっぱいになる。




当然、延長の場合は延長料金が加算されますが・・・・ってゆうか、歌舞伎町だからってかがわしいお店じゃ全くないですよ・・・・30分1本勝負だったらお得感はありますね。せわしないですが。

駄菓子をたらふく食べ、ビール3杯ほど飲めば十分に元は取れるんじゃないかな?30分間だけですけどね。ちなみに、持ち帰りはできません。持ち帰る場合はその分のお代が取られます。もちろん、食べ残しも不可でシステムは同じです。




 2016.10.8
我が母校、南種子町立平山小学校(今も健在)、同町立平山中学校(残念ながら廃校)の「学校給食」は、給食センターからのジェラルミンの容器に入れられてトラックで乗せられてくる、「配送スタイル」でして、南種子町の中での大都会・上中(かみなか)地区に給食センターがありました。

この配送スタイルが当時は当たり前でした。でも、都会の学校は学校内に自分たちの調理室があって、給食係のおばちゃんが朝から給食をつくっているらしいという”伝説”に、それって本当だべか。本当だったら・・・自前で給食つくるとは、最先端だべぇ〜、都会ってやっぱすごいなぁ」と、子供ながらに感じていましたね。

それと、台風銀座の種子島にあって、台風ごときで給食運営はびくともしなかったんですけど、一度だけ、おそらく・・台風だったと思うんですけど、違ってたらごめんなさい・・・給食センターからの配送ができなかった事があったんですよ。

で、どうしたか、急遽、菓子パンとジュースオンリーでの給食。みんなブーブー言うと思うじゃないですか。でも、私なんか、生粋の農家のせがれで、菓子パンなんて、結婚式のお祝いで出てくるような(イメージですよ、イメージ・・・)高級菓子だったので、給食で菓子パンなんて夢みたいだべぇ。何の文句もなかったんですよね(笑)。

給食といえば、義務教育なのになぜ給食代を払わねばならないのかと、支払いを拒否する、クレージー・モンスター・ペアレンツが、世の中に少なからず居るという事にわかに信じられないですね。飯を食う事と義務教育とは別じゃなかとですかね。

栄養価たっぷりの食事を、平等に一日1回、廉価でころんがし(子供たちのこと)に食べさせられる訳でして、子供に義務教育を強いてるんだから給食代を払うのはおかしいと難癖つける親の理屈が信じられんとです。・・・と前振りをして、本題です。

今日から3連休ですよ。

若い時分にですよ、所帯を持って、子どもが生まれ、子育てが始まると、いくら時間があっても足りないくらい、次ぎ次といろんなイベントが待っていることでしょう。

子守はもちろん、熱が出れば病院行かせたり、夜は寝付けさせたり、学校行事にかり出されたり、地域活動などは無視も出来ず、3連休があったぐらいでは焼け石に水、家族サービスで休日もてんてこ舞いなんでしょうね。

そんなイベント盛りだくさんには縁がなく、目下、人生は「壮大な暇つぶし」と、3連休がこようものなら、何をするべぇ〜、どうやって時間をつぶすべぇ〜で悩むんですよ。

今、私は、炭水化物抜きダイエットと称して、まぁ、あまりお酒は強い方じゃないですが、夜はもっぱら飲み屋通いです。ハイボールと2品程度のつまみ・・・でがんばってます。

さてさて、東京っていろんな趣向の飲み屋がありまして・・・・まぁ、種子島ではあり得ない飲み屋が結構あるんですよね。ネットで検索していただけると一目瞭然、よくわかると思います。

その多岐にわたるバリエーションの凄さに、あらためて、ああ、東京にいるんだべぇなぁと感慨しきりです。

例をあげると、忍者居酒屋、幽霊居酒屋、監獄居酒屋、バドガール居酒屋、ロボット居酒屋、戦国武将居酒屋、猛きん類居酒屋、メイド居酒屋、駄菓子居酒屋、缶詰居酒屋、ジオラマ居酒屋、名簿居酒屋・・・・、かつては、銀座に「五寸釘バー シジルの罠」という飲み屋がありました。

