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日記のようなもの |
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池袋に、今年「カレーは飲み物。」というカレー屋がオープンした。人気らしい。「カレーは飲み物。」この名言を残したのは、故ウガンダ・トラ氏である。
確かに、気持ちは分かる。
![]() ![]() 気にはなっていたが、今年も、もうわずかということで、今年中には偵察に行きたい・・・・・今日になったのである。 まず、店内に入り口にある食券機で食券を・・・。このお店に限ったことではないが、某セオリーによれば、食券機の左端の上にあるメニューボタンが、お店オススメなんだそう。 ![]() 黒いカレーをチョイス。「小盛り」も「中盛り」も「大盛り」も値段が変わらない。これは良心的だ。ならば、「大盛り」にしたい・・・ところだが、一見で入ったお店の場合は、大盛りの具合が判らないので、一応今日は中盛りにした。トッピングも3種類指定することができるみたいだぞい。 ![]() はい、これが中盛り。思ったよりデカイ!大盛りにしなくて正解。中はサフランライス。 ![]() ![]() なんてことない、いたって普通のカレー屋だった。このページにしては、なんのひねりもない、グルメ報告になってしまった。ちなみに、メニューに「?」ボタンがあったぞい。今後の新メニューらしい。 ![]() |
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このお店に来店頂き、記事を長年愛読されている方にはただただ感謝、感謝だが、少なからず「種子島」に興味をもたれ、書物やネットなどで勉強をされているということを期待したい。「種子島」は何県にあるかぐらいはご存じ・・・・かなぁ?数あるお店の中で、今日初めてくつろぎ喫茶「種子島」に来店いただいた方は、「種子島」に興味を持たれてのことと思うが、はずかしながらこのお店にはめぼしい情報もなくご容赦願いたい。
それはともかくも、折角の機会なので、「種子島入門編」と題して、種子島についての小ネタ(ネタ?)をご紹介したい。上京したての頃の折々のイベントでの自己紹介や、もう、さっぱり無くなってしまった合コンなどのシチュエーションで、「種子島」出身は実はおいしい。「種子島出身」というフレーズを聞いただけで、顔を前のめりにして、異性人接近遭遇とばかりに周りは食いついてくるのだ。 それは当然だ。日常生活に「種子島」の話題が出るなんてほぼ無いと言って良い。だから、もう、質問攻撃だ。話は大いに盛り上がるが、ただただ、皆の目が純粋なだけに、チクリと針を刺される、おイタな質問が多いのも事実である。そんなこんなで、いただく質問で一番多いものからベスト10をご紹介するというスタイルで、故郷種子島に切り込んでみたい。また、これは、種子島に在住の種子島島民にも聞いていてもらいたい。中には心外に思われる島民の方もいるだろうが、これが東京の現実である。 第一位 島の人口はいくらですか? 順当な質問だ。「種子島」と聞いて、まず、どこにあるのか、どんな島なのか、食生活は?文化は?・・・・東京に住んでいる人は99パー知らない。だから、種子島と言われる島には一体何人島に住んでいるのか・・・素直な反応だろう。 人口は、およそ3万3千〜4千人ぐらいである。 そう答えると、「え〜、ホント?そんなにいるの?」と一様に驚く。「すごいねぇ〜、結構居るんだね。」という驚きの反応だ。ところが、ここがポイント。じゃどのくらいだと思っていたかを、あらためて聞くと「だいたい200人ぐらいかな〜」という答えが返る。おしなべてそうなのだよ。 種子島島民の皆さん、聞いてくださいよ。東京人が思い描く「島」は、たかだか200人〜300人足らずの農民が住む貧村いうイメージしかないのだよ。 ネットで世界の天気がわかる時代にだよ。これはどういうことだ。 とどのつまり、この貧村のイメージからくる「え〜、ホント?」なのだよ。ちなみに、誠に嘆かわしいが、種子島島民総動員で、東京ドーム「巨人対阪神」戦を観戦しても、東京ドームの観客席は、悲しいかな全然埋まらない。 ![]() 第二位 種子島って何県? 種子島島民や出身者からみると、はぁ、知らないの??的不謹慎な質問であるが・・・・・確かに、私も「隠岐島」は何県?「小豆島」は?「淡路島」はさて何県?と聞かれても、答えに窮する。まぁ、お互い様なので「不謹慎」という言い方は今回は撤回しよう。 答えは「鹿児島県」である。「種子島」は3つの行政区分に分かれていて、北が「鹿児島県西之表(にしのおもて)市」、真ん中が「鹿児島県熊毛郡中種子(なかたね)町」、そして、南が「鹿児島県熊毛郡南種子(みなみたね)町」である。 ね、どうですか、住所に「種子島」という名は登場しなのいだよ。よく、南海の孤島といわれるが(それも失礼な話しだが・・)、島にいちょまえに「市」があるのだ。鹿児島県の離島で「市」があるのは、我が種子島と、元ちとせ氏出身の奄美大島の奄美市だけである。すぐ隣には、世界的に有名になった屋久島がある。 ![]() ![]() <ここでちょいと脱線 屋久島の話のはなし> 「屋久島」は種子島島民からみると、険しい山岳と森ばっかで人など住めず、人はその周りのほんのはじっこに追いやられた「発展途上国」と卑下していた。我らこそは「戦国の戦術を大きく変革した鉄砲伝来の地」であり「宇宙への玄関口宇宙センター」がある歴史と未来の先進国だぁ〜と・・・。 だから、かつては種子島人は屋久島を相手にしていない。ましてや屋久島に観光に行くなんてあり得なかったのだ。ところが今、どうだ。屋久島では入山規制をしなくてはならない程の大賑わいになって、知名度が逆転してしまった。 みなまで言うのはやめよう。種子島はいちばん高いところで、海抜280メートル強しかない。ところが、お隣の屋久島では宮之浦岳が最高峰で、海抜1936メートル在る。熊本の阿蘇山は海抜1592メートル。ね、おわかりだろう。九州一高い山は実は屋久島の宮之浦岳。この事実は余り知られていない。海面からニョキニョキと阿蘇山をはるかに越える山の頂きが延びている姿をイメージしてもらいたい。「世界遺産」たるゆえんである。 ![]() <ここでちょいと脱線 種子島の位置のはなし> 東京人は「種子島」と聞いて、鹿児島県にあるんだ!とは・・・分からないにしても、南にある島というのはイメージできるらしい。ただ、「南にある島」というのが曲者だ。沖縄付近にあると思いこんでいるフシがあって、これはいただけない。下の図を見てほしい。種子島空港から福岡へ飛ぶのと、種子島空港から沖縄へ飛ぶのを比較すると、福岡に飛ぶほうが俄然近いのだよ。 ![]() 沖縄は、種子島から見ると、はるか南にあるのだなぁ〜。 第三位 信号機ってあるの?いくつあるの? だから、何なんだよ?って言いたいくらいだが、信号機の台数を盛んに聞いてくるのだよ。これは不思議だ。これを知ってどうするんだろうか。どうも文明度数=信号機の数らしい。種子島は1市2町であるが、それぞれの街の中心には信号機は何カ所も在るのだよ。まぁ、確かに、横断歩道を横切るのは、イタチぐらいであるのは認める。 ![]() 南種子町の繁華街中之上にある信号機 ただ、いくつ在るか数えたこともないし、いちいちめんどっちいので、島で唯一の指定自動車学校「種子島自動車学校」に、2箇所あり、都会に出たときにすごく役に立っている・・・と答えている。 ちなみに「電車は走っているか」という質問も受けることがある。「島」といわれる島に電車が走っているということこそ珍しいと思うが、こんな質問も時に受けるのだ。 「電車は走ってないので「踏切」という概念もわからない。自動車教習所に「踏切」があるにはあるが、種子島島民は踏切とは何なのか、窓を開けて音を聞くというのに何の意味があるのか分かんないから、そのまま直進しようとする。」と答えている。 第四位 一周歩いて何時間? 種子島に住んだことがある人にとってみると、???な質問ではあるが、「ごめん、歩いて何時間って失礼だよね、では、あらためて・・・”自転車”で何時間?」と聞き直す気遣いをしてくれる人がいる。なんだよ、自転車かよ!という話しである。どっちも傷つくのだよなぁ。 実際は周囲はおよそ160キロぐらいであるので、徒歩で一日で歩ける距離じゃないのだが、東京人がイメージしている「種子島」は半日も歩けば一周すると思っているらしい。 まぁ、島の規模を知るにはこういう質問が欠かせないのだろう。実を言えば、周囲には農道も含め県道が走っている。ただ、背骨に当たる部分に国道が走っていて、南北に移動する場合はほとんど島民は国道を使う。これで事が足りるのだ。だから、「島を車で一周してみよう」など発想がない。 ![]() 第五位 どうやって帰るの? 飛行機で帰るのが手っとり早いが、直行便は無い。鹿児島空港までジェットで乗って、種子島新空港まで、故障でよく落ちると噂のカナダのボンバルディア機(プロペラ)で飛ぶというのがスタンダード。ただし、正規料金で往復7万円ぐらいかかるぞ。 ![]() 船を使うという手もあるが、こっちは止めた方がよい。 第六位 種子島弁言ってみて? 種子島は何語と聞いてくる猛者もいたが、日本語に決まっちょる。種子島出身者は例としてよく「けそうめっかりもうさん」を使う。「けさはおめにかかりませんでしたね」つまり、「おはようございます」の意だ。 が・・・だね、私は、種子島島民でこのように挨拶している人を見たことはない。「おはようさん!」がスタンダードだ。 鹿児島県民が「おいどんは、さつまはやとで、ごわす」なんて言わないのと同じで、「けそうめっかりもうさん」なんて、種子島弁の例に出すのはよくない・・・と思いつつ、そうは言っても、種子島弁の象徴的なフレーズなので、私もつい使っちゃうんだよねぇ。 そんなこんなで、ナイスなタイミングなので24年7月1日付日記でご紹介した種子島弁について、標準語に翻訳したものをご紹介する。 例1) ぬしん ばき〜は みなとりが えじぇちぇら〜や〜 (標準語訳)彼の、奥さんは、貝採りが、上手ですよ〜 例2) こん たかきびゃ〜 しぇしぇん じぇがよかけりゃ〜や〜 (標準語訳)この、とうもろこしは、ものすごく、実がぎっしりですねぇ〜 例3) そん い〜ぼんべぇ〜ば くうちぇみれ〜や〜 (標準語訳)その、イーボンベー(野草)を、食べてみてちょうだい〜 例4) どんが とんみ〜は え〜くろ〜ちぇ ぼ〜けたっちゅわ〜な〜 (標準語訳)私達の、友達が、飲みすぎて(酔い狂って)、アホになったらしいよ〜 例5) おいが けな〜にや〜 あばっちぇんな はんき〜もっこ〜が おら〜や〜 (標準訳)私の、親せきには、ものすごい、おこりんぼが、いるのよねぇ〜 第七位 ロケット発射って観たことある? いわずもがなの愚問である。もちろんであるよ。種子島島民にとって、町内運動会や、ロケットマラソン、夏祭り、ロケット祭り、鉄砲まつりに匹敵する大イベントであって、俺、発射に興味ないっすというヤカラは、非島民である・・・・なんちって。 ![]() 私の実家は平山にあるが、目と鼻の先がロケット射場なので、農作業そっちのけで見学に行ったものだ。アメリカ人がスペースシャトルの打ち上げを見て感激のあまり泣いているシーンがテレビでよく使われるが、「ばっかじゃないの?あんなんで泣く奴があるか!けっ!」と思っている人ほど、泣いちゃうんだなぁ〜これが。 第八位 種子島出身の有名人って居る? 種子島出身初アイドルとしてこれからという時に、信じられない事態で人生の幕を下ろしてしまった、上原美優さんには「バカヤロー」と言いたいが、やはり有名人といえば、日高六男こと大関若島津、今は松ヶ根親方が一番の出世頭だろう。 その他、日本唐揚協会の安久兵会長も種子島出身で、ちょくちょくメディアにも登場しているが、日本唐揚協会?安久って誰?・・・・・ 私のとっての、種子島出身の有名人といえば、柳田理科男氏だろう。理科男は本名。こんな名前を付けられた日にゃ、小学校ではいじめられただろうなぁ。南種子町長を2007年まで4期16年務めた柳田長谷男元町長のご子息だが、柳田理科男ってだれ?と言う声がちらほら聞こえるぞい。「空想科学読本シリーズ」という本をご存じだろうか、その著者である・・・っと言えばピンとくるかも。メディアにもちょくちょく出演してるぞ。 ![]() 第九位 テレビのチャンネルっていくつ? これも、田舎度を知るバロメータなんだろうなぁ。NHK、Eテレ(教育テレビ)を含め5局かな?種子島に映画が上映できる施設は、宇宙センター内に在る宇宙科学技術館ぐらいだろが、娯楽と言えばまだまだテレビである。 ちなみに、新聞は本土(鹿児島市)から船便で来るので、朝刊が夕方に配られる。そこで、朝刊によくある「今日のテレビ欄」は使えない。そこで、考えた。朝刊は離島仕様に差し替えられ、「明日のテレビ欄」になっている。かしこい! 第十位 種子島のどのあたりに実家があるの? それを聞いてどうするの?的質問ではあるが、場をつなげるには有効な質問であろう。私の実家は南種子町の平山にある。平山小学校の麓にあって、中之町という部落に当たる。 平山は、4部落である中之町、浜田、広田、西之町に別れ、平山の中では中之町が中心に当たる。小学校、中学校(中学校は廃校)、町の心のより所、平山神社を抱している。 まぁ、東京人にとってはどうでもよい情報だろう。 ![]() ![]() |
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某テレビ番組「黄金伝説 1ヶ月1万円生活」は皆さんご存じだろう。人気の番組らしい。タレントや芸人達が、本気で1ヶ月1万円生活でがんばったのなら、お見事!天晴れである。ただ、「やらせ」感も否めない。レシピはフードコーディネーター作じゃなの?ランチ時は局で用意した弁当もこっそり手をつけているんじゃないの?夜は後輩連れて飲みに行ってるんじゃないの?まぁ、それを百も承知で見ている自分がいる。
