日記のようなもの






 2013.12.28
新宿の「上海小吃(シャンハイシャオツー)」という中華屋さんをご存じだろうか。かつて、金城武主演の映画「不夜城」に使われた路地にあって、今でも、故中島らも主宰の劇団「リリパットアーミー」ご用達のお店らしい・・・というのは後で知った事実であるが、私はこの店はネットで知ったのだよ。

 

ここは日本じゃない!中国だ!

雰囲気も料理も客対応も・・・何もかもが「ザ・中国!!」という大衆酒場である。(ってゆうか、中国には一度も行った事がないが・・・・。)

2013も終わりに近い12月28日、帰省することを断念した私は、暇にかまけて”1年の総括”と銘打って、運よく今日は手すきだったという知人、もちろん・・・ヤローだが、強引に誘いこの店で飲んだのだよ。ぶっちゃけ、男2人とは寂しいがとにかく、待ち合わせて2人して現地に向かったのである。

現地に到着、しかし、どうだろう。このお店のファーストインプレッションにのけぞったのだよ。すぐ隣は、おね〜の世界・新宿二丁目と、コマ劇場跡地になにやらどでかいビルを建設中の歌舞伎町。その狭間にあって、新宿区役所裏。

香港の九龍城(今はもう無いが・・一度も行ったことは無い)か貧民窟のような異国の路地に、ここは日本かと目を疑ったのだよ。中国語で叫びながら、軒下の粗末な平板で魚をさばいてる光景が新鮮だったのだな。ま、路地の写真を見てほしい。

  



2人目を合わせて勇気を出して引き戸を引いたのだよ。私は中国には一度も行った事はないが、私がイメージする(言葉が悪いが)中国の庶民の酒場がまさにそこにあったのだよ。

中国の方には大変失礼だが、中国人の、客を客と思わない接客イメージが私にはあったのだが・・・なるほどね・・・・・ホントだぁ・・・まぁ、それを差し引いても、中国語飛び交う喧噪の店内は、嗚呼、ここは中国だぁと何か活気のようなものを感じたのだな。

詳しく書きたい。

知人と新宿三丁目で落ち合って2人して向かったのだが、入店10分ぐらい前に念のため電話を入れたのだよ。電話先ではまんま中国人らしい店員さんが

「2人ね、タイジョウブ、タイジョウヨ 席あるよ!」

と言っていたが、いざ店に入ると「今、1階は満席だから、2階!2階!」と2階に行くよう指示されたのだよ。

でも、2階に上がってもどう見ても満席。中国人の店員も、無表情。時折中国語で連絡している。「2階は満席!店の外ねぇ!」と意味不明な日本語を言う店員。

「むむ?どういうこと?」2人して顔を見合わせて、一旦1階へ降りると、さっき2階へ行けと促したはずの中国人店員さんが、階段下で今度は外へ行けという。

外に行け?

まったく日本語がわからない(笑)。外にでると路地のさらに奥の向こうに別のお兄ちゃんがいて、「こっち来い!」の手招き。

「こ、こ、怖い!!嗚呼、私たち、二人して犯されるぅぅぅ〜!」

・・・・・的ヤバイ流れなのか? そう思っていたら、離れにある小さい小汚いビルの裏階段に着き、そして2階へ案内されたのだな。ご安心あれ、同じお店の離れだなり。要するに「別館」。


怪しい度100パーの別館入り口。



ビルの2階といってもそこはこの場末のオフィスビルみたいな小汚い建物、超〜狭すぎてケツがテーブルに擦れ合うぐらいの、四畳半ほどのスペースにキチキチにテーブルを詰めた酒場で、お客でほぼ満席。

「おいおい、ここも満席じゃん」と思っていたら、店員さんが無言のまま、端のひとテーブルに指を指す。「う゛ぇぇぇ?詰めて座れってこと?」

カップルのお客さんだったのだが・・・恐縮しながら強引に詰めてもらい、座席はなんとか確保できたした次第。安堵である それにしても、電話口の「2人ね。ダイジョブ、ダイジョウブ」は一体何語だったのだろう。

その答えは簡単!要は、相席上等!最後は詰めるだけ詰めて席を確保する・・・・お客はそんなことは百も承知でみんなフレンドリー。酒を飲んで同志、同志、同志になるのだよ。(ちなみに、お酒の持ち込みOK!)

さて、日本人お決まりの”とりあえず、生ビール”を注文し(ビールはすぐに出てきた)、メニューを確認。

話はちょっと逸れるが、詰めてもらったとなりのカップルは一とおり食べ終えて、残り、「上海チャーハン」が来るのを待っていたらしいが、まだ品が来ていなくて帰れない様子。・・んで、そうこうしているうちに何故か「上海焼きそば」が登場。

「頼んだのはチャーハンだよ!」と突っ返すカップル。

カップルも「話通ったかなぁ。また違うのが出てきたりして」ってしゃべっていたが、まんまドリフのコントかと思ったが、次に「上海蟹」が出てきた(笑)。カップル、案の定ね?の表情。

「上海チャーハン、チャーハンだからね!これはね、上海ガニ!」と念を押していたが、店員さんもポーカーフェイス。私たちが席を立つ頃にもまだ出ていなかったが、結局カップルは帰れたろうか。



我々がオーダーした品が届いたのでご紹介しよう。

まず、「サソリの素揚げ」。

何に近いかと言えばエビの素揚げ。食べ安い。ただ、少々、ベロに刺ささるので要注意だ。

  



そして、「蜂の子のころも揚げ」。

衣で包まれているので、幼虫の感じはしない。

それはしないのだが、・・揚げたてならばまだ良いのかもしれないが、冷えているので・・・・・まずい!プチッ!という食感をイメージしていたが、パサパサ。独特の臭さがあって、これはさすがに微妙っ〜。

  



この2品で我々2人はある意味お腹いっぱいになったのだが(笑)、その他、こんなメニューもあるので最後にご紹介したい。


「豚の脳みそ煮」




「ハトの姿煮」



 
「カエル・カメの鍋」




「スズメの甘煮」




「カエルのから揚げ」






 2013.12.22
種子島は山か野っぱらだらけの南海に囲まれた食物の豊かな島なので、自給自足であっても食べものには困らない。気候が暖かい島なので、島一番の高級ホテルのトイレにも・・・普通にゲジゲジ様がいるから驚いてはいけない・・・・ってゆうくらい島中虫だらけなのだが、虫を食うほど困ってないのでそんな習慣は無い。

ただ、特に海外アジア系では食材として普通に食卓に並ぶらしい。コストパフォーマンス的にはバツグンの栄養食材なのだよ。そんなこんなで今月、12月15日、21世紀の食調査班 著「食べられる虫ハンドブック」が発売されたのだよ。



南国種子島はくどいようだが虫を食う習慣はないが、このハンドブックを開いてみると、食えるは、食えるは、あれも食える!これも食える!・・・ビックらこいた。

ゴキブリ、なめくじ、蝶、蛾、クワガタ、トンボ、カマキリ、セミ、バッタ、なんと、前述のゲジゲジ様までも食える、食える。

 
 

このまま地球上の人口が増えると、食料が賄えなくなる。そんな時の”究極のタンパク質”が虫なんだそう。次世代は虫がキーワード。今は、へき地の種子島も、次の世紀は世界的一大食糧生産地になるんじゃないか?

さて、このハンドブックには登場しなかったが、少ない量でもっとも高タンパク質が摂れる、効率バツグンの虫・・・というか・・・幼虫をご存じだろうか。

答えは「ウジムシ」。ウジムシってゆう響きもちょいキショイが、「ウジムシを食う」イメージを想像するだけで、さすがの私も拒否反応を隠せない。そんな中、オーストリア ウィーン 在住の Katharina Unger 氏が、次世代の人類を救う画期的な商品を開発したそうな。それが「Farm 432」。

 


仕組みはよくわからないが、つがいのウジムシが孵化して成虫すると、ニャンニャンして卵を産み、ウジムシになり、成虫してニャンニャンして卵を産み・・・んな感じで、「倍返し」ならぬ、倍倍で増えてゆくという商品らしい。


だまっていても、専用の引き出しに常に新鮮な”ウジ”ちゃんが・・・。


収穫したウジムシは、基本的に何の料理にも合うらしい。相当の勇気がいるビジュアルであるが、将来の救世主だと思えば・・・わたし、許す!!


すっかり溶け込んでいるテイの”ウジ”ちゃんだが、目を凝らすとやっぱりウジちゃん。。



さて、ここからが本題。

高田馬場駅近くに「イング インレイ」というミャンマー料理屋さんがあるのだが、ご存じだろうか。勇気を出して入ってみた。店内はアジアらしい、言葉が悪いが”小汚い”(・・・いい意味で・・・である!!)雰囲気で、異国情緒ビンビン感じるこじんまりとしたお店であったぞ。

 


トウガラシがこれまたビンビンの、辛い調理が並ぶメニューであったが、初めてミャンマー料理なるものを食べるのだよ。 そんなことはどうでもよい。なぜ、この店に?それはだね・・・・「竹蟲(たけむし)」という虫が食べられるお店だからなのだよ。





はい、これが”竹蟲の素揚げ”。あのね、もうね、エビせん!エビせんだよ!

  

ま、本格ミャンマー料理屋で、竹蟲だけ注文・・・という訳にはいかないので、 「カエルのスパイス炒め」も注文したのだよ。



ついでに注文した、「カエルのスパイス炒め」がこれ。見た目はタダの肉炒めであるが・・・・・

 



・・・・食べ終わった後でわかるぞ!これがカエルだったんだ・・・と!嗚呼、「つわものどもが、夢のあと」






 2013.12.15
SF映画の金字塔・・・ん?金字塔・・・・・のひとつ!「スターウォーズ」はあまりにも有名だなす。そのメインの主人公、ルーク・スカイウォーカーを、死んだ父、オビワン・ケノビ、ヨーダなど、ジェダイの騎士の精霊たちが見守っていて、ピンチの時は「ルークよ、ルークよ」とすっと現れて、助言してくれるのだよ。



こりゃやばいぞ!というときに助っ人してくれる味方が背後霊みたいに居るっちゅうのは、うらやましすぎるぞルークよ!と言いたいところだが、「あのね、四六時中、プライベートを見られてるってことだべ・・・それは・・どうなの?」と言われると答えに窮するのも事実。

それはそうとして、独り身、独身の私は、話し相手はテレビである。ただ、テレビに話しかけたり、突っ込みを入れたりするが、悲しいかなテレビからのリアクションは・・・無い。幽霊やお化けなどは私も苦手ではあるが、話し相手になって、反応が貰えるならベリーウェルカム!

背後霊や生霊なんて、つまりは敵を知らないからこそ来る恐怖。敵の懐に入れば・・むしろ仲良くなっておしゃべり相手にでもなってくれハズ。こんなハッピーなことは無い。仕事帰りの玄関を開けると、冷蔵庫と洗濯機の隙間から「お帰りなさいましぃ〜〜」と薄っぺらい女幽霊が青白い光を出しながら出てきたら、”コワ楽しい”(笑)。

さて、ここから本題!「大島てる」というサイトをご存じだろうか。このサイト、マンション、アパートなどの事故物件を調べることができるサイトである。事故物とは、その部屋や家で自殺したり、殺人事件があったり、孤独死してたり・・・。実は私も最近知ったサイトのだが、つまりは自分が住んでいいるマンションやアパートのこの部屋が事故物件かどうかが分かるサイトなのだよ。



しかも、不動産だけじゃないぞ!「場所」も分かる。地図をキーにして調べることができるのですごい。グーグルが作った「グーグルアース」も凄いと思ったが、この「大島てる」もびっくらこいた!残念ながら私の住んでいるマンションのこの部屋は、家賃はすごく安いが、訳あり物件じゃなかった。ひょっとしてひょっとして、あなたの住んでいる部屋は・・・・・うらめしやぁ〜。

「大島てる」
http://www.oshimaland.co.jp/

→地図を拡大してゆくと、炎マークが出てくるので、その炎をクリックすると死亡事故情報が出るぞ!