わら人形に五寸釘を打ち付けながら、死んでもらいたい人に呪詛しながら、それを餌にお酒を飲むという・・・・。一度行ってみたかったなぁ。復活しないかなぁ。

飲み屋ひとつとっても、東京はワンダーランドじゃないですか。いくらでも暇をつぶせる場所があるんでうよね!東京に今、こうして居るということを感謝し、そして謳歌しなければ・・・。

ということで、あみだくじで決まった飲み屋は、上野は御徒町にある、「給食居酒屋」でした。初めて行ってきましたそのお店の名は「給食当番」。

 


事前にネットで調べたら夕方5時オープンということで、早速5時きっかりにドアを押せるように調整して行ってみたら、な、なんとやってない。ドアに張り紙があって、今日は6時からオープンとのこと。

仕方ないので近くのジョナサンでワンアルコールを飲んでから再度チャレンジ。

店内1階の雰囲気は、まんま普通の飲み屋でした。お客はこの時間、私だけ。2階が黒板もある「教室」になっているらしく学生の雰囲気を味わえるらしいですが、2名以上じゃないと使えないみたい。 これも仕方ないですね。渋々カウンタで。・・・・今日は我慢です。

 


席についてらメニューが出てきました。そのメニューが、な、なんと、イカシテますねぇ〜。「出席簿」風。




目下、引き続きダイエット中で、ビールは太るらしいのでパス。まずは、ハイボールを・・・・。おおっと、めったにお目にかからないラムネハイボールなるものが。早速注文。

まんま、ラムネで割るので甘〜ぃ!むしろ糖分が気になるぅ。
 


次に”あて”・・・つまみです。普通の飲み屋のつまみももちろんありますが、”給食”にちなんだメニューも選り取りみどり。まぁ、アラカルトよりはセットが無難なので、「給食セット」を注文。




例によってアルミの器で出てきました。中身は・・・・

・揚げパン(砂糖をチョイス)
・くじらの竜田揚げ
・カレーシチュー
・ミートスープ
・肉団子スープ
・ソフト麺
・春雨サラダ
・冷凍ミカン


これで1500円はいい感じ。おなかいっぱい!



揚げパンはなつかしいですが、ここの揚げパンはびっくりするほどまいうー!!種子島では当時給食はコッペパンが主流で、時々食パン 。週に2回はご飯食でした。こんなにおいしい揚げパンが出たことは無いっす!

とにかく、もちっとした食感がたまらんとです。めちゃ、おいしかった!!

私の日常では、コンビニの揚げパンしか食べたことが無いので、この揚げたての揚げパンの衝撃はハンパなし。


 

もちろん、なつかしのソフト麺も・・・・しっかり押さえています。四角く固まっていてまったくほぐれないところもちゃんと再現(笑)。




特に特筆すべきは「肉だんごスープ」。種子島でつくる給食の「 味」と、東京でつくる給食の「味」は、少なからず違うと思うんですよ。

でも、この「肉だんごスープ」は、まんま、その味。いや〜、こんな感じだった。いろんな意味で、いろんな事を思い出す味。




さすがに、私が小学、中学の時に脱脂粉乳は無かったですが、興味本位で注文してみました。

・・・がですよ、現代は、粗食、ヘルシーでシンプルな味付け志向が重宝がられているからか、気を張った割にはそんなにまずくは無かったです。

存外・・飲める・・・・。むしろ、こっちがヘルシー感がぁ。

 


最後は、記念に「ジャポニカ学習帳」ノートに、寄せ書きをぉ〜。




総評:ダイエット中なのに、食ったなぁ〜、揚げパンとソフト麺はダブル炭水化物。でも、おなかいっぱい〜!