・・・が、実生活をしている私は「やらせ」など効かない。我が種子島でお店を出すためには、限られたお給料の中で食費はヤリクリをしていかなければならないのだ。ただ、1ヶ月1万円生活など絶対に無理。それは、「節約」でなく「我慢」である。 「節約」とは「もったいない精神」のことで、「食べ物を粗末にしない」イーコール、「貯金」なのである。なんちって。さて、これから書くことは、台所に立つ者としては基本中の基本であるので、そんなことを書いてもらわなくても、当たり前だよ!!と、特に主婦の皆さんからお叱りを受けるに違いない。・・が、あらためて共有の意を込めてあえて紹介させていただきたい。 東京はもう冬に突入した。冬の代表的な野菜といえば何だろうか。東京のスーパーで旬を探すのは至難である。スイカの半身が普通に売っているのだから。この時期の旬の野菜と言えば私的には、白菜、大根、カボチャ・・・だろうか。お値段もリーズナブルである。白菜なんか丸ごとで198円。大根は1本100円。カボチャは丸ごとで198円。 物価が高いと言われる東京で、この時期、この値段はうれしい。果物はどうだろう。季節的には、みかんやリンゴだろうか。ちょっと旬を過ぎたかもしれないが、柿も凄く安い。ちなみに私は柿が大好き。そこで、白菜、大根、カボチャ、柿を今日は取り上げたい。 冬の鍋に絶対に欠かせない白菜だが、幸いなことに白菜は何の気兼ねも無く、お尻から葉の先まで捨てるところが全く無い。100パーセント、胃の中に入る超優等生だ。中には、丸々1個買っておきながら、いっぺんに食べられない・・・といって、最後は捨ててしまう主婦もいるだろうか・・・否、まさか居るまい。 ![]() えっ?ま、まさか・・・と思うが、丸々1個買っておきながら、食いきれないといって捨てている主婦がいたら、かの海原雄山はこういうだろう。 ![]() 「バ・カ・モ〜〜ン!」 ま、くどいが白菜は優等生なので、私がここで当たり前のことを書いても仕方無いだろう。 続いて、大根に移ろう。 スーパーで大根を買うと、大概こんな感じだ。菜っぱの部分が残っている状態だ。 ![]() ここで主婦の皆さんに聞こう。この部分をまさか捨てていないだろうか。もちろん、大根を剥いた残り皮を捨ててはいないだろうなぁ。 ![]() ![]() まさか・・・と思うが、ここでも、ポイポイ捨てている主婦がいたら、かの海原雄山はこういうだろう。 ![]() 「バ・カ・モ〜〜ン!」 @みじん切りにする。 ![]() Aたっぱに入れて、塩をふりかける。 ![]() Bたっぱをおもいっきり振って、冷蔵庫に入れる。 ![]() これで、2、3時間で、ご飯によく合う、おいしい浅漬けができる。主婦なら基本中の基本である。 次に、カボチャ。 栄養価の優れた毎日食べても飽きない、スーパーお野菜だ。 ![]() ただ、カボチャの栄養分たっぷりのこの部分はどうしているだろう。 ![]() まさか・・・と思うが、ここで、良心の呵責もなく、ポイポイ捨てている主婦がいたら、かの海原雄山はこういうだろう。 ![]() 「バ・カ・モ〜〜ン!」 @繊維と種がよく分離するように、あらかじめ、十分手でもみもみする。 ![]() A鍋に水をはって煮立たせ、上記@を入れる。 ![]() B種だけが浮いてくるので、種を丁寧にすくう。(これで、カボチャ風味のスープができるので、ベースのスープとして何にでも使える) ![]() C(私の場合)カレールーをそのままぶち込む。 ![]() Dたったこれだけで、おいしい欧風カレーができあがる。 ![]() E種は、2、3週間、冷蔵庫に入れて放って置く。(冷蔵庫はなんでも乾燥させる効果がある) ![]() F十分乾燥させた種を、フライパンでゆっくり炒る。 ![]() ![]() Gビールのおつまみに最高の「カボチャの種」ができる。種の中の実の部分が香ばしい。 ![]() ![]() 最後に、柿である。 果肉はもちろん食うだろう。そのために買うのだが、よもや、柿を剥いたときの残り皮を捨ててはいないだろうか? ![]() まさか・・・と思うが、日本の食糧自給力はいまや40パーセント以下と言われている時代に、ポイポイ捨てている主婦がいたら、かの海原雄山はこういうだろう。 ![]() 「バ・カ・モ〜〜ン!」 @剥いた皮は、お皿にラップを張って冷蔵庫に保管しておく。 ![]() A皮をみじん切りにする。 ![]() Bフライパンで超弱火で、根気よく炒る。 ![]() ![]() C炒り終わったら、市販のお茶パックに入れ、水を張った鍋でひと煮立ちさせる。 ![]() ![]() D柿のエキスが抽出され、こんな感じの「柿茶」ができる。 ![]() *この柿茶はびっくりするぐらいおいしくできる。しかし、ポイントは皮の剥き方。 寸分も狂わない皮の剥き方が超うまい人は、少々わざと果肉が残るようにしたほうが良い。果肉を残すことで、「柿茶」が「柿茶」になるのだ。 |
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私は、2年前に、部屋にエアコンを付けた。今年で3回目の冬に突入だ。エアコンを付けたきっかけは、南国は種子島出身だが、東京の夏の暑さに耐えられなかったのだ。・・・何何?今頃?じゃ、今までの夏はどうしていたのだ、そう思われるかも知れない。
一言で言えば、「気合い」だ。そう、気合いで夏を乗り切っていたのだ。どうやって厳しい夏を、死んでしまいたくなる熱帯夜を乗り切っていたのかは、それだけで1冊の本になるので、おいおいご紹介する・・としておこう。 「エアコン」と一言でいっても、某社「シロクマくん」でもなければ「霧ヶ峰」でもない。コロナ製の窓に直接設置するタイプなのだ。ご承知の通り、壁設置型のエアコンは、設置するにも撤去するにも専門の業者に頼まなければならない。この「窓タイプ」はそんな必要は無い。自分で設置できるというのが強みだ。 ![]() さて、私の住んでいるボロマンションは、この季節、部屋にいてもシンシンと冷える。例えば、テンピュールの枕も、カチンコチンになって”沈まない”(笑)。だから、仕事から帰ってきたら、すぐにエアコンにスイッチ・・と思うだろうが、私の場合、ちと違う。 この窓型エアコンは、欠点がある。そう、「音」だ。コンプレッサーの音が、もろ、直接部屋中に響く。ウウン、ウウンとうねる・・どころじゃない。ゴぉーーーーーーーーー!ゴッ!ゴぉーーーーーーーーー!なのだ。 慣れればどうってことないが、「電気食ってるぞ〜」というのが、まんま、「音」になっている・・・・。これは悲しいかな、罪悪感でいっぱいになる。「おまえ、天狗になっていないか?」「贅沢してるんじゃないか?」「電気をこんなに使って許されるのか?」と、どこからともなく、中耳に響いてくるのだ。 しかも、今となっては、福島原発事故やトーデンの電気料値上げなども耳が痛い。裸になればそれ以上脱ぐことはできない。だから、夏は冷房モードは我慢できず何遍か使ったが、逆に寒けりゃどんどん着込めばいいので、暖房モードは、試運転で1回、昨年、風邪で寝込んで1回で、今まで計2回しか使っていない。 それに代わる、私のメインの暖房器具は、ホットカーペット。これは昔から変わらないアイテムだが、今使っている世代は「1.3畳相当」というビミョーなサイズ。 ![]() そうなんだよ、1.3畳しか無いから、1.3畳の範囲しか動けんのだよ。そして、ダイヤル目盛り「5」全開でも、ちょっとしか温かくならないから、普通に、マックスの「ダニ退治」まで、目盛りを廻して使ってるぜい!ワイルドだろう? おかげで、体中、低温火傷だぜぃ! 話を戻そう。ここからが本題だ。福島の問題もあって、電気についてはちょっと敏感になるべきであろう。そこで、こういうご時世に、私的にはワンダフルな商品が出た。家庭用カセットボンベで第一線の「イワタニ」こと岩谷産業株式会社から、画期的な商品が出たんだ。それが「イワタニ カセットガスストーブ」。 ![]() コンパクトサイズながら、そのパワーはすごい。しかも3時間近く持つのだから、これまたうれしい。仕事から帰ってきたときのギンギンに冷えた部屋は、実に心も寂しくなるし、体も寒々しい。萎える。ホットカーペットが温まる間の中継ぎに「イワタニ カセットガスストーブ」は大活躍だぁ。 ![]() ![]() |
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この長い地球上の歴史の中で、昆虫が天下をとったことは一度も無いらしい。だからなのかはわからんが、名作「風の谷のナウシカ」での、昆虫が支配する世界観は当時私にとっては新鮮に映った。
と書いたところで、ちょっと注意が必要だろう。「オームのどこが昆虫なんだ。ヘビケラのどこが昆虫なんだよ、昆虫の定義はねぇ・・・」と叱られるといけないので、「虫」と読み代えてほしい。 虫が天下をとったことはないが、それと同じくして、虫を食料とすることには、みなさんどうだろう。はなはだ抵抗があるはずだ。人間のDNAには組み込まれていないのだろうか、単なる食べず嫌いなのか・・・・。 何でも食べる、4000年の歴史を持つ中国の食文化は別にして、日本人には無い。ま、長野では蜂やコウロギは食べるようだが、 我が故郷、種子島も、いうても孤島なのだが、食料環境がよかったのだろう、種子島島民は虫は食べない。 ここで、2009.3.29に掲載していた日記をご紹介しよう。 2009.3.29 会社の上司の親族の方の訃報があり、通夜に行ってきた。場所はJR山手線新大久保駅近くの斎場。お焼香も終わり、そのまま帰宅のため、駅に戻ろうとしたが、東京にお住まいの方はご存知の通り、いわゆる大久保地区は「韓国街」で、韓国系の商店が軒を並べ、韓国語が飛び交う。K−POPの聖地でもあるらしい。夜にもかかわらず、若いギャルでいっぱいだ。 なので、韓国料理専門の食材店もいっぱい。折角、大久保に来たので、通夜の帰りで不謹慎かと思ったが、食材店に立ち寄った。普段から気になる韓国料理食材があったからだ。それは、「ポンテギ」。皆さん、ご存知だろうか。 ![]() ![]() これが、「ポンテギ」。蚕の幼虫を煮たものだ。韓国では普通に食卓に上がるらしい。 通夜から帰り、今日の夕飯は自宅でピラフにした。今日のピラフは贅沢に、「ポンテギ オン ザ ピラフ」。ゴージャスだ。 ![]() ![]() ![]() ここまでが、2009.3.29の日記である。 種子島もかつては養蚕を行っていたが、繭は生糸にしても、さなぎを食うほどひもじくはなかったのだ。 さて、ここから本題である。 3連休初日、勤労感謝の日。何をしようかとネットサーフィンすると、中野で「」なるお祭りをやっているとのこと。オオ、これはいいね!行ってみよう!と、詳しくパンフをよく読むと、どうも参加者は予約が要るみたい。 昆虫食彩館HPはこちら なんだよ!とあきらめかけたが、そういえば、東南アジア特にタイではタガメがふつうに、店先で食材として売っていると何かの雑誌で読んだことがある。 翻ると、私はタガメを食べたことは無い。エビスナックみたいらしいのだが、そう聞かされると好奇心が沸いてきた。 都内でタイ料理の食材専門店はないか、ネットで調べたところ、あるではないか新宿に。恐そるべし、東京。 あたりは暗くなったが、さっそく新宿くんだりまで電車で出かけた(まぁ、暇だこと・・)。 人っ気が全然無い、古めかしい雑居ビルの2階の奧、シーンとした冷たい空気の中、たった一つ、看板が光っている店があった。そこが、アジアンマーケット」。もちろん、客は私一人。 ![]() 真剣に慎重に、探した。あったよ。食用「タガメ」マジで・・・。 ![]() ![]() 思ったより、で、でかい。1匹150円。3匹入りで450円。た、た、高っ。 ![]() ![]() 我が種子島でも、田んぼにタガメ(こんなにデカくは無いが)はポピュラーな取り合わせだ。石を投げれば、タガメかゲンゴロウにぶち当たる(笑)。それが、3匹450円とは・・・・種子島の諸君、これはビジネスチャンスだ! さて、買って来たはいいが、どうやって調理するんだい。隣近所で、タガメを調理したことがある人はおよそ何パーセントなんだ。 レンジでチンはどうだろう。1分なのか?2分なのか?いや、日本製の電子レンジは「タガメ」のチンは想定内?想定外? 説明書に書いてないか?「トレイにタガメを置くのはやめてください」と・・・。 まてまて、ニュースで、虫を調理して食った男性が、急逝したというニュースもあるぞ。おいおい、大丈夫なのか。 (ちゃんと処理をしているようで、大ジョブねぇ)まず、鍋に油をひいて、低い温度で素揚げした。いや〜、なんともいえない、独特のにおいがしてきたぞ。 ![]() ![]() ついで、醤油と砂糖で煮た。いわゆる、佃煮風である。 ![]() ほどよく、煮詰まったぞ。さて、次のハードルだ。どうアレンジして試食すべきか。まず、コンビニ寿司でアレンジしてみた。 ![]() ![]() いやはや、きしょいを通り越して笑ろうてしまう。サラダ感覚でアレンジしてみた。うわっ、”サラダ”が拒否反応してるぞ。 ![]() 結局、素で食った。ん〜、ん〜、エビ・・・、エビねぇ。エビ・・・かぁ?? エビなのかぁ?甲殻が奥歯でもがいているが・・・。 ![]() |
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「般若」。
喫茶店の名前だ。おどろ、おどろしい言葉の響きが強烈なインパクトを私に与える。かつて港区虎の門に本当にあった老舗一軒家、2階建ての小さな小さな喫茶店の名だ。蔦が建物を覆い隠さんとする隙間に見える、草臥(くたび)れた擦りガラスと外壁の佇まいは、「伏魔殿」よろしく、名前に負けない昭和の貫禄を感じる喫茶店だった。 ![]() 私は1階の、場末のカラオケスナックのようなアダルトな空気も嫌いではなかったが、反り、沈み、きしむ急階段を上がった先にある、東西の洋などクソ食らえとばかりに、ガラクタ”を詰めに詰め込んだ、無節操な納屋に似た空気が好きで好きでたまらなかった。 ・・・・・と小説家気取りで前説をほざいてみたが、要するに、虎ノ門にあった「般若」という喫茶店が、戦後マッカーサーにより計画された道路の新敷設のために(今頃!)、閉店になったのだ。2年前だった。 ところが、ひょんなきっかけ、と言うと漠然としているので詳しく書くと、高田馬場から池袋間のJR山手線の運賃をケチる為に、ある日、明治通りに抜けるべく、高田馬場からぶらぶらと裏小道をあるいていた時である。 あたりもそこそこ照度が落ちて、住宅の窓の明かりがいっそう映えるようになった頃、どっかでみたような電光看板が偶然、目に入ったのである。 ![]() そう、それこそまさに「般若」。我が目を疑ったのは言うまでもないが、案内の矢印が示す先にはちゃんとした小径は無く、ブロック塀と民家の軒下に飛び石が置いてあって、奧の奧まで続いているだけなのである。道幅は50センチぐらいであろうか・・・。 ![]() これは怪しい。その怪しすぎる雰囲気と、夜の帳を下ろす頃合いも相まって、勇気がなかった。 そんで、日をあらためて、のれんをくぐったのである。まさに、あの「般若」の老マスターが出迎えてくれるではないか。 ![]() ![]() ![]() マスターが「お客さんは??・・・こちら初めて・・・」と言いかけたとき、 「はい、ここは初めてですけど、虎ノ門の時代は何度か・・・」と、こちらも言い欠けたときに、 「そうでしょう、そうでしょう、覚えてますよ。お顔、よく覚えてますよ。」 立ち退きになって一時休業したが、ここご実家の建て屋で経営を再開されたとのこと。なるほど、こんな奧ばったところにお店があるとは思わなんだなぁ。ってゆうか、完全に引退したと思っていたよ。旧店では、さっさと2階にあがっていたので老マスターとは話もろくすっぽできなかったが、今日はいろいろと話をすることができた。 ![]() ![]() といっても、お客は私ただ一人。正直、シーンとなるのが怖くて緊張した。 「縁だね、やっぱり、人は縁ですよ。こうやって来てくれるんですからね。」・・・と、マスターの言。 「コーヒー」と、「バタートースト」を頼んだのに、コーヒーに「サラダと卵焼き付きサンドイッチ」が出てきた。これはマスターの憎いサービスだなと心の中でお礼を言った。 ![]() ![]() 「ここに移転したと大々的に宣伝はしてないんですよ」とこれまたマスターの言。 正直、私にとっては隠れ家にしたかったが、「どんどん宣伝してください」との密命をもらったので、こうして書いている。 ところで、どんな話をしたのかって?それは、また、いづれ、別の機会に・・・・。 ![]() |
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男子たるもの厨房に入らず・・・と昔から言われるが、なにをかいわんや、厨房に入ってみると実におもしろい。独り身なので、家に帰ってもあったかい食事が有る訳でもなく、腕によりをかけて気合いを入れて作ったところで誰に食べさせるという事は無いのだが、気兼ねなく『創作料理』ができるのは楽しい。
