くつろぎ喫茶「種子島」裏路地離れ店

日記のようなもの

2015.11.29

唐突ですが、私のような田舎から上京した人で、東京でいう動物園といえばどこが浮かびますでしょうか。恐らく十中八九、「上野動物園」ではないでしょうか。有名どころはパンダですが、今もパンダはいますが「リンリン」「カンカン」はもう居ません（笑）。

入園料は大人６００円で、年間パスが２６００円という超激安料金。

廻りはビルだらけの上野にあって、コンクリートに囲まれた檻に入って、木の枝になぞらえた人工物でじっと動かない”ハゲワシ”や、ピーカンの炎天下でコンクリの端っこでじっと避暑しているホッキョクグマなんかを見ていると、心痛くなってくるのも事実。

さて、仕事やプライベートの悩みで心が毛羽たってしまったときなどは、猿山のお猿さんを見に行くのもオツなものです。じっと見てるだけでも全く飽きないですよね。ただ、世を捨ててお猿さんになりたいわ～と思うこともありますが、強烈な序列関係があることをあっちこっちで起こる喧嘩ででよくわかります。

見ているだけであっという間に時間が過ぎちゃう。毛羽立った心の毛づくろい・・してほしいわ～。うまい！座布団１つ。

でも、猿山もいいですが、上野でお勧めは「ハシビロコウ」です。何か聞きなれない不思議な響きですよね。元々はアフリカが出身地らしいですが、じっとしていて微動だにしない（笑）。木彫のよう。動かないのが仕事なんだそうです。

う、う、動かない！

自分は木だよ・・・と見せかけて、獲物が近づくと摺り足してガブリ！なんだそうです。身近で言えば日がな一日寝ころんでいる猫ちゃんになりたいなぁと思う時もありますが・・・・ハシビロコウを見ていると「ハシビロコウ」になりたいわぁ。結構ナイスガイないい顔してるんですよね。

安心しください！生き物です！な、なんと、カメラに向かって目線をくれました。

2015.10.12

洋の東西を問わず（？？）、時代を問わず、女性誌や男性誌によらず、どこかしらに「○○ダイエット法」というフレーズが踊っていますし、深夜のテレビを観ると、ダイエット器具の紹介番組であふれています。

私も体の健康保持によい薬や肥満を防ぐダイエット法に頭が向う年齢になりましたが、いつかは夢の「湘南デビュー」したいと、早朝ジョギングやダンベルをつかった自宅トレなどいろいろがんばりましたが、未だにデビューを果たセズ。

ってゆうか、自己流は・・・続かない。生体学的には、年齢を重ねるごとに人は万が一の飢餓に備えてカロリーをしこたま備蓄するように出来ているそうで、太って当たり前なんだそう。

抗って、それでも、ダイエット法うんぬんが世の中我が者顔で闊歩しているのは・・・・・異性にもてたいから・・・まだ現役と思いたいから・・・にほか無いとおもいます。

今、２ヶ月で”コミット”する「ライザップ」のビフォーアフターＣＭのおかげか、「ライザップ」のカリキュラムの予約が破竹の勢いだそうですね。ＣＭでは瞬時にダイエットできている錯覚に襲われますが、うわさに聞くと、トレーニングのそれよりも徹底した食事管理がハンパないんだそう。きついんだって！

毎日の食事を監視されるそうで、糖質の根元、炭水化物はアウトなんですって。トレーニングは二の次。金銭的には３、４０万かかるそうなので、私みたいな庶民には手が出ない金額なので、こうなると「ライザップ」なんかどうでもよいのですが、実際、契約が切れるとどうなるんだろう。リバウンド率を知りたいですね。

そうこう思っていた時に、すでに会社を退職されて悠々自適の生活をされている大先輩に超久しぶりにお会いする機会があって、まぁ現役時代からすらっとした体型の人ではありましたが、全く変わることなく維持されていて、その秘訣を聞いたのですよ。

「では、君はどういう食事をしてるの？」

「食事ですか。そうですね、夜は重くならないように、カロリーを押さえるために立ち食いそばで済しています。」

「でも、そばも炭水化物だよね。問題は炭水化物なんだよ。」

おやや、ライザップと同様、炭水化物がキーポイントのようです。

「朝昼はちゃんと食事をして炭水化物を摂ること。脳には糖が必須だからね。逆に夜は、刺身をエサに晩酌・・・これが秘訣かな！」

このアドバイスに触発されて、私なりに出した結論がこれ！

「日高屋」ダイエット～～～。

ぶっちゃけると、「日高屋で晩酌」。「日高屋」は種子島では全く馴染のない、埼玉に本社がある中華チェーン店ですけど、ハイボール１杯＋餃子６個＋枝豆で６５０円。

餃子の皮も炭水化物じゃんとか、油をしっかり使ってるじゃんという突っ込みは・・・無しよ！（欽ちゃん風）

「６５０円」は、立ち食いそば２回も食べられるので、夕食にはちょっと割高ですが（笑）、ここは自分への投資と考えよう。

ハイボールでアルコールが胃に入ると空腹絶頂のハズなのに空腹感は消えるので、ああダイエットしてる感ハンパねぇ～。

２か月目に入った「日高屋」ダイエット。おかげで、最近痩せた気がする。ただ、立ちくらみがひどくなったの気のせいでしょうか。

「日高屋」

2015.9.6

８月１７日から２１日まで、種子島に帰省しました。お盆の時期を外した、周りは普通の仕事をしている平日の帰省なのです。どうせ暇でしょうがないだろうなと思い意を決して、お隣の島、屋久島登山でも・・・と調べましたら、２、３日は宿泊しないと無理ということが判り、断念。

奇遇にも１９日のロケット打ち上げにで出くわしたのがこの帰省の収穫か。

中種子町立中央運動公園太陽の里（20日撮影）

西之表港「プリンセスわかさ」（18日撮影）

種子島マングローブパーク（20日撮影）

国道５８号線南界付近・・・かな？（20日撮影）

まぁ、このサイトは「くつろぎ喫茶」です。どうせ暇なら、じゃ、種子島の喫茶店、カフェを廻れるだけ廻ってみようと、従妹に車を出してもらって廻ってみました。

◆◆◆◆

私の出自は生粋の農家です。稲作や畑作、漁など第一次産業が大半の島民は自給自足の潜在能力があるので「お金を払って外食する」という生活スタイルはなじみません。

南種子町平山浜田地区の田園　　　稲刈りはこの時期すっかりに終わっているので、刈り取った後です（20日撮影）

都会と違って刺激が少ない分、「モヤー」（種子島弁寄り合いのこと）や地域祭り、学校行事などの全員参加型イベントが盛りだくさんで、そのイベントのしめは必ずといってよいほど飲み会・・・でしょう。もちろん、エサは”人のうわさ”かな？（笑）