 2013.9.29
9月の最終週の1週間を使って、およそ5年ぶりに帰省したのだよ。はい、5年ぶり。んで、昨日28日種子島から東京に戻った。

今回は身内の一大事もあり、九州新幹線が鹿児島まで繋がったこともあり、長男なのに80近い両親に長く顔を見せていない事もあり、誰が両親の面倒をみるんじゃいという思いもあり・・・・。


そして、人生のターニングポイント、東京とは決別して、いよいよ種子島で再スタートするための情報を集めようと、めいいっぱい休暇を取ったのだよ。


ところが、天からの妙な声が降りてきて(笑)・・・結果、とんだ帰省になってしまったのだが、このページには本音の愚痴は似合わないのであまり語るのはよそう。まず、帰省前夜から書き始めたい。

私に悲しいかな友達は居ないので、友達は音楽プレイヤー「i−PODタッチ」なのだよ。3年の付き合いになる。付き合い勝手に難はあるが肌身放さず持ち歩いている。それでも何度もうっかり落としてしまう事はあるが、こんなことになることは一度も無かったのだよ。

こんなこと・・・・それはこれである。

 

これから種子島に・・・・という時に、割れるか??割れるのか?ショック!どうしよう・・・・・種子島に帰る交通費だけで(交通費だけだよ)8万円近い出費なので、ここで買い直すのはきついなぁ。

後から考えると、私の身の上を暗示していたのだと、身震いしたのだが、考えようによっては”無二の友達”が人身御供となったのか・・・んで、そっと鞄に収めて、せめてバラバラt剥がれないように、夜中、一か八か、木工ボンドでコーティングしたのだよ。木工ボンドは乾くと透明になるからね。

 

するとね、みるみる乾いてきて・・・・・・がっちりコーティング。我ながら頭がいい!!大成功である。こういう柄の保護シールを貼っていると言い訳ができるぞい。





さてさて本題である。帰省の一部始終を長々と書くと紙幅が足りないので、かいつまんでご紹介したい。


飛行機で帰れば、羽田−鹿児島−種子島で、乗継時間を除くとおよそ2時間で着いちゃうのだが、小さい時からアベー(意味は気の小さい、ちょっとの事で緊張してしまう人)なので飛行機が怖い。当時は飛行機しかなかったんで、乗らざるをえなかったのだが、今は九州新幹線が鹿児島まで繋がった。俄然、新幹線である。

ところが、時間が問題なのだ。東京駅−鹿児島中央駅は8時間もかかってしまう。さらに、鹿児島ら種子島まで高速船に乗り換えるとなると1日仕事になる。泣く泣く、帰りは飛行機にしたのだよ。


九州新幹線「さくら」号

行きは九州新幹線を使ったと書いたが、欲が出て折角なので熊本城も見たい・・・・城は男のロマン。加藤清正が築いた日本屈指の名城と聞けば血沸き肉躍る・・・容赦いただきたい。(実は小学の修学旅行で一回観ているのだが、ほとんど記憶無し)

朝10時東京発、新大阪で九州新幹線に乗り換え、午後4時過ぎに熊本駅到着。途中下車して、観光案内所でラーメン情報を貰って、このラーメンマップを頼りにしながら、予約しておいたビジネスホテル近くにある熊本ラーメン屋「こだいこ」に入った。

熊本に降りた理由は城だけじゃないのだよ。その2・・・それは本場熊本ラーメンを食べること。

 

スタンダード「こだいこラーメン」を注文。店内には有名人のサイン色紙が所狭しと貼ってあった。 さて、ラーメンマップについている無料クーポンが使えるらしい。「デザートに杏仁豆腐」OR「ソフトドリンク」のどちらか選べるのだよ。当然前者でしょう!と、「杏仁豆腐」をお願いしたら・・・・

「杏仁豆腐は終わってるねぇ」のマスターのクールなお答え。

「じゃ、ソフトドリンクは?」と聞くと、

「ウーロン茶か、麦茶のどっちかだね」とマスター。

えっ?ウーロン茶か麦茶?・・・・それは”ソフトドリンク”なるものなのか?ま、郷に入っては何とやらである。有り難く頂戴した。獣臭が強烈なトンコツ系だった。好き嫌いが分かれるところだろう。


話はビジネスホテルにジャンプしよう。私はビジネスホテル大好き人間で、この機能的コンパクトな空間が好きなのだよ。テレビで、有名人の豪邸紹介番組があるが、私はちっともうらやましいと思わない。手を広げてコツンと壁に当たるぐらいの空間で満足するたちなのだよ。



ほんで、荷物をあまり持ち歩きたくない私は、リュックにはせいぜい2日分。3日分は多いくらいか・・・・。裏表使えば倍になるからね。でも洗えるところがあれば洗う。その場その場で洗濯するのだよ。もちろん、ホテルでも洗った。



・・・・が、熊本はすごい。熊本の水道水はミネラルウォーター100パーセントなんだと。それはそれは、洗濯・・申し訳ない。





翌日は朝から城ずくし。感動しっぱなしであった。

 
 

半日かけて城中を廻り、正午を過ぎて、いよいよ、いざ種子島へ・・・・。

熊本駅で鹿児島中央行の新幹線を待っていた時に・・・・「妙な天の声」があったのだよ。それ以前とそれ以後・・・・、その意味はとてつもなく大きい。

詳しくは言えないが・・・・それ以降、種子島では食事はのどを通らず、味噌汁を飲むのがやっと・・・という大変な帰省であった。今こうして書いているのも信じられないぐらい大変な局面に立っている・・・・現在進行形なのだよ。

さて、この先の道中の詳細は、つらくて書けない。いつか安寧なメンタルになった時に改めてご紹介しようと思う。以下、ちょっとした「解説付き列挙」というスタイルでとりあえず記録する。



鹿児島港から桜島
 
鹿児島市内は火山灰だらけである。階段もこのとおり。鹿児島市民はオール火山灰の中で生活している。だから、天気予報ならぬ、「風向き予報」も重要になるのだよ。しかも、桜島のすぐ北にある霧島山(新燃岳)も今噴火してるから、もうね、市民にとっては泣きっ面にハチである。



高速船トッピー号&ロケット号

最終便の「ロケット号」に乗った。鹿児島から種子島への海路は、高速船が人気である。所要時間1時間半だからである。ただし片道8000円もする。フェリーだと約4000円。ただし3時間半もかかるぞ。



西京ダム
 
種子島は一市二町である。北一面の「西之表市民」の水がめが西京ダムであり、おもったより大きいのだよ。険しい山の中なので、周りは大自然しか・・・・無い。



竹崎公園
 

宇宙センターの敷地の中にあって自由に入れる公園。宇宙センターの敷地はめちゃめちゃ広くてこの公園はほんの一部である。そのほか、敷地内は山を越えるたびにいろんな施設が点在している。島民共生という意から、以前は施設の近くまで自由に近づけたが、アメリカ9.11事件から、その自由は無くなった。



種子島宇宙センター(射場)
 
 

世界でも屈指の景色の美しい射場とのこと。そりゃそうだっぺ。山、海しかない島だもの。



宝満神社、宝満池&田園風景など
 
 
日本の米作の発祥地とされている場所。暖かい気候の地で生まれた作物なのに、なんで上越、東北、北海道の米が売れるんだべか?



門倉岬(鉄砲伝来地)
 
有名すぎるほど有名な鉄砲伝来。火縄銃を戦国時代は「種子島」といったぐらいだが、その伝来地は味もそっけもない崖と海岸のみ。無情なり。



増田宇宙通信所
 
ロケットをレーダーで追尾する施設。旧陸軍飛行場跡なので無駄に広い。



天女ヶ倉公園(パラグライダー台)

展望台もあって、島の一部を見渡せる。が、パラグライダーの飛び台があるのでその手の人には有名な山頂。



浜田海水浴場

これという観光地もなく、山、海しかない海に囲まれた島なので、海水浴場はそこかしこにある。この海水浴場は実家から車で10分程度のところ。



夕暉ヶ丘

西之表市街地を望む丘。一応、市街地だよ。奥が西之表港。



種子島新空港とボンバル機
 
中種子町の街の真ん中にあった旧空港から山奥の高いところに移った新空港と国産名機YS機の後継機、カナダのボンバル機。新空港開港については島民には今でも賛否いろんな思いがある。



空から見た種子島

島の四分の一・・・が写っていると思う。上陸してみると分かるのだが、島は存外大きいのだよ。自転車で一周?1日じゃ絶対に無理。




 2013.9.16
何度でも言う。私の実家は米農家である。従って、私は農家のせがれである。農家の一日は早い。おやじは朝起きるとすぐにたんぼチェックに出かける。特に水稲は水加減が命。朝5時ぐらいだろうか。

その頃、おふくろは朝食の準備をし食卓に並べる。並ぶのは朝6時半頃だろうか。朝6時半だよ!6時半。おやじが見回りから帰ってくるのが6時半頃だからだ。そして、ころんがし(=子供らのこと、私の兄妹は4人である)は、布団からたたき起こされる。

我が家のルールのひとつ、朝は家族全員で食卓を囲む。しかも米食。米農家に、食パン、あんパンは・・無い。「朝はパンがいい!」・・などと言おうものなら殺される。クロワッサン・・・んなもん論外である。

このありがた迷惑なルールに泣かされたが、子供たちは眠気眼で飯を食うハメになる。だから、東京では「はしたない」、「民度が低い」と蔑まれる「ねこまんま」がOKだったのだよ。とにかく、口にかき込む・・・・そして学校に行く。

「ねこまんま」はいわずもがなだが、ご飯に味噌汁をぶっかける「ぶっかけご飯」のことだ。で、この「ねこまんま」、わが家のねこまんまは本当に「猫まんま」だったのだよ。ちなみに、名前は猫まんまだが猫にとっては味が濃すぎる、つまりカロリーが高すぎるので注意。猫も知らないうちに糖尿病になるぞい。

話を戻そう。まず、味噌汁がすごかった。種子島は、今は物流も良くなって大型スーパーも進出し、スーパーに行けば新鮮な食材がいつでも並んでいるが、一昔前はそうじゃなかった。なんでも「自家製」。そこで、どの家も味噌は「手前味噌」だったのだよ。我が家も我が家の手前味噌(大豆と麦の合わせ)を作っていた。手作りだから市販の味噌のように品を求めてはいけない。まぁ、椀の底に崩れた大豆や麦がむき出し(笑)。「つぶつぶオレンジ」の缶の底につぶつぶが残る・・あんな感じ。

しかも・・・だね、おふくろの味噌汁はだしを雑魚の煮干しから採って、その煮干しをすくい取らず放置するものだがら、有る意味、育ち盛りのころんがしにはカルシウムたっぷりの味噌汁だったのだよ。さらに、具のかさ増しと豪華に見せるため、折ったそうめんを入れていた。

さて、何で唐突にこんな話をするかというと、東京では、はしたなく民度が低いと蔑まれる「ねこまんま」。この「ねこまんま」の専用米が東京市場に上陸したのをご存じだろうか。しかも、無洗米。

 

日本の首都、2020年オリンピックが開催されるここ東京で市民権を得られたのだよ。さっそくこの専用米を炊いて、お味噌は市販のものだが、我が家の「ねこまんま」を再現した。



・・・・・・やっぱ、猫まっしぐら!超うめぇ〜。




 2013.9.8
2020年オリンピック、東京開催、喜ばしい限りだ。前石原東京都知事が、東京開催チャレンジを叫んだ時は、「また、また、冗談でしょ!」と思っていたんだけど・・・・今朝、なんやかんやで5時まで起きていた私。このページは眠気ナマコ、もとい、眠気マナコで書いてる。

さて、目黒に行くと必ず寄るスポットがあるよという話は、いろんなページで書いている。それは「目黒寄生虫館」。入館無料。個人的に、コストパフォーマンスを含め、都内第一級の博物館だと思う。

本物の寄生虫の標本、模型、写真・・・勉強になるなぁ。



幼少の種子島時代、周りは野山しかなく人間の友達もしれているので、遊び友達はカエルや虫だった。まぁ、いろんなことがあるが、カマキリと遊んでいると、カマキリよりはるかに長い黒い物体がお尻からにゅるにゅると出てきたのがトラウマになって、誰にも言えず、あれは触れてはいけない幻・・・と記憶の奥に封印していた。

その封印を開け、謎を解いてくれたのが「目黒寄生虫館」だった。正体は「ハリガネムシ」。目黒寄生虫館よ、アリガトウ!!