「創作料理」とは聞こえは良いのだが、金にものを言わせて・・・とは真逆、私のとっての『創作』とは、いかにコストを抑えるか・・・である。コストを抑える・・・それは、言い換えると「どれだけ、食材をかさ増しするか」この事に尽きる。 まぁ、一日食べるご飯の量を半分にすると・・・そりゃ、費用も半分になるのでコストは押さえられるかもしれないが、いやはや、終いには死んでしまう。 一日食べるご飯の量を倍にしてもなお、結果的にコストを押さえられる、こんなアンビリーバボーなマジックがあるのか!!ムムっ? ![]() ・・・・・・あるんです!! 我流ではあるが、ひとつのテクニックを今日はご紹介したい。 私にとってのスーパーアイテムはいくつか持ち合わせているが、中でも、超〜優秀!絶対に外れない食材がある。それこそ飲んべぇの方にはおなじみ、「たら松葉」であろう。 ![]() ![]() 酒と一緒にがっつり掴んで一気に食べるもよし、一本一本チビチビをつまむも、またよしだ。 この「たら松葉」、原材料をよーく見てほしい。ね、魚肉のすり身。そう、すり身なのだ。ということはだよ、ぶっちゃけ「魚の干物」なのだよ。 ![]() ちなみに、私は、JR山手線を使うと、無理無理、御徒町駅で降りて、「仁木の菓子」に立ち寄る。そして、業務用の「たら松葉」を大量買いする。近くのスーパーにも並んでいるには並んでいるが、コスト面で採算が合わない。やはり、「仁木の菓子」のような大手卸問屋に限るのだ。 そんなこたぁどおでもよい。 この”かさ増し作戦”に威力を発揮する「たら松葉」の活用例を今日は3点ご紹介しよう。本当はもっとあるのだが、それはまた別の回で・・・・。 なんちゃってパエリア 原材料 ![]() たら松葉 てのひらひとつかみ 米 てのひらふたにぎり カップラーメン残り汁 適当 (ポイント) 生米はどんどんケチろう!焦ることはない!お米の量はちょっとでも、な、な、なんと、米食ってる感が、ハンパ無ねぇ〜。 @フライパンに水を張り、生米をふたにぎりほど、はい、投入! ![]() Aハサミで細かく切った「たら松葉」を、たんまりと、投入! ![]() ![]() Bカップ麺の残り汁を、これでもかぁと投入!カップ麺の残り汁は絶対に裏切らない。ちなみに、カップ麺を食べ終わったと、このパエリアのために麺を少し残しておくのが、男のダンディズム。 ![]() C弱火で、嗚呼〜焦げ付きそう・・・の寸止めを見計らって、煮る。 ![]() D頃合いを見て火を止めるとできあがり。信じられないくらいチョーうまいよ。種類のよっては、とんこつ、味噌、コーンバター、シーフードなどなどに早変わり。 ![]() なんちゃって他人丼 原材料 ![]() たら松葉 親指と人差し指でひとつかみ タマネギスライス ほんのちょっと 卵 1個 めんつゆ 少々 (ポイント) 卵でとじれば、パラダイス。「たら松葉」が合わない訳は無い。魚肉だからね。 @丼専用の小鍋に水を張り、タマネギのスライスをゆでる。 ![]() Aめんつゆで味を調え、「たら松葉」を投入! ![]() ![]() B一煮立ちし、たら松葉が水分吸って、嗚呼、汁がぁぁ〜という寸止めで火を止め、卵を投入! ![]() ![]() C卵が良い感じに蒸らし上がって、それを、ご飯の上に載せたらできあがり。 ![]() なんちゃって、塩パスタ 原材料 ![]() たら松葉 親指と人差し指でひとつかみ パスタ ゆでたときひとつまみ分ぐらいになる量 塩せんべい 適当な大きさ2枚 (ポイント) パスタがびっくりするぐらい節約できるぞ。二ハチそば・・ならぬ、二八パスタ。もちろん、「二」がパスタである。 @フライパンに水を張り、砕いた塩せんべいを投入。(摺り子木で細かく粉状に砕けばスピードアップするぞ。) ![]() Aめんつゆを隠し味程度に投入しする。 ![]() Bドロドロになるまで煮詰めて、「たら松葉」をそのままぶち込む。 ![]() ![]() C間髪入れず、あらかじめゆでておいたパスタを投入。塩でゆでる必要なし。だって、塩せんべい味だもの。パスタは半分に折ったものを使用。 ![]() D火を止め、絡めるとできあがり。 ![]() ここだけの話し、マヨマヨをかけると、相性バツグン!! |
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まずは、2007年2月10日に掲載していた日記をご紹介しよう。
2007.2.10 三連休初日。ビックリするくらいのポカポカ陽気。私は1週間分の洗濯を済ませると早速常磐線に乗った。ちょっとローカルなお話だが、JR常磐線は上野から千葉、そして北は茨城、福島を突っ切る路線だ。 ちなみに「茨城」を私はイバラギ、イバラギと読んでいたが、ある茨城県人に怒られた。「イバラキ」が正解、にごらないとのこと。「イバラギ」は大阪の「茨木」になるんだと。 さて、今日は何故常磐線?今日は柏駅に用事があるのである。駅を下車して東口を出て大通りをだいぶ歩くと柏神社が見えてくる。その神社の境内脇に「柏銀座通り」がある。ここでも”チョメチョメ銀座”があるんだねぇ。ただ、この通りはいわゆる”シャッター通り”だった。 ![]() ![]() さてさて、・・んなことは置いといてこの通りに『餃子専門店 餃子小舎(ぎょうざごや)』がある。ここに一度行ってみたかったのだ。 このお店は変り種餃子(お店の方は創作餃子とおっしゃっていた)を取り揃えているお店で、とくに目玉「餃子パフェ」なるものが人気とのこと。 早速暖簾をくぐったワケ。私ははずかしながら「地方の定食屋みたいな場末の餃子屋さん」という勝手なイメージを抱いてドアを開けたんだけど、テーブルが3つほどしかないこじんまりとしたお店で、洒落てるのかそうじゃないのかはビミョーな雰囲気。ほんのり異国情緒があって、イカシテル。マギー真司も来店したらしい。 ![]() ![]() ![]() 店内のお客は私だけでちょっぴり寂しかったのだが、チョコレート餃子、イチゴ大福餃子などなど目も触れず、「餃子パフェ」をオーダー。で、ハイ、出てきましたよ!餃子パフェ!バニラアイスと生クリーム、バナナ、ブルーベリー、木苺、カラーグミに並んで、親切にも餃子が3つも付き刺ささっちょる。 ![]() ![]() ええぃ!これでもかぁと混ぜ混ぜして食べたよ。・・・・で、どうだったか・・・・ここではあえて伏せときますが、一言!「餃子小舎」恐るべし、目からウロコじゃ。 ![]() お会計を済ませるとマスターが言う。 「お客さん、どちらから?」 な、なんで?お忍びで来たのに、素性がばれている?なんで分かったんだろう?って。 なんてことはない、ジモピーは餃子パフェなんてオーダーしないんだと。3月にまた新(珍?)創作メニューが登場するので乞うご期待!とのことだった。 以上が2007年2月10日に掲載していた日記。あれから5年経った。早いねぇ〜、40過ぎからの月日は・・・。さて、この「餃子小舎」さん、新作メニュー「ラブリー・チーズケーキ餃子」が加わったとの。おいおい、やるねぇ〜!早速偵察! まずですね、柏の駅を降りて、ネットからプリントアウトした地図を片手に向かうとどうも様子が違う。5年の歳月からか?雰囲気が違う。後でわかったが、ちょっとだけ移転したんだそう。そうとは知らない私は狐につままれた状態でお店を発見。 ![]() そして、ガツンと一発!こんな張り紙が・・・・。な、な、なにを〜〜、 え〜〜そうなの? ![]() 店内はこんな感じ。あれっ?こんな雰囲気だったっけ?・・・・その時の印象。 ![]() ![]() 目的はデザート餃子だったが、単品注文はダメということで、ダミーで「水餃子ポン酢かけ」を注文。 ![]() 本来、自己主張が強い”ポン酢”の味をも完全に吹っ飛ばす、ショウガ味がガンガンの水餃子。 さぁ、出てきた。今日のお目当て。「ラブリー・チーズケーキ餃子」。いや〜、真ん中に、マンゴ片つき生クリームを乗せたアイスクリーム。ソースは「マンゴ」「ブルーベリー」「キウイ」。 創作餃子とはいえ、餃子をこんな風にしちゃっていいのか??・・・・・・いいんです!!(カビラ風) ![]() 餃子とソースと生クリームのコラボ。混ぜ混ぜしてこんな感じ。想像してほしい!餃子と生クリームとマンゴーソース・・・・。こんなに魅力的でナイスマッチな取り合わせは無〜〜〜い!今回も・・・目から・・ウ・ロ・コ! ![]() おいしかった。ごちそうさま。 ![]() デザート餃子の種類はこちら。いや〜、暇を見て全種制覇するぞい! 餃子小舎(ぎょうざごや) 千葉県柏市柏3-8-3 ハイツきたかみ 1F HP:http://gyoza-goya.jp/ |
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東京はそぼふる雨である。 ピーカンだったら、その日1日もったいないので今日は何するべぇ〜と悩まなければならないが、雨だとふんぎれるので有り難い。 さて、このサイトも、秘密結社「種子島友愛会」(世を忍ぶ仮の本部:十条割烹種子島)メンバー向けに、手を変え品を変え、2003年から開設させてもらっているが、サイトの掲載容量がオーバーになると、鮮度が落ちた記事は申し訳ないが削除している。 本題に入る前に、今回、過去記事「日記のようなもの」を3本を紹介したい。当時、既読された方はご容赦を・・・・。 まず、2007年8月19日の「日記のようなもの」から。 「日清カップヌードル」、私は普段から大変お世話になっているが、中に入っているトッピング用の乾燥エビが嫌いで、取り除く方が意外に多いのに驚く。そこで、その取り除いたエビを捨てないで貯めといてエビチリに再利用できないか、人助けの意味で実験してみたのである 2007.8.19 暑いです。今日も暑い。あんまし外には出たくないんですけど、かといって部屋でも何んにもすることないので暇で暇でしょうがない。ま、今日に始まった話じゃないんですけどね。この時間、もったいないなぁ〜と悩みあぐねているときに、ふと、台所を覗き込んでみれば、先日大安売りで買い貯めている独身の必須アイテム、「日清 カップヌードル」の山があるではないか。そこで、せっかくなのである実験をしてみた。題して、 「日清カップヌードルのあの乾燥エビを捨てる人は罰当たりである。この小エビを使って、エビチリを作るとサイコーのエビチリが出来るに違いない。いや、本当に使えるのか!・・・を確かめる」 @カップ麺から小エビを抽出。カップ麺20個からこれだけの小エビがぁ・・・・・。 ![]() ![]() A熱湯3分で戻し、キッチンペーパーで軽く水気を取る。 ![]() ![]() B油で軽く素揚げし、チリソースにぶっ込み、刻みネギを入れてかるく炒める。 ![]() ![]() Fハイ!出来上がり。おいおい、なんだこの旨さ!!旨いぞぉ! ![]() 次は、2007年7月15日の「日記のようなもの」から。当時、中国ではダンボール入りの中華まんを作っていた業者が摘発され、私は呆れ返ったのだが・・・まてよ、本当に食べても判らないものなのか、検証してみたのである。 2007.7.15 今日、関東上空を台風が通過する。普段の休日も、暇人・イマジン・ノーマジーンなのだが、天候の具合が分からないので一歩も外には出られない。そこで、暇な休日、こっそり一大イベントをしようと試みた。 さて、作家の立松和平氏は、苦学をして大学生になったそうだが、お金が無くて無くて学生時代どうしたかというと、新聞紙を煮詰めて脱色し、醤油をつけて腹の足しにしていたそう。涙ものだ。 翻って今は(お金があればだが・・・)、近くのコンビニにさえ駆け込めば、ほくほくの白米が24時間食べられる。考えてみれば贅沢な話。大問題になった「ミートホープ」の偽装牛肉事件は考えさせられる。「偽装」というのは大変な問題だが、あの社長はいろいろ工夫して知恵を絞って、ものを粗末にしないで、その気にさせる加工食品を作ったのだから、そういう天才に違いない。方向を間違っただけだろう。 そうこうしていると、中国ではダンボール入りの中華まんを作っていた業者が摘発され、ニュースで話題になった。肉の6割をダンボールで代用し、全く消費者はそれを悟られなかったというんだから、ある意味凄い!ダンボールも食材になっちゃうという、立松和平も納得の技。なんでも料理する中国恐るべし。 では、そんなに分からないものだろうかと思った不肖よしぼー、台風過ぎるのをただ待つのはもったいないので、このダンボール入り肉まんを再現してみた。っていっても、カセイソーダでダンボールを黒くするそうなんですが、カセイソーダは劇物扱いなので薬局でも簡単に手に入らないので使えない。 ま、色をつけるだけだそうですから、ダンボール色なしバージョンでやってみた。 @中華まんの生地は普通の作り方と同じ。薄力粉にドライイーストを混ぜてこね、1時間ほど醗酵させて、生地を作る。 ![]() ![]() ![]() Aダンボールを水につけてふやかし、醤油で煮詰め、ネギ、豚肉、しょうが、砂糖、醤油、ごま油に混ぜて炒める。このときの肉の比率は6対4で、6がダンボール。 ![]() ![]() ![]() B生地に具を詰め蒸し器にかける。20分ほど蒸し上げたら出来上がり。いや〜、意外に美味しそうなダンボール入り肉まん。さぁ、召し上げれ! ![]() ![]() ![]() 最後は、2008年2月3日の「日記のようなもの」から。カレー煎餅は大好物。煎餅にカレー粉をまぶしただけでこの旨さ。ちびっこもびっくりの不思議な粉である。しかも、カレー煎のカレー味はホント美味しい。・・・ならば・・・だよ、カレー煎餅をカレーに戻したら、最高のカレーが出来るのではないか・・・・、実験したのである。 2008.2.3 今日は大雪。ものすごい雪。外の様子だと何処にも出かけられないので、カレー煎餅を食べながらテレビを見ていると、ふと思ったわけ。このカレー煎、煎餅にカレー味をつけただけでこんなにおいしいのは、改めて凄い。じゃ、カレー煎をカレーに戻してもおいしいんじゃないか?ということで、早速カレーにしてみた。題して『カレー煎餅カレー』。 ![]() @鍋に玉ネギ、人参、ジャガイモ、コンソメに水を加えに火にかける。煮立ったらカレー煎餅を投入。水気を思いっきり吸うので焦げないように注意。 ![]() ![]() ![]() Aアクセントをつけるために「天狗のピリカレー」を追加、隠し味にスナック「カレー番長」を加え、ハイ出来上がり! ![]() ![]() ![]() さぁ、どれどれ・・・・・おおぉぉ〜凄い!そごいぞ!カレーダァ〜。 ![]() ここから本題である。 外は雨なので、時間はたっぷりある。自分で使えるお金もある・・・ということで、コンビニに走って「ビッグカツ」を大人買いした。 ![]() 何故急に「ビッグカツ」なのか・・・、それは「ビッグカツ」は本当に「ビッグカツ」なのか、普段から疑問があったのだ。見てほしい!これがコンビニなどで売っている「ビッグカツ」40円だ。 ![]() ![]() どうだろう、あなたは「ビッグ」に見えるだろうか。私はどこから見ても「ビッグ」な「カツ」には見えない。本物の「ビッグカツ」はこんなんじゃないハズだ。本物の「ビッグカツ」はこの世に存在しえないのか!! いいのか、ビッグカツよ!それでいいのか?手のひらサイズなのにビッグカツ!どうですか、お客さん!いいんですか、お客さん。 ならば、不肖ヨシボー、「ビッグカツ」を本来の「ビックカツ」の姿に再現しようではないか・・・そう思った訳である。 @丁寧にころもをはがし、本体ところもを分ける。 ![]() ![]() A本体の数だけ小麦粉、卵を付け、どんどん重ねて衣に戻し、まんべんなくまぶす。 ![]() ![]() ![]() Bフライパンで揚げるとできあがり。 ![]() ![]() ![]() 包丁を入れて中を見てみると、こんな感じ。これこそが、まさに「ビッグカツ」を使った、本物の「ビッグカツ」。ビックカツに生まれ変わって!良かった〜〜!!と成仏するに違いない。 ![]() |
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下ネタでは無い。「あなた、パンツは何派?」と聞かれると、私はブリーフ派と応える。トランクス派ではない。では、聞こう、あなたは、ベット派それとも敷き布団派?