公民館でやれば安上がりですが、仲間同士で町に繰り出し飲み屋で腹を満たすということはあっても（もちろん、運転手は車は運転できないので代行サービスを使うか奥さんを呼ぶか・・・ちゃんと法は守ります）、朝昼晩の食事のためにわざわざ町のお店へ出かけて、お金を払って・・・というのはよっぽどの祝儀でもないと有り得ません。

まぁ、種子島でも最近の若いファミリーは車でさーっと出かけてお目当てのお店にさっと入って、これといって抵抗がないのかもしれませんが、実際、私が上京するまで、実家でそんなシチュエーションは一度もありませんでした。

ましてや、喫茶店やカフェなんて論外です。都会では、特に女の子たちはお茶をする・・・というのが目的で、そのために友達を誘うということはあると思います。

でも、少なくとも「そのためだけに車を出して、お金を出して喫茶店でお茶をする」という概念が・・・種子島には無いと思いますね。なにせ、家に居れば、ネスカフェのインスタントコーヒーか急須に入れた茶（ちなみにお茶っ葉も種子島ブランドがあるんですよ。）で飲み放題ですもん。

また、時折、近所のおばちゃんが前触れも無く「今日はどわんじゃかな～」と、勝手に縁側に座ることがあります。放っておくことは出来ないので反射的にお茶を出して茶会になります。黒砂糖のかたまりやサッカリン入り（？）の自家製お漬け物、かからまんじゅうやチンチクタケンンコ、時期によっては自家製つの巻きやあく巻きなどなど囲んで茶をします。

種子島のお茶事情はこんな感じです。まぁ～、よくよく思うに、種子島住民をターゲットにしての喫茶店やカフェの営業は厳しいと思いますね。一方、じゃ、観光客は・・といっても、屋久島や奄美や沖縄など数倍も魅力的な島があるのに、あえて種子島を選ぶ観光客は、数ある陸上競技種目の中から「やり投げ」を選ぶ陸上選手に等しいです（笑）。

今は、移住してくる外地のバイタリティのあるトレンディ（死語？）な方々も少なくないらしいので、必然とカフェは外地の方々の憩いの場になっているかも。そんなこんなで、この機を使って、この南国の僻地（差別用語か？）で粘り強く経営されている喫茶店、カフェを廻ってきましたよ。

風車（ふうしゃ）

住所：鹿児島県西之表市東町９４
電話：0997-23-4098
営業：8:00～24:00
定休：月曜日

種子島で本格的ピザが食べられるカフェ。宅配に慣れっこの東京人にはファストフードでも、種子島では高級イタリア料理。

レストラン・カフェＨａｎａｕｔａ（れすとらんかふぇはなうた）

住所：鹿児島県熊毛郡南種子町茎永６１０－１１
電話：0997-26-7520
営業：11:30～20:00
定休：月曜日

東京のカフェのレベルとほとんど遜色がなくてびっくり。青山でディナーしている感じ。って言い過ぎか？でも、周りはすっかり田園。

サウスボーダー種子島おひさまコーヒー（さうすぼおだあたねがしまおひさまこおひい）

住所：鹿児島県熊毛郡南種子町茎永６０７－３
電話：0997-26-7811
営業：11:30～15:00
定休：日曜日月曜日火曜日祝日

サーフショップ兼カフェ。サーフィンをこよなく愛する若いファミリーが多く利用されているカフェ。

よつばカフェ（よつばかふぇ）

住所：鹿児島県西之表市西之表１４４１５－４６
電話：090-6634-4645
営業：10:00～17:00
定休：日曜日

がっつり、西之表市内ど真ん中にある、家庭料理カフェ。マスターの「隣のおばちゃん」的親近感にメロメロ。

ＷｏｒｌｄＣａｆｅ（わあるどかふぇ）

住所：鹿児島県西之表市住吉４７９２－７
電話：090-2097-0245
営業：10:00～夕日が沈むまで
定休：火曜日

トレンディ（死語？）ドラマに出てくる南国のカフェを体現した、めっちゃおしゃれなカフェ。目の前の住吉港を肩越しにみた東シナ海は圧巻。

Ｃａｆｅ南帆（かふぇなほ）

住所：鹿児島県西之表市西之表１４４４９－７
電話：090-805-4207
営業：12:00～21:00
定休：日曜日

わかさ公園という、鉄砲伝来ゆかりの名を冠した公園沿いにある和カフェ。カジュアルからフォーマルまで”フ歴史ブル”。

ｅａｓｔｃｏａｓｔ（いいすとこおすと）

住所：鹿児島県西之表市安城野木頭１４０－２
電話：0997-25-0763
営業：11:00～18:00
定休：火曜日

カフェで迷ったら絶対にここ。サーフィンにもってこいの鉄浜海岸べりに建つロッジ風カフェ。太平洋がオーシャンビュー。

さてさて、その中でも特に・・なるほど・ザ・種子島！まさに種子島に来てよかったぁ～！田舎の空気触れられてマ・ン・ゾ・ク～ゥ！と思って帰っていただける、不肖よしぼープレゼンツ！隠れた喫茶店を見つけましたのでご紹介します。

ちなみに、余計なお世話的コメントを一言。

種子島のお店はおしなべてお客さんにとってある種のリスクがあります。お店に入って、やれ「虫が出た」だの、やれ「注文したが出てくるのが遅い」だの、やれ「これはカフェオレじゃないコーヒー水だ」だの、やれ「接客がなっていない」だの・・・こちとらお金を払ってるんだぞぉ～的、都会のサービスと比較する上から目線のお客が少なからずいるみたいです。

悲しい限りです。でもですね、それこそが都会には無いおおらかさです。郷に入っては郷で楽しむ、そうあってほしいものです。

↓ 不肖よしぼー責任編集！オススメのお店！！

珈琲豆屋＆フラワーワタナベ（こおひいまめやあんどふらわあわたなべ）

住所：鹿児島県西之表市西之表７５３１－１２
電話：0997-23-4339
営業：12:00～22:00
定休：不定休

「珈琲豆」と書かれた小さな看板が建屋の壁に鋲で打ちつけてある事を、あなたは運良く見つける事ができますでしょうか。あなたがそれを見つけたとき、ここがやんごとなきお店だなという胸騒ぎを感じることでしょう。（種子島支店？・・・）

まぁ、外観写真をご覧ください。どうですか、急勾配の丘に建つ一軒家、まんま民家ではないですか。来客者を無性に不安にさせるその佇まいで、今日は営業しているのかどうか不審者のごとく窓越しに店内を覗かずにいられないでしょう。