 2016.4.3
毎年4月の第一日曜日、今年でいうところの4月3日に当たりますが、曇天の中、川崎大師近くの若宮八幡宮の中にあります、金山神社を中心にして、盛大に「かなまら祭」が行われましたよ。毎度、同じような前説を書いていますので「かなまら祭」の詳細は今回ウィキペディアに譲りましょう。

毎度毎度この時期になりますと、バカの一つ覚えのようにこの「かなまら祭、行ってきましたよ〜」の話をこのページで取り上げるんですけど、皆さん、行きましたか?お祭りは観るより参加!・・・神輿を眺めているよりは担ぐ方がエキサイティングするもの。ざっつ、らいと!そりゃそうだ!

それはそれとして・・・さても、さても、相変わらずのすごい人、特に外国人さんの数はハンパ無し。石を投げれば外人に当たる・・・それぐらい、外国人見物人が多いです。まぁ、外人さんはラテン系のノリの方が多いのか(笑)、わざわざこの日のために来日してくる猛者もいるんだと。まぁしかし、外人さんのテンション凄いです。

負けじと、日本の若い女の子達も、今日は無礼講とばかりに、おなじみ「ちんこ飴」をじゃぶりながら参道を堂々と歩く姿は・・・なんだか萌え〜〜。従来なら、撮影用の巨根ちんこモニュメントなど、女の子が我先にとまたがっている姿が見られましたが、今回から残念ながらモニュメントが無くなりました。


後になって知りましたが・・・今年から・・・無くなりました。



・・・ってゆか、今年からいろんなとこに規制がされていて、例えば”ちんこ”コスプレも過激度は低くて、どうも自粛していたみたい。そういう、大義名分でエロさ爆発する女の子たちの期待度はそっちに置いといて、私にとっての楽しみとしてはこのお祭りでしかお目にかかれないグッズを入手することでしょうか。


こんな保養も??今年から・・・無くなりました。



とにかく人の数ですよ。凄いですね。境内が狭く、警察が入場規制していることもあって、入場にするためだけにすでに長蛇の列。どうも今回から入場規制を厳しくしているみたい。入場まで1時間半ぐらいかかるとのこと。ここは、もう、ホント、ディズニーランドかぁ?

後から思えば素直に並んでおけば良かったものの、行列が少し落ち着く時間を待ってみようと・・・と浮気しちゃって、川崎大師こと真言宗智山派大本山金剛山金乗院平間寺(長っ。)を先にお参り。ちなみに、由緒正しい川崎大師の参道の売店でもこの日ばかりは「ちんこ飴」を売っています。商魂たくましや。


ぱーっと晴れていればよかったんですけどね・・・。って、いちばん手前に写っている女の子は・・・ちんこ飴しゃぶってます。



境内の桜も目に焼き付け、参道を歩いていると、御神輿行列に出くわしました。すかさずスナップ。「エリザベス神輿」「舟神輿」「かなまら神輿」の順で堂々登場!

 
通称”赤ちんこ”「エリザベス神輿」ですがあれれ?去年までは「でっかいマーラー、でっかいマーラー」と掛け声しながら女の子たちが担いでいなかったっけなぁ?


 
通称”黒ちんこ”「舟神輿」、大御所「かなまら神輿」が続きます!!


そして、もう落ち着いただろうと時計を見ると午後1時。よい時間だったので、そそくさと神社に行ってみると・・・唖然!!やっぱり長蛇の列。全く変わらず、最後尾1時間半待ち。

こんなんじゃ、これじゃお神輿到着の時間に間に合わない・・・・ってゆうか、ぐずぐずしていると境内の出店の関連グッズが売り切れてしまうではないかぁ。

 
気が遠くなる長蛇の列。


ほらぁ〜、案の定、こうやって並んでいる最中に「黒ちんこ神輿」と、「かなまら神輿」が神社の鳥居をくぐってしまったではないかぁ。(今年は「赤ちんこ神輿」ことエリザベス神輿は神社に戻ってこなかったのはなぜ?)。しかも、同じく並んでいる最中に、必須アイテム「ちんこ飴」が売り切れたとのアナウンスがぁ。せっかく早起きして来たのにぃ。



お神輿お出迎えのクライマックスが過ぎた頃にようやく制限が解けて私も境内に・・・。

 
お祭りが終わりの頃の境内。すんごい人。





むしゃぶりつく信者??