実家は米百姓であるが、種子島の農家は「ベットで寝る」という慣習は元々無い。今は、生活がちょっとだけ都会化しているので、農家でも子供たちはベットで寝ているのかもしれない。ただ、想像してほしい。 仕事を終え、クワやカマを納屋に戻して、五右衛門風呂(ん?死語かな?)で垢を流し、ちゃぶ台で夕飯を食って、「ベット」で寝る・・・・んなこたぁ〜〜無い!まったく絵に成らん。 田舎はやっぱ、せんべい布団が絵になる。幅を利かせているのだ。そんな農家のせがれというDNAをもつ私も、上京したてはあか抜けなく、せんべい布団に頼りっきっでいたが、”都会人”としての自覚が芽生えた頃、高揚感いっぱいでベットに切り替えた。 私が買ったベットは、のっぺりとしてフラット。ただし、な、なんと、いざというときは折り込んでソファーになるという、粋でおしゃれで優れもの。 ![]() ![]() ところで、ちょっと脱線する。農家のせがれでもテレビや雑誌から来る、東京のトレンディ(今は絶滅危惧語)な生活スタイルにはジェラシーを感じるものだ。「おらも、いつか東京さ行くでぇ〜」と、畳の上にミカン箱並べて”ベットのようなもの”をこしらえ、その上にせんべい布団を敷いて、都会気分を妄想したものだ。 ベットの話に戻そう。私は寝相の悪さもハンパ無い。とにかく蹴るのだ。蹴って蹴って蹴りまくる。だから、毛布から掛け布団から、蹴って蹴って地べたに落としてしまう。夏はよいが、時期によってはあまりの寒さに起きてしまう。 せんべい布団ならそんなことは無い。仮に寒くても無意識のうちに掛け布団を足でまさぐって、たぐり寄せられるからだ。まぁ、それもそうだが、ベットで寝るというDNAが、えせ都会人の私には無いので相性は悪い。かといって、活用しなければ、せっかくのベットも、部屋を占領する粗大ごみと化す。 そこで、不肖ヨシボー、考えた。ベットの掛け布団の上に、さらにビニール紐を使った手作りのネットをかぶせ(モモンガ方式と呼んでいる)、周りをペットボトルでもって8本ぶら下げている。 ![]() ![]() こうすると、拘束具つまり金縛りのようにがんじがらめになるので身動きができない。だから、布団が落ちる心配がないのだ。とても安心なのだ。我ながら、頭がいい。 ただ、ここ何年も熟睡した記憶が無い。何故なのか、その原因はわからない。 最後に補足。ベットが粗大ごみなら、ソファーにすればいいじゃんというあなた!鋭い!ベットをソファーにトランスフォームしても、所詮はモドキ!座り心地も何もあったもんじゃない。スプリングがハンパないので、まったく沈みこまない。ただの”なんちゃってソファー”なのだ。さらに、ソファーに座って何かするという習慣が元々私には無いので、一度も使ったことがない。 |
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仕事に疲れ、人付き合いに疲れ、そして、家電の気まぐれに疲れる・・・。ああ〜東京砂漠〜♪
プライベートを仕事に持ち込むな!とよく言われるが、プライベートから全く切り離して仕事が出来る人は、これこそパースーパーマンであろう。私は、一日中ブルーになるし、気が手に入らないし、目は途方に暮れる。 プライベートでの事件もピンキリあるだろうが、私はアベ〜(標準語でいう、小心者のこと)なので、ほんのささいなことでヘコむ。今日は、「ブルーレイレコーダー」の話しである。 日本メーカー製の家電は外国人には尊敬されるらしい。性能は文句なし、とにもかくにも、なかなか壊れないというイメージがあるらしい。そりゃそうかも知れない、技術大国日本だもの。そう言われながらも・・時に時限爆弾を掴まされることがあるものだ。時限爆弾とは、故障のこと。 某電気メーカーの製品は、ある時期になるとサブマリンのようにポッと発症するらしい。しかも、無償保証の期限が切れた後に・・・・・不思議と・・・・見事に・・・・・。 また、新商品として世に出た手の機種は、すぐに買うな!とも言われる。どうせ買うなら最新機種をというのが心情であるが、新しいからこそいろんな不具合、使い勝手の悪さが表面化するもの。 まぁ、メーカーサイドでも事前にいろんなテストするだろうが、中には「ハァ〜、なんでこんな作りにしたのか意味がわかんない!」という、買ってみて初めて分かるお粗末な商品に当たることもある。 定食を注文したのに注文したことを店員からすっかり忘れられていることによく泣かされる私は、家電でも良く泣かされる。嫌な思い出しか頭に残らないからそう感じるのであろうけども、まぁ、泣かせられるのである。 本題に入る前に、おバカ家電、泣かされ度ナンバー3の事件をご紹介したい。 ジャジャン!第三位!! 某有名カメラメーカーのデジカメ!! 何にも考えないで、デザインの良さだけで買ったデジカメであった。カメラのシャッターボタンと電源オンオフボタンが似ていて、しかも並んで付いていたというシロモノ。工業デザイナーが、見た目のかっこよさを追求してそう配置にした渾身の作品だったんだろう。 ただ、夢中で被写体を追っかけて、よっしゃ!ココだ!ジャストだぁ!というタイミングでシャッターボタンを押すと・・・・電源ボタンの方をおしちゃって電源が落ちる・・・。よく泣かされたデジカメであった。 ![]() ジャジャン!第ニ位!! 某中堅家電メーカーの留守録電話!! マイクロカセットテープを採用した、長く留守録ができるというのがウリの留守録電話であった。 数ヶ月ほど経ったある時、怪奇現象が・・・。電話が相手につながったり、つながらなかったりしたのである。 おかしい!そう思いながら、なんでつながる番号もあれば、つながらない番号もあるのかさっぱり分からない。しようがないので修理に出した。 な、なんと、「1」「4」「7」「*」ボタンが死んでいたんだそう。つまり、「1」「4」「7」が入った電話番号はつながらなかったのだ。嫌らしいのはこの留守録電話、いけシャーシャーとプッシュ音もちゃんと鳴っていた。 ![]() ジャジャン!堂々第一位!! 某有名電機メーカーのDVDレコーダー!! 何年使っていたか忘れてしまったが、再生用DVDをトレイに入れて挿入すると、ディスプレイに「このディスクは読めません ヘッドをクリーニングしてください」のメッセージが・・・。 いつも、読み取りディスク面に小さなハケが付いたDVD型ヘッドクリーナーを使って、ヘッドを掃除をしていたので、今回もそうしようとしたら・・・・。 DVD型ヘッドクリーナーを挿入したら「このディスクが読めません。ヘッドをクリーニングしてください。」のメッセージが出たもんだ。はぁ〜、じゃどうしろと!! やっと本題に入ろう。およそ2年ほど使っている、方角の漢字が入っている有名電機メーカーの、ブルーレイディスクレコーダーが今回の主人公である。レンタルDVDをトレイに入れていつものように、挿入ボタンを押すと、トレイが引っ込む。ここまでは良い。次ぎに、奥で「ガガッ」という不可思議な音がする。そして、しばらくして再生がスタートするのだ。 テレビ画面では、ちゃんと映画は再生はされるので気にはしていなかったが、やっぱ、「ガガッ」っという妙な音がするのは嫌な予感がする。そこで、映画を見終わった後、盤の記録面を確認したら、な、なんと、中央部から1センチほどの円周に”擦り傷”が付いている。 「えっ?ウソでしょ?」 そうなのだ。DVD面に、ご丁寧にも帯状に擦り傷を入れてヤガル。試しに、保管しているプライベートDVDの板面をチェックしてみると、なんと・・・・ここまで書いていてなんだか悲しくなる。 さらに、念のため、傷がない綺麗なDVDをかけてみると、また「ガガッ」っという音がして、天晴れ!ちゃんと擦り傷を付けてくれた。ああ〜あ、今日から憂鬱になるぅ。 |
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小椋桂の歌で代表作の一つといえば、「シクラメンのかほり」。ええ〜?それは布施明だろう・・・いやいや、「シクラメンのかほり」は小椋桂作詞作曲で、自身の持ち歌でもある。その美しすぎる歌詞のワンフレーズが印象的だ。
♪疲れを知らない子供のように〜 時が二人を追い越してゆく〜♪ 子供は疲れを知らない。それは「若い」という事。若いと一言でいっても「アマチュアだね〜」の意じゃなく、体力あるねぇ〜、肌に弾力があるねぇ〜の方の「若い」。 この世に若さに勝るもの無しとよく言われるが、私も白がまじり、目が落ち、歯が減り、足が震え、年年、細胞レベルで老化しているのを痛感する。こんな私も子供時代はあった訳で、疲れ知らずでオニヤンマを追いかけていたが、今や、疲れしか知らないおっさんになり果てた。しかも、疲れがいっこうに抜けない。 実家はバリバリの農家だった。幼少の頃、農作業を終えたオヤジもオフクロも、夕食をとるとすぐにバタンキュウだった。子供ながらに、「いつも、いつも寝てばかりで、ぐうたらな親どもだなぁ〜」と半ば呆れていた。 今思うと、大変申し訳なく思う。寝るしかしようがなかったのである。人の体の仕組みによると、睡眠をとることでしか疲れが取れないように出来ているらしい。不謹慎だが芸能界など麻薬や覚醒剤が蔓延していると聞くのは、こういうところから来ているからなのかも知れない。 私のオヤジは今はもうよぼよぼだが、私ぐらいの年齢の時、毎日のように常用していたのがこれ。「強力わかもと」。滋養強壮の錠剤である。 ![]() ![]() なにをかくそう、私も今、「強力わかもと」のお世話になっている。そうさなぁ〜、私が子供の頃、オヤジの「強力わかもと」を盗み食いしていたことを思い出す。大人の使用量を遙かに超える錠剤を、オヤジにばれないように(・・ん?ばれていたかもしんない・・・)、こっそり食べていた。 なんでそんなことを・・・・それは、香ばしくて上等のクッキーのようで美味しかったからだ。カリコリしていてほんとうに美味しい。当時の子供のおやつといえば、カライモ(=さつまいものこと)であり、オウギ(=サトウキビのこと)であった(笑)。私にとって「強力わかもと」は文明開化の味がしたのである。 さて、この「強力わかもと」、一応、今も飲んでいるが、本当に体に効いているのか効いていないのか、そこんところはよく分からない。疲れが残る時もあれば、そうじゃない時もある。よく眠れる時もあればそうじゃないときもある。調子が良いと時もあればそうじゃない時もある。 果たしてこれは正解なのだろうか。体に効いている感じがしないんだったら飲むのを止めてもいいんじゃない?という心と、飲んでいるからこそ今の状態が保たれてるんだぞ!今止めると、もっと調子が悪くなるぞ・・という心とが激しく葛藤しながら、悲しいかな惰性で飲んでいる。 この「強力わかもと」に限った話しではない。不肖ヨシボー、いわゆる健康維持のためのサプリメントは、以下これだけ飲んでいる。将来への投資だといえば聞こえは良いが、衣食住はけちっても、健康維持に相当のお金をかけている。 体に次々とガタが来るとメンテナンスが大変。やっぱ、「この世に”若さ”に勝るもの無し」だなぁ〜。 サバス アクア プロテイン 3000円/月 タンパク質の補充。 ![]() ![]() ウィダー グルコサミン&コンドロイチン 4000円/月 関節の軟骨部分を補修。 ![]() ![]() サバス ガルシニア カルニチン 4000円/月 体脂肪を燃焼。 ![]() ![]() サバス ビタミン ミネラル 4000円 なんとなく体に効きそう。 ![]() ![]() 明治 ローラ コラーゲン 3000円/月 肌の劣化予防。 ![]() ![]() サバス カルシウム 1000円/月 骨そしょう症予防。 ![]() ![]() |
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日中の暑さもちょっと穏やかなった・・・・・ってゆうか、今日の風の冷たさは何?秋の気配を通り越し冬の気配じゃん!ま、そんなことは良い。
ちょっとピント外れの話というか、鮮度が落ちた話というか・・・窓から入る夏の日差しを和らげるということで、「すだれ」やら「よしず」を利用された方もいらっしゃるだろう。一方、ベランダにプランターを置いて、「ゴーヤ」や「ヘチマ」、「アサガオ」を植えて夏を乗り切った方もいらっしゃるだろう。 ![]() ![]() さて、後者の話である。日差しを和らげるために植えたゴーヤの副産物であるゴーヤの実は、捨てずに調理して有効活用したに違いない。では、「ヘチマ」はどうだろう。枯らしてそのままゴミ? 実はヘチマもれっきとした食用だということを東京人は存外知らない。ヘチマは、茎から化粧水を採り、大きくなった実は体を洗う”タワシ”にするというのが東京人の常識だ。 だからといって、ヘチマから化粧水を採ったり、たわしにしたりする人はまずいない。コンビニにいけばいつでも並んでいる品だからだ。後処理がしちめんどうくさいヘチマは、お役目御免で捨て置かれるのがオチである。ま、小学生の「夏休みの研究」にでも使われれば、ヘチマも泣いて喜ぶに違いない。 ヘチマには「糸瓜」という漢字を当てる。沖縄弁では「ナーベラー」と言い、沖縄はナーベラー料理の本場だ。ふと、種子島弁ではなんて言っていたかよく覚えていない。私は普通に「ヘチマ」と言っていたと思うが、オヤジは確か「イトーリ」と言っていたように思う。 ま、「ヘチマ」だろうが「イトーリ」だろうが、正真正銘食用であることを宣言する。熱を加えるとトロ〜リととろけ、甘くなって実に美味しい。この食感を知らないというのは、カレーで言うと「ハウス バーモンドカレー 甘口」しか知らないという不幸と同じだ。 残念なのは、そこら辺のスーパーには全然置いていない。くどいようだが、前述のように「ヘチマ」が食用だということを東京人は知らないからだ。ゴーヤは夏になるとあれだけ店頭に並ぶのに・・・である。 ちなみに、スーパーには「ズッキーニ」は並んでいる。強いて言えばヘチマは見た目、このズッキーニに似ているが、ズッキーニはご存じのように「かぼちゃ」であって「ヘチマ」ではない。 んなことは、分かっている!とお叱りを受けそうなので先に進もう。では、「ヘチマの味噌汁」と「めんつゆ焼き」をご紹介する。まずは下ごしらえ。 大きくなり過ぎるととても食えないので、この位の大きさがベター。 ![]() 緑の皮を剥ぐ。この皮に強烈な青臭さがあるのでしっかり剥こう。大人の味を味わいたいのなら・・・ちょっと残すとよい。水に浸してあく抜きをするとなお良い。 ![]() ![]() では、お味噌汁。単純にだし汁にヘチマを入れひと煮炊きさせる。その後、30分から1時間、そのまま置いておく。 ![]() ヘチマがちょっと透明になり、ぷるんぷるんになったところで味噌を入れ完成!! ![]() ![]() 次ぎに、「めんつゆ焼き」。豚肉をフライパンで焼き、ヘチマを入れる。 ![]() ![]() 次ぎに市販のめんつゆ、砂糖を適当にぶっかけ、さらに炒める。 ![]() ![]() で、完成!!甘くて、ぷるんぷるんで、めちゃくちゃおいしいぞい! ![]() |