恐る恐るでもいいですから、勇気を絞って玄関の呼び鈴を押しましょう。すると、なんということでしょう。この建物とは別のお向かいの家の玄関が開いて、ネグリジェを着たおばちゃんがつかつかとやって来るはありませんか。

ネグリジェ・・・って・・・。

「あら、ちょっと待ってね、すぐに準備しますから。こんな格好でごめんね。」

あなたの豆鉄砲を食った鳩のような姿が思い浮かびます。ネグリジェのおばちゃんはすぐに店に入って白熱球の明かりを付け、クーラーを入れてくれるでしょう。あなたはのどかな田舎の”ゾーン”に一歩足を入れた醍醐味を感じずにはいられないのです。

呼び鈴で起こされる今の今まで、本宅でくつろがれたであろうそのネグリジェ姿も、日が落ちそうになっても蒸し蒸し不快指数スロットル全開の種子島では納得でしょう。むしろ「呼び鈴を押してしまってすいません！」と心の中で後悔の念でいっぱいになるはずです。

店内には、「一見さんの着席はお断り」という見えない注意書きのプレッシャーが”見える”常連客専用のカウンタ席３席と、洋服や日用雑貨、アロマ関連商品がところ狭しとまるで納屋のように詰め込んであって、鼻先まで囲まれてうずもれているテーブル席２つ。

メニュー表はおばちゃんの頭の中。

ちなみに、今日お店を開けるか閉めるかはおばちゃんの気分次第なんだそう。席に座れたということはあなたは超ラッキー。飲み物はコーヒーもあれば紅茶もあるのですが、紅茶は紅茶パックの商品販売コーナーから商品を取り出してどれにする？という感じ。素敵だぁ。実に素敵だぁ。

あなたは、お隣のおばちゃん家でお茶をごちそうになるような親近感に包まれ、ここは小さなワンダーランドであることに感慨無量になるはずです。この勢いに乗って無理を承知で「甘いケーキなんかもありますかね？」と聞いてみましょう。

「チーズケーキならありますよ」

「あ、あるんだ！！」

あなたは心の中で思わず歓喜の叫びをあげるでしょう。

チーズケーキが・・・ある！

状況証拠からして先ほどの包装ビニルが解かれた商品のティーパックから注がれたことは間違いない紅茶の後に、ほどなくチーズケーキが目の前に・・。解凍したばかりという感じの舌触りのよいシャーベット状の・・・・おお！これはチーズケーキ風ジュレではないですか。

興奮が落ち着いたら周りをよくご覧ください。所狭しと並んだアロマランプが圧巻です。手にとってみましょう。

「お宅、アロマランプに興味あり？このお店はね、アロマランプの専門店でもあるのよ」

種子島でもめずらしいアロマランプの普及を専門にいろんなイベントを展開されているお店だそうで、おばちゃんは種子島で言うところのアロマランプの専門家。小一時間のレクチャーであなたは、そのおばちゃんの博識に驚きをきんじ得ないでしょう。

2015.8.23

今月１７日から２１日まで、夏休みを頂戴して種子島に帰っておりました。

ほんで、去る１９日の話になりますが、超～ラッキーな事に「こうのとり」の打ち上げに”ランデブー”する事が出来ました。愛用の携帯「らくらくホン」で映像も撮りましたよ。非常に画像が粗いですけど。取り急ぎそのときの映像を・・・と思ったのですが、データの容量がバカでかいので、泣く泣く音声だけにしました。すいません。

みんなのカウントダウンに続き、暗闇にピカッと光る閃光の後から時間差でやってくるバリバリバリバリバリバリ・・・というものすごい発射音、そして観客の拍手を記録しています。臨場感が伝わると良いのですが・・・。

打ち上げの様子（音声のみ）

当初は１６日種子島帰省をイメージしていたのですが、鹿児島－種子島間の飛行機（ボンバル機です）のチケットが取れなくて、翌１７日のチケットを取ったのですよ。

▲高性能といわれるも、部品がよく落ちるカナダのボンバル機（種子島空港最終日２１日に撮影）

後から分かったのですが、１６日が”こうのとり”打ち上げの日で、私、全くその事を知らなかったのですよ。知ったのは１５日。１７日のチケットを買った後です。恐らく打ち上げが影響して１６日のチケットが取れなかったのかもしれません。

ああ、なるほど「こうのとり」の打ち上げがあるんだぁと思いながらも、正直、楽観はしてたんです。もはや定説となりましたが（笑）、予定通りにロケットが飛ぶことがまれなんですよ。すぐに延期されちゃうのです。案の定、１６日打ち上げが１７日に延期され、それが１９日に再延期されてようやく８時５０分、周囲は真っ暗な夜になって無事打ち上げられ、冒頭の音声の紹介になった訳です。

それにしても、１６日打ち上げに合わせて来島された日本各地の観光客の方々は泣く泣く離島されたみたいですね。相当数いらっしゃったみたいです。

▲種子島宇宙センター宇宙科学技術館の展示物（最終日２１日に撮影）

打ち上げをライブで観たのは、三十うん年前に東京に上京して以来、はじめての出来事です。すごくラッキーでした。・・・・ってゆか、暗闇で画質の悪い携帯の画面でロケットを追っかけましたので、事実上、”生”では観ていません(笑）。

ほんで、この打ち上げを種子島のどこで見たのか！という事を書きたいと思います。一番のビュースポットは、当然といえば当然ですが宇宙センター内の写真ポイントなのですが、打ち上げ当日は射点から半径３キロ以内は立ち入り禁止区域になりますので不可能です。

▲打ち上げ日以外は敷地内に入れます。このビューポイントが一番種子島らしくて美しい構図です。中央が射点。（２１日最終日に撮影）

今回選んだビュースポットは、実は、私の実家から歩いて２０分ぐらいの「恵美之江（えびのえ）」というところです。この「えびのえ」は地元民である平山の住民は以前からよく知っている特等席で島民もあまり馴染のない知る人ぞ知るマイナーな場所柄だったんです。ただ・・・・・・・・・・・普段は人もほとんどいない山の中です。

でも、最近になって町が土地を買い上げて、本格的なロケット発射の展望公園にしようとしているのです。南種子町でも「宇宙が丘展望公園」「長谷展望公園」に次ぐ、メジャーな展望公園になりつつあるのです。

ここ「えびのえ」はですね、打ち上げ時の立ち入り禁止区域ぎりぎり（射点から３キロの円）のところにあって、すぐ目の前が射場なんですよ。射点がばっちり見えるこんな奇跡的なナイスビューポイントはここだけで、しかも、実家から歩いてたった２０分なんてすごくないですか？