そして、出店を足早に駆け回って、間一髪でお酒系アイテムを入手することができました。それはそうと、やっぱり惜しむらくは「かなまら祭り」の必須アイテム、「ちんこ飴」が売り切れてしまっていること。返す返すも口惜し・・・・と思っていたら・・・・。

 
貴重なお酒?清酒「きんぎょく」と「ばんこ」


 
貴重なワイン?白ワイン「きんぎょく」と赤ワイン「ばんこ」


ツンデレ的朗報がぁ・・・・・。川崎大師の先にある大師公園で、「ちんこ飴」の販売を3時までやっているというではないか。時計の針はもう午後2時半。私も急げとばかりに大師公園にダッシュしたのです。

販売所はすぐに見つかったのですが、そこでもすでに長蛇の列。まぁ、みなさん、安心してください。買いましたよ!とりあえず10本。1本700円だから、7000円分も・・・。

 




 2016.3.27
上京する前の幼少の頃の話。田んぼと野山しか無い生誕地・種子島の実家には当時から、外食するってゆう習慣は全くなく・・ってゆうか、田んぼと野山しか無っすからね、周りには。

畑に行けば野菜はあるし、夕方には移動販売の鮮魚屋さんが来るし、米農家なので米はたらふく食えるので、わざわざ町に出かけて、高いお金を使ってランチや夕飯を食うほどバカバカしい事は無いのですよ。

そんな境遇でしたから、年に一度ありつけるかありつけないかでしたが、お祝い事や母が機嫌が良いときの食卓に、日清カップ焼きそば「UFO」が出るんですよ。汁物も何も付かなくてただただカップめんが並ぶんです。でも・・・兄姉4人で手を取って喜んだものです・・・・ということをどこかのページで書きましたね。

今思えば、今やジャパニーズフードと言って良い単なるインスタント焼きそばなのに、子供ながらに「西洋料理」のような文明開化の感覚がありました(笑)。

また、カレーは「バーモンドカレー」、インスタントコーヒーは「ネスカフェ」、ラーメンは「サッポロ一番」しか、この世の中には無いと思っていましたから(笑)、カップ焼きそばも例に漏れず「UFO」しかこの世に無いと思っていました。

ですから、正直「ペヤング ソース焼きそば」にはほとんど思い入れが無いのです。その「ペヤング ソース焼きそば」について今日は書きます。

この「ペヤング ソース焼きそば」、昆虫混入事件から立ち直って、ほぼ元の売り上げに戻ったらしいですが、皆さん、今「ペヨング ソース焼きそば」なる商品も発売されていることは周知の事実ではないでしょうか。

「ペヤング」と「ペヨング」・・・ペ・ヨンジュン・・・「ヨン様」の事じゃないですよ。くどいですが「ペヨング」です。

恐らくこれをご覧になっているあなた!既に食べ比べをしたんじゃないでしょうか。どうでしたか?遅ればせながら、私も食べ比べを してみました。

値段でいうと「ペヨング」に軍配が上がりますが、まぁ、パッケージはこんな感じ。左の横書きが「ペヨング」、右の縦書きが「ペヤング」、。

 


パッケージを剥くと、上蓋がこんな感じ。若干レイアウトの違いはありますが、左が「ペヨング」、右が「ペヤング」。まぁ見た目の雰囲気は一緒ですね。

 


中のソースやかやくはどうか・・・・・・左が「ペヨング」、右が「ペヤング」。なるほど、ふりかけやスパイスにいたっては全く同じ。



 


さぁ、出来上がりました。問題は味ですよね、味・・・。左が「ペヨング」、右が「ペヤング」。・・・・・ん〜、私のバカ舌では・・・どっちもどっちで判りません。

 