・・・んで、8月10日、この「目黒寄生虫館」が監修する寄生虫教本「寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち」が発売された。気を遣って実写真は使わず、イラストで紹介し、さらさらと読める、素晴らしい教本である。生命の不思議、神技に触れることができるのだよ。





「目黒寄生虫館」にまだ行ったことが無い方、この本をまだ手にとってない方のために、ちょっと、本の中身をご紹介しよう。


【ロイコクロリジウム】

カタツムリは、鳥に食われないように、葉っぱの裏とかに隠れて生活するのだが、幼虫のロイコクロリジウムは、まずはカタツムリの触角に寄生するんだそう。最終的に鳥の体内に入らないと成虫に成れない。で、なんとかして鳥に侵入したい。

で、まず、こやつはカタツムリ寄生する。とたんになんと、触覚を”イモムシもどき”に変えて、しかも脳神経をコントロールして、鳥に見つかるように、目立つところ目立つところ、枝のはじっこなどにカタツムリを誘導する。

「お、イモムシだぁ」と鳥の勘違いを誘い、見事食われればミッション終了。鳥の体のなかにまんまと侵入し、成虫になることが出来るという仕掛け。神はすごいものを作ったものだ。




【メジナ虫】

メジナ虫の幼虫は、水生生物で、人の体内でしか成虫に成れない。じゃ、どうやって陸に居る人の体内に入るか、それは飲み水。幼虫はまずミジンコに寄生。そして飲み水に紛れ込み、運よく人の体内に入ると、晴れて成虫になれるのだが、この先が神業。

成虫(=線虫)になると、子孫を増やすため皮膚の表面に上がってきて、かさぶたをつくる。人間はそこをむしる。むしると今度はすごい熱を出すのだよ。

すると人は堪らず水辺にいって患部を冷やそうとする。しめしめ、線虫は皮膚を突き破って、するするっと水中に逃げてゆくんだそう。結果的に人間を水辺に誘導するのだよ。神はすごいものを作ったものだ。






【フクロ虫】

メスのカニに寄生して成虫になる。これは、メスのカニが卵を外敵から守る行動を利用したもので、成虫はまるで卵の袋のよう。カニに守ってもらいながら、宿主から栄養をもらうのだよ。だが、この先が神業。

永く寄生したい。そのためには、宿主は永く生きてほしい。そこで、カニの通常の生殖活動にエネルギーを回さないように、宿主の生殖機能を不能にする「寄生去勢」という事をするんだそう。

フクロ虫が寄生すると、カニはメスだかオスだか、わかんない状態になり、ひたすら、卵と思っているフクロ虫の成虫を、外敵から守り続けなければならないのだよ。神はすごいものを作ったものだ。






 2013.7.21
高圧洗浄器で有名なケルヒャー社が、今期新発売したベランダ洗浄用静音高圧洗浄器を買った・・・という話は以前このページで紹介した。そして、買ったはいいが買った時の梱包の状態でそのまま放置してあるのもこのページで紹介済みだ。

ほんで、このままじゃたからの持ち腐れ、やっと今回デビューしたのだよ。ベランダの掃除というよりはバスルームの方でデビュー。みなさんはどうだろうか?バスルーム・・・・。油断するとすぐにカビまみれにならないだろうか?私はいつもは、洗剤「カビキラー」なんかを駆使して、手拭きでカビ退治してたのだよ。天井に這っているカビは時々モップかけしてた。

この天井拭きが大変だったのだよ。ところがどうですかみなさん!高圧洗浄器があれば、・・・・・・・サーーーーーっ!で終わり。それを期待しての、今回晴れてデビューしたのだよ。


ちょっと大きめの掃除機ぐらいの大きさであるが、その重さたるや、びっくりの重さ。



まず、使ってみての率直な感想。思っていたより音がうるさい(笑)!これね、隣近所から苦情が来ないか、ヒヤヒヤ、ドキドキさせてしまうレベルなのじゃ。つまりね、集合住宅は想定していないっぽい。これが「静音」タイプなら、その前の通常シリーズはどんな音がするんだろうか。聴いてみたい!

ノズルには脱着式で2種あって、「高速ノズル」というのと「トルネードノズル」というヤツ。簡単に言うと、対象物に当たった時に「線」で当たるか、「点」で当たるかなんだよ。

後者が「点」で噴射なので、ものすごい勢いで遠くに飛ぶ。だから、これはいいなぁと、バスルームの天井の隅っこに繁殖しているカビめがけて、ビュー発射したら、水が天井にものすごいスピードで当たってバンバン飛び散っちゃって、返り水がすごくて、全身びしょ濡れ。しかも、一向にカビが取れない、むしろ、余計にカビが広がっているようになったのだよ。

おや?おかしいぞ?と・・・よーく見てみたら、な、な、なんと・・・、カビはおろか、天井に塗っている塗料をもはがし、下地のセメントが丸見えの状態になっちゃっていて、まるでそれが「カビ」みたいになっちゃってる。


カビじゃない。塗装が剥げて下地がむき出し状態。洗浄する前よりも酷い姿に・・・。



恐るべし、「トルネードノズル」。慌てて、「高速ノズル」の方に取り替えて、その前にどんな勢いで水が出るのか、試しに指で触ってみたら・・・・、「痛いっ!」・・・た、た、大変なことに・・・。

指と触ったほんのちょっとの接点に、すごい痛みが襲ってきて、小さい水膨れになっちゃったのだよ。ヤケドの症状と同じ。ん、ってゆうか、これはヤケド。


ちょっと当たっただけで水膨れに・・・。肌が削がれた!ってな感覚。



ま〜、跳ね返る水で全身びしょぬれで、舞い上がった水の粒子が霧状になるので、服なんか着てたら大変なことに。仕舞にはスッポンポンで掃除したよ。

この高圧洗浄器、強烈な水の勢いで付着物を強引に削り落とすという感じで、洗面器や風呂の蓋、うんこがこびり付いた便器なんかもあっという間にピカピカになるが、その噴射スピードたるや、ものすごいので、割れたり折れたり削ったりしてはいけないものには使用しないほうがよい。

結論!!静音タイプもそれなりにうるさい!それと、勢いよく出ている水に肌が触ると、(たぶん、摩擦熱で・・)ヤケドする。くれぐれも注意を・・・。




 2013.6.22
ノーパンなにがしやら、何何プレイ系は論外としても(笑)、駄菓子をつまんで飲む駄菓子居酒屋、缶詰だけで飲む缶詰居酒屋、学校給食のメニューで飲む給食居酒屋、鉄格子の牢屋の中で獄中飯で飲む監獄居酒屋、まだまだあるぞ。

鷹匠の鷹を眺めながら飲む、もうきん居酒屋、戦国武将の格好をして、戦時食で飲む戦国居酒屋、全国津々浦々の高校の記帳名簿をエサに飲む高卒名簿居酒屋・・・・メイド居酒屋、鉄道居酒屋、坊主居酒屋・・・・コンクリートジャングル・東京にあっては、変わり種飲み屋を探そうと思えば枚挙にいとまがない。

ちなみに、東京に住まいの方、銀座に「五寸釘BAR」というバーがあったのを誰ぞご存じだろうか。ふざけんなこんにゃろ!と思うヤツに見立てたわら人形に五寸釘を打ちながら、それをエサにカクテルを飲むという、相当な悪趣味系マニアックなバーである。今はもう無くなったが一度覗いてみたかった。

さてさて前置きはこの辺にして、情報誌のたぐいのアンケートで、毎年、住みたい街ナンバーワンに輝く吉祥寺。吉祥寺に「おばけ屋敷居酒屋」なる「遊麗」という居酒屋があるのをご存じだろうか。本当にあるのかって?・・・・・むむっ?・・・・・・あるんです!(川平ジエイ風)

ぶっちゃけると、三途の川を渡った先の幽界という体の飲み屋になっていて、いわゆるアミューズメント居酒屋の一つである。今回、勇気を絞って行ってきたのだよん〜。そのほんの一端を、このページでご紹介したい。

店構えからしておどろおどろしい(笑)。小便ちびりそうだ!

  



実は、夕方4時頃にはお店の前に着いたのだが、5時からオープンなので仕方なく時間つぶしをしたのだよ。だからといって、5時キッカリに入ると・・・ガツガツ感丸出しでちょっと恥ずかしいので、10分ほど間を置いてから入ったのだよ。

良いタイミングで、私より先に、仲良し4人組の女子が入ったのだが、地下への階段を降りる段階で、もう、キャーキャーうるさかったのだよ。階段降りるだけでキャーキャー言うなよ、こっちも怖くなるじゃん・・と思っていたら、なるほどぉぉぉ・・・・・何かがぁぁぁ・・・ふわっとぉぉぉ・・・ココではなんも言えない・・・。忠告を一つ・・・油断大敵だ。


ただの暗い階段・・・じゃないぞぉ。



入り口の引き戸を開け、中に入ると、頭に白い三角巾をつけた白装束の店員さんが、何故か妙にハツラツとした声で、「お客様、ご臨終です!(いらっしゃいませ!)」

店内は真っ暗。だが、目が慣れてくるとだんだん様子が見えてくるぞ。あばら屋のあちこちに、ホラー系のキャラがちらりほらり。お客が入店すると(?)店内にスモークがたかれる。なるほど、凝った演出だ。

  
ほとんど真っ暗。



さて、席に案内され、座ってみるとこんな感じ。この”生腕”は、オーダーするときに振るのだよ。店員さんから、「このお店は初めてデスかぁ〜?」から始まり、オーダーの仕方やサイドメニューの紹介などなどのルールの説明があったが、もう・・・・忘れた。

 
テーブルに1個ずつ、仏壇に必ずある、あの「りん」が置いてある。呼び鈴の役目。「りん」をチンチンと鳴らしながら、生腕を振るのだよ。これもルールだから勇気を出そう!