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先日、先輩のS氏が検査入院したという突然の報を聞く。
「○○病院に検査入院したらしい。○○号病室」という事以外の情報は何も持ち合わせていなかったし、まぁ検査入院だし、慌てて面会する必要も無かったのだが、ただ、暇人なので、その日の仕事が終わり次第、某病院に向かった。 ![]() 都内、某病院。 ただ、手ぶらは失礼と思いつつも、経験値がないのでこう言うシチュエーションで何をもってゆけばよいのか分からない。自身、虫垂炎で入院の経験があるので、病院のつまんない食事に泣かせれたことを思い出し、病院近くのコンビニ(コンビニで済まそうなんてそれも失礼な話だが・・・)で、そそくさとお菓子とカップラーメンとボトル入りのチューインガムなどを見繕って、病室に入った訳である。 病室は6人部屋だったのだが、ちなみに、今どきの病院は「プライバシー」に配慮してか、いわゆるネームプレートが無い。要するに、部屋に誰が入っているか一見したぐらいでは分からないようにしてあるのだ。どの病院もそうらしい。これは困った。この病室にS氏はいるのか?入り口から中を覗いても、そのベットもカーテンで仕切られている。 実際は、備え付けの液晶画面で操作して確認するのをナースセンターの人に教えてもらったが、焦ったぁ。そんな大仰なシステムになっているなんて知らなんだ。病室に入ってみると・・・想像していたよりすごい事になっていた。S氏の様子はここではそれは伏せておこう。 ポーカーフェイスで「何の検査入院なんですか?」と聞くと「肺に水がたまっているんだよね〜」との事。見たこともない(って当たり前か)装置とチューブで、「アキラ」の鉄男みたいになっているにつけ、検査入院とはいささか”疑問符”なのだが、取り調べの尋問じゃないのでそれ以上聞けないし聞き出せるはずが無い。 気を遣わない市井の子供のように、「わーい、変な格好!!」と笑い飛ばすことも出来ず、どういう話に展開すればよいのか手詰まりしてしまうし・・・。S氏の方から、「これこれ、こんなことで入院することになっちゃって・・・エヘヘ」と、堰を切って話してくれれば、この場の空気も緩むというもの。 いつもは饒舌に話す先輩も、こんな姿を見られたくないのか、はたまた今日は機嫌が悪いのか、空気が固まってしまった。この状況を打破すべく、これ見よがしに例の見舞いの品を渡そうとしたら、「ごめん、それ受け取れないんだよ」とのつれない反応。♪にっちも さっちも どうにも ブルドッグ♪ 日が経つにつれ、状況が見えだした。結論から言うと、糖尿による合併症の手前まで来ていたそうだ。そのため、どう治療を進めるか、効果的な対処を探るための検査入院だった模様。 先日の”つれない反応”も腑に落ちた訳だ。ただ、お菓子やカップラーメンをたんまり抱えて行った事が恥ずかしい・・・・。 さて、糖尿はホントに怖いらしい。血液中の血糖値が下がらない、つまり血液がドロドロ。想像するだけで気持ち悪い〜〜な〜んて、まるで他人事のようだが、実は何を隠そう、会社による今年の健康診断で、尿から糖が出てしまった。 着々と、糖に犯されている・・・・私・・・。 さて、話を戻そう。後日、改めて見舞いに行った。S氏はチューインガムも御法度の厳しい食事制限中なので、前回のようなヘマは出来ない。私もちょっと勉強した。今回は暇つぶし用として、まずは、1000ピースのジグソーパズル を用意した。 「お前よう!この病室のどこに1000ピースも広げられるスペースがあるんだよ!」とS氏に叱られた。 気を改めて、雑誌系を持参していたのでそれを渡した。 右から、「テレビの番組表」、「サライ 鰻の蒲焼き特集」、「大人の週末 焼き肉 焼き鳥の旨い店特集」 ![]() ![]() |
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夏の代名詞、湘南。そして湘南と言えば江ノ島。江ノ島自体は周囲数キロの小さい島だが、島全体が起伏に富んだアミューズメントパークなので全く飽きない。某ネズミランド、某ネコランド、某ハヤオランド・・・・、これらお金をかけて楽しむところもあれば、いや、お金をかけないで十分楽しめるところもある。
![]() その代表格が、江ノ島だろう(交通費は掛かるが・・)。猛暑も落ち着くこの時期、江ノ島散策に出かけることにしたのだ・・・とココまで書いて私はウソを言っている。猛暑が落ち着いてなんかい無い。暦的には「残暑」になるのだろうが、なんだこの暑さは! 発狂したくもなるが、そうは言って、暑いからといってこの連休はただただ、ぼーっとしているのももったいない。 老体にムチ打って、はるばる江ノ島くんだりまで出かけたのだ。ただ、実は裏の目的もある。というか、それが目的だ。それは「くるま」である。「くるま」、車の事ではない。種子島弁では「くるま」・・・正式名称でいう「ヒザラガイ」の事である。 種子島は、「島」である。種子島の観光案内所に置いてあるフリーペーパーには、めぼしい観光地は一応書いてはあるが、その殆どが、「海釣りの岩場の名前」である(笑)。時間が止まったような牧歌的な種子島に、都会のような刺激的でバラエティーな娯楽は無い。なので、海に囲まれているということもあって、家族サービスの典型は磯遊び(=貝獲り)である。 種子島で言うところの磯遊びで、がむしゃらに獲りまくる貝のナンバーワンはこの「ヒザラガイ」なのだ。関東近辺の海辺の岩場にも必ずいる。写真をパクッてきた。これである。 ![]() ![]() 「あら、ここは、オオムの巣だわ」 byナウシカ このヒザラガイは、貝なので硬い甲羅に覆われている。これを手間暇かけて食えるように調理するんだが、冷凍庫に保存すれば何年にわたっても大丈夫で、種子島の家庭の食卓にはいつでも出る。私の大好物の一つだ。想像するだけで唾液が口の中に広がる。しかしながら、何故か東京人は食べない。そこら辺にうじゃうじゃ居るのにこの貝は獲らないのだ。だから、江ノ島産のヒザラガイは、肥えに肥えて、超巨大化している。 これを逃す手はないのだ。今年も夏の江ノ島産のヒザラガイを獲るのだ。・・・・と息巻いて、向かった。 JR鎌倉駅から江ノ電に乗り換えるのだが、この人である。右は江ノ電車両。すし詰めっすよ。 ![]() 江ノ島駅下車して、いざ、江ノ島へ、馳せ参じ候。 ![]() 弁財天仲見世通りを上がり・・・。 ![]() ![]() 島の一番奥にある、江島神社の奥津宮へ。 ![]() 奥津宮脇を通り抜け、階段を下って、さぁ、海が見えてきた! ![]() ![]() 目の前は、稚児ヶ淵の岩場・・と思ったら・・・・・ ![]() な、なんと、荒波で立ち入り禁止になっていた。岩場が波にぃぃ〜えぇぇぇぇ〜、ココまで来たのに?収穫ゼロ?? ![]() ![]() ま、そんな年もあるさ、と言うことで、余談を・・・・。ヒザラガイは、一応、「貝」なので、そのままでは食べることが出来ない。しち面倒くさい下処理を行って初めてその身を食べることが出来る。そのまま、わさび醤油で食べるもよし、酢味噌で和えてもよし、天ぷらにするとサイコーである。 今日は、あったかいご飯の上にヒザラガイ乗せた、「ヒザラガイ オン ザ・丼」を最後にご紹介します。 ![]() 「オオムよ、静まり!ちゃんと森に帰るの!」 byナウシカ。 |
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東京は日本一の人口を抱える首都なので、人・金・ブツ、いろんなものが集まる。文化活動も然り。例えば、AKB48コンサートなんか「東京公演」はあっても、「種子島公演」は無い。
絶対に・・・無い。あっても、全国ツアーがらみで「鹿児島公演」止まりだろうが、はて、鹿児島だって候補から外れること、しきり・・である。 では、種子島島民のAKBファンはどうするのか。(種子島にAKBファンがいるのか?という突っ込みはさておき、)公演のチケット代はもちろん、トッピー号&ロケット号代(種子島と鹿児島を結ぶジェット高速船)または飛行機代、会場近くのホテルの宿泊代(日帰りが出来ないから)など、相当の自腹でもって、コンサート会場に出向かねばならない。 このように、東京と地方では、文化に触れる環境の格差は、費用、時間、労力共に歴然としてある。こと東京では、秋葉原に行けば「AKB劇場」そのものがある。まだ研究生とはいえ、しょっちゅうイベントがある。未来のアイドルを目先で応援できるのは、まさに「東京」さま様だろう。 ・・・と、余談が過ぎた。ちょっと、まじめに・・・、例えば絵画で言えば、海外から超一級の絵画、「人類共通の芸術品」といってもいいと思うが、レンブラントやモネ、フェルメールやダビンチなどなど、どこか美術館の所有の超有名どころの”本物”の絵が東京にやってくる。来ない年は無い。 また、都内には超一流の美術館や博物館があって、これまた超一級の文化財にいつでも接することができる。東京上野にある国立博物館ひとつとってみても、教科書の写真に出てくるような「本物」が常設。いつ何時でも、国宝級の文化財を鑑賞することが出来るのだ。しかもその展示数たるや、1日では見切れない。 何が言いたいかというと、前述の繰り返しになるが、文化的な格差があるすぎるのだ。種子島では、こんなに恵まれた環境は絶対望めない。いやいや、種子島は鉄砲伝来の地、ご当地ならではのお宝も在るハズではないか!と思うかもしれないが、声を大にして言いたい。それだけではないか! ちなみに、西之表市にある、唯一の火縄銃専門の博物館「種子島開発総合センター」ですら、種子島に伝来したファースト火縄銃(島主・種子島時尭が触った火縄銃)は種子島には無い。その代わりに、一応、国産銃第一号とおぼしき火縄銃は展示してあるが、これは非常に疑わしい。 まぁま、また脱線した。種子島を離れ東京に長く住んでいる私は、そういう意味でとても恵まれた環境にあるといえる。そんなうらやましい環境というベースがあるのは重々承知の上で、ちょっと、ここで物申したい! 東京に住まいの方は皆さんは経験済みだろうと思うが・・・ちょっと有名どころの美術品が東京にやって来ると、種子島島民の人口を遙かに超える人が、大挙して押し寄せる(ちょっと言い過ぎか?)。 今日は、種子島の島民のみなさんに感触を紹介したい。 「上野の森美術館」で、現在「ツタンカーメン展」が開催中だ。大阪で始まり、今年8月から12月まで、東京上野にやってきた。ツタンカーメンのあの有名なマスクは今回来日していないが、ちょっと興味があったので足を運んでみることにした。 ちぃいとネットで調べたら「休日は人の多さで死ぬぞ」的な・・コメントが大半だったので、”遠い親戚が死んだ”ことにして平日、休暇を取って上野に向かった。 ![]() ![]() 写真はヨシボー撮影。ここは撮影しても全然OK。 まず、お昼12時会場到着。上野の森美術館が目前と言うところで、すんごい人の長い行列が出来ていた。まぁ、東京では毎度のことである。運営スタッフさんに聞いてみたら、今並んでいるのは12時入場(=12時入場の整理券を持っている)を待っているお客さんなんだそう。 今イベントは整理券制だというのはネットで知っていて、心の準備はできていたつもりでいた。がしかし、窓口で早速チケットを買ってみたら、な、なんと、私のもらった整理券は「16:00〜16:15入場」だった。ひぇ〜、あと4時間もある。 ![]() ![]() 整理券制は実に有り難い。気が利かないイベントだと、受付の順番が来るまでひたすら待たされる。並ばなければならいのだ。これが東京である。今回は整理券制なので、炎天下の中で並ばないで済んだのだ。この整理券制はいろんなシチュエーションで採用してほしい。 「ツタンカーメン展」に戻そう。 4時になるまで時間を潰して、指示された集合場所に並んだ。館内は撮影禁止、飲食禁止、アメやガムも禁止(実は、スマートフォンで隠れて動画撮影しているヤカラもおったでぇ。)というスタッフからの説明があって、集まった4時入場組がぞろぞろと館に移動され、受付にて受付開始。 そして、プロローグのビデオを見せられて(こんなもん、パンフレットを読めば済むだろう!)展示ブースに入った。 ![]() 4時入場の列。 この後、別の広場に移動し、説明を受け、館内受付に案内された。 案の定、館内はすし詰め。本来、美術品は、ゆっくりとじっくりと、遠くからそして近くから、隅々までなめるようにして、いろいろ想像を膨らませながら鑑賞するものである。だからお金を払う。がしかし、東京のそれは許してくれない。 自然に人の流れが出来て、その流れに乗らないと少なくとも美術品をガラス越しに目の前で観ることはできない。一旦流れから外れると、人だかり越しに遠くのガラスケースを見るハメになる。だからといって、人の流れに乗ると、今度はじっくり鑑賞ことはできない。立ち止まるなんて御法度、許されないのだ。もちろん逆走など出来るはずもない。 ![]() 今回「ツタンカーメン展」のメインのお宝「黄金のカノポス」。 出口近くの最終ブースに鎮座している。 (撮影は禁止なのでこの写真は借り物) ![]() ![]() 「チュウヤの人型棺」。で、でかっ!!目玉品「黄金のカノポス」より、こっちが圧巻。 廻りに刻んであるヒエログリフが凄い事になっている。美しさに驚愕! じっくり観たいが・・・人の多さがそれを許してはくれない。 (撮影は禁止なのでこの写真は借り物) ![]() 「有翼のスカベラの胸飾り」。ウィットに富んだデザインに感嘆。 3000年以上も前に作られたなんてシンジラレナイ。 当時のデザイナーは凄い!!母の日にプレゼントしたい! (撮影は禁止なのでこの写真は借り物) まるで病院である。受付で何時間も待って待って、待ったあげく、診察はたった5分。それとスゴく似ている。これが、東京で行われるイベントの実態なのだ。スタッフが「別に順序は無いですから、空いているところからご覧くださ〜い」と、マニュアル通り促すがそれは非常に空しい。ばっかじゃないの!そんなこと、できないって事を周りを見ればわかるでしょ! 要するに繰り返しになるが、人が多すぎるのだ。これは想像だが、運搬費、運営維持費、美術品管理費、保険など、世界の超一級の美術品を扱うとなると諸経費がものすごく、チケットを売れるだけ売りさばいて最低限元を取ろうとするからだと思う。すし詰めだろうがなんだろうが、一気に金を集めてさっと引く。「芸術振興」とは名ばかりで、本音は金儲けなのじゃ〜。 結婚式や葬式の式代じゃないが、「一生に一度・・・」と思うと、バカ高いチケットも飛ぶように売れるんだと思う。なるほど、長蛇の列になる訳だ。そんなこんなで、ただただ「人」に疲れるのである。慣れっこになっているとはいえ、これが美術鑑賞の正しい姿なのか、いつも思う。 それを承知で私は出かけるのだから、人のせいには出来ないが、さて、このイベント、私のとって裏の使命があるのだ。この美術館の特設ショップに、このイベントにちなんで、このイベントでしか入手出来ないある商品がおいてあるのだ。3点ご紹介したい。それがこれ。 (その一) インスタントラーメン「ツタンカーメンメン」 ![]() ![]() ![]() 左から、しょうゆ、みそ、しお。ツタンカーメンのにやり顔が実にいやらしい。 (その二) ツタンカーメン 黄金のラスク ![]() ご丁寧に、”黄金のマスク”じゃないよ・・の注意書きもちゃんとある。 ![]() (その三) 「ツタンカーメン面」 ![]() いわずもがな。商魂たくましや! |