 2016.3.5
テレビ番組のコメンテーターには経済評論家として活躍されている方がけっこういますね。その中でも異彩を放つ(?)経済評論家が森永卓郎さんです。 私は経済のしくみが殆ど分からないですが、深夜の討論番組・朝まで生テレビを「環境音楽」のごとく”ながら見”するんですよ。ほんで、パネラーとして登場率の高い森永さんに話が振られると、時折とんちんかんな経済分析をされるらしく、他のパネラーからいじられ、総出で突っ込みされるんですよね。

そのときの、呆気にとられたぽかーんとする表情を見てると・・・かわいそうになるときがあります。 そんな森永氏は、なんで「異色」と呼ばれるのか・・・・それは、アイドルオタクでもあり、また、別のコレクターの顔も持ってらっしゃるのです。自身も公言されている筋金入りの「マニアックコレクター」なのです。

こだわりを持ってある世界を探求し、極め、収集し、この人に聞けばその世界の事はなんでも知っている、そういう”生粋のマニア”は皆さんからリスペクトされますが、本人にとっては宝物でも、傍から見れば”くだらない物”・・・本人が熱を上げれば上げるだけ、家族にすらドン引かれ、皆さんからディスられる”生粋のマニア”世界もあるので・・・・やっかいですね。

江戸時代は”江戸”と呼ぶだけあって、元々寒村だった関東は江戸湊が、後の東照大権現になります家康の施政で猛烈に発展して出来た都市ですが、それでも関西、特に京の都は天子様があらっしゃいますどえ〜〜なので、関東からすれば、京は雅な「カミガタ」です。品質が確かな食べ物や生活雑貨が出回る京は、はさすが天子様のお膝元ですね。

そして、京の品質の良い上方ブランド品が将軍が住む江戸に廻されてこれが「下り物」。逆に江戸に「下らない物」は、その字のとおり、ほんと「くだらない物」。転じて、質が悪いどうでもよいガラクタ・・・・・のこと。まぁ、うそかほんとか語源をたどるとそうらしいです。一見”くだらない物”でも森永さんにしてみれば何物にも代えがたい宝物・・・そのマニアックなコレクションぶりがハンパ無いらしいのです。

その「森永卓郎流自己愛」を体現したような施設が、埼玉県所沢にあるとのこと。いや、不肖よしぼー、そのための博物館があるとは、今まで・・・知らなんだ。アンテナから漏れていました。 その名も「B宝館」。西武新宿線新所沢駅から歩いて15分ほどに建つ、近代的な立派なビルでした。




土曜日のみ開館。展示室は1階と2階。いやはや聞くと見るでは大違い。2階がミニカーを中心とした撮影は禁止フロアで、ここの品揃えはちょっとだけまとも。でも、1階はまさに”マニアック”。バンバン撮影OKのフロア。 もうね・・・・びっくらこいた!

  


圧巻ですよ。その物量たるや、背骨が反り返ります。なぜそんなもん集める?そういう愚問はぶっ飛び〜〜。ある意味の尊敬〜。そして、どんだけ〜〜お金をかけて揃えたのか、驚きを通り越して、ドン引きぃぃ〜。一例を挙げれば、いちばんわかりやすいのが「お茶」の飲料缶コーナー。自販機やらスーパーとかに置いてあるあの普通のドリンク缶っすよ。もちろん、全国津々浦々いろんなお茶缶がある訳です。

 


次々と各社新商品が出るし・・と考えると集めるったってキリが無いじゃないですか。そんな心配はどこ吹く風、同じ商品でもラベルの印刷のちょっとした違いも見逃さないで、ちゃんと律儀にレパートリーしてるんです。・・・嗚呼、気が遠くなるぅ。その他、アイドルグッズやキャラメルのおまけから、異色の歴代各社のデジカメなんかもあって、もうね、凄いの一言。

すさまじいコレクターズエネルギー。「必死感」が目に見てとれます。こんなんじゃ、1日まるまる覗き回っても全部は見切れないです。

 


2階もいわずもがななので百聞は一見にしかず、特にミニカー群には唖然としますよ。こちらも収集のスタンスは同じで、同じ機種でもプリントのズレ、色違いなど微妙に違うんですよ。

常人は取って捨てるような物を、これだけまとまって揃えると、壮観!! ここまで来るとちょっと羨ましいなぁ。これは皆さん、一度は見に行くっきゃないっす!