居酒屋に来て、お酒を頼まないわけにはいかないのでスタンダードに生ビールを注文。正確に言うと、「生ビール」ではなく、「南無(なむ)ビール」である。

時々、あっちこっちで他のお客さんのキャーキャー声が聞こえるぞ。どうもコースを頼んだお客にはそれなりの怖さ度アップの演出があるらしい。・・・と、油断していると、飛行機の酸素マスクよろしく、目の前に何かが降ってくるから要注意だ。何が飛びだすか、気が気じゃない。



メニューもユーニークでバリエーションが多い。数ある不思議なメニューの中で、今回私が注文したものを”見にくい”写真でご紹介したい。ちなみに、「何が入ってるの!」と店員に尋ねても返事は「教えな〜〜い〜。うらめしや〜〜。」なのでであしからず・・・。


「わら人形クン」。


「遊霊の目玉」。


「死霊のはらわた」。



スペアリブの火葬なんとか・・・っちゅっ〜メニューもあって、それを注文すると、係のおねぇちゃんが目の前で凄いパフォーマンスをしてくれるらしいが、2名様以上じゃないとダメとのことだったので、泣く泣くあきらめた。

BGMも・・・入りたての最初は、それなりの”環境音楽”だったが、いつしかポップになっていた。後半は雰囲気にも慣れてしまい(ん〜、慣れって怖い!)、普通の居酒屋チックになったので、ビール1杯でそそくさと店を後にした。

ところで、最後に、蛇足だが、このお店にはオリジナルライターもある。これは、なんでもいいから物まねをするとタダでもらえる!霊界とはなんにも関係ないのがご愛嬌。担当のおねぇちゃんに声を掛けよう。勇気を出した分・・・・記念になる。私は・・・・幽霊のものまね・・・じゃなくて、”なんちゃって中尾彬”!!





(参考)その他のメニュー(ただし、ほんの一部)














 2013.5.25
去る某日、定例会「種子島会 in 2013サマー」が開催された。会場はもちろん、北区十条にある、割烹「種子島」。会員6名出席での宴であった。

 

今回は「10年後のあるべき種子島の姿論」を中心に、侃々諤々の議論が交わされた有意義な時間であったが、それもそのはず、種子島ご出身の鎌倉夫妻が提供する”たね料理”がテーブルを彩ったからこそ。次ぎ次ぎと登場する「おまかせ料理」に舌鼓を打ちまくり・・・であった。代表的なものをこのページで紹介しよう。




ニガダケとつけ揚げの煮しめ

種子島では筍と言えばこの「苦竹」のこと。関東で筍と言えばはモーソー竹であろう。種子島ではそのほか「チンチクタケンコ」というのもある。これも種子島ではメジャー。私も大好き。

ニガダケは、”苦い竹”と書くが、私は苦いと感じたことは一度も無い。お味噌汁やてんぷらはこの世のものとは思えない旨さである。ちなみに、タケノコ採りを種子島では、”タケンコをかぐ”という。「タケンコをかぎにいかんばじゃ」が、私の母の口ぐせ。

「つけ揚げ」はさつまあげのこと。




キビナゴの一夜干し。種子島の食卓では定番中の定番。キビナゴの刺身は関東でもよく見受けられるが、種子島では生キビナゴは味噌汁に普通に入ってるぞ!キビナゴの味噌汁は逸品。




トッピー(トビウオのこと)の子(卵)を煮たもの。久々に食ったなぁ!!超マイウー!!




トッピー(トビウオのこと)の塩焼き。トッピーの日干しは種子島では定番中の定番。塩が効いているので基本しょっぱい。 そのため、酢をかけて食べる。まろやかになるべぇ。種子島で酢をかけない人は・・・モグリなのだよ(笑)。




刺身ずくし。ナガラメ(トコブシのこと)の刺身、味噌づけもあったぞ。ナガラメの大変貴重な生肝も出たが、写真に撮るのを忘れた。ちなみに、種子島は海に囲まれているので磯にはナガラメがいっぱい居る。が、基本禁猟。「磯遊び」を楽しむ種子島にあっては、遊びレベルはまだ良いが、熱を入れ過ぎて夢中で獲っていると、漁協の監視船が近づいてくるので注意だ!



ほんで、一方、最近目黒駅近くに、はじめての東京進出となった種子島のアンテナショップができた。当然、この会でもその話題が出た。



私もこのアンテナショップは気にはなっていたが、種子島会会員であるのにまだ一度も行った事が無い事を恥じ、土曜の今日、早速出かけた。がしかし、出かけたはいいもいのの・・・・・今日はクローズ。ドアにはお詫びのアナウンスが・・・・。

 
こんなかんじ。




ま、ま、これは仕方ない。今日は退散する事にした。・・・・が、目黒くんだりまでやってきて、ぽっかり時間が空いてしまった。気を取り直して例の建物に向かったのである。例の建物・・・目黒といえば・・・・そう、目黒寄生虫館である。

 

この館は世界のありとあらゆる寄生虫の生態を展示した入館無料の博物館であり、いついってもカップルが4〜5組は居るので・・・・不思議だ。デートに寄生虫館・・・・イカシテいる。

  
凄い数の・・・生の寄生虫がホルマリン漬けで展示。キショイが勉強になる。一個一個じっくり見ていると、時間が足りない。

 
おこちゃまでもわかるように、ボードでやさしく解説。

  
おこちゃまでもわかるように、模型でやさしく解説。




2階は・・・・めくるめく魅惑のワンダーランドへ。素晴らしいブースのため、紙幅が足りない。




お土産コーナーも、イカシテいる。サナダムシTシャツは・・・・生々しいが、カッコイイ。すでに私は購入済み。大切に和紙につつんで保管している。




 2013.5.5
20013年のゴールデンウィークも残り1日。今年は前後半合わせて7日。まとまったお休みはすこぶるうれしい。無駄なく計画的に使おう!・・・ま、これは毎年思うことである。でも悲しいかな、学校の夏休みの宿題よろしく、計画的に事が運んだことは1度も無い。

部屋の掃除はまめに行っているつもりだが、今のすみかに引っ越してから、本格的に掃除をしていないベランダ(もう十年以上かなぁ)と、壁と天井に現れている見方によればアート作品のようにカビが走っている、バスルームに大々的に掃除のメスを入れようと、ケルヒャー社の水圧洗浄機(3万円近くもする)を、苦渋の決断で買っておいたのだが、結局、活躍することもなく今も箱にしまったままだ。



一方、部屋の内装、つまり白い壁紙がいたるところで剥げ上がり(もう十年以上経つかなぁ)、それと、かつては白かったという記憶がほとんど無いフスマは水墨画のようなシミが広がっているので、本格的にメスを入れようと前もってホームセンターでペンキやら木工ボンドやら、パテなどなどを揃えておいたのだが、結局、やれそうにない。



そんなこんなで、今年も、食っちゃ寝、食っちゃ寝で終わりそうな気配・・・・。これじゃいかん。生きている証を残さないと・・・・という事で、今、上野にある国立博物館平成館で開催されている「特別展 国宝 大神社展」を観に行った。この展覧会は、日本各地にある神社に関係する重文や国宝など「神社パワー」が、大々的に一か所に集まった画期的な催しと謳っている。

国立博物館の常設が、超一級の国宝ばかりなので、学生からカップル、じっちゃんばっちゃんまで大勢の方が訪れるのだが、私は正直、価値がよくわからない。そんな私がなぜ「大神社展」など・・・?と思われているだろうが、それは後述するとして、上野に向かったのだ。

 
会場は国立博物館平成館。

思ったよりすごい人で(GWだから?)、ゆっくりとじっくりと見ることはできなかったが、ま、私の中では、今年のゴールデンウィークは終わった。で、ここからは真相である。実は、ある目的があったのだ。それはこれである。

 

ほしくてたまらなかったのだ。

要するに「ジンジャエール ジュース」なのだが、ここ国立博物館平成館の売店で手に入るのである。これには伏線がある。この情報を得たとき、すぐに国立博物館に走ったのである。「大神社展」は眼中になく、ミュージアムショップだけ・・・・。国立博物館の受付ではミュージアムショップだけの利用券を発券してくれる(はじめて知ったのだよ)。



ところが、本館のミュージアムショップにはこのジュースは置いていないことが判明。店員さんに確認すると、「平成館の売店で取り扱っており、平成館の売店は特別観覧券つまり大神社展の券がないと利用できない」とのこと。えぇ〜〜、わざわざ来たのにぃぃ〜と思った時にはもう閉館時間近く。しぶしぶ家に帰ったのだよ。




 2013.5.3
「東京スカイツリーへの電波配信移行テスト」の件だが、3月16日の日記で報告したとおり、ばっちり我がマンションが当たってしまった。いまだもってそれは解決していない。1階エントランスの掲示板では張り紙があって、「東京スカイツリー移行センターに工事を要請した」とのこと。


おっ、映るか?とおもったらこのザマ。



自立式タワーで世界一という建物はとうのとっくに立ったが、本来今月5月に移行する予定だった電波配信が、いまだ、移行ができない状態らしい。受信エラーになる世帯がすごい数に上るらしいからだ。この工事費用だけでも、各放送局合わせて400億円超えるらしい。 一世帯一世帯工事をしている段階だから、時間が足んなくてもう工事がおっつかないそうだ。

東京タワーよりもはるかにたっぱが高いスカイツリーだから、関東の隅の隅まで電波が届く・・・・と声高らかに謳っていたのはダレだい?つい最近になって、映らない世帯が発生することが分かっただなんて笑っちゃう。が、時はすでにケツカッチン。予定日が迫ってしまったため、慌ててテストをやっているんだと。

ばっかじゃね?

実際に移行がされてからの影響を考えると、漏れがあっては大変。だから、みんながテレビを見ている時間帯を狙ってテストを行っているらしいが、こちとら、大迷惑なのだよ。 頻繁にしかも1回で1時間近くもやってるから・・・・泣きたくなる・・・・・。




 2013.4.18
年に1回の特別な奇祭「金山神社 チンコ祭」に潜入したので、ありのまま「今年も見に行ったよ〜」の意で、前回の日記で単に・・・単に由無し事を書いたのだが、「デリカシーが・・・・ちょっと・・・」との声を受けたので(笑)、傾いた振り子をちょっと元に戻したいと思う。

幼少の頃の男子は、自分たちだけの隠れ家、つまり「秘密基地」を持っていなかっただろうか?我が故郷・種子島では、周りは山や野っ原しかないので、秘密基地は作り放題だった。当時小学生であった私は、なんと、木の上に秘密基地をこしらえた。かっこよく言えば「ツリーハウス」みたいな・・・。

恐らく、当時何かのテレビで見て、幼いながらもツリーハウス的なものに感銘を受けたんだろう。なにせ、周りには木々しかないので、これはいけるんじゃない?とでも思ったんだろうなぁ。実家の、それでいて一般道路に面したところにちょっとした庭木があって、そこにツリーハウスもどき的なものを・・・作ったんだなぁ。これが・・・。(何っつー木なのか知らないが、今、見ると当時なんであんなに大きく見えたのかと首を傾げるほどの細くて低い庭木・・・である。)


私の日頃イメージするツリーハウス



ぶっちゃけ、小学生だったから、「ツリーハウス」なんてかっこいい呼び方ができるようなシロモノじゃなくて、木に登って、三つ叉になった部分に梁を三角に据えて、直接、生木に五寸釘で打ちつけるという荒技を使い、梁に板を張っただけの座布団ぐらいのスペースの、しかもベンチみたいなちゃっちいものだった記憶がある。家の雨どいにも届かないが、それでも、自分は「れっきとしたツリーハウス」と思い込んでいるので、感無量だったのだよ。

幸い、オヤジは農業のかたわら左官もやっていたので大工道具は実家に一式揃っていたのだよ。なので、オヤジの仕事の見もう見まねで、こっそり家の大黒柱を、ノコギリで切り倒そうとしていたらめちゃくちゃ怒られた(笑)が、しかし、そんなオヤジも「ツリーハウス」のまねごとみたいなものを、さらに庭木に勝手に五寸釘を打ち込み、変なものを作ったことについてはなぜか咎められた記憶がない。