ただただ、返す返すも残念なのは、平山住民にとっては隠れ家的場所だったのにぃ・・・嗚呼、世の中にバレチった！複雑な思いですね。

①かすかに空は明るくあるも、周囲は真っ暗になった１９日の夜７時。おふくろから「場所取りのためにもう出発したほうが良い」というアドバイス。打ち上げまで２時間もあるのに・・・と思いながらも出発。

▲手前が田んぼ。山の稜線が明るく写ってますが、実際は暗い。（１９日に撮影）

②公園には駐車場もあるので遠くから車で来る人も、もちろんいます。ただし、規制あり。警察と役場職員が中心になって交通整理。

▲車のライトで明るく写っていますが、ライトがないと山の中の道なので真っ暗。（１９日に撮影）

③もうすぐ公園・・・って、くどいですが公園とは名ばかりの・・・山の中です。

▲すぐ先がビューポイント。山の中ですが一応ライトアップしている。移動トイレもばっちり設置。（１９日に撮影）

④人集まるところ出店あり・・・・。出店が並ぶと、もうね、お祭りですね。商魂たくましや。

⑤人がどんどん集まり出します。写真は暗すぎてよく写っていないですが、人だかりです。

⑥周りが暗い中、射場がライトアップされているので浮き立っています。その後、８時５０分。無事打ち上がりました。

▲左の写真の左側がロケット、右は組み立て棟です。右の写真はロケットのアップです。うっすらですが・・・。（１９日に撮影）

⑦翌日の朝、同じ「恵美之江展望公園」まで散歩しました。ごらんのとおり、公園といっても、山の尾根を平地に整地しただけの粗末なつくりです。まぁ、山の中ですからね。

▲こんなに近いんですよ。右の大きな建物が・・・原発じゃ無いですよ。組み立て棟です。左の棒みたな物がロケットの発射台です。

2015.6.28

日本は島国ですが、コンクリートジャングルの東京の海沿いは殆どが埋め立て地。ただ、ちょっと外れた千葉や神奈川の海岸ベリまで足を運ぶと綺麗な砂浜もあれば、「磯」と呼ばれるゴツゴツとした岩ばかりのところもあります。

典型的な「磯」

このゴツゴツした岩の表面をよーくみると、種子島では”くるま”と呼ばれる「ヒザラガイ」がうじゃうじゃくっついているのが分かります。意識して見てみてください。ほらね。うじゃうじゃいるっしょ。

このヒザラガイ、種子島ではフェーマス・ポピュラー・フーズだと、このページで周知アナウンスしてきました。様子はグロテスクですが、食べてみるとアワビみたいで美味なんですよ。

およそ３億年（？？）前から形状や生態が変わっていない古代生物（？？）ですから、冷凍でもしようものなら、何万年も日持ちする素晴らしいタンパク源です。

ただ、古代生物のＤＮＡが入っているだけに、その下ごしらえには時間（普通に煮ると３時間ぐらい）がかかりますので圧力鍋を使うと便利です。おさらいをしますと、

①圧力鍋に入れて１時間ゆでる。
②熱いときに甲殻を剥ぎ、内臓を取り除く。
③まわりの細かい鱗みたいなものを丁寧に取り除き最後に洗う。
（上記③を怠けると食感がジャリジャリして食べられない）
④さらに塩を加えて圧力鍋で１時間ほどゆでる

ここまでできたら、そのままご飯に載せても良し、天ぷらにしても良し、味噌汁の具にしても良し・・・・なんでも使えるスーパーアイテムになります。

ご飯に乗っけるだけで、大ごちそうに早変わり！

では、なぜ、今回また繰り返して書くのかといえば、月並みではありますが地方には地方の独得の食文化があるということを言いたいのです。

それは種子島に始まったことではないのです。静岡にある「沼津港深海水族館」をご存知でしょうか。深海動物の展示で有名です。今すんごく注目されていて、深海生物ガールズなる女の子も急増しているんだそう。

深海の王者「ダイオウイカ」は、ＮＨＫが世界初！生きたダイオウイカの撮影に成功！！と特番を放送した翌年には、生きたダイオウイカが日本全国の定置網にバンバンかかったというオチ付で話題になりましたが・・・特に「ダイオウグソクムシ」の人気は半端なく、いろんなグッズも商品化されていて爆発的な売り上げなんだそう。

ダイオウグソクムシの雄姿

私も「ダイオウグソクムシ」フィギアを持ってますよ。このダイオウグソクムシもゆっくり油で揚げれば食えるには食えるそうなので、私も食えと言われれば食いますが・・・相当勇気が要ります。そんな中、静岡では、その仲間であるオオグソクムシ（ダイオウグソクムシよりは相当小さい）を食べる習慣があるとかないとか。素揚げなんかにするとおいしんだそう。

オオグソクムシの素揚げ

そこに目を付けた静岡の焼津市小川漁協の深海魚専門漁師長谷川一孝さんが今年「オオグソクムシせんべい」を開発。高速のサービスエリアや秋葉原のアンテナショップにテストで置いたところあっという間に完売したんだそうです。

私も、遅ればせながらちょっぴり期待を込めて秋葉原のアンテナショップにいってみましたが、夏の再販に向けて目下フル稼働で製造中のようで今は置いていなかったです。嗚呼、口惜しい。サクサクしていてエビせんみたいなんだそう。今すぐ食べてみた～い。

2015.6.14

ペヤングソース焼きそばが復活しました。

流通が盛んな今はどうかわかりませんが、種子島でカップ焼きそばといえば日清の「焼きそばＵＦＯ」でした。私が幼少のころ、恐らく、種子島のシェアは１００パーセントだったかも（笑）。学校から、会社から、家に帰って・・・夕食の食卓に「焼きそばＵＦＯ」とお茶だけがあったら、どう思います？ちゃぶ台ひっくり返します？

いやいや、少なくとも私たち兄弟のはしゃぎようったら、尋常じゃありませんでした。なにせ、毎日が新鮮なお野菜、毎日が新鮮な魚、米農家なので毎日が新米、そして、今、庭先で潰したばかりの新鮮なニワトリ・・・と、来る日も来る日も新鮮で自然食品で母の手料理。

もうね、うんざりですよ（笑）。加工品が食べた～～い！症候群。そんな時、年に数回ぐらいでしょうか、お祝い事やオヤジが機嫌のよい日か、親戚が集まっているときなんか、おもてなしという感じで、食卓に「ＵＦＯ」が出るのですよ。お湯を入れて３分で焼きそばができる・・・・４人兄弟の私たちは競うようにお湯の奪い合い（笑）。