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台風10号「ダムレイ」が種子島、屋久島地方を直撃した。沖縄もそうだが、種子島・屋久島地方は「台風銀座」と呼ばれるぐらい、毎年台風がやってくる。今後も続々やってくるだろう。今回のように、中心が種子島・屋久島地方にドンピシャ通過するのは珍しいが、「台風」は風物詩のようになっているので、自転車に乗っていて「がじゃぶ」(種子島人ならおなじみ)の集団に見舞われる・・・程度のなれっこである。
![]() ![]() 関東地方も台風が来れば、交通機関があっけなく麻痺する。だからそれなりの「覚悟」が必要だが、さすがのコンクリートジャングル。ジャングルの中は少々の事ではびくともしないし、東京の台風はスピードも上がっていて、さーっと通り過ぎてゆく。ゆえに、「台風が来るの?来るんだ!あっそうですか!」ぐらいの感覚でしかない。台風が駆け抜けるという点においては、都会人は、生活にも困らないし、恐怖心もないし、台風に思入れはない。 一方、種子島である。種子島人も慣れているとはいえ、人間で言えば青年期、エネルギーいっぱいの暴れん坊将軍。時に何かを物色するかのようにゆっくり進んだり、ぐずぐずと停滞したりする。 久しく帰っていないので最近の住宅事情はよく分からないが、小さい頃の実家は、まだ、あばら屋のような古い日本家屋だった。昔の大工の仕事は見事で、台風の度にグワングワンと揺れはするが、倒壊することは無かった。・・・が、揺れるのは怖い。ある年の台風は猛烈な暴風で、揺れに揺れて今にも倒れそうになり、隣の鉄筋コンクリートの倉庫に一家避難した記憶がある。 ところで、不思議なこともある。東京で言うところの床下浸水、床上浸水などは記憶にないし聞いたことがない。そんなことを言うと、どれだけ小さい島と思っているのか「雨が降っても降ってもすぐに海に流れるからでしょ!」とのたまうヤツがいる。まぁ、おぬし、住んだことがあるんかい!とイラっとはするが、なまじ間違っていないのかもしれない。山崩れ、崖崩れ、道路の陥没、河川氾濫、家屋倒壊・・・・・・なんでもあれっちゅえば何でもあれだが、不思議と誰かが死んだという話な聞かないなぁ。やっぱ、慣れっこなのである。 さて、長い前説はこの辺にして、ここから本題である。 問題は台風がやってくる時期だ。7月、8月にやってくると・・米農家は青くなる。我が誕生の地、平山地区は種子島有数の米処である。今は土地改良(細切れの田んぼを潰して大型機械が入れようにフラットにし、自然の川を潰してコンクリートにし、灌漑をよくする)が進み、「実りの秋」は「頭を垂れる稲穂」で壮観である。 いみじくも「実りの秋」と言ったが、種子島ではこの「実りの秋」が、7月、8月なのだ。烈火のごとく暑い夏に稲を刈り取るのだ。おかげで、農家の子供たちの夏休みは、悲しいかな、稲刈り・稲こぎに追われるハメになる。それが当たり前なので何の疑問も湧かないが、こうやって種子島を飛び出て、都会人の夏休み事情を知ってみると、「あの青春の夏休みを、おい!返してくれ〜〜」と言いたい(笑)。 ちょっと脱線した。もうお判りだろう。収穫を待つ「頭を垂れる稲穂」に暴れん坊将軍が大暴れするのである。農業とは「自然のツンデレにかき回される生業」であるということを強烈に思い知らされるのが台風なのだ。 一家を路頭に迷わせるか否かのギャンブルなのだ・・・と、ここまで書いて、原稿用紙が切れてしまったので、この続きは、また別の日に・・・・。 |
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去る7月21日、種子島宇宙センターからH2Bの3号ロケットを使って「こうのとり」が打ち上げられ、28日に国際宇宙ステーションとドッキングが予定されているのは御承知の通り。
![]() ところで、東京お台場を走る「ゆりかもめ」も運転手の居ない無人運転の交通機関という事に驚くが、「こうのとり」も無人の輸送船である。同じ無人でもレベルが全然違う。遠隔操作で、しかも針の穴に糸を通すぐらい難しいといわれる国際宇宙ステーションとのランデブーをやるんだからまぁ凄い技術だなぁと感心するが、復路ではその偉業も空しく大気圏に突入させ燃やす・・・要するに使い捨て。「こうのとり」にしてみればやるせないだろう。なんかもったいない気がするが・・・私だけか。 さて、技術面の話は正直よく分からないので別のサイトに譲る事として、「種子島宇宙センター」の話をしたい。種子島の街に掲げる垂れ幕や看板などによく使われる観光キャッチフレーズは、およそ「歴史と未来の玄関口、種子島」であろう。「歴史」とは「鉄砲伝来の地」、「未来」とはもちろん、「宇宙センター」を指す。 「歴史の玄関口」でいうところの鉄砲、すなわち火縄銃は戦国の舞台ではこれもご承知だろう「種子島」と呼ばれていた。時代劇の台詞にも時たま登場する。「赤いシリーズ」と言えば「山口百恵」、「山口百恵」と言えば「赤いシリーズ」、「種子島」と言えば「火縄銃」、「火縄銃」と言えば「種子島」。種子島の西之表市に「鉄砲館(種子島開発総合センター)」があるので是非立ち寄って頂きたい。いつもガラガラなのでじっくり勉強できるぞい。 ![]() 一方、私がおぎゃーと生まれた年に宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構)が誕生した。宇宙開発事業団、頭文字を取って「NASDA」。ナスダと読む。えっ?「NASA」のパクリではないか?私は「NASAだぁ!」と読んでいた。それはともかく、打ち上げの本拠地が種子島に決まった。これが後の「種子島宇宙センター」である。このセンターと私は同じ歳、言わば一心同体少女隊なのだ。 正直、鉄砲伝来の地といってもただののっぺりとした海岸でしか無く、そのほか、特産品も目立つ産業もな〜んにもない南の孤島に、宇宙センターがやってきたことは島の自慢でもある。原発じゃなくて良かった。それにしても、ロケットは赤道に近いところから打ち上げる方が効率的と言われるが、種子島より遙か南に沖縄があるじゃないか!と疑問に思われる方もいるだろう。昭和44年当時は、沖縄はアメリカ、外国であった。小笠原はどうなのだ!小笠原もアメリカから返還されたばかりだった。 そんなことはどうでもよい。東京在住の方に「種子島と聞いて何が浮かぶ?」と聞くと、「鉄砲(又は火縄銃)」、「ロケット」この2つで円グラフがほぼ埋まる。あとの隙間は「五島列島・・じゃないよね、対馬系だっけ?石垣島方面??・・南の方・・・か??」という反応で完全に円グラフが埋まる。質問を変えて、「種子島は何県?」と聞くと、悲しいかな正解率は5パーも満たない。 インターネット全盛の現代でも、「トウキョーでは、ちょんまげのサムライが刀指して歩いている」と思っている外人がまだ居るということに日本人は憤慨するが、そんな日本人でも、種子島は「ひょっこりひょうたん島」のモデルと本気で思っている方がいるから困る。大型台風でも吹くと、一旦、台湾の港に避難して通り過ぎ去るのをじっと待つ・・・と本気で思っている猛者もいる。どんだけちっちゃいんだか・・・。 またまた、そんなことはどうでもよい。この種子島宇宙センターは、大自然しか無い「海の孤島」につくったから「自然に囲まれた世界一美しいロケットの発射場」で知られている。それはそれで自慢のタネだが、外国と戦争になったら、いの一番に原爆を落とされるという見立てもある。そんな政治的なお話しも別のサイトに委ねるとして、宇宙センターにまつわる四方山話を、今後、日をあらためてご紹介したい。 |
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自動販売機に「ネクター」や「コーラ」と並んで「お茶」が登場した当時の事をおぼえてらっしゃる方はいるだろうか。相当なインパクトがあったことを私は覚えている。良い意味ではない。悪い意味で・・。
「えっ?お茶を買う??どういう事??」 正直、驚いた。「お茶」は、家で急須にお茶っぱを入れて湯を注いで飲む、リーズナブルな飲み物。冷たくしたけりゃ、冷蔵庫で冷やせばよい。お茶ごときに何故、こんな値段で買わなきゃならんのだ・・・・と。 「お茶や水を買う」そんな概念が当時の私は全くなかった。それが、どうしたことだろうか、今は自販機では「お茶」しか買わない・・(笑)。最近ではなんと水も買う・・・・。 さて、ちょっと脱線するが、お茶の「伊藤園」で思い浮かぶ製品は海老蔵でおなじみ「お〜い、お茶」だろう。この「お〜い、お茶」のペットボトル版が、アメリカ、特にシリコンバレーで大ウケにウケているらしい。 何故なのかはよく分からないが、神秘あふれる東洋のオリエンタルな国の”スーパーダイエット飲料”とでも触れ込まれているのだろうか。 さて、本題。伊藤園「お〜い、お茶」でなく、サントリーの「伊右衛門」の話。 夏に向かうこの時期、サントリーの「伊右衛門」にはスペシャルな”おまけ”が付いている。それは「手ぬぐい」。コンビニなどで目にとまった方もいると思う。 ![]() 私は汗っかきなので、顔を洗える施設があれば必ず顔を洗う。普通は公衆トイレだが、スタンダードな正方形のハンカチーフでは全然役不足なのだ。1、2回使っただけでびちょびちょになってしまう。だからといって、洗顔用の”タオル”にすれば落着するのだが、ポケットに入らないので携帯に向いていない。 手ぬぐいが実にちょうど良いのだ。 ![]() ただ、難点もある。女性陣達には・・・見下される(笑)。顔がキムタクバリであれば、むしろ「おしゃれ〜、カッコイイ」となるかもしれないが、そうじゃない場合は、身だしなみや身につけている時計などの装飾品、洋服のブランドなので男の品定めをする生き物らしい。 そんな彼女らからしてみれば、「伊右衛門」のロゴがデカデカと入っている手ぬぐいを、ハンカチ代わりに使っている男は、アウトオブ眼中、相手にされないのである。 嗚呼っっと、ねたみ気味にちょっと脱線した。 「伊右衛門」はれっきとした飲料水、でもこの時期私は、”生活必需品”として大人買いをするのだ。まんまとサントリーの術中にはまっている感も否めないのだが・・・・。 ![]() |
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種子島にお住まいの方に問う。「準急電車」と「快速電車」の違いは何だろうか。
そもそも島に電車なるものが走っていないのでこれは失敬、愚問だった。・・・と、思いっきり上から目線でものを言ってしまったが、何を隠そう東京に20年以上住んで、移動手段はもっぱら電車の私でも、それらの定義も全く判らず、違いもよく分からない。 西日本地方に降る雨は、情緒ある梅雨・・を通り越して猛烈に暴れ、死者も出し、遂に激甚災害に指定された。まるで東北のあの津波の再来かと思わせる、デジャブ的厳しい映像がテレビでバンバン流れる連休であったが、ぶっちゃけ、所詮は他人事。いやぁ、東京は平和だねぇ〜。どっか外でも出かけようかと思いきや、ここ東京のピーカンぶりは尋常じゃない。 「猛暑」いや、新聞では「酷暑」が踊る。「猛暑」と「酷暑」はどう違うのか、・・んな違いなど、考えることすら吹っ飛ばす、殺人的気温だ。しかも、東京は夜中も暑い。太陽ギンギラギンの南国種子島でも、「熱帯夜」なんて概念もなければ言葉もない。 20年ほど前の夏、オヤジが上京した事がある。高齢の父親を見て、はて、こんな機会は今後無いであろうと思うと、東京のどこを物見遊山すればよいか悩む。結論から言うと、寅さんこと葛飾柴又を選んだ。寅さんと言えば、種子島島民でも知っている。その誕生の地を案内すれば、種子島を凱旋する時、良い土産話になろうという公算だ。そして、な、なんと柴又にはちょっと歩けば、細川たかしの歌で有名な「矢切の渡し」(元はちあきなおみの持ち歌)も在る。「矢切の渡し」は、かの国の選挙率ごとく、種子島では100パーの知名度だ。 ![]() ![]() 実際の「矢切の渡し」舟には、船外機がついてるぞ。なんと、手漕ぎじゃ無いてことっす。 オヤジをその「矢切の渡し」に案内している時のことだ。「あの〜、種子島の方ですか?」と後ろから声をかけてくる女性がいる。驚いた。こんなシチュエーションは珍しいを通り越して奇跡である。蓋を開けてみれば、彼女も種子島出身の方だったのだ。世の中は意外に狭く、悪さは出来ないものだ。 オヤジのみならず、種子島人は、島民同志、誰々の親父の兄弟は誰々で・・・などという相関をある程度知っている。オヤジと彼女は初対面であったが、彼女の親せきを知っていた。オヤジも非常に驚いていたし、彼女も驚いていた。 なんで、彼女は、私たちが種子島出身だと確信したか、私達の身なりが田舎くさかったから?挙動不審だったから?・・・否、違う。オヤジと私との会話からだった。彼女に問うてみると、「今日は”ほなく”と言っていたから、間違いない!種子島の人だと判った」とのこと。 種子島弁では「暑い」という事を「ほなく」という。「今日はほなく」は、まんま「今日は暑い」なのだ。「ほなく」は「ほなく」であり、言葉が当てられない。「寒い」と「しばれる」は全然違う・・・という感覚に近いんだろうか。 昨日よりちょっぴり暑いと「ほなく」となり、相当暑いときは、副詞「あばっちぇん」や副詞「があゆう」を付ける。「あばっちぇんほなく」「があゆうほなく」となるのだ。 ヨシボーさんは南国出身だから、東京の暑さなんてへのようなものでしょうと、よくからかわれる(笑)。えせ都会人気取りの種子島人である私が声を大にして言おう。東京のそれは尋常じゃないし、特に「熱帯夜」はスーパーウェポン、思考回路すら焼き切ってしまう。 そうかんがえると「熱帯夜」の、あの気がおかしくなる暑さを種子島に住んでいる人たちに伝えるにはどう表現すればよいのだろう。 ・・・・と、つれづれなるままにかきつくれば、ふと、原発問題が頭を横切る。福島は原発問題で今、大変な事になっている。電気がないと何も出来ない私は、福島の犠牲の上で贅沢三昧だ。ぶっっちゃけ本音を言おう、この「酷暑」を乗り切るには、クーラーをガンガン使い、コーラをビンビンに冷やし、シャワーをジャンジャン使い、世間体を気にするあまり、気持ちのこもらない「原発反対」を高らかに叫ぶ。 「酷暑」を前に、福島の犠牲はあっけなく無力である。 |
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「それが普通だよ!」「それが常識だよ!」