 2016.2.10
渋谷・原宿は若者の聖地、新宿三丁目はオネェの聖地、巣鴨通りはおばあちゃんの原宿、そして、東京の新橋といえば・・・サラリーマンの聖地と言われてますね。今は「虎ノ門ヒルズ」というどでかいランドマークビルが建ったようで、これが追い風になって”東京のシャンゼリゼ通り”のような街にしようと周辺開発が盛んです。

ん〜、夜はおっさんだらけになる新橋がですよ、テレビで見るようなフランスの”シャンゼリゼ通り”になるかは・・・・甚だ疑問ですが、ビジネスビルばかりの閑散としたビジネス街・大手町が、今やレストランとブティックの街に変わってしまった豹変ぶりを見ているので、サラリーマンがいつか追い出されるかも。

さて、その新橋に通称”名簿居酒屋”というのがあるのですよ。ご存知の方は多いかもしれません。私はそれほど遠くはない最近になってからこのお店を知ったのですが、全国48都道府県の高等学校のファイルがあるらしく、来店したお客さんが母校(母校出身者しか書き込めないというルール)の名簿に寄せ書きする飲み屋というもの。

その母校の寄せ書きファイルを見ながらお酒を飲むというユニークなスタイル。もちろん一興という意味でして、形態はごく普通の飲み屋ですよ。まぁ、そのお店は気にはなっていましたので、私もいいおっさん。おっさんウェルカム、おっさんの聖地「新橋」の”名簿居酒屋”デビューしたのですよ。

お店の名前は「有薫酒蔵新橋店(ゆうくんさかぐらしんばしてん)」。




中にはいると圧巻ですよ。目に飛び込んでくる壁という壁が一面名簿棚になっていて、都道府県関係なく高校名ファイルが並んですんです。

えぇ、まさかの・・・ここから母校ファイル探すの?・・・というくらい、頭がくらくらする物量。・・・ってゆうか、待てよ?種子島の私の母校なんて、ラインナップされているの!と思いながら店員さんから案内されたカウンタに座ると、目の前にペンとメモ用紙が・・・。


圧巻のフィル群。壁という壁はすごいことに・・・。


実はお客が勝手にファイルをいじれなくて、このメモに高校名を書いて店員に渡せば指名したファイルが手もとに届くというもの。でも、母校のファイルしか覗けないというのがルールなので、よその高校をわざと書くのはエチケット違反らしい。

半信半疑で店員さんにメモを渡したら、時間的にいくらでしょうか。そこそこ30分ぐらいかな?出てきましたよ。母校「鹿児島県立中種子高等学校」のファイルが・・・・。 ろくな高校生活じゃ無かったですが、かつて知ったる名前があると、ちょっと感動!

 


いやぁ、最初の見開きに、なな、なんと、既に廃校になった在りし日の母校の雄姿と校門の写真がぁ。




しかも、校章、校歌の歌詞までついちょうぞ!




恐らく、このお店のシステムではファースト来店客の母校のファイルが仮に無かったら新調されて晴れてその高校がラインナップされるんだとおもいます。 ということはですよ、最初のページに寄せ書きを書いてる客さんが「鹿児島県立中種子高等学校出身者」第一号な訳ですよ。大先輩でしたが、えらい!

中には、プロフィールを書いていたり名詞を張り付けている同郷者もいます。数は少ないですが、それでも、同郷者が来たんだなぁと思うと感慨ひとしおですね。

「こんにょう、とんみーどうし、えーくろわんじぇ、あっぴーほーけんばやなぁ〜!」
(今夜は友達同士、泥酔しない程度に、遊びまくりましょうね)








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