まぁ、一般道路からも丸見えの”秘密”基地で、隣近所からは「あいつアホやで〜」と思われていたに違いないが、なぜか親は寛大だった。息子が誤っておっこったらどうすんべ。

そんなこんなで、「ツリーハウス」という言葉の響きには昔から弱くて、それらに関する書籍やら写真集、雑誌は今でも即買いの私なのだが、このたび、嘘のような本当の「ツリーハウス」が今、マスコミで話題沸騰である。横浜にオープンした「なんじゃもんじゃカフェ」である。ツリーハウススタイルの喫茶店なのだよ。

オープン当時は、見上げると大木(ヒトツバタゴ 別名:なんじゃもんじゃ)の上にある喫茶店というジブリもびっくりの目新しいコンセプトと、営業日が限定されていたこともあって、ディズニーランド並の待ち時間という事だったので今まで様子を見ていたが、最近、平日も連日営業・・にシフトしたこともあって、客足も落ち着いてきたらしい。そこで、満を持して行ってみた。

まず、住所がおもしろい。「なんじゃもんじゃハウス2F」となってるので、えっ?建物の2階扱いなんだと感心した。建築基準や営業許可など、大変だったろうなぁということは推して知るべしだが、とにかくJR横浜駅を降りたのである。横浜駅周辺はすごい大都会だが、山手の方にちょっと歩くと、ご存じのように、山有り谷有りの起伏の激しい急斜面を無理無理住宅街にしてしまったようなところに、緑も多く残っている。そんな迷路化した路地をだいぶ歩いたところにこのカフェはあるんだなぁ。





絵に描いたような、イメージ通りのツリーハウスに、おっちゃんは感動したよ。水川あさみ主演のドラマ「シェアハウスの恋人」のロケ地だったことも有名みたい。ドラマは見たことなけどね。



 



こんな高いところに、小屋があんべねぇ。





小屋の中の室内は2人掛けのテーブルが2つと猫の額ほどのキッチン。でも、天井にこれまた狭い座敷席(ロフト)があるという贅沢な作り。左はキッチン、右はロフト部分。小屋を乗せるにさわしく、うまい具合に木の枝がはってるんだなぁ・・これが。

 



その小屋の周りに、囲むように・・・申し訳なさそうに・・・・テラス席がある。

 



最初テラス席に座ったが、ここちよい風が吹く毎に、ヒトツバタゴの実がパラパラと落ちるんだなぁ。室内のお客さんがほどなくして帰ったので室内席に移動させてもらった。そうしたら風も強くなり、小屋全体が多少揺れたが・・・・「これぞツリーハウス」と思えば、全く気にはならなかったぞい。

テラスでコーヒー、室内で紅茶。いづれも500円。
 

私のようなヒゲ面おっちゃんは浮いちゃう・・・・。

 








 2013.4.7
毎年4月の第一日曜日に開催、つまり今日は「かなまら祭」開催の日である。



天気予報では、東京の週末土日は台風並みの低気圧が通過し、爆風雨になるということで開催が危ぶまれていたが、なんのこっちゃない、風は強いが今日はピーカンではないかい。

そんなこんなで、毎度のことであるが、じっと家に居ても暇で暇でしょうがないので、川崎大師のとなりにある若宮八幡宮に向かった。というのも、この八幡宮の境内に金山神社っつー神社のがあって、そこがこの祭りのメイン会場なのだ。

「かなまら祭とは・・・・」については、まぁ、ウイキペディアに譲るとして、ちょっと言葉に気を遣っていたが要するに、ぶっちゃけ「チンポ祭り」である。今日の様子を報告をしたい。



@今日の京急川崎大師駅はこんな感じ。まんま「川崎大師駅」なので、普段は圧倒的に「川崎大師」に参拝しにいくお客さんでいっぱいだろう。ところがどうだ。びっくりするぐらいの外人さんが多さと、お客の妙なテンションが、「かなまら祭」を盛り上げる。





A神社の周辺はなるほどすごい人。警察の交通整理がないと、暴走信者(?)たちで凄いことになるだろう(笑)。欧米系外人は奇声を発しながら大騒ぎしてるし、東南アジア系外人率も高い。くどいが、外人さんがほんと、めちゃくちゃ多かったぞい!!

  



B境内に入ると、早速「かなまら舟神輿」、通称「くろちんこ」を崇拝する、熱狂的くろちんこ教の信者たちの熱気が・・・すごい。





C視線をその反対側に向けると「エリザベス神輿」、通称「あかちんこ」を崇拝する、あかちんこ教の信者たちの興奮が・・・伝わる。





D外人さんのテンションの高さは”ラテン系”であるが、日本人も負けてはいない。これは正真正銘、日本の祭りだ。もちろん、勇気のある普通のカップルも多いが、仲良し女子高生組(?)がデカチンポこけし片手に記念写真を撮る姿は、「嗚呼、日本は平和なり」の一言に尽きる。もち、全身がエロい、お水系の女子もわんさかだが、勘違いはいけない。痴漢に間違われないように気をつけよう。

とにかく、礼儀としてまずは、拝殿で参拝。人をかき分けかき分け拝殿へ。写真奥の拝殿は若宮八幡宮だぞい!金山神社はその隣。





E「かなまら祭」では金山神社社殿前に鎮座する通称「てかりちんこ」を触って手を清めることがエチケット・・・・(笑)。いわゆる神社の手水場(ちょうずば)で手を洗うのと同じっすねぇ〜。





Fご利益を祈願して「ちんこ仙人」にもちゃんとご挨拶。





G身動きができない、他人に身を任すほどの、すし詰め状態の境内。女装した男たちなんかは序の口。青空のもと、ちんこだらけで開放感がそうさせるのか、堂々とチョメチョメする猛者も・・・・もう・・このテンションだとお構いなし。





H出店が立ち、いろんなちんこグッズがある中、定番のお土産「ちんこ飴」を買い求めようとしたら・・・もう、皆の目が怖い!我先に我先に、おらにもよこせ、よこせと、もうテントもぐっやぐちゃの無秩序状態。このハイテンションの中に・・・・よう飛び込めなかった。










 2013.3.30
東急東横線の渋谷駅が地下化され、なんと地下5階へ移った。一方、小田急下北沢駅もこの度地下化された。連日の報道で東京に住まいの方は先刻ご承知の事だろう。ま、南海の黒潮がたゆとう種子島の島民にとってみれば、テレビの奥の出来事であってだから?の話である。

種子島にはそもそも電車は走っていない。じゃ、身近な交通機関は?路面バス?否、そんなの相手にしてたら、南国の激しい日差しで日射病で倒れてしまう。自家用車なのだよ。若人はマイカー無しの生活はあり得ない。

若者は言うに及ばず、島の家庭のマイカー率は100パーに近い。車庫には2台はある。農家に至っては、田舎のベンツと呼ばれている軽トラまであるのだ。

何を言いたいのかというと、種子島では車社会であるが、私の住む東京では電車は欠かせないのだ。私は運転免許は持っているが純ペーパードライバーである。でも、車は生活に全く必要ない。東京はJR、私鉄、地下鉄など鉄道網がすごいので、全く不便は感じないのだよ。

最初に戻ろう。渋谷駅や下北沢駅が地下化になっても、生活圏では利用していない駅なので私的には影響が無い。メリットデメリットはよく分からないというのが正直ベースだ。私が住んでいる区はハジ牌区なので・・・・。

それはそうとして、あのフィーバーぶりはまさか鉄道マニアだけでは無かっただろう。地元住民の歓喜の現れであると信じたい。 さてさて、渋谷の”東急文化村”のとい面にあった「セピアの庭で」という喫茶店が閉店して久しい。お酒が飲めない私は会社の酒席は遠慮して平日からよく行っていた。土日も時間があれば入り浸っていて、詳しく書くと、一旦、下北沢のお気にの骨董品屋で新着チェックしてから渋谷に戻り、「セピアの庭で」で、900円近くするマンデリン1杯で映画のレイトショウの時間まで粘り、映画を一本観てから帰るという生活を10年以上繰り返し続けていた。

おかげで、カウンター奥のエアコンの下が私の専用席になっていた。もちろん、それだけのお金を落としたのである。

そんなこんなで、当時、渋谷、下北沢と私は常にリンクしているという無理無理なこじつけで、フィーバーもすっかりおさまった今日、地下化した新・小田急下北沢駅と新・東急渋谷駅を一応見学に行ったのである。



@下北沢で、必ず新着チェックをする、お気にの某骨董品屋はこんな感じ。

 

A今日早速覗いてみると・・・おいおい・・・・・、「人間の指」。1本1050円。大人買い、即買いした!!(笑)



C旧小田急下北沢駅とその路線。まぁ、踏切が開かずの間で有名だったなぁ。ピーク時、1時間の内で45分も開かない。ホント、どうかしてるぜ!まったく。もうそんなお話も過去の話になってしまったぞい。

 

Dこれが新駅。下に潜るとこんな感じ。

 

Eいや〜こうなっちゃったのね〜。



Fこのまま小田急に乗っちゃうと新宿に行っちゃうので、東急井の頭線を使い、渋谷に戻り東急東横線渋谷駅をパチリ。閉鎖された駅。ここ一帯はすぐに取り壊されて、埼京線の渋谷駅&商業ビルになるらしい。

 

Gこれが東急東横線新渋谷駅。

  






 2013.3.16
「この中継は一部の地域を除いてこのまま続けます。」

当時の種子島ではテレビチャンネル数がそんなに無いので野球はほぼ、対巨人戦ばかり。中継中によくでるテロップだ。で、”このまま放送が続いた”ことは一回も無い。非情にも鹿児島のローカルテレビ番組に切り替わる。

悲しいかな、種子島はマイノリティ・・・あっ、かっこつけて覚え立ての英語を使ってしまったが、要するに、「種子島」は大勢でないという事だ。いわゆる、田舎っっぺなのだよ。で、今住んでいるここ東京は「大勢」なのだよ。そりゃそうだろう、日本の首都である。しかも、今私が住んでいる区は、ハジ牌であっても23区である。

さて、なんでこういう話をしているかというとこうである。「東京」と聞いて、どんなフレーズが浮かぶかというと、私は「東京タワー」である。この東京タワーが悲しいかな役目を終えてもうすぐ、東京スカイツリーにバトンタッチする。テレビ地上波電波の発信地が切り替わるのだ。その切り替えのテストが、3月に入って頻繁に行われていることを初めて知った。 もう少し詳しく説明しよう。

今日の正午からテレビ朝日で再放送している、杉下右京が活躍する刑事ドラマ番組「相棒祭り まるごと5時間半」を観ていたときの事、2時から3時まで、電波の切り替えテスト放送をするというのだ。つまり、実際に東京タワー発から、東京スカイツリー発に切り替えて放送をするというのだ。

要するに「切り替えたら一部地域では受信エラーになるというのが判明したから、もし、お宅のテレビが受信エラーになったら、コールセンターに電話をしてください・・・」と。

えっ、今頃そんな事実が判明したの?と思いもしたが、テレビ朝日もちろん、NHKも含む全局一斉のテストらしい。 言うても、日本一のっぽのタワーが、すぐそこにあって、そのお膝元である。よもや、我がマンションはそんなことは・・・というか、全く意識していなかった。高をくくっていたのであるよ。