様々なシチュエーションで登場する台詞の一つである。イーコール、まぁ、やっかいな言葉でもある。何をもって「普通」なのか、何をもって「常識」なのか・・・・・、本人の主観や経験、道徳観が入る問題だからだ。 種子島でモヤー(標準語で言うところの「寄り合い」)を開催する時は、10時にスタートしたいなら「9時30分までに集合」とアナウンスしなければならない。10時に集合してね!!で、ぴったり10時にスタート・・・・なんて、望む方がアホなのだ。「種子島時間」・・・・それが種子島では普通であり常識なのだ。 ひるがえって、時間にすこぶる厳しい大都会東京ではこんな感覚はあり得ない。都バスや電車の時刻表を見てほしい。例えば11時33分発・・・・などど、分刻みだ。種子島の町営バスの「11時ごろ発」とは大違いである。 「トマトには砂糖をかけて食べる」。 これも、種子島では至極「普通」である。ちなみに、お醤油は超甘いし(キッコーマン醤油も、な、なんと、種子島仕様になっている)、つけあげ(標準語で言うところのサツマ揚げ)は、3時のオヤツのようにスイーツ化しているし、なんと、お茶うけには黒砂糖の固まりがそのまま出る。 種子島では至極「普通」なのだ。 だからって種子島の諸君!種子島感覚で、トマトに砂糖をかけて食べてはいけない。 「トマトは普通は塩でしょ!なんで砂糖なんかかけちゃうのよ!」と怪訝な顔・・・というか、異星人接触遭遇のような反応が、その場の空気を固めてしまう。 ここから本題である。東京のスーパーでの野菜売り場ではこういう光景が自然だ。 ![]() ![]() 最近のスーパーでは、キャベツは包装をせず、丸々そのままの姿で売るスタイルが増えている。”産地直送”の演出のためか土までつけているのは涙ぐましい。それはそれで良いのだが、ほとんどの主婦層がキャベツの外側の青々した部分をむしり取って捨ててしまうのに一言申したい。 何故それを捨てるのだ?何故食わないのだ? ![]() ![]() 腑に落ちない私は、職場の主婦の連中に聞いてみた。 「私は普段、キャベツを買わない。なぜなら、売り場の専用ボックスにお客がむしったキャベツがてんこ盛りだから。私は会計を済ますと、その捨ててあるキャベツを三角袋(標準語でいうところの「レジ袋」)に詰めるだけ詰めて帰る。そうすれば、キャベツはタダじゃん」と、プチ・カミングアウトをした後、 「そもそも、なんで捨てちゃうのか私には判らない!値段に入ってるじゃないか。もったいない精神はどこに行ったのだ!」とのたまうと、まぁ〜集中砲火である。 「あんたねぇ、犬猫じゃないんだからさぁ、そんなことすんの、ヤメなさいよ〜。普通はそんな青々しい堅いところなんか、食べないでしょう!普通は・・・・・」 でたよでたよ!「普通」! |
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爆笑問題が今の旬の話題を紹介する、とあるNHK番組。 先日の回は「沖縄」だった。 現地沖縄ロケで住民を交えてのトークと米軍基地潜入が中心であったが、あるコーナーでは会場のお客さんが生活の上でかかえている問題を紹介していた。そこで、私が気になったのが「今の若い人たちに大和言葉が広がっている」という、ある老夫婦の指摘である。 自分たちが語りかける言葉が、孫に通じなくて将来を危惧されているのだろう。ちなみに「大和言葉」とは「標準語」の事だそうだ。・・などと、上から目線でほざいているが、何を隠そう,、都会人を気取っている私も南国種子島出身であり、種子島では種子島弁をしゃべる。 種子島でおぎゃーと生まれ、旧県立中種子高等学校を卒業し上京するまでの間より、はるかにしのぐ時間を大都会東京で費やしている私の種子島弁は変らしい。ネイティブからするとちょっとしたインテリに聞こえるらしい。田舎に戻ると「かぶれ者」とバカにされるのは推して知るべしであろう。 正直、夢の中の会話もほとんど標準語だし、田舎にいても、頭の中で種子島弁を組み立ててから話さないと会話が詰まってしまう。それでもある意味バイリンガルである。種子島弁に加え、なんと標準語をもマスターしているからだ。 これは誇ってよいだろう。 話を戻そう。 私も、その老夫婦の指摘のとおり、第一言語であるところの、種子島弁も、はずかしながら100パーではない。幼少の頃、おじいちゃん、おばあちゃんの会話はちょっとやそっとじゃ分からなかっし、どういう意味だっけ?と聞き直すことも無くはなかった。 今、種子島の若い夫婦の家庭ではどうしているかというと、聞くところによると、子供に強制するのは標準語。ただし、親同志は種子島弁、子供同志も種子島弁、親と子供の会話だけは標準語入り・・・・らしい。ホントなのか?? こんな風に、かつてはエッジが効いていたはずの種子島弁も、押し寄せる標準語の波と、本土に対する劣等感でだんだん削られていってフラットになり、標準語と融合してゆくのだろう。(・・・って、ちょっと横文字も多用してみた!ワイルドだろう!?) ![]() ![]() ![]() 種子島弁で”カエル”は「ばっく〜」。他に「ヒッキー」とか「ヒョッコー」とか言っていたかも。”ガマガエル”は「よるばっく〜」。宴会の余興は「ばっく〜舞」。 またもや脱線した。話を戻そう。 番組中では、沖縄の方言も紹介されていたが、沖縄は元々「琉球」という、言葉も文化も全く違う異国だったのだ。 琉球の単語は、ヤマトンチュ(日本人)の単語とは、”つくり”からして煮ても似つかない訳で、同じ南の国の種子島人である私も、沖縄弁は外国語、さっぱり分からない。 嗚呼〜こうも違うんだ〜と、この番組であらためて痛感した次第。 ・・・で、最後に、出血大サービスとして、皆さんに代表的な種子島弁の文例を5点ご紹介したい。 例1) ぬしん ばき〜は みなとりが えじぇちぇら〜や〜 例2) こん たかきびゃ〜 しぇしぇん じぇがよかけりゃ〜や〜 例3) そん い〜ぼんべぇ〜ば くうちぇみれ〜や〜 例4) どんが とんみ〜は え〜くろ〜ちぇ ぼ〜けたっちゅわ〜な〜 例5) おいが けな〜にや〜 あばっちぇんな はんき〜もっこ〜が おら〜や〜 どうだろうか。沖縄弁との”つくり”の違いは十分お分かりだろう。種子島は沖縄と違って本土に近い。よって、言葉も本土に近いのでここで解説せずとも意味はすっ〜と入ると思うが・・・。ちなみに例2の「じぇがよか」の標準語は何を当てればよいのか・・・・・わからない。悩みどころだ。 だいじぇもよっから「じぇがよか」のニュアンスをばアドバイスしちぇくれんちゅ〜。 |
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東京も暦で言えば目下、梅雨にどっぷり浸かっている・・・はずが、今日は晴れ。今年の東京は空梅雨なのかな。
・・ともかくも、夏に向かっての通過点であることは違いない。
夏と言えば毎年行う行事がある。「ゴキブリ対策」である。皆さんはどうしてるんだろうか。 東京の自宅でも、クロゴキブリの子供が壁を這いずり廻るようになった。なぁ、そんな時期がやって来たのだ。 1匹目撃したら、見えないところには100倍居るとか、自分の家は団地で、隣近所から侵入してくるので、 自分とこだけがんばってもあまり意味ない・・・・という定説は先刻承知だが、これは気持ちの持ちようの問題なので、今年も昨年に引き続き、「コンバット」予防線や「ゴキブリホイホイ」予防線を徹底的に仕掛けると共に全部屋の「アースレッド」消毒をやることにした。 ![]() さて、種子島では「ゴキブリ」は「クロジョウ」と呼ぶ。漢字で当てると「黒嬢」だろうか(?)。三島由紀夫の小説に出てきそうなエロいネーミングである。 種子島での我が家では、ムンムンする常夏の夜にクロジョウを見ないことは無かった。おしなべて、島民は見慣れてはいるが、さすがに「クロジョウ大好き!」という人は居ないだろう。 種子島でもやっぱ嫌われ者なのだ。 クロジョウは空を飛ぶ(意外に知られていない・・・)のでこれまたやっかいだ。不意打ちで飛んできて洋服に止まったりすると冷静でいられないし、寝室の蚊帳(かや)に、 蚊がたかっているなら蚊帳も本望だろうが、クロジョウが蚊帳にたかって、足を引っかけてもがいてしている姿はやっぱ気持ちが悪いし、 それを振るって中に入って寝なきゃならない事を思うと、さらにブルーになる。ちびっ子達はトラウマになるに違いない。 だからといって、徹底的に駆除しようとはしない。心根がやさしいから・・・いやいや、きりがないからだ。現実を受入れている。 だから、島民は、クロジョウを見て見ぬふりはしないが、都会人のようにキャーキャー大騒ぎして逃げ惑うということはしないのだぁ。 もう一つ理由がある。種子島には「サツマゴキブリ」なる大御所が居るのだ。森の掃除屋さんと言われていて、台所などの人間の生活圏にはまずは居ないのだが、 公園(・・・といっても種子島の公園は、公園なのか野っぱらなのか、荒れ放題で判らない(笑))や、時としてブロック塀とかでかち合う場面があるのだ。 ![]() 相当グロい。羽は退化。 頭の縁に白いラインがあるのが特徴。 羽が退化して甲羅のようにグロ光りして、触る勇気は無いがカッチカチに堅いのだ。ちなみに漢方薬の材料としても注目されている。東京のちびっ子が見つけたら、「クワガタ!クワガタ!」と大はしゃぎしても不思議ではない・・・・。 こんな、横綱クラスが、そこら中でばっこしてるのだから、東京でおなじみの、序二段の「チャバネゴキブリ」や小結の「クロゴキブリ」クラスでは、種子島人は決して動じない。 |
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80の大台に乗ってしまった。体重のことである。つられて、体脂肪率も25パーをいったりきたりしている。体脂肪率の場合は、年齢からして20パーセントぐらいがぎりぎり「肥満」と呼ばないレベル。それを軽く5パーも超えているので、「肥満」の域になる。
下のグラフを見てほしい。このグラフは2010年6月からせっせと記録している体重と体脂肪の推移である。
![]() 一時、盆地のように両者ぐうっとグラフが下がっているが、これは @夜ご飯をカット A寝る前に筋トレ B朝は早朝ランニング ・・・、と今考えるとゾッとするカリキュラムをこなしていた時代のたまものだ(笑)。 結局、日中、頭がもうろうとなり、睡魔に悩まされた・・・・。こんな生活が長く続く訳がない。 そんな時代のことはさておいて、今である。 太る、イーコール食事の栄養バランスの悪さと運動不足・・・・・これに尽きる訳だが、 これに加え、加齢も関係するらしい。生理学的にも、加齢とともにエネルギーを脂肪に換えてため込むようにDNAレベルで出来ているそうだ。 つまりは、普通に飯を食っていたとしても、ちょっとでもカロリーオーバーするとせっせと脂肪に換えるらしい。 その仕組みは詳しくは知らないが、自己防衛本能、すなわち、将来来るかもしれない飢饉に備えてせっせと栄養を備蓄するようにできているそうだ。 将来に対する保険といったらよいかはたまたセーフティネットといったらよいのか。 不肖ヨシボー、20代の頃は62、3キロだった事を考えると、80キロの大台はやっぱマズイっしょ。とにかく、女の子にもてる為には、見た目が大事。顔は両親を恨むしかないが(笑)、せめて体の線だけは歳をとりたくない!! まずは、食事の改善で5キロ分の減量から始めたい。実際効果があったという知人からのアドバイスで以下のルールを設定した。 @トクホ飲料「ヘルシア」を1日1本飲む。 知人B氏からのアドバイス。花王が発売している特定保健用食品「ヘルシア」を毎日1本づつ飲み続ける。ただ飲み続けるだけで、なんと1ヶ月で3キロは痩せるらしい。 ただ、ヨシボー的には350ミリリットルボトル1本180円もするのが痛い。 ![]() A朝食は必ずとること。ただしオートミールのみ。 知人K氏からのアドバイス。1日3食はきちんと食事をするが基本。ただ、朝だけはオートミールにし、時計が夜9時過ぎたら一切食べない。だからその前までに食事は済ます。 すると、時間は掛かるが徐々にやせるとのこと。 「オートミール」ってなんぞや?とおもって、調べてみたら、オーツ麦という麦の粉のようでスーパーでも置いてあるとのこと。牛乳で練ってたべるらしい。相当マズイらしいぞ。 アメリカではメジャーみたいだが、そもそもアメリカの朝食はシリアルなるコーンフレークに牛乳ぶっかけたもので平気なんだから、抵抗はないのだろう。 朝は米食の私としてはこの先大丈夫だろうか。 ![]() き・き・きもい・・・。 今後も定期的に経過報告をしたい。 ![]() ![]() 2012年6月17日現在の私。よく言えば貫禄が付いた!悪く言えば典型的おっさん体型になり果てている。 |
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庶民の強い味方、立ち食いそば屋。安くてさっと食べれられて、しかもヘルシー(??)。独り身にはうれしい。
都内の有名どころでもあり規模の大きさでいえば、やっぱ帝王「富士そば」だろう。主要駅周辺には必ずある。”もり”で270円。いや〜安い!しかも、コシがあってうまい。そば粉は石臼で擂るらしい。 ・・・が、私が最近はまっているのは「小諸そば」だ。東京都内といえども、お店があまり無いというのが口惜しいが、さらなるチェーン展開を期待して、今日は「小諸そば」について書きつくる。 帝王「富士そば」から「小諸そば」にシストした理由。それは・・・・安さだ。”もり”で230円。質は帝王「富士そば」にくらべ確かに落ちるが、40円の差、これは驚きである。で、最大のメリットは、「刻みねぎ」と「カリカリ梅」がトッピングし放題ということだろう。 ちょっと待った。ここで「トッピングし放題」というと本来なら語弊がある。「刻みねぎ」や「カリカリ梅」は一応、端役「薬味」だからだ。テーブルにおいてある七味と配役は変わらない。 この役者らはつまりは「他のお客に配慮して自由にお使いください」・・・なのだ。が、よしぼーにとって他のお客のことなどどうでもよいのだ。井上陽水の歌にもあるではないか。 ♪都会では自殺する若者が増えている。・・けど、そんなことは知ったこっちゃない。私にとっては今日の雨、傘が無いのだ♪ とにかく腹いっぱいにしたいのら〜〜。ということで、よしぼー流「小諸そば」とはこう付き合え・・・をご紹介したい。 @まず、空いてある席を確保する訳だが・・・・目の前にある刻みねぎ入れの中をチェックするというのは基本中の基本である。十分にネギがチャージしてあるか確認しよう。 ![]() A次に、カウンタでそばを注文しよう。付けつゆと麺。ん〜ん、シンプル。 ![]() B半口サイズ・・・半口ですよ!・・・のそばを取り分けた後、 ![]() Cネギを”これでもか”という気持ちでたっぷりオンしよう。実質、ネギ、オンザ、ソバ・・・・。 ![]() Dそして、口に掻き込もう。口いっぱいにほおばると、強烈ながら新鮮なネギの味が口いっぱい広がり、ほのかに・・ちょっとだけ奥底からソバの香りがするはずだ。 あれ?今日はそばを食べに来たんじゃなかったっけ???と、前頭葉が混乱するが、ネギが端役から一気に主役に変身する感慨ひとしおの瞬間である。 E前頭葉が正気を戻すと、少々変化がほしい。そこで「カリカリ梅」の登場である。 ![]() さすがに多くは食えないがそれでも食べ放題。塩気がさらに食欲を増し、三つどもえのハーモニーとなって・・・・これで・・・これでたったの230円・・・・230円でいいのか?・・・・・・本当にいいのか?・・・・・ザックジャパン!!いいんです! F満足した頃には、目の前のネギ入れが、すっかり空にぃ〜〜〜ごちそうさま! ![]() |
