ヨシボウナウ
(2008)






 2008.8.9

相変わらず、東京は連日猛暑。自宅にクーラーが無いので、部屋の中もうだるような暑さ。

でも、3時を過ぎるとさすがに暑さもちょっとだけ和らぐ。

午後を過ぎると部屋の方が暑さが篭っていて逆に死にそうになる。そこで、近くの公園で涼もうかなぁと思ったが、折角公園で涼むんだったら、かつて気になっていたある公園にいってみようと思ったわけだ。 その公園は、神奈川県川崎市幸区小倉に実際にある小さな公園で、「小倉かつら公園」。

自宅からだと電車で2時間ちょいのところ。早速、午後2時ごろ出発して、現地に到着した頃はもう夕方4時過ぎ。

この時間になると、あの暑さはどこへやら。すがすがしい風が公園を吹き抜ける。

この公園では、植樹に止まる蝉を捕まえようと子供達が虫取り網を振り回しながら走っている。そんな、都会では古風な姿を眺めつつ、コンビニで買ったおにぎりで軽い夕食を済ませながらボーっとするのは至高の時間である。

  
小倉??小倉さん??かつら?・・・・ん?なになに?




 2008.7.21

三連休も最後。この3日間、東京は猛暑である。30度を平気で超えている。私の家にはクーラーなんぞ無いので、扇風機から離れられない。

体力も削がれる。こんな暑い日は、いろんな「涼」があるかもしれんが、とにもかくにもまずは体あってのこと。土用の丑の日は鰻に限る・・・・鰻を食って精を出す・・・とはいえ、鰻も偽装問題で揺れ、何を食べさせられているのか判らず、ましてや国産鰻の高いこと高いこと。

ただ、スタミナ料理は鰻の蒲焼だけじゃないだろうけど、最近注目されているのがワニ肉だそう。鳥のササミに似ているらしいので本当にスタミナがつくのか?という疑問符も付くが、爬虫類の肉は体にいいらしい。

ネットでワニ肉の通販を知り、取り寄せた。ワニ肉を蒲焼にして「ワニ肉丼」にすればスーパースタミナ丼間違いなし。早速、夕食として試した。まずは『蒲焼の素』と『クロコダイル』。



ワニ肉(この場合、手羽先というのだろうか)をフライパンで焼き、蒲焼の素を付け、また焼く。この繰り返し。

 

ハイ、焼きあがり。

しかし、・・・・ぐ、ぐ、グロイなぁ〜。



これを温かいご飯の上に乗っけ、ハイ、スーパースタミナ丼の出来上がり。



さあて、早速、いただくことにしよう。今晩は大ご馳走である。それにしても、腕はちょっとリアル過ぎてでグロイ。

 

すっかり完食!ごちそうさま。

 


 2008.3.23

マグロ、特に黒マグロは絶滅危惧種になりそうな感じだ。大国中国がマグロの味を覚えてしまったようで、大金で世界中のマグロを買い占めているらしい。

だからかどうかはわからないが、高級マグロである黒マグロが激減しているそうだ。日本にも入ってこなくなっている。そんな世情の変化には全く関係なく、今まで寿司屋で黒マグロのトロなんか食ったことが無いので、絶滅する前に一遍食べてみたいものだ。

前振りが長かったが、先日ネットサーフィンしていると、通販で「マグロの頭入荷!」というページがあって手が止まった。1カシラ1600円。相場観が全くわからないので、安いのか高いのかは置いといて、最近、いろんなメディアでマグロのカシラ料理が紹介されている。

たかがアタマ、されどマグロ・・・。

食べてみたいなぁ。

ということで、煮付け用に1カシラ、焼き用に1カシラ、計2カシラ、3200円分を注文した。

馬鹿じゃないの?誰が食うの?とお思いの方いらっしゃると思うが、あったりまえじゃん、私が食うのである。 こつこつと食べまっせ。

先日注文していた物が今日届いた。まず、ファーストインプレッション!存外、大ききなスチロールケースにたじろいだ。



えっ、こんなに大きな箱で来るの?おいおい、冷蔵庫に入るのかよ?などと考えて、中を空けてみるとこれまたビックリ。

 

頭は2つに割ってあるが、どう数えても、3カシラ分。

あれれ?2カシラ分注文したよなぁ。うそだろ!と思い、請求書を見ると、2カシラ分のお代しか請求されていない。

なんと、1カシラはサービスらしい。

ち、ち、ちょっと待てと。

正直、これはきつい。冷蔵庫に入らないじゃん!ってゆうか、ホント要らない!余計!

某テレビショッピングでいう、「今日は、高級桐ダンスに、さらにもうひとつ、同じ桐ダンスをお付けします!」というぐらい、大きなお世話だ。

案の定、私の小さな冷蔵庫の冷凍庫には、1カシラ分が入らない。仕方無いので、今日の晩のうちに1カシラ、食べる事にした。 といっても、焼くにはそれなりの、煮るにはそれなりの鍋が必要。普通「マグロ頭も大丈夫!」んな・・・鍋など持っちゃ居ない。

慌てて、近くのホームセンターに駆け込み、一番大きな鍋を購入(間口30センチ)。



また、これは判るはずもないが、匂いが凄い!魚独特の生臭さが強烈。慌てて、近くのスーパーに行って生姜を買ってきて、臭みを取ることからはじめた。

いざ、調理に入ってみると、買ってきた鍋でも実は、ギリギリセーフ。たった1カシラなに・・・鍋が満杯状態。危なかったぁ〜。早速、塩水と生姜汁で水煮。



水煮を終え、あの強烈な臭みをとっていから、早速味付けに・・・。単に醤油と砂糖をぶっかけて甘煮にぃ。これぞ男の料理。



半日かけてじっくりと煮たものを早速、夜の食卓に・・・・圧巻。ギョロ目がこっちを向いている。ご飯と、マグロのカシラ煮・・・いや〜、独り身でこんなことをするヤツは不肖ヨシボー、私ぐらいだろう。



ちなみに、この、どろどろの「巨神兵」のような部分が、あの有名なドコサヘキサエン酸入りマグロの眼球、網膜っす。き、き、キモイ。

これを口に入れるのは勇気が要るぅ!