な、なんと・・・・・「相棒」が無惨にも黒い画面に変わってしまった(汗)。「う、う、うそでしょ?」と、いろんなチャンネルに変えてみてもすべて「受信エラー」。



・・んだよ、冗談じゃないよ!と困ってしまった。そういうことなのだ。ここは”一部地域”なのだよ。あいも変わらず真っ黒い画面。当たり前だがコールセンターの電話番号も映ってないのだよ。慌ててネットで電話番号を調べて電話してみると、まぁ、そうだろうと思っていたが、全然繋がりぁしない。

ようやく、3時になるとテレビは復活したのだが、よもや、我が東京23区内のマンションが「一部地域」に当たるとは、つゆも思わなかった。 後日單、翌日朝電話をかけ、しっかり報告した。マンションなどの場合は、管理者と話をして無償工事をするらしい。一般家庭は、戸別訪問して無償工事をするらしい。




 2013.3.10
まずは、告知。

種子島にお住まいの方には、くそ役に立たない告知だがご容赦いただきたい。4月の第一日曜日は、金山神社(となりが川崎大師)で江戸時代から続く奇祭「かなまら祭」が行われる。詳しくはググってみてほしい。別名「チンポ祭り」。

今年ももちろん見に行く。何が楽しみかといえば出店である。でも、カップルも多いのだが、決して女の子を出店に案内なんかできない(笑)。オススメは、「チンポ飴」。特にガイジン達はもう大はしゃぎ。









意外に外人が多いのはミシュランガイドにしっかり載っているかららしい。って、ホントか?そんな、外人がはしゃぐ姿を見ていると、引っ込み思案の日本人も、やるときはやるんだぞという意気込みが伝わってうれしい。

さて、本題、先日のニュースで蕎麦の名店、「神田藪蕎麦」が全焼したと報じられた。


在りし日の「神田藪蕎麦」



私は近くを歩いたことはあってもそのお店で蕎麦を食べたことはない。私のお気には「富士そば」か「小諸そば」である。とにかく本格的蕎麦はうまいに違いないが高すぎる。ザルにボリュームよく盛っているように見えても、ザルの大半が上げ底になっていて、箸を三度往復させてすすっただけで、1200円は軽くする。ぼったくりに近いし、腹に貯まるわけがない。

ま、そんなクレームは余所でしよう。気になるのは「神田藪蕎麦」の店主曰く、江戸時代から続く蕎麦だれが、この火災で失われたということだ。ただ、店主は問題ないと発言している。

テレビのある実験番組で、江戸時代から使っている「秘伝」といわれる蒲焼きのたれについて、江戸時代当時のたれが、今どれくらい残っているのかを検証したことがある。

結果は・・・なんてことはない。視聴者の期待を裏切って、早い段階で完全に入れ替わるそうだ。つまり、江戸時代から使っている「たれ」といっても、とうのとっくに、常に新しい”今現在”のたれに入れ替わっているということだ。

前出の店主の言葉は、強気発言でもなんでもなく事実なのである。

さて、核心はこれからである。実は私も大切にしている「たれ」を持っている。ぬか漬けで言えば「ぬか床」に当たるだろう。 はい、これである。





これは、味噌汁がお椀に余ったり、すき焼きだれが皿に余ったり、カップラーメンでスープが余ったら、その都度継ぎ足している、いわゆる「ヨシボー秘伝だれ」である。といっても、写真の秘伝たれは、4本目でまだまだの「半年」ものである。

このたれのスゴいところは、ぬか漬けと理屈は一緒で、何を入れて煮ても漬けても失敗しない。肉を入れようが魚を煮込もうがである。大根を煮込むのもおつだ。いろんなものを煮込むことで益々コクがでてうまいたれになるのだ。

さらに、味噌汁率が高いと、味噌風味が強くなるし、ポン酢はすごいな。たまに、水炊きしたときのポン酢が余ると入れるのだが、ちょっとの量で一気にポン酢風味になる。今はウスターソース風味。だから味は飽きない。


ゆで卵にはサイコー!!



とにかく、いろんな残り汁を無駄にしないという点では、カンボジア難民(ポルポト政権時代か!)の為を思うといいことなのだ。

ただ、「ぬか床」と同じで管理はきちんとしなければならない。雑菌が繁殖しそうだと思ったら、殺菌のため定期的に鍋を火にかけなければならない。これは、秘伝だれを守る鉄則である。ただ、心配ご無用。時に手羽先を入れて煮込むと良い。





そうすることによってと、コラーゲンが鳥皮から出て、たれが冷えるとゼラチンのように固まるのだ。すると、長期旅行など管理ができないときは、細切れにして冷凍庫にしまって冷凍すれば全く問題ない。


煮こごりのように固まっている「ヨシボー秘伝たれ」。色が脂肪肝のようになる。



是非、試してほしい。




 2013.3.3
独り暮らしをしていると、困ってしまことは多々あるが、病気になったときにアタフタするものだ。否、アタフタするどころか、う〜う〜と唸って痛みに耐えるしかないし、天に任せて治癒するのを待つしかない。

だが、最近は、「おや、今夜はヤバイかも・・・・」。そう、予兆を嗅ぎ取ることができるようになった。予知能力である。なんと、たくましいことか。

いざ、今夜はヤバイかも・・・となると、具合が悪くなる前にコンビニに走って、オレンジ100%のジュースとプリンを買いだめておく。いわゆる”病院食”である。

次ぎに枕元に、水を張った洗面器と濡れタオルをセットする。これは基本であろう。バケツも用意する。寝ゲロ対策だ。これも基本。バスタオルと替えの下着も用意する。これも基本だろう。季節によっては加湿器は目盛り最大でかけることも必要だろうし、「頭痛にバッファリン」の「バッファリン」を、体に弾込めすることも忘れない。

実際はこれだけ下準備をしても、頭はガンガンするし、熱にうなされ体が動かない以上、濡れタオルもとっかえられないし、着替えも出来ないし、寝ゲロも天に任せてゲロゲロだ。元気な人は無責任に「メシを食わないと早く直らない」というが、う〜う〜唸っている病人にはメシを食う気力も無い。

ま、一人ぐらしの方は、同感できるだろう。さて、もう一つ、アタフタすることがある。「ついつい寝てしまう」のである。なに?人間、寝るに決まってるじゃないか!とお叱りを受けそうだが、寝るは寝るでも、「ながら寝」である。いちばん多いのが、お風呂を沸かしながら・・ついつい寝る。

我がマンションは築が古いので、お風呂の型が古くて、ハンドルを回して種火をつけてから追い炊きできるタイプなのだ。

 



ボイラー式は水をいちいち取り替える必要があるが、追い焚き式は水を取り替える必要が無いので嬉しい。およそ1週間は、追い焚きすれば水を張り直さずに済むので経済的だ。そんな事はどうでも良い。それはそれで良いのだが、何せ、風呂を焚いているのを忘れて・・・寝ちゃうのである。

深夜、隣から和太鼓の音がする。ドン、ドン、ドン・・♪「こんな夜中に、誰だよ!太鼓なんか打つヤツは!」と、眠気まなこを擦って、ハタと気がつく。

「あっ、しまった。お風呂だ!」

お風呂がガンガン煮えたぎっていて、プラスティック製の上蓋も、へにゃへにゃになっっちょる。(ただ、嬉しいことに、風呂釜にへばりついていたヘドロが、猛烈な加熱によって強制的に剥がれて、水面を覆うので一気に掃除ができる。)

風呂の場合は風呂釜のパイプに水が無くなったら大変なことになるが、その前に、ガスの元栓にあるセーフティ装置で自動的にガスの供給が止まるので何度も助かっている。

問題は風呂ではなく、飯を食うための煮炊きである。鍋に火をかけたまま・・・・・寝ちゃうのである。これは大変。例えばカレーを火にかけたままだと、カレーが焦げ付くのでその猛烈な匂いで目が覚めるが、それゆえに比較的事態が浅い。・・・が、単にヤカンに水を入れて火にかけた場合は桁が違う。ヤカンの取っ手がドロドロに焼け落ちる猛烈な焦げ臭さで目が覚めるのだ。

こうなると、もう、台所はすごいことになる。が・・・ヤカンだけは真っ赤になって、幻灯機のようにやさしい灯りになって、台所がメルヘンチックになるぞ。・・・だが、一歩間違えばこれは大火事。

さて、先日の話だが、「ひとりすき焼き」を食べようと、材料、調味料をプライパンに盛って、火にかけたら・・・・・・そのまま寝てしまった!幸い、焦げの匂いと煙が自宅全体に広がり、その匂いで目が覚めた。では、鍋がどうなるかというと、経験された方は知っているかもしれないが、肉が炭化して、鉄と同化してしまった。


底の方の具材が焦げ付いて、炭化してしまったスキヤキ。食べられる訳が無い!




金たわしで洗ってもこすっても、これ以上は無理!



しょうが無いので、近くのホームセンターに走って、新しいフライパンを買ったのである。






 2013.2.17
テレビのチャンネルを合わせると町中をぶらぶら歩く定番番組がよく放送さている。「ちい散歩」でまさにその世界での”地位”を確立した 地井武男氏も遂に鬼籍には入り、その後任の加山雄三氏も、前に突き出ているお腹を揺らしながらのリポートに、誰が見ても「移動はどうせお付きの車でしょ?」とつっこみを入れている私も、ちゃんと録画してチェックしている(笑)。

 

そのほか、有吉氏とフジの女性アナウンサーが都内をぶらぶら歩く番組や、TOKIOの城島氏らが都内をぶらぶら歩く番組などもある。そして、私のお気には「ぶらり途中下車の旅」である。名ナレーションの故滝口順平さんに代わっての、おひょいさんのそれも実にいい。

公園で竹トンボを飛ばしている、竹トンボ友好会員の老人に”偶然”出くわしたり、家の玄関先で、人に見えるように人形を彫っている芸大生に”偶然”出会ったりなんかしているので、ちゃんとスタッフが段取りしているのはこちらは先刻承知だが、さも「偶然です」という”てい”でレポートしているのは笑える。特に舞の海のレポートはリハをしているのかしていないのかわからないほど自然である。



・・・そんなことは、どうでもよいのだ。私も休日ともなると暇なので、「ぶらりマニアックなところ散歩」にいそしむ。もちろん、竹トンボ友好会員の老人や芸大生なんかに出会うはずもない。

ただ、「この路地は趣きが有りマスねぇ。ちょっと入ってみましょう」とか、「おや?このお店は何のお店でしょうかねぇ。ちょっと入ってみましょう」などとぶつぶつ小言を言いながら、実況中継をしながら、勢いをつけて町を歩いて回るのはその気になって楽しい。端から見ると、ブツブツ言って歩き回っている、中年おっさんにして「宇宙人と会話でもしとるんだろうか?」と思われているに違いない。

さて、都内を歩いて廻るとさすが東京、いろんなお店があって、ひょんなことで思わぬ商品に出くわすことがあるのでうれしい。こういう、何年に1度出会うか出会わないかわからないアイテムに出会ったときの感慨は、中森明菜が私の家の玄関扉を開けて、カレー皿を持って、「カレーできたわよ」と言ってくれた夢を見た時の、あの時のうれしさに等しい。

このアイテムを見てほしい。ふっと入ったあるお店にあったものだ。何の為にこの商品を世に問うたのだろう。商品の企画会議で書類にハンコを押した役員の勇気に拍手を送りたい。

 

そう、チン毛のシールなのである。

チン毛といえば、摩訶不思議ではあるが神出鬼没、油断している時に、思いもよらない場所で、顔を出すのだから不思議である。「あれ、これチン毛じゃない?」というシチュエーションは誰もが経験していることだろう。ただ、私は人生に影響を及ぼす事件に遭遇し、そのためにチン毛トラウマになってしまった。