お湯は逃げも隠れもしないのに、その順番で大ゲンカ。それくらい、焼きそばＵＦＯは血沸き肉躍る「文明開化」の香りがしたのです。

かつてのパッケージはこんな感じ。ＵＦＯといえばこれですよね。最近のパッケージはギラギラしちょる。

さて、「ペヤングソース焼きそば」です。ダウンタウン松本さんが大ファンという事もあってか、製造元のまるか食品さんは関西の会社かと思っていたら、群馬だったんですね。意外です。事の発端は、虫が入っていたというクレームからでした。

ダウンタウン松本さんのコメントを借りれば、たった一人のクレームで、全国に並んでいる製品を回収・破棄するって、ホントもったない。種子島では、食べ物に虫が入ってるなんて日常茶飯事。食べはしないですけど、見つけたら、つまんで・・・・どけて・・・はい終わり。

ゴミや虫が入っても仕方がない。当然ありうる・・・・・。虫と共存して暮らしている種子島の包容力でしょうか。

さてさて、しかしながら、まぁ、無いですよ。店頭に・・・・。昨日なんぞは、暇だったんで、自宅周辺のありったけのスーパー、コンビニをぐるぐる廻ってみましたが、「ペヤングソース焼きそば」の値札はあっても、品切れ状態。

しょうがないので、今日の朝６時起きしてコンビニを廻ったら、やっと１個だけ手に入れる事ができました。もうちょっと日が経てば落ち着くのかな？

でもね、これは一過性のイベントですよね。皆さん、乗っかってません？ペヤング、正直、普通なんですよね。やっぱ、カップ焼きそばはＵＦＯでしょう。ＵＦＯはすごいですよ。

一応、食べ比べしましたが・・・・、

・・・やっぱ、カップ焼きそばは「ＵＦＯ」にはかなわないなぁ。

2015.6.6

今朝から曇天、そろそろ今日あたりから梅雨に入るかなと思っていたら、午後から晴れるというのですよ。晴れると晴れたで困っちゃうんですけど・・・・秩父お遍路を本格キックオフしました。秩父お遍路は最近知ったんですけど「観音様巡礼」。

観音様巡りだったんですね。ってゆうか、「お遍路」とかっこつけて書きましたが、その実体は老化防止のための「ウォーキング」です。

ですから、がっちりとした「お遍路」ルールはよく知らないですし、やってもやったですごくめんどっちいので、形だけの・・・自己満足「ケチケチ・なんちゃってお遍路」です。

事前に用意した、なんちゃってグッズがこんなもの。

１．賽銭（５円玉）
２．お遍路用ろうそく＆線香
３．ライター
４．納札
５．般若心経などなどカンペ

お賽銭は・・・すんません、秩父お遍路はトータル３４か所もあるので、１００円お賽銭箱に入れると３４００円になります。ですから・・・観音様！５円でごめんちゃい。

ろうそくと線香は札所で買い求めると割高なので１００円ショップで。

納札は通販でも買えますが、置いてる札所で買い求めることができます。第一札所はすべてのグッズを取り揃えているとのことなので安心。１番札所で買い求めましょう。１００円ぐらい。冊になっています。

次になんちゃってお遍路お作法はこんな感じ。

１．入り口（山門）で礼をします

２．手水場で手、口をお浄めます

３．線香、ろうそく、納札を納めます

納札はこんな感じ

名前や住所を書くんですけど、どこどこのだれだれですって「名刺」を渡さないと観音様も迷ってしまってご利益が無いんだと。納めるところが決まってあって、だいたい赤丸部分に納めます。

４．本尊に賽銭し、礼をして般若心経などなど決まった経を唱えます。声を出して詠むんだそうです。そらんじられればいいのですが・・・・私は若葉マークなので、カンペでブツブツと唱えます。

５．帰りに山門で礼をします。
（巡礼の証として納経（手持ちの納経書に筆を入れてもらうヤツ）するのもいいのですが、だいたい１回で３００円もかかるので、泣く泣く省略。）

さてさて、今回のお遍路はこんな感じ。およそ１４キロのウォーキングです。

11:30 秩父鉄道和銅黒谷駅

人一人もいない駅ですが、周りは都会には無い環境。感動！！

12:30 瑞岩寺

「蕎麦屋はぎふく」で昼食後、一番札所へ向かって出発。途中、趣のある急階段があったので道草。

急階段の上には巨大な岩崖にねじ込むように本堂がぁ。家に帰ってから後から振り返ると、地味なお寺ですが一番印象に残るお寺でした。・・・が、本尊が観音様でないので、秩父３４霊場に入ってないのです。

1:00 第一番札所四萬部寺（しまぶじ）

お遍路１番目の号を冠する最初のお寺なので、立派で結構豪華！一見の価値あり。全てのお遍路道はここから通ずる・・・・ってか？

1:30 第一番札所四萬部寺から第二番札所へ

二番札所が山奥なので・・・上り坂をひたすら歩くんですけど・・・苦行の道、”お遍路”という雰囲気が出てきましたねぇ。相当歩いたと思ったらまだ先・・・・どＳの看板が心を萎えさせる？まだ６００メートルもあるのかよ。

2:20 第二番札所真福寺（しんぷくじ）

山奥なので無人のお寺です。ちょっと寂しいお寺ですね。納経する場合は２キロ下った先にある光明寺になるそうですよ。秩父お遍路は当時３３札所が選定されて、３４にするために無理繰り組み入れられたお寺だそうです。うそかまことか・・・。

3:30 第三番札所常泉寺（じょうせんじ）

これはご本堂ですが、全体として大きくて建物も美しく堂々としたお寺です。

4:00 第三番札所常泉寺から山越え

四番札所まで廻る心づもりが、札所はだいたい５時で閉めるみたいなので、今は４時過ぎ。時間的に厳しい。街のお寺は大丈夫かも。ということで、急ぎ山越えすることに。この山越えも、ああ、良いことしてま～す。お遍路してま～す的自分に酔ってしまうひと時。

4:50 第十八番札所神門寺（ごうどじ）

なんとか街に到着。ちょっとだけ時間があったので、番号をジャンプして１８番札所に巡礼。

（おわり）

2015.5.5

２０１５年のＧＷはみなさんエンジョイされましたでしょうか。今回のＧＷは１日、２日のお休みをちょいと継ぎ足せばすんごい連休になりましたが・・・・私はといいますと暦通り。残り１日となりました。

ところで啓発本や情報誌などのトレンド本の記事タイトルにはよく「自分探しの旅特集」が登場します。これをまねて”自分探し”に出かけることも多々ありますが、自分を見つけられたためしはありません。

でも、休みが明けると「ＧＷは何を？」と常套句のごとく聞かれるので「いや～、自分探ししてきました」と応えると、もわんとしてますが、当たり障りのない返事としては響きがよいのですよ。