ここからは後日譚、がんばって食べたが、カシラの半分を食うのがやっと。残り半分は、明日の朝チャレンジだぁ。



ちなみに、半身があと、4個もある。冷凍庫を占領。困った・・・・・。



 2008.4.6

以前も書いたが、その続き。厄介者のマグロ頭問題。

買ったはいいものの、冷凍庫を占領し、強烈なマグロ臭を放ち、冷凍庫はおろか、冷蔵庫までも侵食し、袋に入っている酢らっきょうまでも、マグロ風味になっている有様。

酢らっきょうだけではない。確かに冷凍庫でコチンコチンになっているにもかかわらず・・・冷蔵エリアにおいてあるお味噌はマグロ風味、プロセスチーズは「チーズインまぐろ」、ニワトリ卵も割るとマグロの卵じゃないか?と思うほどマグロ臭が乗り移りまくり。

さてさて、前回は煮たのだが、今日の夕食では焼いて食べる事にした。さすがに、そのまま焼くには大きすぎるので、まずは解体。

マグロの頭は、解体してみればよく分かる。得体の知れな部分ばっかりで、ゼラチン質で神経と思われる筋の束があったり、脳髄のようなドロドロしたものが出てきたりなどなど、キモイ。これらが頑丈な骨格でしっかり守られているので、解体と言っても、どこにどう刃物を入れればよいのかさっぱり。

まずは「ドコサヘキサエン酸」たっぷりの眼球。試行錯誤しながらなんとか眼球を取り出してみた。

 

これが、眼球。で、でデカイ!





そして、ああだこうだと包丁を入れたり、強引に骨格を割ったりしながら、解体完了。当然、台所は飛び散る変な液体や血液で凄いことに。





では早速、焼いてみた。単純に塩焼き。こうしてみると実に壮観。目がキショイ。





めんどっちいので、台所のシンクで、焼きながらの夕食タイム。

おいしい部分もあれば、ん?と言うところもあり。

単純塩焼きでは例の魚臭さは消えないのでクセがある。香草なんかと一緒に焼くと、ましになるかも。 眼球は、中まで火が通っているか、ただ焼いただけでは心もとなくて、ニンニクと一緒にフライパンでソテー&蒸し焼きした。「あれ?高級フランス料理?」にも一見、見えなくもないが・・・間違いなくマグロのお目目である。





箸をつっ込んでみると・・・・・白目が出てくる。うわぁつ、キショイ!

・・・・とことで、冷凍庫にはあと3体残っている。

 



 2008.1.9

今日は財布の中身が寂しくなったので、少し多めに銀行でお金を下ろした。気をよくした不肖よしぼー、贅沢にも、ザーギンでルーヨーでシーメーと洒落込んでみた。

選んだお店は、イタリアンレストラン『GINZA SCHEVENINGEN』つまり、”ギンザ スケベニンゲン”というお店。

不肖よしぼー、今日はイタリアンレストラン??な〜んて、気取っているが、実は、ギンザにあるレストランと名の付くところに一度も入ったことはない。

都会人を気取ってはいるが、根っからの田舎者なので、天下のザーギンでシーメーなんて罰当たりと思うからである。 ぶっちゃけ、名前だけが気になっていて、名前だけで選んだのである。もちろん、職場の後輩を誘ってドキドキしながら入ったのである。

 


ま、大概の方はご承知と思うが「スケベニンゲン」とは、実際にあるオランダの都市名である。早速テーブルに着き、オーダー。

「すいません、あ、あの・・・こ、この、す、す、”スケベニンゲン”をお願いします!」(田舎者はしょうがないっすねぇ。)

すると店員さんは、言います。

「お客様、お酒は大丈夫ですか?」

「えっ?お酒????」

「はい。このパスタはアルコール度数が高いので、スープが日本酒を飲むような感じですが大丈夫ですか?」

「あっ・・・、は、ハイ!」


注文の声を発しておきながら、止めます!では、田舎者とバレるのと、後輩の手前、勢いで「ハイ」と言ってしまった。店員さんが念を押すそのパスタとは、一体、どんなパスタなのか!!

はい、これが「スケベニンゲン」です。

 


もろ、赤いスープが鮮やかな魚貝パスタですが、この赤いスープが実は赤ワインなんだそう。 お酒が飲めない私からしたら、魚貝どころか、まんま、赤ワインではないか。

アルコール臭がプンプン。ワインに浸したパスタ。店員さんが念を押した意味がわかる。 むろんスープは結局残してしまった。

ところで、カクテルメニューに”スケベニンゲン 3713”というのがあったので、飲めやしないクセに押さえとして注文してみた。これが『スケベニンゲン 3713』。3713って何?








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