某赤坂の味噌ラーメンで有名なラーメン屋でのこと。そうなのだよ。味噌ラーメンにチン毛が入っていたのだよ。奥の底の方から麺に絡んで出てきたのだよ。髪の毛じゃない。紛れもない、正真正銘のチン毛である。もちろん、私の・・・であるはずがない。

どういう工程で、チン毛が入るというのだ。「おいおい、チン毛が入ってるじゃないか!!」と店中の客に聞こえるようにクレームしたかったが、そこはぐっと押さえて大人の対応をしたのだ。店員を呼んで(たぶん暑い国の外人)小声で指摘した。

「すいませんでした」の後、マニュアル通り、まぁ、新しい味噌ラーメンが出ては来たが、考えてみてほしい。結局、チン毛と一緒に煮込んだスープではないかい?それを想像すると、目を擦っても擦っても、味噌スープにチン毛が浮いている・・・・。それ以来、味噌ラーメンは滅多に食べないし、食べてもチン毛が見えてしまう体になったのだ。

説教が過ぎた。ないが言いたいかというと、人の人生をも狂わしてしまう「チン毛」。この商品はどういう使命を帯びてこの世に誕生したというのだ。



 
参考に、コーヒーカップに貼ってみた。「あれ?なんだよお前!チン毛が付いてるじゃないか!」と相手を脅かすにはいいかも。






 2013.2.11
「普通に在るが、その普通とはなんぞや、その常識とはなんぞや」。そう疑ってみるのが私のモットーである。よく取れば現状打破、悪く取れば天邪鬼であろう。

太陽はそこにある。猛烈なエネルギーを放出していて、遙か遠くの地球を何万年、何十万年、何億年も照らしている。手のひらをかざしてみよう。日向と日陰ではこうも違う。

がしかし、こう書いている時間でも、刻一刻と太陽は、猛烈なエネルギーを放ち消費しているのに、明日もやっぱり燃え尽きない。摩訶不思議である。

翻って、地元のスーパーの棚を見てみよう。「減塩しお」をご存じだろうか。「伯方の塩」や「天然粗塩」の棚の上にあるはずだ。よーく覗いてほしい。ほらね、「減塩しお」なる品があるだろう。



塩分をカットした塩だ。体に良い。・・・が、まてよ。意味が未だにわからない。「減塩」した「塩」とは、こはいかに?・・・・・斬新だが摩訶不思議である。

いや、何が言いたいかというと、「常識糞くらえ!」である。舞台は浅草は浅草寺。種子島の方、注意して欲しい。決して「あさくさでら」と呼んではいけない。田舎者扱いされるぞぃ。

浅草寺の仲店通りから一歩はずれた通りに、「とんかつ カツ吉」というトンカツ屋がある。夕方の部は5時からであるが、以前、5時チョイ過ぎにのれんをくぐってみたものの、「満席」で入れなかった。はぁ〜〜ではあるが、仕方ない。大人数の予約が入っていたらしい。

そこで、今日はリベンジである。ガッツイテル感をなくすために5時ではなく夜の7時に浅草くんだりまで出かけた。この時間に浅草に出てきたのは初めてである。まぁ、夜の浅草・浅草寺もおつなものだろうが、ヤローひとりで雷門をくぐっても、空しいもの。


2003年2月11日現在の雷門

雷門を横目に、さっさとトンカツ屋へ。さぁ、やってきたぞ、とんかつ「カツ吉」。今日はすっと入れた。このお店は「味噌カツ」が有名らしく、お店自慢の一押しである。



「味噌カツ」?それがどうしたというのだ!そんな、店自慢の品もさっさとパスして、注文したのがコレ。納豆かつ定食。そうなのだよ、納豆のカツなのだよ。

 

これだけではない。普通に「あんこカツ定食」「チョコレートカツ定食」などもあるのだよ。よしぼー的にはこれも相当捨てがたいが、事前予約が必要なので今日はあきらめた。ま、納豆かつ定食を今日初めて食べた。 目の前に置かれた時点で、もう納豆臭がバンバン。「納豆カツにはソースはつけないでください」とのこと。



おおぉ〜、こ、こ、これは・・・・・すごいぞ。あっという間にペロリ。





大サービスで、店先のウインドウのサンプルをパチリ。





 2013.2.3
本題に入る前に、記録に残すという意でここに記す。

今日、ある道を歩いていると、50過ぎぐらいだと思うんだが、キャリーバックを引っ張っている白髪交じりの、どちらかと言えば痩身のおばちゃんが、

「ちょっとすいません!」

と声をかけてきた。このパターンではおそらく道を聞いてくるだろうと踏んでいた私は・・・・その後の展開に表情には出さないものの、呆気にとられてしまった。

事をつまびらかにしよう。

「これから電車に乗ろうと思うんですが、そのお金がありません。300円ほど都合してもらえないでしょか。」

確かに、すぐそこは駅ではあるが、うろたえた。自分が想定していない事態になると、こうもうろたえるものだろうか。コンビニでおにぎりを買ったときに、レジの女の子から「あっためますか?」と聞かれた時のしどろもどろと似ている。予期せぬ反応にこちらは戸惑う。

一応、「ノー」の仕草をしたので、彼女は「わかりました」と去っていったのだが、・・・しかし、気持ちがすっきりしない。なぜ?なぜって、親からは「この世は持ちつ持たれつ」と教え込まれていたからだ。

これからの人生の中で、自分も300円で泣くことがあるかもしれない。赤の他人にすがるシチュエーションもあるだろう。人が困っているときに、あっさりと無慈悲にノーと言ってしまってよかったのかという後悔と、300円を渡したからって彼女は電車でどこまで行けるとゆうのだろう。まてよ、新手の詐欺じゃないか?

・・・まぁ、そうは見えないのだが、彼女も、ダメもとであっても、断られたことで気持ちが悪いだろうし、こっちも、こっちで心の葛藤で揺れる。どっちも言い気分じゃないじゃないか!

実は、こういう思いをしたのは初めてじゃない。十数年前になるが、道にぼーっと立っていると、すっと車に横付けされて、ドア越しに「この時計、これこれこう言う事情で、私困ってるから買ってくれないか・・・」と赤の他人に言われたことがある。あのときの気持ちを今日思い出した。この話は、またの機会に譲るとして、

あれが、おばちゃんじゃなく、若い十代や二十代のピチピチギャル(ん?死語か?)だったら私はどうしただろうか。・・・間違いなく、300円渡していたし、宮崎あおいバリのべっぴんさんだったら、「これ、タクシー代として使いなさい!」といって3万円は出した!間違いない!嗚呼、私は閻魔大王から叱られるであろう。

さて、ここから本題である。今日は節分。最近は、スーパーでも恵方巻なるものが大盛況である。バレンタインデーやホワイトデーで業界に踊らされ、どうも最近はハロウインも日本人の代表的なイベントに仕立てられている。この上、恵方巻もそうなのか?関西から関東に上陸したのは最近ではあるが、東京人は、豆を”撒く”のをやめて、恵方を”巻く”。

おあとがよろしいようで・・・・・・・ってこれで終わりじゃない。

自戒をこめて「なんでもなびくおバカな日本人!」と思いながらネットの記事を読んでいると、川崎市の中原区役所の駐車場移設工事が完了したという記事が目に飛び込んできた。

動揺した!

川崎市にも、もち、中原区にも住んだこともないし、もち、出身でもない。親戚もいない。縁もゆかりも無いのだが、動揺した。駐車場を移設工事しているなんて聞いてないし・・・、工事が完了したなんてもちろん知らなかった。 とにもかくにも、電車に飛び乗ったのである。そして2時間かけて、ようやく武蔵小杉駅を下車。



一目散に、中原区役所へ。

皆さん、私が何に慌てたのか、キョトンとされている事だろう。区画整理のために駐車場を移設したというんだが、このタイミングで、もう絶滅危惧種になったあるものが撤去されてしまったんではないか?そう思ったのだ。でも、取り越し苦労だったようだ。中原区役所が目に入ったとき、私はホッと安堵したのである。



あの緑の屋根、「ふれあいの木」。あの屋根が見えるではないか!なんだ、ちゃんと有るではないか!



そうなのだ。ここにあの公衆電話があるのだ。



「デュエットホン」。「デュエットホン」があるのだ。間違いない!撤去されてはいなかった。



みよ!このフォルム。右にも左にも受話器があるのだよ。

 

間違いなくここに有るのだ。私は返す返すも安堵した。携帯電話が肩で風を切るこの時代、赤電話は絶滅、緑電話も絶滅危惧種に指定され、ましてや、デュエットホンなど、もう全国にいくつあるだろう。国宝に指定すべきである。

私は、いつか”おめでたい話”を両親に報告をするに、2人で、このデュエットホンで・・・と決めているのだよ。




 2013.1.26
駅の改良工事が進むシモキタこと下北沢。街も区画整理が始まるとは始まらないとか・・・・。駅の出口を間違えると迷宮に入ったかのように、方向感覚が麻痺する。それこそがシモキタなんだろう。区画整理して吉と出るか凶と出るか・・・。街全体がワンダーランド。私も住んでみたい。

さて、シモキタに、とても有名なクレープ屋がある。シモキタでデートやお買い物をした女性陣は、シモキタのそのお店のクレープを必ず食べたことがある筈だ。このクレープ屋、変わり種も巻いてくれる別の顔を持っている。素材は「納豆」。そう「納豆クレープ」でも有名な店なのだ。


超有名クレープ屋「アンドレア」

いつも、カップルが多く並んでいるこの店先に、口ひげもそらない40のおっさんが一人が並ぶ姿も、絵的にはずいぶん浮いているが、当の本人はもっと恥ずかしい。後ろのカップルが「ねぇ、ねぇ、見て見て、納豆クレープだって!頼む人なんているの〜」なんてほざいている。

その女の子の彼氏の返しもイカシている。「どうせブログにでも載せんじゃネ?」・・・・・。痛たたた・・・、見透かされてる!そんなこと言うなよ。こちとら、益々こっぱずかしいじゃないか。

さて、メニューはこんな感じ。



スタンダードは一番上の「なっとう チョコソース 生クリーム」だが、今日は「なっとう キムチ マヨネーズ 400円」にした。

 

このお店は店頭販売だけで、椅子もなにも無い。女の子と一緒なら、食べ歩きも絵になるかもしれんが、ヤロー一人がクレープ食べながら、シモキタの街を歩いている姿を想像して欲しい。キモイだろう!店先でかき込んで食ったゾイ。


すごいことになっちまった!