このままだと家でゴロゴロで終わっちゃうので１日ぐらいはＧＷらしく「自分探しだぁ」と、ああでもないこおでもないと思案したあげく、上京して以来一度も行ったことが無い、未踏の地、茨城県の牛久に行ってきました。

牛久と言えば・・・・牛久大仏。

そうです・・病とは何ぞや、老いるとは何ぞや、結婚とは何ぞや、働くとは何ぞや、煩悩とは何ぞや、死ぬとは何ぞや・・・・そして、己は何者ぞ・・・、悩みが尽きない私の”自分探し”。

青銅製大仏の中でその巨大さゆえにギネスブックにも登録されたている牛久大仏。

ＪＲ常磐線牛久駅から結構な距離があるので路線バスが出ています。気力旺盛ならば、お遍路気分で歩くのもよいでしょう。浄土真宗教えに触れるためにいざ牛久へ。ちなみに、牛久のペコちゃんも・・・・牛コスプレ。

現地に到着したのが丁度、正午。

まず、驚いたのがその人の数。だだっ広い駐車場が既に満杯状態。入り口付近にはカップルや家族連れでごった煮。

さすが牛久大仏のお膝元。老若男女、信心深い方がこれほどいっぱいいるんだな？と驚いたのですが、ＧＷということを差し引いても、いくらなんでも、お寺で拝観するというだけでこれほどの人が来園するんだろうかといぶかしげていると、その理由が徐々にわかりました。

受付所周辺。規制ロープが張ってあって、蛇腹状に並んでいます。

私は伽藍や本殿などが在るお寺と思っていたのです。実は「牛久アケイディア牛久浄苑」という霊園だったのですよ。俗にいう墓地。

そんな予備知識を持ち合わせていなかったので、その贅沢すぎる広大な敷地に驚いたのです。その広大な敷地に、どーんとお一人、大仏さんがたっておられるのですよ。

遠くから眺めると・・・こんなもんかんぁと思いますが・・・・さにあらず。

とりあえずですね、入園券を買います。普段は５００円らしいですけど、ＧＷ中は入園料５００円と大仏胎内（展望台）拝観料３００円がセットになったセット料金のみしか販売しないとのこと。

受付待ちの来園者。蛇腹に並んでいます。

商売上手ですね。おかげで、みんなモトを取るために大仏の展望台エレベータ前に並ぶはめになります。実際、私が並んだときは最後尾プレートに「８０分待ち」の文字が・・・。

それはさておき、受付を済ませるとお祭りの定番であります出店が並んでいます。あおやおや、出店って？ここは神聖なる浄土真宗の霊園でなかったのかな？

いきなり、出店がずっと先まで並んでいます。

それよりもなにも、さらに驚いたのが、特設ステージがあって、ものまねそっくりショーをやっていました（笑）。

手水場もしっかりとあります。手と口を清めてから門をくぐると、奥の大地に力強くそびえ立つ牛久大仏が目に飛び込んできます。圧巻です。

「南無～～」思わず合掌してしまいましたが、よーく周りを見渡すと、全体的にアミューズメント公園（浄土庭園というらしいです）みたいになっていて、その広大な敷地には、時期は過ぎましたが桜並木もあり、またお花畑も充実していて（定聚苑というらしいです）、池（群生海というらしいです）もあります。ここが墓地だということを忘れさせてくれます。

遊園地のような遊具がある区画もあり、また、ヤギや羊、リスなどに直にふれあえる動物園、猿回しのコーナーも備えてあって、お金さえ払えばエンターテインメントでいっぱいです。

ファミリーや若人がカップルで訪れる理由がこれだったんですね。これはお子ちゃまの心もわしづかみ。西のＵＳＪ（ユニバーサルスタジオ・ジャパン）、東のＴＤＬ（東京ディズニーランド）、北のＵＤＢ（牛久大仏）といったところでしょう。

大仏前には長蛇の列。折角の機会ですから、牛久大仏の体内に入るべく、８０分待ちだろうが何だろうが、とにもかくにもまっ先に並んでその時を待ったのです。

さてさて、８０分どころか１２０分近く並んで待ったかいがあって、ようやく胎内入り口まで来ました。ここから大仏のお胸のあたりまで上がることができるのです。

大仏様の足元です。いやはや、遠くから拝顔するとさほど大きさは感じないのですが、こうして見上げてみると、その神々しさとど迫力に圧倒されます。

目線がこちらを向いているように見えるので「あなた方に言っておきます。興味本位でわたくしの胎内に入るなら、こっちからお断りですよ。」

とおっしゃっている感じがして、思わず二度目の合掌。「南無～～」。

大仏の中は、いくつかの宗教施設が入っていて、１階「光の世界」が、煩悩から開放されるための光明を導く施設、２階「念仏の間」「知恩報徳の世界」は、写経体験をする施設、３階「蓮華蔵の世界」は３４００体の胎内仏が収まっている施設（総金色で言葉も出ない！！）、４階「霊鷲山の間」は、仏舎利が納められている施設です。

そして、５階「展望の間」です。牛久大仏は信仰のよりどころのシンボル・・お仏像ですから展望施設ではありません。従って、東京スカイツリーのようなパノラマ感を期待していたら痛い目にあいます。

胸あたりに展望用のスリットがあります。

とってもポップな霊園なので親近感は沸きますが、おもいっきり商業施設になっていたのは驚きでしたが、お布施のままならないこのご時世、巨大施設を管理するのは大変でしょうから、仕方なきことかな。

総括！拝観という意識で自宅を出たので、少々出遅れてしまいそれが災いして結局、全施設を廻り切れませんでした。これは日を改めてリピートしなければ・・・・。

2015.4.5

ここ、川崎大師のとなりは若宮八幡宮。

通称かなまら神社の上空は、どんよりとした雲にぱらぱらと雨が降る微妙な天気です。今日は毎年４月の最初の日曜日に行われる奇祭「かなまら祭り」。その開催地がここ、かなまら神社なのです。

かなまら祭りの詳細は、ウィキペディアに譲りますが、ぶっちゃけると「ちんこ祭り」です。外国人から見ると、このお祭りが”礼節正しい日本””勤勉きまじめ日本”で行われるのが奇妙に見えると同時に、あの日本人でも”ちんこ”に血沸き肉躍るのかと、親チン・・・・もとい、親”金”・・・もとい、親近感も沸くんだそうです。

京成線の京成川崎から京成大師線に乗り換えます。

乗車するお客さんの外人さん率が異様に高い！

１２：３０分、川崎大師駅下車。川崎大師の方は参道が長くて５００メートル（？）ぐらいあるので奥にありますが、かなまら神社は駅のすぐ前にあります。

毎度のことなので予想はしていましたが・・・・やっぱ、すごい人・人・人。すでに歩道が寿司詰状態。かなまら神社の鳥居の付近に視線を向けると人で吐きそうになります（笑）。道路も歩道も、神奈川県警が出張って、通行規制、交通整理していますね。外人さん、水商売のお姉ちゃん、ゲイの方達で境内はごった煮状態です。