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じきに梅雨の時期に入るが、まぁ、窓の外は初夏さながらである。私はオールシーズン長袖スタイル。もちろん夏でも・・・。Tシャツもほとんど着ない。長袖シャツオンリー。何故か?夏の紫外線が怖いから・・お肌に・・・って言うと、生粋の南国生まれが何を言うかとお叱りを受けそうだし、どこぞの市役所職員のように腕に入れ墨が入っているから?というとひんしゅくを買う。
単純な話である。半袖は夏しか着れないので寒いときは箪笥の中だが、長袖はオールシーズンOKだから・・それだけである。要は、経済面、お金がかからないからである。 さても、さても、今日は洋服のお話。地元駅からちょっと歩いたところにある場末の洋服屋みたいなところの店先の、『ヤングシャツよりどりみどり3枚で4980円』・・という張り紙が目に入った。「ヤング」とは古風な・・・と思いつつ、「ヤング」と銘打つお店と聞けばなんとなく雰囲気が目に浮かぶはずである。・・・で、私はバッチリ中年オッサンなのにこの「ヤング」に食いついたのである。 普段は、イトーヨーカドーやケイヨーデーツーなどの大型日常品量販店で、気が向いたら安い洋服を買うのだが、やっぱ、オッサン視点っで見ても、デザインはオッサンに輪をかけて”オッサン仕様”。ユーザーがおっちゃんおばちゃんだから仕方ないのだが、そんなこんなで、たまにはこういう洋服専門店で買ってみるか・・・とちょいと店に入ったのだ。 お店に入ると、なるほど例の長袖シャツが吊されていた。おお〜これで1枚およそ1700円は安いなぁ、そしてサイズもOK・・・とささっと3枚買ってみた。が、家に帰ってじっくり見てみるとなんかおかしい。XLサイズを買ったハズなのに妙に袖が短い・・・。着てみるとそれは顕著だ。 ![]() 羽田孜内閣政権で話題になった「半袖スーツ」並の滑稽な袖の長さに、徐々に不安がぁ、そして、これは詐欺ではないか?・・・・と怒りがこみ上げつつ、よーく値札を観てみると、生命保険の注釈書きよろしく、小さい文字で「七分丈」と書いてある。 はぁ?七分丈?なに?ナニ?「七分丈」。「半袖」・・・でもなく、「長袖」・・・でも無い。「七分丈」って・・・ナニ?意味わかんなくなくない?? この「七分丈」、ネットで調べてみると、若者の間では普通に着こなしているスタイルらしい。既にオッサン化が完了している私の脳みその理解度を超えていてオーバーフローしてしまった。 コレは猛省である。見るからのオッサンが、背伸びして「ヤング」に気をとられたのがそもそもの間違いだったのだ。 スターバックスに入って、気取って”なんとかフラペチーノ”を頼んだまでは良いものの「トッピングはナニにしましょうか」と女性スタッフに聞かれ、アタフタしてしまって恥をかいたあのときの感覚が、みるみる蘇ってしまった。 |
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私は小さい頃から「自己主張」というものをしたことが無い。それをして良かった試しがないからである。長いものに巻かれる・・・事なかれ・・・これが間違いのない処世術であり、田舎での安寧術であった。もちろん、今でもだ。会社でもしないし、人間関係でもだ。「そこまで言うなら、じゃ、おまえのやりたいようにやれよ!」でお鉢が廻ってくるのがオチだからだ。自己主張=協調性無し=責任が廻る・・・ということだろう。
繰り返し言おう、”それでよかった試しがない”。 が、最近では考えがちょっとずつ変わっている。 新幹線で窓際の席を取ったハズなのに、知らない男が座っていても、ま、いざこざにならないだけましか?と通路側に座る・・・。 レジ前で私が先に並んでいるのに、他のレジが開いて「次のお客様どうぞ」と声がかかったとたん、後ろのおばちゃんがちゃっかり走り込んで行っても、レジのおにいちゃんにギャーギャーいってもちいさい男と思われるよりはましか?と我慢する。 ・・が・・・このなんとも言えない後味は何だ、不快感は何だ、正直者が馬鹿をみる感は何なのだ。 繰り返し言おう、最近では考えがちょとずつ変わった。ちゃんと主張をしよう・・・そう思っている。 で、本題である。 今日の夕食の舞台、某定食屋での話である。食券機で890円の定食のボタンを押したのに、10円しかおつりが出ない。1000円入れたハズなのに・・・である。 ![]() 問題の食券機 昨日の私なら、「ま、店員にああだこうだと説明するエネルギーと、その代償が100円というコストを天秤に掛けると・・・ま、”小さい男”と思われるよりはいいか」と不問にふしただろう。 しかし、今日の私は違う。「ちゃんと自己主張をする男」なのだ。 「あの〜〜、店員さん!おつりが100円足りません!出てきません!」と、近くに居た係員を呼ぶと、「いらっしゃいませ」という、すがすがしいかけ声とともに、食券機の釣り銭口をまさぐりながら、怪訝な様子。 「少々お待ちを」と言って奥に引っ込むと、しばらくして店長が登場した。これまた「いらっしゃいませ」とすがすがしいかけ声のもと、食券機の鍵を開け、基盤をチェックしはじめた。 これは大事になりだしたぞ!・・・・とバツが悪い変な汗が私の背中に流れると・・・すっと「もや」が晴れるように思い出した。 そうだ、いつもの癖で、手っとり早く1000円札を食券機に入れようとしたが、今日はなぜか小銭を減らそうと900円入れたんだった! つまりは・・・・おつりは10円で正しかったのである。 さぁ、この”上げた拳”をどうするばいいんだ!とさらに冷たい汗が背中を流れたのは言うまでもない。 ほらね、自己主張して、良かった試しはない。 |
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冷蔵庫やビニルハウスなど無かった時代の江戸の街では、庶民であってもこぞって「旬」、特に”初もの”にはこだわり、お金を惜しまなかったらしい。金を惜しまない・・ってホントか?と言いたいが、初ものに敏感だったというのはホントらしい。ま、生活の「艶」とも言えるし江戸っ子の「粋」ともいえようか。
否、どうも江戸っ子のみではないらしい。私を含めた日本人は「初もの」には弱く、血がビビッと騒ぐDNAがちゃんと受け継がれているものらしい。今月21日、東京スカイツリーがグランドオープンするが、展望デッキの入場券なんぞは、半年以上予約でいっぱいで、レディー・ガガ並の有名人でもないかぎり、地上600メートル越えの人類初の大都会観望はお預けのようだ。 さてさて、今、奈良でも一大イベントが進行形である。奈良吉野の山麓に建つ、金峰山寺(きんぷせんじ)のご本尊、「金剛蔵王権現立像」が日本初ご開帳中なのである。青い仏像なんて・・・ここ金峰山寺だけでないとどこにも無いらしい。 ![]() 金剛蔵王権現立像の図(どっかのサイトのパクリ。ごめんなさい!) テレビのCMでバンバン流れていたので記憶に新しいと思うが、「人生とは無駄時間の消化である」と豪語する独身貴族の私としては、その暇つぶしの方法には苦労する。いやはや、こんなイベント情報が耳に入るとDNAがうずくではないか。「日本初の開帳」という響きは実に美しい。 ということで、決してアウトドア派でも無いのだが、重いい腰を上げて、奈良県の中でも山奥の山奥、吉野まで行ってきた。南北朝時代には南朝の中心地だったというが、まぁ、山の山の山の中・・・・。 ![]() 吉野の山々(よしぼー撮影) 吉野までの道程をここでつらつら書いても、結婚式のホームビデオを延々見せられるようなものなので、ざっと割愛して、一気に金峰山寺のシーンにジャンプしたい。 ![]() 金峯山修験本宗 総本山金峯山寺蔵王堂(国宝)(よしぼー撮影) 確かに、荘厳で威厳があって大きい蔵王堂の中に、前出の写真のように4メートル近い巨像が3体、おめ見えになられていたハズが・・・・忘れたのだ、メガネを・・・観光バスの中に・・・。バス駐車場から30分もかけて参道を上がってきたので、この時点で引き返すなんてできっこ無い。普段はかけないのが仇になって油断していた。無念じゃ・・・・。 とにかく、なにか青い物体がデーンとあるだけは一応分かった。(本堂内は撮影禁止) これが、平成24年の奈良での世に言う、「無駄すぎる暇つぶし」である。 ![]() 奈良の大仏さんは、ちゃんとメガネをかけて、押さえてきたぞい。(よしぼー撮影) |
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愛知県名古屋市にある私立の高校「至学館高校」の校歌ってご存知??
これは限りなくJ−POP!! ま、学校行事で校歌斉唱のシチュエーションはいろいろありますが、私自身、体外はずかしくて歌えなかったです。こんな校歌だったらちゃんと歌ったかも・・・。 校歌つながりでいうと、種子島の西之表市に市立種子島中学校があります。統廃合して新しく誕生した学校ですが、その校歌を今映画音楽やドラマの音楽の作曲などで引っ張りだこの作曲家・西村由紀江さんが作曲されました。西村由紀江さんは、私が上京した時は無名の作曲家でしたが、年齢も近いということで、あるCDがきっかけでファンクラブにも入会していました。 西村さんも、今は40も過ぎたおばちゃん(笑)になりましたが、当時は二十歳過ぎなので、握手会などで近くで逢うと、べっぴんさんでその顔のちっちゃさにびっくりしたものです。当時の西村由紀江さんの面影がちょっとだけわかるユーユーブ動画はこちら。 ・・・・・で、なんで、氏が、南のちいさな島の学校の校歌を提供したのかと言えば、校長のお孫さんだったから・・・・なんだと。生徒さん!うらやましかりけり・・・。 で、私の母校、南種子町立平山小学校、南種子町立平山中学校、鹿児島県立中種子高校の校歌はどんなんだったけ・・と思い返してみると・・・・はずかしながら・・・出てこない(汗)。 みなさんは、母校の校歌を歌えます?? 南種子町立平山中学校の様子と校歌を紹介した動画(歌詞無し)がありましたので、紹介します。ちなみに、最初のカットはなぜか、平山小学校。南種子町立平山中学校はすでに廃校になってます。 |
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小学、中学、高校と12年、夏休み冬休みをつきなみだが経験してきた。夏休み冬休み前にはどさっとそれ用の宿題もらうので、自分なりにスケジュールプランを練り、最終日にはしっかり任務完了する準備万端で夏休み、冬休みを迎える。
が・・・だ。いざ、蓋を開けてみるとどうだろう。無理が無いよう綿密に計画したはずなのに、その通りに事が進んだことは12年間のうち、悲しいかな一度も無い。 なぜか?紙幅が無いのでここでは分析しないが、とにかく、12年間一度も無い。結局駆け込みやっつけ仕事か、友達の成果物を丸写し・・・で終わる。 さて、平成24年のゴールデンウィークに突入。田舎に帰る訳でもなく、旅行をする訳でもない。何か大きなイベントがある訳でもないので、毎度のことだが、ただ消化する為だけのゴールデンウィークになりそうだが、一応計画を立てる。 さあて、今日は初日。ね、やっぱり・・・・。早々にその計画が頓挫した。昨晩のテレ朝番組「朝まで生テレビ」を、まんま「朝まで」観てしまった。これは老体に堪えるねぇ。午前中がつぶれてしまった。 本当なら今日のプランは朝8時に朝風呂に入って、10時には東急池上線に乗って、「一日池上線ぶら〜り途中下車散歩」の予定・・・だったのだが、とたんに午後は暇になった。でも、ご安心あれ。こういう時のために、マイ、セーフティネットがちゃんとある。 上野にある(根津の駅が近いかな?)「EXIPO」。骨董品屋さん。この「EXIPO」はワンダーランドだ。その天井高々と積みあがった品ぞろえに脱帽。関東直下地震がきたら真っ先に圧死で死んじゃいそう。消防法も真っ青の夢のような空間だ。 ![]() とにかく、アイテムの幅の広さに唖然。一個一個観ていたら国立博物館並の時間が必要(笑)。とうてい一日じゃ、終わらないのだが、必ず掘り出し物に出会うこと間違いなし。 見よ!!この姿を!! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ほんで・・・・今日のまい掘り出し物は、この2点!! 1点目は映画「ジュラシックパーク」の水入れ。かっちょいい〜〜。 ![]() ![]() 2点目はウルトラマンのえもん掛け(ハンガー)。しびれる〜〜。 ![]() |
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今日も、テレ東は我関せず。他のテレビ局は当然といえば当然ながら、東北震災1年目の特番でみっちり。
あれから1年経っちゃいましたねぇ。会社ビルが異様な動きを見せて、慌ててつけたテレビでは、映画でもみているような、教科書の写真バリの大津波が映し出され、東京の交通という交通は麻痺。 携帯を使った安否確認訓練システムを会社は導入していたのに携帯が全くお陀仏で、ちゃんやら笑っちゃいました。 今思うと、危険きわまりない帰宅行軍強行で、夜中4時間半かけて自宅に戻った様子が、目を閉じると、昨日の出来事のように感じますねぇ。 また、夜、自宅の玄関ドアを開けて、唖然としたことも、今思えば、いい思出です(笑)。 ![]() 3.11リビングの様子。ベットもあるので、ここでくつろいでいたら・・・死んでた。唯一、買ったばかりの地デジTV、PCは無傷で助かった(奥の壁)! ![]() 3.11台所の様子。ここでラーメンでも作っていたら・・・・死んでた。 さて、東北大震災、福島原発。この1年の総括についてはいろんなメディアで企画されているのでそれにゆだねるとして、紙幅が足りないので多くは語れないのですが、次は・・・・東京ですよ。 首都圏直下型大地震で東京壊滅か、富士山大爆発で東京沈没ですよ。 いざそうなれば、なんとか乗り切って自分は大丈夫だろう・・という、全く根拠の無い妙な楽観思考でこのコメントを書いていますが、 今の内に、AKB48の写真集やら(笑)他人に見られたくない物達の身辺整理をしないとなぁと思いますね。パソコンもね! それと、スッポンポンのまま風呂場で圧死はやめてほしい。ましてや、キャバクラのテーブルで窒息死は親が泣くので勘弁してほしいなぁ。 |
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