ジャパンといえば「ナットウデス」。テーハミングといえば「キムチハムニダ」、それを、フランス発祥のクレープ、アンド、ミ〜ヨネ〜ズでサンドしてシブブプレ〜。これはまさに、西と東。クレープという船に乗った〜〜〜、食の〜世界旅行や〜〜〜。




 2013.1.20
Yシャツにネクタイって、よくよく考えると不思議。首から布切れを下げているだけの、単にアクセサリーなので、つけようがつけまいが勝手ではないかと思うが、クールビズでもなければ、ノーネクタイはバツである。

朝の出社支度の、ネクタイを付ける5分が、実は非常に貴重で、5分あればゆっくり支度ができる。じゃ、5分早く起きれば?ということだが・・・はいはい、皆まで言うなと・・・。ネクタイをその日のコーディネートに合わせて・・・なんて無意味ないので、私は4本を並べて、右から順番に毎日ローテーションして付けている。

一方、靴はどうかというと、トレッキング用の靴しか買わないようにしている。しかも、1足だけ。つまり、スーツ姿であろうと、作業着姿であろうと、普段着姿であろうと、トレッキングシューズで済ましている。なぜか。経済的だから・・・。


履き慣れたお気にのトレッキングシューズ

コーディネートに合わせてなんて、私にとって無意味なのである。「今日の気分に合わせてお出かけの靴を変える」ってゆうことが出来ない。ってゆうか、意味がない。おしゃれしたところで、「キムタク」にはなれない。

さて、同じ靴を四六時中履いていると、もちろんガタが早く来る。靴底があれよあれよとすり減って穴が開くのだ。しかも、歩き方のバランスが悪いのか、右足の決まったところから先に開く。



 
いつも決まったところに、ぽっかり穴が・・・。

半年以上前に新調した、私の足になじんだお気にの靴の案の定右の靴に穴が開いてしまった。ところどころ、皮が薄くなり、第二第三の「いづれ決壊」の部分もある。今日は、この靴底を補修した。

こんな時にパワーを発揮するのが、「シューズドクターN」という商品だ。



この「シューズドクターN」は、やわらかいゴムの樹脂でできているが、靴底ゴムに、接着剤感覚で塗って乾燥させると、なんと同化して、カチンカチンのゴムになるという優れもの。あとは乾燥するのを待つだけ。

 

1000円もしない商品なので、経済的。お気にの靴をすぐに買い換えないで済む。塗って塗って、だましだまして、寿命をずっと先に延ばばす事ができるのじゃ。アンビリーバボー。

 






 2013.01.01
恋人、家族、親戚で年を越すんなら、なんらノープロブレムだが、そうじゃない場合は、元旦は時間が有り余るものだ。羽子板で羽根つき?コマ遊び?凧揚げ?東京でこれはら絶滅寸前である。最近は、元旦初売りのお店もチラリホラリと見られるようになったが、やっぱ基本はどこもお休みである。

テレビ番組も、ゆるゆるのちんたら、総集編、再放送の手抜きモード。レンタルビデオも、貸し出し中札オンパレード。そうすると「初詣に行く」ぐらいしかマイ・イベントが無いのだが、最悪の経験をしたのが明治神宮である。

たかだか数百メートルしかない本殿のお賽銭箱(と言うか、テニスコートぐらいあろうかと思うほどの、巨大仕切り枠)までの参道を3時間ぐらいかけて歩いた。歩いたというか、牛歩・・・否、ほとんど止まっている。河原のバーベキューですら3時間もすればもう飽きるぞ。しかも、一旦、人の流れに乗ると逆走は禁止。もう、ばっかじゃないか?

鎌倉の鶴岡八幡宮もひどかった。参道いっぱいにものすごい人の帯で、上からロープが降りてきて、ロープが開いてトコロテン方式で前に出されないと先に進めない。じゃないと、押し合いへし合いで死人がでるからだろうが、おい、競馬のゲートかっ!

理屈をこねると、その年の最初にお参りすれば”初”になる訳だが、元旦に行えばこそのご利益があるのだろう元旦は、初詣に出かける方々が大半だろう。 今年の元旦も、だだをこねても暇であることには変わりないので、今、手軽な登山で爆発的人気の高尾山にある薬王院に、登山兼物見遊山感覚で参拝に行くことにした。

以下、その様子を記録する。それでは、レッツらゴー。



高尾山(たかおさん)概要

詳しくは「ウィキペディア」で・・・・・(笑)。標高599M。種子島の一番高いところは300M無いので、およそ2倍の高さがあるのだなぁ。ということは、種子島が平べったいということか・・・。



PM1:50

京王新宿駅発車 準特急で一路「高尾山口」へ。

入浴とお化粧に時間がかかり(笑)、午後になってしまった。が、このことは後々幸運をもたらす事になる。気温は連日の寒さに比べるとびっくりするくらい高め。少々薄着で出発してしまいこれは後々で裏目に・・・。で、ここ京王新宿駅。想像はしていたが、想像以上に閑散。普段の駅に比べれば月とすっぽん、気持ち悪いくらい人もまばら。




PM2:45

京王高尾山口駅到着。
 
天気は快晴。実は車内は春の陽気かと思うくらい温ったかかったが、ホームに降りたとたん、薄着ということもあって、しーんと肌寒い。駅周辺の人混みは覚悟していたよりゆるい感あり。


徒歩で山麓のケーブルカー&リフト乗り場へ向かう。

高尾山は、小学生からおじちゃんおばちゃんまでウェルカムのお手軽登山コースがいくつかあり、なんだか知らんが普段は外人もいっぱいなんだそう。デートスポットでも人気があり、今日は初詣目的の人が大半だろう。若い、ヒールを履いたギャル2人が目の前で「元旦で高尾山に登るってみんな暇よねぇ〜」とのたまう声が聞こえたが・・・。じゃ、私とデートしてくれ!ってんだヨ!




PM2:55

ケーブルカー&リフト乗り場到着。
 
今日は「6号登山コース」で頂上を狙う。ちなみに、今日は手弁当を持参した「本気モード」。ケーブルカーやリフトという利器は使わない。この建物の左横の沢に沿って登るコースが6号登山コース。ほんで、コースに入る前に、いきなり、後ろで消防車みたいな車のサイレンの音がワンワン鳴って、バイクに乗った救助隊らしい人たちも私の横を追い越していったぞい。何事かと思ったが、ま、そんな様子を横目にいざ登山開始。




PM3:00

沢を横切り、さぁ6号登山コースへ。
 
・・・ともっていたら、入口が救急車?消防車?みたいな車でふさがれていて物々しい空気に・・・・。何かあったのは間違いない。元旦からご苦労様っす。東京消防庁の救助隊員らしい。皆さんにはホント敬意を表する。




PM3:06

出発してすぐの岩屋大師で道草。

一応、拝んできたぞ。ちゃんと・・・・拝んでやったぞ。賽銭はしないでやったぞ!ワイルドだろう?




PM3:10

琵琶滝到着。
 
滝壺に行こうとしたら、立ち入り禁止になっちょる。残念。普段は入れたはずだが、今日はなんでや〜〜ん。写真奥に見えるのが滝やで〜。




PM3:15頃

あれれ、救助隊が追い越してゆく。
  
追い越されたと思ったら、すぐに現場発見。どうも、ご婦人が沢で動けなくなったらしい。連れの男性が、事情聴取されていた。もうちょっとがんばれば、すぐそこはケーブルカー&リフト乗り場なんだが、高尾山だからってなめちゃいかんぞ、油断しちゃいかんぞということかな。ひょっとして落ちちゃったの?




PM3:20〜

細い登山コースをひたすら歩く。
  
この頃は「景色を楽しむ」といえばカッコイイが、腹減って腹減って・・・頂上で食べる弁当の事しか頭は考えていない。PM3:27大山橋通過。




PM3:??〜

さらに、さらに、細い登山コースをひたすら歩く。
 
自分との闘い、気合いである。この頃は「景色を楽しむ」といえばカッコイイが、弁当の事も思い飽き、谷村新司の「群青」が頭の中でループしている。♪たおれば〜散る〜薄むらさきの〜野辺に咲きたる〜一輪の〜♪
そのうち、尾根へ通じる「地獄階段」が待っているのだが、死ぬぞ!このあたりで頂上からやたらと「ヤッホー」の声が聞こえる。ヤッホーって!おいおい。向こうに跳ね返す山岳がないと、やまびこにならんのでは・・・ないか。




PM3:53

出来立てホヤホヤの山頂トイレ。もうすぐそこは頂上。
 
立派なトイレだこと。最近できたばかりで今日初めて見た。これで、ネックだったシモの処理が格段に機能アップ。




PM4:00

頂上でだいぶ遅い昼食。
 
人目もはばからず、頂上で手弁当を食べる。日本男児たるもの、弁当は日の丸!!メシがうまい!!味噌汁無しで食べてやったぞい。たくあん、梅干し、サイコー!・・・が、しかしなぁ、手がかじかむ。寒い!歩くのをやめるとさらにぐっと寒いっ。薄着が堪えるぅ!薄着はやっぱ失敗だったぞい。




PM4:??

偶然の大チャンス到来!
  
皆が何かをひたすら待っている様子。なるほど、今日は雲がなく快晴。富士山のダイヤモンドヘッドが見られるようだ。みんな、そのチャンスを待ってるぞい!動いていないと寒くて寒くて、時間かせぎも兼ねて茶屋まで散歩。アイスクリーム屋は閑古鳥。まぁ、まぁ、この寒さではそうだろう。・・・ってゆうか、おしなべて利用客がいない。まぁ、高尾山単価だからかな?




PM4:25

キターっっ!!
  
 
悔しいかな、コンパクトカメラでは力不足!これが限界かな?目視でも十分。こんなにデカかったっけ?というのが驚きの印象。稜線が美しく、な、なんと雪化粧も分かるがなぁ〜。恐るべし霊峰富士。

太陽が富士山の裏に廻るまではえらい時間がかかった感がするが、回ってしまうとあっという間に沈んでゆくのにびっくらこいた。自転しとるんだなぁ〜。しかも、太陽が隠れると、急激に寒くなったぞい。寒さのあまりじっとしておられず、PM4:33下山開始。ってゆうか、早く初詣をぉぉ・・・・。




PM4:35

(下山して)薬王院の奥の院、飯縄権現堂、大本堂に到着。
  

奥の院、飯縄権現堂はガラガラなのに、大本堂は初詣客でいっぱい。このコントラストは何?しかしながら、すごい長蛇の列。警備員が入場整理していたぞい。並んでいたらすっかり夜になっちゃう。ここでの祈願は諦めた。裏山の飯縄権現堂でやってやったぞい!ワイルドだろう?




PM4:40

参道を下る。

参道はこんな感じ。




PM4:45

権現茶屋で「天狗ラーメン」喰らう。
  
高尾山に登ればこれは押さえだろう。今し方、日の丸弁当食ったばっかなのに、ラーメンをペロリと平らげてやったぜい。ワイルドだろう?ラーメン自体は可もなく不可もないが(・・し、失礼!)、天狗の鼻に見立てたこの「雑穀とろろ棒」が俄然旨い!!他に、梅干、しそ、たくあん、カブがトッピングされている。何か見立てがあるのかな。




PM5:25

権現茶屋を出る。

たちまち暗くなって、権現茶屋付近では既にこんな感じ。まだ5時になってない時間帯でこの様子。




PM5:30

あたりはもう真っ暗。
  
疲れはなかったが、寒さと暗さで心が萎えてケーブルカーを使って下ろうと思い、ケーブルカー乗り場に行ったら・・・・到着する手前から凄い列。30分以上待ちとのこと。うそっ!・・・んじゃ、歩けば麓に着いちゃう時間じゃん。ケッっと思いながら、今度はリフト乗り場に行ったら、この様。

普段、夜も登山できるのか知らんが、今日の夜景はバツグン(っていっても、まだ6時にもなっていない)。市街地がキラキラして超〜キレイ。ただ、ヤロウ一人でこの夜景は・・・・罪作りだ。ただただ虚しい。




PM5:40

迂回路でそそくさと下山。

夏の夕方6時に比べ、こんなにも違うのか痛感する暗さ。初詣モードなのか普段からそうなのか、等間隔に白熱灯が用意されていた。迂回路は総舗装だから安心。徒歩で降りることにした。意外に思うが、登ってくるカップルもいたし、な、なんと、中には女子ひとりで登っている。夜襲かけられたらどうすんの?と気になったが・・・初詣なのかな?ところで今日の高尾山は一体何時まで滞在OKなのか?




PM6:10

下山完了。

麓のお土産屋さんは店終い準備にいそしんでいた。今日の感想。天気も晴れ晴れ、霊峰富士のダイヤモンドヘッドも美しかった。有意義な時間だったが、心は・・・晴れないのはなぜだ?








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