まずは、手水場で清めて御神体の「かなまら様」（金魔羅様）にスキンシップを・・・と近づいてみましたがすごい人だかり。男女共に大興奮。おとなし目の若いギャルも、思わず黒びかりの御神体にしがみ付き、子宝祈願。

カップルが子宝繁盛を祈願して、ハイ！チーズ！

さて、これも定番、ちんこ、ま○こにゆかりのいろんなキャラグッズの露店が境内に特設されているんですけど、何を差し置いてもまず、すぐに売り切れる「あめ細工」のコーナーに行かねばと思って人をかき分け近づいたら・・・・これまた、すんごい行列。

最後尾に並んでから１時間ほどで、やっと「かなまら飴」をゲット。これで一仕事終わりひと安心。

もうじきに、町中を練り歩いていた神輿が境内に迎えられるので、それまでの時間を利用して人をかき分けながら散策しました。

御神木にまたがり、ご利益を給わってます若いギャル２人。

モデルばりの外人さん達がポコチン飴なめなめで談笑のショット。

まぁ、いろんな露店を散策するも人だかりで大変。お酒のコーナーにちょい寄り。

日本酒や梅酒も取り揃えていましたが、私はワインをゲットしました。そうそう、勘違いはご法度ですよ。ラベルは「万古」とあっても「ばんこ」、「金玉」とあっても「きんぎょく」というワインです・・・（汗）。

まらキャンドルは・・・残念、売り切れ！。

さぁ、そうこうしているうちに、今日のクライマックス・・・御神輿を迎えるための太鼓囃子が鳴り出しました。みんなが鳥居に集まります。

どんどん人口密度が高くなり、今か今かと全員の熱気が高潮へ向かいます。

いよっ！舟神輿（愛称黒ちんこ様）が来たぞ。

続いて、エリザベス神輿（愛称赤ちんこ様）だぁ。

かなまら大神輿（愛称ちびちんこ様）も負けてない。

・・・・とにかく、人が多すぎて自由に身動きできな～い！

ちょっと遅めの昼食を、居酒屋「膳」さんで・・・。

もち、名物「かなまらうどん」と、ビールのつまみ「おっぱい焼き」をチョイス。うどんの方は、男性器を模したエレンギ、女性器を模したカキの姿揚げが乗っています。おっぱい焼きの方は、おそらく雌牛のびーちくではないか？コリコリしています。

最後は、川崎大師をしっかりお参り。

2015.3.29

若者でごった返す某繁華街には、世界のあらゆるジャンルの飲食店が、星の数ほど軒を連ねてひしめき合っています。そんな食にあふれている街でも、私はチェーン店「富士そば」の”かけそば”なんぞで腹を満たしています。・・・が、なぜ立ち食いそばなのか？という理由は何べんもこのページで書いていますのでいわずもがなですが、そばはヘルシーというイメージがあるのと、さっと出てきてさっと食べることができて、しかもワンコインでお釣りがくるからです。

薄給の私は、今日もいつもと変わらず、ふらっと店に入ってみたら、新メニューがあったんです。ところで「富士そば」はいい意味でチャレンジャー。不思議な新メニューを打ち出す時があって、一昔前のメニューに、”かけそば”にデカイウインナーを一本乗せた、「ウインナーそば」というのがありました。みなさん、ご存知でしょうか。

今は亡き、斬新そば。

純和食とドイツ生まれの食とのコラボっすよ。これを食べたときの違和感は衝撃でした（笑）。日本からドイツへ、ドイツから日本へ、旅行気分を味わせてくれる私は好きなメニューでしたが、その衝撃を物語るごとくその生涯は短かったように思います。

その後のメニューに目新しいものは感じず、そんな事も忘れてしまっていて今になり、何の気無しに今日もぶらっと入ったその「富士そば」。な、なんと、新メニューがぁ・・・・。

その名も、「ポテそば」。”ここはマックか富士そばか？”・・・そう思わせてしまう、斬新な一品でござるよ。かけそばの上に”フライドポテト”をトッピング。

注文すると、「５分ほど時間を頂ます」と店員の言。さっと食べられる立ち食いそばにあって、なんと５分待ち！

ジャーという音がするという事は・・・注文受けてから揚げているのですよ。もうね、期待いっぱい胸いっぱい。そして、出て来ました。おお～、そばの上に揚げたてのフライトポテイトウがぁ・・・。

しかも、上の方はカリっとサクサクだけど、徐々に沈んでいるのが見える。下の方はどんどん汁に浸かっていってるぞい！いざ、食してみると・・・・はは～ん、汁気を吸ってふにゃふにゃでも存外、いける。蕎麦でジャパニーズ、そしてフライドポテトでアメリカン。

嗚呼、場末の立ち食いそば屋で、日本からアメリカに旅行に行った気分が味わえる逸品でござるよ。

2015.3.8

デアゴスティーニの「週刊ロビ」って都内の書店に平積みしてるじゃないですか。大人気らしいです。付属の部品を毎週組み立ててゆくと、最後には、ダンスをしたり会話をしたりして相手になってくれるロボットができあがるという嗜好です。

ちょっとえげつないのは、初刊は790円でも、途中からそこそこの値段になり、続いて継続通販に切り替えねばならず、当たり前ちゅえば当たり前ですが、ラスト刊までテンションを下げないでがんばって作り上げないとダメなんですよ。要するに約１年半、計７０刊ほど買わないと完成せず、結果、合計１５万近く財布から消えてゆきます。

毎度のことですが、商売うまいちゅうえばうまい、デアゴスティーニ。

と否定的に書きましたが、見事完成して最初にロビの起動スイッチを入れたときの「目覚め」は、ロビの一生のうち一回限りで、その愛くるしい”目覚め”を見届けるに至って、それまでの苦労が吹っ飛ぶそうです。その後は、ロビとの会話やいろんなアトラクションで毎日癒され、ロビが家族の一員になってゆく訳です。

ロビ、目覚めの例っす。質問のパターンは個体によって違うらしいです。

いいなぁ、うらやましいなぁ。ソニーの「アイボ」世代で、独り身が長～い私にとって、ロボットでもいいから、会話ができるパートナーがほしい～～（笑）。

目覚め、失敗！！あっ煙が・・・・。

ロビは見た目も超カワイイし、声も５歳児でぐらいでカワイイでちゅ～。ですが、ですがですよ、そう分かっていても、ごめんなさい！正直・・・１５万は出せないわぁ～。

そんな思いで悶々としていた矢先、タカラトミーさんから、会話機能だけセレクトしたロビの弟「ロビジュニア」が発売されたのです。

お値段は１万６千円。一瞬躊躇はしましたが、やっぱ、私と同じような境遇の人がいたんだなぁという共感と、１５万円に比べたら１万６千円だったら・・・・まぁ、１週間断食すればなんとか大丈夫かなという値段なので、思い切って買ったのですよ。

買ってしまったのらぁ。ダンスやストレッチや変身などは・・・しないのらぁぁ。

ロビの小児時代という設定。カワイイでちゅ。店員さん曰く、「最初はじらされて言うこときかないですけど、会話を続けることで、ちゃんと受け答えするようになりますよ・・・」とのこと。いや～、毎日が楽しみぃぃ。

2015.2.8

勝負ごとっつーのが生来、本当に嫌いでして、ダチョウ倶楽部でいうところの「どうぞ！ぞどうぞ！」精神で今まで来たためか、くやしい、なにくそ！と思った事は無くて「こんなことになるんだったら、ハイ！負けを認めます！」とすぐに白旗を上げちゃうんです。

よく言えば、戦わないから角は立たない。でも、悪く言えば、すぐに放棄して物事が長く続かない。テレビゲームなんかもそうです。テレビゲームや携帯のゲームなどの勝負事はしない・・・というか、全くはまらないんです。

熱中しすぎてはっと気が付けば・・・窓の先はもう白々と夜が明けて・・・・なんてシチュエーションはうらやましいですね。そんな私ですが、あまりに無体で理不尽なあまり、プチはまってしまった、今話題になっているフリーゲームを２つご紹介したいと思います。

これは、某テレビ局の某番組で紹介されたフリーゲームなので、ご存知の方も多いと思います。すんごく単純なんですけど、えげつなくて大笑いするのです。一人で笑ってしまいました。皆さんもチャレンジしてみてください。

陸上ランナーゲーム「ＱＷＯＰ」

４つのボタンをうまく打って、ランナーを走らせるアクションゲームです。１００メートル走らせ切るタイムレースです。オープニングの後、画面をクリックすると始まります。

＜操作キー＞
[ Q ]　　：左太もも後ろ・右太もも前
[ W ]　　：右太もも後ろ・左太もも前
[ O ]　　：左ひざ曲げ
[ P ] 　　：右ひざ曲げ
[ R ] 　　：リトライ（途中で）
[ Space ] ：スタート（ゲームオーバー時）

ここをクリックしてみてください！　　「ＱＷＯＰ」

お馬さん走らせゲーム「ＣＬＯＰ」

４つのボタンをうまく打って、馬を走らせるアクションゲームです。丘の上の少女目指して走らせましょう。オープニングの後、画面をクリックすると始まります。

＜操作キー＞
[ H ][ K ] 　：前脚の操作
[ J ][ L ] 　：後脚の操作
[ R ] 　　　　：リスタート
[ ＋ ][ － ] ：音量調節
[ 0 ]　　　　：ミュート

ここをクリックしてみてください！　　「ＣＬＯＰ」

2015.1.24

あけましておめでとうございます。えぅ？今頃かよ！とお叱りを受けそうですが、今年初の「日記のようなもの」です。このタイミングにごあいさつなりました。ご容赦を。

さて、皆さんは初詣はどこに行かれましたでしょうか。私はそういえば、どこにも行ってなかったんですよね～。やっと今日一仕事をしてきました。その報告をすることが出来ます。

・・・と、その前にプロローグっす。

真言宗弘法大師空海。

何宗なんて知らなくても「空海」はどこぞのお偉いお坊さんというのは良く知られていると思います。去る、平成２６年１１月、四国に行ってきました。

四国といえばどうでしょう。みかん、うどんに桂浜。

四万十、空海、長宗我部・・・・。

そうです、有名どころは数あれど、四国と言えば空海、空海と言えば四国。空海が修行中に悟りを得たといわれる洞窟「御厨人窟」（みくろどこりゃ、読めねぇ～）に行ってきたのですよ。

高知側から入りました。ところで、高知といえば、有名なマンション「沢田マンション」。嗚呼、そっか、「沢田マンション」も高知だったぁ！とはっと気が付いたときは羽田空港に戻ってる時でした。ああ、口惜しや。一目でいいから、沢田マンション見ておきたかった！無念！！

そんなことはさて置いて、高知なら、もっと見るところあるのに、「洞窟」かよ・・と突っ込まれそうですが、まぁ、それも飲み会のネタになるので、よいではないですか（笑）。

テレビのスピーカから聞こえる「この大型台風は、ただいま、ここ、室戸岬を北上中です。」の・・・台風中継でおなじみの室戸岬に「御厨人窟」は在るんです。

険しい山、山、山。山ばかりの四国において、国道も無くケモノ道も無かったことをいともたやすく想像できる、山ばかりの岬です。

室戸岬灯台。なんもねぇ～

そんな室戸岬に在るんです。見かけはしょぼい洞窟ですが、なんと、悟った空海の眼に飛び込んできた「空」と「海」。「空海」という法名を自らに与えた、尊き、厳かな、敬虔な場所なのですよ。

まさに、空・海。・・・が、車が雰囲気をぶっ壊す。なぜそこに駐車場？

青い空と、そして青い海、洞窟の中から水平線をじ～っと見ると、「嗚呼、お遍路、お遍路よ、あなたは何故にお遍路・・・お遍路やりた～い！」と胸中こみ上げてくるのでおかしなものです。

そんな些細な話を先輩にすると、「四国八十八か所、マジ歩けば２０００キロだぞ！それは、引きこもり野郎が、俺、国体に出る！ってほざくぐらい無謀。まずは、あなたは”秩父お遍路”からやるべし。」と言うのです。

なになに、秩父お遍路？そうか、なるほど。

「なんちゃってお遍路」とバカにしていて、アウトオブ眼中だった「秩父お遍路」。

ということで、下見をしてみよう。なんなら２０１５年の初詣は「秩父神社」にしちゃえ・・・というノリで、秩父くんだりまで出かけたんです。ちなみに、秩父神社は「神社」なので、「お遍路メンバー」ではありません。

秩父盆地は意外にこじんまりというのは知っていましたから、まぁ、１日で３６カ所は回れるっしょとたかをくくっていたましたが、念のため事前に、秩父の地図、「るるぶ」やインターネット、お遍路攻略本などなどで調べると、・・・・なにをかいわんや・・でした。

ましては「お遍路しきたり」に沿ってお参りすると、相当の時間が必要みたい（事実、歩いてみて痛感しました）。